魔弾の射手
青池保子の漫画作品『
エロイカより愛をこめて』の外伝的作品。NATO情報部に勤務するエーベルバッハ少佐の活躍を描く。
日本の作家が諜報戦を描いた同じカテゴリーの作品類の中では、その内容はきわめて洗練され、欺瞞や裏切りに満ち味方さえ誰も信用できない非情な諜報世界を巧みに描き、そのリアルな作風はジョン・ル・カレやブライアン・フリーマントルの作品に迫る風格を備えている。少女マンガではあるが、恋愛の要素が一切無く、打算や保身、国家利益の入り交じった中年以降の男たちの非情な騙しあいの世界をシビアに描く。
登場人物
コバルオン:エーベルバッハ少佐 雰囲気+通称「鉄のクラウス」→はがねタイプ
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最終更新:2011年11月17日 15:33