THE LADY OF VINES
4版
日本訳名 | 蔓の淑女 | 250 |
構成兵数 | 1 | 移動力 | 8 | 防御値 | 3+ |
兵科 | 大型獣 | 負傷限界値 | 8 | 確保値 | 5 |
キーワード
秩序の大同盟、シルヴァネス、総大将、固有、英雄、大型獣、魔術師(2) |
接近戦武器
接近戦武器 | 攻撃回数 | ヒット成功値 | ウーンズ成功値 | 貫通値 | ダメージ | アビリティ |
クルノシールの憤怒と鞭打つ蔦 | 6 | 3+ | 3+ | -2 | 2 | クリティカル(致命的) |
遠隔武器
射撃武器 | 射程 | 攻撃回数 | ヒット成功値 | ウーンズ成功値 | 貫通値 | ダメージ | アビリティ |
クルノスの槍 | 12mv | 1 | 2+ | 2+ | -1 | D6 | - |
能力
①回復、ワープの際にこのユニットを覚醒せし森林として扱って良い
②【固有呪文】
対象:自身
詠唱値:7
効果:次の自分ターン開始時まで、自身から12mv以内に完全に収まる味方ユニットは加護:5+を得る
対象:自身
詠唱値:7
効果:次の自分ターン開始時まで、自身から12mv以内に完全に収まる味方ユニットは加護:5+を得る
③接近戦フェイズ中、自身の3mv以内に敵ユニットがいる場合その中の敵の1ユニットを選択しD6→2+の場合、
『その敵が行う攻撃のヒットロール-1』or『その敵に対する味方の攻撃はヒットロール+1』のどちらかを付与する。
『その敵が行う攻撃のヒットロール-1』or『その敵に対する味方の攻撃はヒットロール+1』のどちらかを付与する。
説明
3版から体力が10→8とやや弱体化したが、シルヴァネスにとって重要な役割を与えるユニットの一つ。
というのも4版では『場に出せる覚醒せし森林の本数に限りがある』制約となっており、場に3セットまでしか出せない状態となっている。
ただしこのユニットはそのシルヴァネスにとっての4本目の木となれるワープ地点の起点となれる能力である上に
『効果発動の際だけ木として扱う』ため、木立の歌の呪文を行う際に『蔓の淑女は木として見られない』状態になっているのである。
そのためかつてツリーロード・エインシェントが担っていた植樹の役割が軽減したのに伴い、唯一無二(復讐の骸木はいるが)の役割を有することとなった。
また、固有呪文は【加護:6+】を与えるユニットが多いシルヴァネスにおいても突出した【加護:5+】付与と強力な呪文を持っている。
詠唱ロールを自力で上げる手段が無いため、発動確率はやや低いのだが少なくとも打ち消しロールは確実に打たれる呪文なので相手のリソースを割く事が可能。
その上で魔術師(2)なため、やや打たれ弱くなった点を除けば基本的に優秀なユニットである。
というのも4版では『場に出せる覚醒せし森林の本数に限りがある』制約となっており、場に3セットまでしか出せない状態となっている。
ただしこのユニットはそのシルヴァネスにとっての4本目の木となれるワープ地点の起点となれる能力である上に
『効果発動の際だけ木として扱う』ため、木立の歌の呪文を行う際に『蔓の淑女は木として見られない』状態になっているのである。
そのためかつてツリーロード・エインシェントが担っていた植樹の役割が軽減したのに伴い、唯一無二(復讐の骸木はいるが)の役割を有することとなった。
また、固有呪文は【加護:6+】を与えるユニットが多いシルヴァネスにおいても突出した【加護:5+】付与と強力な呪文を持っている。
詠唱ロールを自力で上げる手段が無いため、発動確率はやや低いのだが少なくとも打ち消しロールは確実に打たれる呪文なので相手のリソースを割く事が可能。
その上で魔術師(2)なため、やや打たれ弱くなった点を除けば基本的に優秀なユニットである。
強いて言えば、シルヴァネスのワープ能力自体にやや制限がかかったため木が多すぎてもあまり意味はないかもしれないのだが、そうでない場合も『自身は毎ターン終了時にD3(或いは3固定)回復』という能力だけついていると考えても狙い撃ちさえされなければ優秀な指揮官と言えるだろう。接近戦武器も使い勝手が良いので状況に応じて前に出ることも考えたいところである。
12/18の更新でポイントが280→250になった。
この更新で250pt帯にドライシャ・ハマドレス、ツリーロード・エインシェント、蔓の淑女と三体の魔術師が並んでおり、用途に合わせてユニットを選べるようにしている。この三ユニットをそれぞれ比較した場合、蔓の淑女に関しては『魔術師(2)』と言う点に関してはまず強いアドバンテージとなる上に、固有呪文も自身の効果も汎用性が高く、どの戦略を使用するにあたっても小回りが効くと言え、使用する魔法の回数を多くしたいと言う場合はとりあえず選んでおいて損はないと言える。
