1レベルより先
君のキャラクターが冒険したり、試練を乗り越えたりすると、そのキャラクターは経験点で表される経験を得る。経験点が一定までたまったキャラクターは能力が向上する。この成長はレベルアップと言われる。
キャラクターがレベルアップすると、そのクラスの説明に示されているように、クラスはしばしば追加の特徴をキャラクターに与える。これらの特徴の中には、能力値を増やすことができるものもあり、その場合は2つの能力値を1ずつ増やすか、1つの能力値を2増やすことができる。加えて、すべてのキャラクターの習熟ボーナスは特定のレベルで増加する。
君のレベルが上がるごとに、君は追加のヒット・ダイスを1つ得る。そのヒット・ダイスをロールして、君の【耐久力】修正値をその結果に加え、その合計を君のヒット・ポイントの最大値に加える。もしくは、クラス欄に記載されている固定値として、ダイスをロールしたときの結果の平均値(切り上げ)を使用することもできる。
君の【耐久力】修正値が1増加すると、君のヒット・ポイントの最大値は、君が到達したレベルごとに1増加する。例として、7レベルのファイターの【耐久力】が17であって、8レベルになった時彼は【耐久力】を1上げた。その場合【耐久力】修正値が+3から+4になる。その結果として彼のヒット・ポイントの最大値は8増加する。
『キャラクターの成長』表には、1レベルから20レベルまでのレベルアップに必要な経験点と、そのレベルのキャラクターの習熟ボーナスが示されている。各レベルで他にどのような力が得られるのかはクラスの説明を参照すること。
キャラクターの成長
経験点 |
レベル |
習熟ボーナス |
0 |
1 |
+2 |
300 |
2 |
+2 |
900 |
3 |
+2 |
2700 |
4 |
+2 |
6500 |
5 |
+3 |
14000 |
6 |
+3 |
23000 |
7 |
+3 |
34000 |
8 |
+3 |
48000 |
9 |
+4 |
64000 |
10 |
+4 |
85000 |
11 |
+4 |
100000 |
12 |
+4 |
120000 |
13 |
+5 |
140000 |
14 |
+5 |
165000 |
15 |
+5 |
195000 |
16 |
+5 |
225000 |
17 |
+6 |
265000 |
18 |
+6 |
305000 |
19 |
+6 |
355000 |
20 |
+6 |
マルチクラス
マルチクラスは君に複数のクラスでレベルを得ることを可能にさせる。そうすることで、クラスの能力を混ぜ合わせて、普通のクラス選択では表現できないようなキャラクターを実現することができる。このルールでは、現在のクラスでレベルを得るほかに、レベルが上がる度に新しいクラスでレベルを得るという選択肢もとれる。全てのクラス・レベルの合計が君のキャラクター・レベルだ。例えば、ウィザードで3レベル、ファイターで2レベルであれば、君は5レベルのキャラクターだ。レベルが上がるにつれ、君は元のクラスであり続け、他のクラスでほんの少しだけレベルを上げるかもしれないし、完全にクラスを変えて、元のクラスのことを省みることはないかもしれない。3つ目、4つ目のクラスに進むこともあるだろう。同じレベルで、マルチクラスしたキャラクターと、1つのクラスを進めたキャラクターとを比較すると、幅広さを得る代わりに、専門性を犠牲にすることになる。
前提条件
新しいクラスを得るためには、『マルチクラスの前提条件』表に示されているように、現在のクラスと新しいクラス両方で、能力値の前提条件を満たさねばならない。例として、バーバリアンがドルイド・クラスにマルチクラスする場合、【筋力】と【判断力】両方が13以上でなければならない。1レベルキャラクターが経験したような十分な訓練を受けていない君は、新しいクラスを普通より早くのみ込まねばならない。前提の平均以上の能力値はその天性の才能を反映している。
マルチクラスの前提条件
クラス |
能力値の最低値 |
バーバリアン |
【筋力】13 |
バード |
【魅力】13 |
クレリック |
【判断力】13 |
ドルイド |
【判断力】13 |
ファイター |
【筋力】13または【敏捷力】13 |
モンク |
【敏捷力】13および【判断力】13 |
パラディン |
【筋力】13および【魅力】13 |
レンジャー |
【敏捷力】13および【判断力】13 |
ローグ |
【敏捷力】13 |
ソーサラー |
【魅力】13 |
ウォーロック |
【魅力】13 |
ウィザード |
【知力】13 |
経験点
レベルアップに必要な経験点の量は特定のクラスのレベルではなく、常に君のキャラクター・レベルの合計に基づく。『キャラクターの成長』表を参照のこと。すなわち、君がクレリック6/ファイター1の場合、ファイターの2レベル目もとい、クレリックの7レベル目を得るには、8レベルに達するだけの経験点を得る必要がある。
ヒット・ポイントとヒット・ダイス
