公孫勝 - (2011/01/10 (月) 10:26:51) の1つ前との変更点
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豪傑と評判の高かった晁蓋に、北京の知事から宰相に送られる誕生日祝いの品々(生辰綱)は、
民の血税によってなされた不義の財であるから奪ってしまおうと持ちかける。晁蓋、呉用らとともに
見事に生辰綱を奪取して、梁山泊に身を寄せる。
道術の仙人・羅真人の弟子であり、風を呼び神兵を呼び寄せるなど強力な法術を使用し、
柴進救出時における妖術使い高廉との戦いを皮切りに、芒碭山の首魁樊瑞、遼の賀重宝など
多くの妖術使いとの戦いで、度々梁山泊の窮地を救う(現代中国の水滸伝では法術を登場させないものも多いが、
このような水滸伝の作中では公孫勝は生辰綱強奪以降は殆ど活躍の場がない。この場合は梁山泊内での席次の高さ
についても理解に苦しむところであり、存在意義が全く無くなると言ってもよい)。
特に公孫勝自らも自身に匹敵する技量を持つと認める田虎軍の国師喬道清とは五色の竜や大鵬を召喚するなど
法力の限りを尽くした激戦を演じ、羅真人から伝授された五雷正法の秘奥義を以って強敵喬道清を圧倒した。
しかしその後の王慶討伐では猛暑に苦しむ味方の兵に涼風を吹かせて暑気を和らげたのを最後に活躍の機会を
急速に失っていく。そして老母を残していたことや、羅真人が修行の継続を強く望んでいたこともあり、
江南の方臘討伐を前に梁山泊から抜けて修行の道に戻る。契丹戦などでも一人も欠けることが無かった
梁山泊百八星が、初めて欠けた瞬間であり、その後の梁山泊崩壊の前触れとなった。
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