スルビヤ人電気技師 - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

生没年1856~1952?（79-76,80-180,81-10）
本名ニコラ・テスラ。スレ内では記事名やそれを縮めた「電気技師」の名で呼ばれる。
基準世界ではウマムスタンの電気文明化や、世界の科学史で避けては通れない天才科学者（145-189）。
発明王の会社をクビになった後、カリモフ電気機械工業の創業者シアマク・カリモフとの偶然の出会いを経て「電流戦争」を制し、1893年にウマムスタンに移住（79-6~22）。以後、カリモフ電気機械工業の電気研究所所長として様々な発明を行う一方、自分の名声を聞きつけて弟子入りしてきた多くの若者を指導し（79-29~36）、1952年頃に多くの弟子に看取られながらこの世を去った（80-180~187,81-3~10）。
オカルト主義者でもあり、同じくオカルト主義者であった弟子のイルディリム設計局初代局長の他に第六代カガンやマヤノトップガンと交流があった（80-187,81-6）。

なお、基準世界では結婚していた疑惑がある（130-133~134）。ダートの財閥令嬢「結婚したのか私以外の女と…」

主な身分

• カリモフ電気機械工業　電気研究所所長

作中の動向

年譜

年代	出来事
1856	エスターライヒ帝国スルビヤ地方で出生。
1880年代後半	ダート合衆国に移住。発明王の照明会社に入社 電流システムを巡って発明王の会社を退社 シアマク・カリモフ氏と出会い、電流戦争に勝利
1893	ウマムスタン連合共和国に移住。 カリモフ電気機械工業に電気研究所所長として入社
1890年代後半	国鉄からの依頼で首都鉄道電化に協力 内務省からの要請に答え弟子を派遣
1900年代初頭	カブール自動車と協力してウマムスタン初の電気自動車ガンダーラを開発
1900年代初頭~	国内送電網整備事業に協力
1910年代	カスピ海で無人船の無線操縦実験を行う
1910年代後半	アレクサンドル・ポポフと協力して未知の電波雑音を分析し、銀河中心部からの電波を発見
1920年代半ば	電磁気加速装置の基礎研究に従事
1930年代半ば	初期のワイヤレス送電に成功。
1952～	ウチュクドゥク近郊の兵器試験場を壊滅させた隕石の調査チームに参加 隕石を加工し流星剣を作成した後、病没。

...

カリモフ氏にダートの発明王から届いた手紙の文面の生意気な新人電気技師として初登場（78-184）。
なお、文面上で既に退職していたことから無職での登場である（78-186）。

業績

...

• 交流方式の電流システムの普及（電流戦争）
• （上記に代表される史実での発明品）
• ジザフ電気大学に繋がる若手研究者の人材育成環境の構築
• ウマムスタン国内の発送電システムの改良
• ウマムスタン国有鉄道の首都鉄道電化に協力
• ウマムスタン国内での無線誘導システムの普及
• 電波天文学の創設
• ウマムスタン初の電気自動車を開発
• 電磁気加速装置に関する基礎研究
• 実用的なワイヤレス送電の開発
• 銀蹄鉄の加工方法の発見

作中人物との関係

シアマク・カリモフ

カリモフ電気機械工業社長。
ダートの発明王に「ほざくかッ！テスラーッ」されて路頭に迷っていた所、自分のうわさを聞き付けた彼にスカウトされてラノベ風に言うと『照明会社社長と喧嘩して出奔した電気技師、理解ある電機会社社長に出会い、交流送電システムの優位性を証明する～今更、過ちを認めてももう遅い。新天地でスローライフを楽しみます～』といった経緯でウマムスタンに移住することになった（79-11）。

ダートの発明王

本名トーマス・アルバ・エジソン。
「電流戦争」を通じて不倶戴天の仲となった。彼がシアマク・カリモフに送った手紙の中で自分の話をしたことが電気技師の転機となった（78-184）。

イルディリム設計局初代局長

弟子の双璧（79-32）。
内務省からの不本意な依頼に自分の代わりに出向させたところ、叡智に目覚め真の師弟となった（79-80~91）。

ディニズ設計局初代局長

弟子の双璧（79-32）。
彼もまた優秀な弟子だったが、もう一人と違い叡智に関して興味を持つことはなかった。

アレクサンドル・ポポフ

カラコル電子工業研究開発部長。
電波の専門家である彼と共に電波天文学の道を拓いた。