君は、新しいクラスの“以降のヒット・ポイント”に示された通りのヒット・ポイントを得る。君が1レベル・キャラクターの時にだけ、“1レベル時点のヒット・ポイント”の項を参照する。君の全てのクラスから得たヒット・ダイスを合計して、それを君のヒット・ダイスの総量とする。ヒット・ダイスが同じ種類のダイスであれば、単純にヒット・ダイスの数を合計すればいい。例として、ファイターもパラディンもヒット・ダイスはd10なので、パラディン5/ファイター5ならヒット・ダイスは10個ということになる。君のクラスがそれぞれ異なる種類のヒット・ダイスを有する場合、それぞれは別々で計算すること。例として、君がパラディン5/クレリック5の場合、君は1d10のヒット・ダイスを5個、1d8のダイスを5個持っていることになる。
習熟ボーナス
君の習熟ボーナスはいつも、『キャラクターの成長』表に示されている通り、君のキャラクター・レベルによって決まる。君の個別のクラスのレベルは関係ない。例えば、もしも君がファイター3/ローグ2であるなら、君は5レベル・キャラクターの習熟ボーナス+3を持つ。
習熟
君が1レベルで選んだクラス以外のクラスで初めてレベルを得た時、君は『マルチクラスの習熟』表にある通りに、その新しいクラスで得られる習熟の一部しか得られない。
マルチクラスの習熟
クラス |
得られる習熟 |
バーバリアン |
盾、単純武器、近接武器 |
バード |
軽装鎧、任意の技能1つ、任意の楽器1つ |
クレリック |
軽装鎧、中装鎧、盾 |
ドルイド |
軽装鎧、中装鎧、盾(ドルイドは金属製の鎧や盾を使わない) |
ファイター |
軽装鎧、中装鎧、盾、単純武器、軍用武器 |
モンク |
単純武器、ショートソード |
パラディン |
軽装鎧、中装鎧、盾、単純武器、軍用武器 |
レンジャー |
軽装鎧、中装鎧、盾、単純武器、軍用武器、クラスの技能リストから1つ |
ローグ |
軽装鎧、クラスの技能リストから1つ、盗賊道具 |
ソーサラー |
── |
ウォーロック |
軽装鎧、単純武器 |
ウィザード |
── |
クラス特徴
君が新しいクラスでレベルを得た時、君はそのクラスのそのレベルの特徴を得る。しかし、君は新しいクラスの初期装備品を得ることはできない。加えて、一部の特徴はマルチクラスをするときに特殊なルールを持つ。例えば神性伝導、追加攻撃、鎧わぬ守り、呪文発動がある。
神性伝導
もしも君がすでに神性伝導の特徴を有していて、さらに神性伝導の特徴を与えるクラスのレベルを得た時は、君はそのクラスの神性伝導の効果を得る。しかし、この特徴を得ることによって君の神性伝導の使用回数が増えることはない。君の神聖伝導の使用回数が増えるのは、神性伝導の使用回数が増えると書かれたクラス・レベルに達した時だけだ。例えば、もしも君がクレリック6/パラディン4の場合、君は神性伝導を休憩と休憩の間に2回使用できる。なぜなら君はクレリックのレベルが神性伝導の使用回数が増えるのに十分なレベルにまで達しているからだ。君がこの特徴を使用する度、君が二つのクラスによって使用可能な神性伝導の中からどれを使用するか選べる。
追加攻撃
もしも君が追加攻撃のクラス特徴を2つ以上のクラスによって得た場合、この特徴は重複しない。君はこのクラス特徴がそう記載していない限り(ファイターの追加攻撃は記載している)、この特徴によって3回以上の攻撃を行うことはできない。同じように、追加攻撃とウォーロックの妖術である“血に飢えた剣”を両方持っていても、攻撃回数が増えたりはしない。
鎧わぬ守り
もしも君がすでに鎧わぬ守りの特徴を持っているなら、君は他のクラスからこの特徴を得ることはできない。
呪文発動
君の呪文発動能力のキャパシティは、部分的には君の呪文発動能力を有するクラスのレベルの合計に依存し、部分的にはそれらのクラスの君のレベルそれぞれに依存している。君が2つ以上のクラスによって呪文発動の特徴を有しているなら、以下のルールを使うこと。もしも君がマルチクラスしているけれど、呪文発動の特徴を1つのクラスによってだけ有している場合、そのクラスに書かれている説明に従うこと。
習得呪文と準備呪文:君がどの呪文を習得していて、どの呪文を準備できるかは、それぞれのクラスごとに決まる。まるで君がシングルクラス・キャラクターであるかのようにだ。もしも君がレンジャー4/ウィザード3なら、例えば君はレンジャー・クラスのレベルに基づき、3つの1レベルのレンジャー呪文を修得している。そして3レベル・ウィザードとして3つの初級呪文を修得していて、君の呪文書には10個のウィザード呪文が収められていて、そのうち2つは2レベル呪文(=この2つは君が3レベルのウィザードになった時に得たもの)の可能性がある。もしも君の【知力】が16なら、君は君の呪文書から6つの呪文を準備できる。
君が習得している各呪文はみな、君のクラスの1つに属している。そして君は呪文を発動する時、その呪文発動能力を使用する。同じように、呪文発動の焦点具、たとえば聖印などはその焦点具を使用できるクラスに属する呪文を発動するためだけに使用できる。
