Ravencroft 【レイヴンクロフト】
出版：2020年1月〜7月(全5話)
概要
レイヴンクロフト犯罪性精神異常者収容所を舞台にしたミニシリーズ。
クロスオーバー"
Absolute Carnage"の後日談に位置付けられ、ストーリーは"Ruins Of Ravencroft: Carnage","Ruins Of Ravencroft:Sabretooth","Ruins Of Ravencroft: Dracula",いずれも2020年)から直結している。
状況
カーネイジが邪神
ヌルの復活を期しこの施設をカルト教団の本拠地にした。ヒーローたちとの戦いの結果、施設は崩壊し焼け野原に。
ニューヨーク市長のウィルソン・フィスク（
キングピン）の指揮のもと、最先端の設備を導入し施設は再建された。
この再建中に瓦礫の中から施設の歴史を記した日記と地下実験室が発見された。
日記にはレイヴンクロフト設立の経緯と、この地下実験室で凄惨な人体実験が繰り返されていたことが記されていた。
登場人物
監視員
収容者
あらすじ
ミスティー・ナイトは何者かの指示によってレイヴンクロフトのスタッフとなり潜入する。施設には何人ものヴィランたちに加えて、ウィルソン・フィスクの指示によって元ヴィランのスタッフも集まってきた。そんな中、警備顧問のジョン・ジェイムソンと収容者のミスター・ハイドの間に小競り合いが起きるが、ジョンは本来の人狼化する能力を使用せずにやりすごしていた。ジョンはカーネイジに操られてしまっていたことにトラウマを抱えていたのだ。
ウィルソン・フィスクはその昔地下の実験室に殺した敵の亡骸を捨てて処理するということを繰り返しており、それが明るみに出ることを恐れていたため元ヴィランの監視員たちを連れて調査に入る。そこでは1945年に人体実験を受けたバド・アダムスが生存しており、同様に人体実験を受けた無数の患者たち「アンウォンテッド（UNWANTED）」を従え攻撃を仕掛けてきた。
バド率いるアンウォンテッドは凄惨な人体実験が何十年にもわたって繰り返されてきたこの施設の閉鎖を目論み、全てを記した日記を探しているのだ。バドたちはレイヴンクロフトに仕掛けた時限爆弾を作動させ、監禁したジョン・ジェイムソンに日記のありかを話すように要求する。
さらにアンウォンテッドたちが監視員たちに総攻撃をしかけ、施設は大混乱に陥ってしまう。
バド・アダムス
元キャプテン・アメリカの親友。第二次世界大戦でPTSDを患い、治療のためレイヴンクロフトを訪れる。しかし施設では
ドラキュラ伯爵によりヴァンパイアに日光耐性をつけるための実験が繰り返されており、バドもその実験を受ける。キャプテン・アメリカは彼が死んだと思い込んでいた。
結末と影響
どさくさに紛れて患者たちは全て脱走。
ジョンは一緒に監禁されたノーマン・オズボーンの挑発によりついに人狼化。バドを倒して事態を収集する。
実はノーマン・オズボーンはジョンに再び人狼化をさせるために派遣されていて、あらゆる手を尽くしていた。
その組織はJ.A.N.U.S.（ヤヌス）という秘密組織で、メンバーはジェームス・ハドソン（
アルファ・フライトの
ガーディアン）、
ヴァレンティーナ・アレグラ・ドゥ・フォンテーヌ、
マダム・ヴァイパーたちだった。彼らジョンの人狼化を再び発生させ、またレイヴンクロフトを支配下に置くのが目的だった。
バドは捉えられ、再び人体実験が繰り返されることとなった。
地下には隠し部屋があり、そこにはコートランド・キャサディ（クレタス・キャサディの先祖だと考えられる）の墓があった。一般監視員の中にはいまだにカーネイジのカルト教団の信者が紛れているのだった。
最終更新：2025年05月23日 05:15
