カルストンライトオ - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

正式な名はカルストンライトオ・ノヤン・オクラル・カラート
パークスターナ西南に存在したカラート・ハン国王家（インテント氏族）の末裔。王太子。
故地奪還のため、「門」の出現以降不安定化したパークスターナ侵攻を画策する大ウマムスタン主義者。
最短最速の解決を求め、(政治的に)右にモタれる癖があって、本音だけしか話さない（96-158）

学生時代について記述はないが、スズカガンと学友（96-138）であり、後述するアハルテケ・マローダー関連から中等部にはヘイロー記念財団が運営する氏族系学園のアハルテケ学園ウマルカンド校に通っていたものと思われる。

主な身分

• カラート王家　王太子
• ウマムスタン元老院（上院）議員（129-113）
• サイレンス・セキュリティ社相談役（129-105）
• フェニックス・エア・サービス社　役員（129-105）

作中の動向

...

初登場。ザイール民主連邦とのあれこれが終わり、一息ついたスズカガンの執務室にノーアポ面会を求め、ホッコータルマエや守衛たちの制止を振り切る形で侵入（96-121）。しっかり手土産のバクラヴァは用意していた。

「門」や、金剛教団を巡るカシミール紛争などでスズカガンが大ウマムスタン主義に転向したものと考え、いつパークスターナと開戦するのか詳細を聞き出し、独立派にテコ入れを行おうとしていた（96-136）。

父親は検事総長（96-145）、任務部隊を巡るプリンスリーギフト氏族に関する処分の軽減要請、パークスターナ国内に潜むパシュトゥーニスタンとバローチスターン独立派との協力体制など、亡命王族とはいえ、ただのウマムスタン政府の傀儡ではなく、スズカガンに行き過ぎた行動（パークスターナ軍に偽装した独立派によるウマムスタン軍攻撃など）を取らないようくぎを刺されている（96-142）。

一方で、スズカガンに侵攻の意思がないと聞くや直ちに計画を練り直し、武力行使から民意誘導に切り替えるなど、一概に暴走しているとも言い難く、「思いもよらないところからの火の粉に気を付けるよう」スズカガンに忠告して去っていった。これが（93-39）で言及されたパシュトゥーニスタン側から密かに物資援助を受けていた藩王国の復活を狙った勢力の事を指すのかは今後の展開次第である。

学生時代にはアハルテケ・マローダーに参加。

（129-86）でザイールで起きた一連の事件と『任務部隊』を巡る事情聴取から解放され、SS社の海上移動基地に帰って来たエアジハードの前に登場。イルディリム設計局の新型装甲砲兵の試験を見学に来ていたが、偶然出会ったエアジハードに兵器の名称と末端兵士の士気について講釈を受け、感銘を受ける（129-99）。

作中人物との関係

サイレンススズカ・カガン／スズカガン

学生時代の友人。（予告された年代滑りイベントの影響で）アハルテケ・マローダーを引き継ぎ、二代目総長となった（97-107）。

エアジハード

社員。
「プリンスリーギフト氏族の秘蔵っ子」だと思っており、サムソンビッグ最長老の技術の全てを受け継いだ正統後継者と見ている（129-99）。

カルストンライトオの父

未登場。「法は破るな。利用しろ」「回り道もまた最短経路、曲線もまた直線也」など英才教育を施した。