呪文スロット:君が使用できる呪文スロットは、バード、クレリック、ドルイド、ソーサラー、ウィザードのクラスの合計と、パラディン、レンジャーのクラスの合計の半分(端数切捨て)によって決まる。この合計値をもとに、『マルチクラス時の呪文の使い手の呪文レベルごとの呪文スロット』表を参照することで、君の呪文スロットの量は決まる。
もしも君が2つ以上の呪文発動可能なクラスを有する場合、この表は君が発動可能な呪文のレベルより高いレベルのスロットを与えるかもしれない。君はそれ等のスロットも使用できるが、しかしそれはそのスロットよりレベルの低い呪文を発動するためにのみ使用できる。もしも君が、バーニング・ハンズ呪文のような“高レベル版”の効果を持つ呪文を高レベルのスロットで発動した場合、(仮に君がそのレベルの呪文を1つも修得しておらず、準備していない場合でも)君はその“高レベル版”の効果を受けられる。
例えば、もしも君が先の通りレンジャー4/ウィザード3であるなら、君は5レベルのキャラクターと見なされるので、1レベルの呪文スロットを4つ、2レベルの呪文スロット3つ、そして3レベルの呪文スロットを2つもっている。しかし君は3レベルの呪文を1つも修得しておらず、2レベルのレンジャー呪文も習得していない。君はこれらのレベルの呪文スロットを君が習得している呪文を発動するために使用できる。そして時には“高レベル版”で効果を強化して発動できることもある。
契約による魔術:もしも君が呪文発動のクラス特徴とウォーロックの契約による魔術のクラス特徴の両方を有している場合、君は契約による魔術の特徴によって得た呪文スロットを使用して、呪文発動のクラス特徴によって君が習得しているか準備している呪文を発動することができる。また、君は呪文発動のクラス特徴で得た呪文スロットを使用して、君が修得しているウォーロック呪文を発動することができる。
マルチクラスした呪文の使い手の呪文レベルごとの呪文スロット
レベル |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
1 |
2 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
2 |
3 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
3 |
4 |
2 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
4 |
4 |
3 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
5 |
4 |
3 |
2 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
6 |
4 |
3 |
3 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
7 |
4 |
3 |
3 |
1 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
8 |
4 |
3 |
3 |
2 |
─ |
─ |
─ |
─ |
─ |
9 |
4 |
3 |
3 |
3 |
1 |
─ |
─ |
─ |
─ |
10 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
─ |
─ |
─ |
─ |
11 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
─ |
─ |
─ |
12 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
─ |
─ |
─ |
13 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
─ |
─ |
14 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
─ |
─ |
15 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
─ |
16 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
─ |
17 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
18 |
4 |
3 |
3 |
3 |
3 |
1 |
1 |
1 |
1 |
19 |
4 |
3 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
20 |
4 |
3 |
3 |
3 |
3 |
2 |
2 |
1 |
1 |
最終更新:2024年09月29日 12:01