均衡維持軍 湿地帯演習襲撃事件報告書
先の演習での被害報告から行う。
人員被害
行方居不明者 53名
死傷者 34名
負傷者 13名
搭乗兵器被害
大破
装甲車2台
戦闘ヘリ1機
輸送車10台
中破
装甲車1台
輸送車2台
所属不明無人機撃墜数
小型浮遊無人兵器20機(最低60機以上確認)
中型ヘリ状無人兵器0機(4機確認)
演習予定地到着時には、特に問題は見当たらず周囲に偵察機等の補足情報も無し。
演習開始10分後、湿地突入演習準備中も同様に以上は無し。
演習開始17分後、湿地突入演習中、丁度部隊の大半が湿地の中心部で演習中に所属不明無人機に襲撃される。
襲来したのはフィルド商店街秘密支部襲撃事件時に現れた所属不明無人機と同型と思われる。
対空を持参していなかったせいもあり、ほぼ無抵抗のまま部隊の半数が死傷。
湿地帯に突入せず整備訓練を行っていた部隊が車両等に登場し応戦するが、
ヘリを除く車両系統は湿地帯の地形に阻まれ撤退も進軍もままならないまま一方的に撃破された。
また、今回の襲撃による被害により、『交流所』の襲撃は延期とする。
追記
今回の襲撃事件での応戦の結果撃墜した小型無人機12機を回収した所、
内部には魔術的な力の施された紋様の入った紙が確認されました。
この紙は所謂魔術付与を行われている術符と思われます。
どうやらこの術符には一種のバリアのようなものを展開する事が判明しており、
この術符を隙間無く装甲車の装甲に貼り付けた所、対戦車ミサイルの直撃にも耐える事が可能という結果も判明しました。
また、紙の材質はコピー用紙な上、紋様はインクでの印刷である事がわかっていますので、
各支部で印刷を行い耐久試験を行う予定です。