キャラクターの持つ友好能力とコストについての考察
目的
とある編集者がふと思ったことを書き綴っただけです。
友好能力の効果の類似性と制約から、各種制約や効果に
課せられる友好カウンターの数を考えてみました。
友好能力について
一口に友好能力と言ってもさまざまなものがありますが、
似た効果、若しくは同じ効果で対象が制限されるなどの
制限版?があります。
例1:アイドルの不安減 と 男子・女子学生の不安減
対象は同一エリアのキャラクター1人 と 同一エリアの学生1人
効果は同一(不安カウンター -1)
例2:教師の不安増減 と 男子・女子学生の不安減
対象は同一(同一エリアの学生1人)
効果は不安カウンター+1or -1 と 不安カウンター -1
これらの効果を1つ1つ素因数分解するように分けていき、
それぞれの効果や制約にかかる友好カウンターの定義を調べていきます。
分ける要素(素因数)
友好能力を分解するに当たり、要素は以下の3つと思われます。
1.対象
- キャラクター(暗躍カウンターの場合、ボードも含む)
- このキャラクター
- 同一エリアのキャラクター1人
- テリトリーにいるキャラクター1人
- キャラクター1人
- 死体1つ
- その他(使用済み1L1回のカード、事件1つ など)
2.効果
- カウンターの増減
- 不安カウンター -1
- 不安カウンター+1 or -1
- 不安カウンター+1
- 不安カウンター+2
- 友好カウンター+1
- 暗躍カウンター -1
- 暗躍カウンター+1
- 役職公開
- 事件犯人公開
- その他(移動解禁、ルール公開 など)
3.制約
- 対象
- 使用条件
- 1ループ1回
- 対象者が不安臨界以上
- 2ループ目以降
- 学校か都市にいる
- 神社にいる
- ループ中に既に発生した事件
- 友好暴発
- 拒否されない
なお対象と効果について、その他(鑑識官のカウンター移動など)は
考慮しようがないので、似た効果が存在するもののみを取り上げます。
考察
アイドルの持つ不安カウンター減の友好能力を取り上げます。
この能力を先の素因数に分解すると、
「同一エリアのキャラクター1人」+「不安カウンター -1」+「自身以外」
は、友好カウンター3に相当する、ということがわかります。
この組み合わせを基準として、各種素因数の友好カウンターコストを調べます。
1.「自身以外の学生」
アイドルの不安カウンター減の友好能力はコスト3
男子・女子学生の不安カウンター減の友好能力はコスト2
この差は「自身以外」と「自身以外の学生」のみ。
∴「自身以外の学生」(=対象者を学生に限定する)のコストは -1
上記の仮定を別の友好能力の組み合わせに当てはめると、
巫女の役職公開の友好能力はコスト5
教師の役職公開の友好能力はコスト4
この差は「条件なし」と「学生」のみ。
アイドルと男子・女子学生の組み合わせと一致したため、上記の仮定は正しいといえそう。
2.「不安カウンター+1 or -1」
男子・女子学生の持つ不安カウンター減の友好能力はコスト2
教師の不安カウンター増減の友好能力はコスト3
この差は「不安カウンター -1」と「不安カウンター+1 or -1」のみ。
∴「不安カウンター+1 or -1」のコストは +1
3.「友好暴発」
教師の不安カウンター増減の友好能力はコスト3
医者の不安カウンター増減の友好能力はコスト2
この差は「自身以外の学生」と「自身以外」
「友好暴発」 の2種類。
1.より、「自身以外の学生」を「自身以外」とする場合のコストは+1なので
∴「友好暴発」のコストは -2
4.「友好カウンター+1」
アイドル自身の友好能力2種類より、
∴「友好カウンター+1」のコストは +1
以降は直接絶対値を求めることが難しいものについて、付加条件をつけたり
相対的にのみ求まる素因数を書き綴っていきます。
5.「暗躍カウンター -1」
アイドルの不安カウンター減の友好能力はコスト3
神格の暗躍カウンター減の友好能力はコスト5
この差は「不安カウンター減」と「暗躍カウンター減」
「自身以外」 の2種類。
∴「暗躍カウンター -1」のコストは 「自身以外」の制約解除と合わせて+2
6.「暗躍カウンター +1」
アイドルの不安カウンター減の友好能力はコスト3
マスコミの暗躍カウンター+1の友好能力はコスト2
この差は「不安カウンター -1」と「暗躍カウンター+1」
「自身以外」 の2種類。
∴「暗躍カウンター +1」のコストは 「自身以外」の制約解除と合わせて -1
7.「テリトリーにいるキャラクター1人」
巫女の役職公開の友好能力はコスト5
大物の役職公開の友好能力はコスト5
この差は「同一エリアのキャラクター1人」と「テリトリーにいるキャラクター1人」のみ。
∴「テリトリーにいるキャラクター1人」のコストは 「自身以外」と等しい。
8.「拒否されない」「2ループ目以降」
サラリーマンの自身の役職公開の友好能力はコスト3
イレギュラーの自身の役職公開の友好能力はコスト3
この差は「条件なし」と「2ループ目以降」「拒否されない」のみ。
∴「拒否されない」と「2ループ目以降」のコストは同じ(但し、その値は不明)
9.「対象者が不安臨界以上」
アイドルの不安カウンター減の友好能力はコスト3
ナースの不安カウンター減の友好能力はコスト2
この差は「条件なし」と「対象者が不安臨界以上」「拒否されない」のみ。
∴「対象者が不安臨界以上」のコストは 「拒否されない」より1小さい
10.「学校か都市のみ」
アイドルの友好カウンター+1の友好能力はコスト4
お嬢様の友好カウンター+1の友好能力はコスト3
この差は「自身以外」と「学校か都市のみ」のみ。
∴「学校か都市のみ」のコストは 「自身以外」の制約解除と合わせて -1
何がしたかった?
要は、各種制約からコストを割り出し、それらを組み合わせることで
実在はしないが論理的に破綻しないコストで友好能力を作ったらどうなるか、
という妄想がしたかったわけです。
例えば、本来「友好暴発」を持たないマスコミの友好能力に「友好暴発」を付与すると、
コスト-2なので、友好カウンター0個で能力が使用できることになりそうですが、
もちろんそれは脚本家側も同様なので、ゲームバランス崩壊ってレベルじゃねーぞとなりそうですね。
最終更新:2017年04月02日 20:27