属性
ゲームの世界の典型的なクリーチャーは大まかにその倫理観と個人の姿勢を表す属性を持っている。属性は2つの要因の複合である。1つは倫理観(善、悪、もしくは中立)であり、もう1つは社会や秩序に対する姿勢(秩序、混沌、もしくは中立)である。そういうわけで、属性には9種類の異なる組み合わせが存在する。
以下の9つの属性の簡単な説明は、その属性を持つクリーチャーの典型的な行動を示している。各人はその典型から大きく異なっている可能性があるし、自分の属性のパターンに完全に一致する者などめったにいない。
秩序にして善(LG)のクリーチャーは社会が求める通りの正しい行いをする傾向がある。ゴールド・ドラゴン、パラディン、そして多くのドワーフは秩序にして善だ。
中立にして善(NG)の者は、他者の求めに応じて、出来る限りの手助けをしようとする。多くのセレスチャル、一部のクラウド・ジャイアント、そして多くのノームは中立にして善だ。
混沌にして善(CG)のクリーチャーは自分の良心が命ずるままに行動し、他人の期待などほとんど気にとめない。カッパー・ドラゴン、多くのエルフ、ユニコーンは混沌にして善だ。
秩序にして中立(LN)の個人は法や伝統、個人的な規範に従って行動する。多くのクレリックや一部のウィザードは秩序にして中立だ。
真なる中立(N)は道徳的な問題とは無縁で、その時点で最善と思われる行動を好む人々の属性だ。リザードフォーク、多くのドルイド、そして多くのヒューマンは真なる中立だ。
混沌にして中立(CN)のクリーチャーは気まぐれに従い、何よりも個人の自由を重要視する。多くのバーバリアン、そして一部の吟遊詩人は混沌にして中立である。
秩序にして悪(LE)のクリーチャーは、伝統や忠誠、法律といった規律の範囲内で自分の求める所を行う。ブルー・ドラゴン、ホブゴブリンは秩序にして悪だ。
中立にして悪(NE)は情けや気兼ねとは無縁で、やりたいことは何でもやる者たちの属性だ。多くのドラウ、一部のクラウド・ジャイアント、ゴブリンは中立にして悪だ。
混沌にして悪(CE)のクリーチャーは貪欲さ、憎悪、血への渇望に駆られるままに、自分勝手に暴力を振るう。デーモン、レッド・ドラゴン、オークは混沌にして悪だ。
多元宇宙における属性
思考を行う多くのクリーチャーにとって、属性は道徳の選択だ。ヒューマン、ドワーフ、エルフ、その他の人型生物の種族は善と悪、秩序と混沌のどちらに属するかを選ぶことができる。神話によれば、これらの種族を想像した善の神々は、自由意志なき善は奴隷であると知っていて、彼らにその道徳的道を選ぶ自由意志を与えたのだという。
しかし、その他の種族を創造した邪悪な神々は、創造した種族を自分たちに従うようにした。それらの種族は、先天的に神々の性質と一致する強い傾向を有している。ほとんどのオークは暴力的で野蛮な性質を共有していて、それによって悪属性に偏っている。仮にオークが善属性を選択したとしても、オークは生涯その生まれついた傾向と戦うことになる(ハーフオークでさえも、オークの神の影響を少なからず感じている)。
属性はセレスチャルやフィーンドの本質的な部分である。フィーンドは秩序にして悪を選択するのではなく、また秩序にして悪に傾くのでもなく、むしろその本質が秩序にして悪なのだ。もしフィーンドが何かしらの理由で秩序にして悪でなくなったなら、それはフィーンドではなくなる。
理性的な思考能力を持たないクリーチャーのほとんどは属性を持たない。彼らは無属性である。そのようなクリーチャーは道徳的、倫理的な選択をすることはなく、その動物本能に従って行動する。例として、シャークは野蛮な捕食者ではあっても悪ではない。
最終更新:2024年09月29日 12:11