【初出】
外伝『ジャグル』
【解説】
『燿暉の選り手』(ようきのえりて)の
称号を持つ、“爛班の炉”
シャフレワルのフレイムヘイズ。
神器は硬玉の耳飾り型“
アルシアー”。
炎の色は鴨羽色。
深緑の旅装に身を固めた、中東系の男性。腕利きの討ち手であり、『露刃の巻き手』
劉陽と親しかった。怠惰や手抜かりで定時連絡を欠くようなことのない、真面目な性格のようであった。
“
徒”に対しては、
フレイムヘイズとしては当然のこととして、討滅を前提とした態度で臨んだ。
鴨羽色の小盾を多数、自分の周囲に浮かべ、攻防に使う名称不明の
自在法を操った。
本編開始の二年前、中央アジアで活動する[
仮装舞踏会]の狙いを探るべく、劉陽と組んで
外界宿[
故崖窟]を拠点に調査を行っていたが、その最中に休息のため後退した際に、[
百鬼夜行]のバスから途中下車した乗客の“
徒”たちと遭遇。即座に一体を討滅し、残る
メアも討とうとしたところで、地平線の彼方から迫ってくる尋常でなく強大な
気配に戦慄し、メアを放置してそちらへの対処に全力を注いだ。
そして姿を現した
サブラクが放った茜色の炎で強化した剣の投射攻撃を、一度目は小盾を積層させて防ぐが、再度放たれた攻撃とその直後に続いた
サブラク自身の刺突によって小盾の防御を貫かれ、殺害された。
【由来・元ネタ】
オスマン帝国最高の古典作曲家といわれるハマーミーザーデ・イスマイル・デデ(Hamamizade İsmail Dede)だと思われる。別名「デデ・エフェンディ」。エフェンディ(Efendi)とは、「マスター」を意味するトルコ語である。
最終更新:2024年07月22日 00:16