ただし弱点としては他二種と比較しても耐久力が低く、【加護:5+】を与えられる呪文が発動出来れば防御力は固くなるものの、あくまで発動出来るかどうかには運に左右されるため、相手の打ち消しロールの存在も考えれば体感の成功率は3割程度ともいえる。その能力発動を過信して下手に突っ込んだ場合死ぬリスクが高いため、絶対的に評価が高いとは言いにくい点もある。
ただし、そもそもの話として【木立の歌】を発動しなくても木として扱えるという利点は非常に大きく、例え相手がテクリスを有していたり呪文を確定で打ち消す事が出来ようとも発動出来る効果であるというのは非常に大きい利点であるため、個人的には三種の中では一番優先して入れたいと思うところ。
ただ、そもそもコストとして重すぎないためこの三種の魔術師から複数体編入しても問題無いくらいのコストである。
この更新で250pt帯にドライシャ・ハマドレス、ツリーロード・エインシェント、蔓の淑女と三体の魔術師が並んでおり、用途に合わせてユニットを選べるようにしている。この三ユニットをそれぞれ比較した場合、蔓の淑女に関しては『魔術師(2)』と言う点に関してはまず強いアドバンテージとなる上に、固有呪文も自身の効果も汎用性が高く、どの戦略を使用するにあたっても小回りが効くと言え、使用する魔法の回数を多くしたいと言う場合はとりあえず選んでおいて損はないと言える。
ただし弱点としては他二種と比較しても耐久力が低く、【加護:5+】を与えられる呪文が発動出来れば防御力は固くなるものの、あくまで発動出来るかどうかには運に左右されるため、相手の打ち消しロールの存在も考えれば体感の成功率は3割程度ともいえる。その能力発動を過信して下手に突っ込んだ場合死ぬリスクが高いため、絶対的に評価が高いとは言いにくい点もある。
ただし、そもそもの話として【木立の歌】を発動しなくても木として扱えるという利点は非常に大きく、例え相手がテクリスを有していたり呪文を確定で打ち消す事が出来ようとも発動出来る効果であるというのは非常に大きい利点であるため、個人的には三種の中では一番優先して入れたいと思うところ。
ただ、そもそもコストとして重すぎないためこの三種の魔術師から複数体編入しても問題無いくらいのコストである。
3版
日本訳名 | 蔓の淑女 | ポイント | 250 | ||
構成兵数 | 1 | 移動力 | 8 | 防御値 | 3+ |
兵科 | リーダー | 負傷限界値 | 10 | 勇猛度 | 10 |
キーワード
秩序の大同盟、シルヴァネス、森の民、ヒーロー、ウィザード、トーテム、蔓の淑女 |
備考
単独、固有
接近戦武器
接近戦武器 | 射程 | 攻撃回数 | ヒット成功値 | ウーンズ成功値 | 貫通値 | ダメージ |
クルノシールの憤怒 | 3mv | 3 | 3+ | 3+ | -1 | D3 |
鞭打つ蔦 | 3mv | 4 | 3+ | 3+ | -1 | 2 |
射撃武器
射撃武器 | 射程 | 攻撃回数 | ヒット成功値 | ウーンズ成功値 | 貫通値 | ダメージ |
クルノシールの憤怒 | 18mv | 1 | 2+ | 2+ | -1 | D6 |
能力
①このユニットがシルヴァネス・アーミーに編入されている場合、ジェネラルとして選択されていない場合もジェネラルとして扱われる
②ウィザード:2回
③このユニットの6mv以内に全体が収まっているシルヴァネス・ユニットは、自軍の覚醒せし森林の6mv以内に全体が収まっているものとして扱われる
④接近戦フェイズ開始時、敵が自身の3mv以内にいる場合
- 自身を対象にした相手の攻撃に【ヒット:-1】の補正を与える
- 自身が行う攻撃に【ヒット:+1】の補正を与える
の何れかの効果を得る
⑤バトル中1度のみ、自軍移動フェイズ終了時に自身はダイスを1回振ることが出来る。
2+の場合、あらゆる敵から9mv離れており、繁茂状態の特殊地形・覚醒せし森林の9mv以内に収まるようにドライアドを10体召喚できる
2+の場合、あらゆる敵から9mv離れており、繁茂状態の特殊地形・覚醒せし森林の9mv以内に収まるようにドライアドを10体召喚できる
⑥固有呪文:【詠唱値:7】【範囲:12mv】
次の自軍側ヒーローフェイズまで、このユニットを中心とし12mv以内に全体が収まっていたユニットは【加護5+】を得る
次の自軍側ヒーローフェイズまで、このユニットを中心とし12mv以内に全体が収まっていたユニットは【加護5+】を得る
説明
久遠の女王アラリエールの切られた腕から誕生したという設定の通り複数の呪文を扱うウィザードとして、
またドライアドのみであるが召喚可能なユニットとして自身の周囲に対し強化を行う事の出来る小~中規模の戦闘の主軸を支えられるユニットである。
またドライアドのみであるが召喚可能なユニットとして自身の周囲に対し強化を行う事の出来る小~中規模の戦闘の主軸を支えられるユニットである。
①の効果に関してはドライシャ・ハマドレスが同能力を所持していたため解説しているが、要点を纏めると
- 指揮アビリティの範囲が延びる
- バトルラウンド開始時の指揮ポイント入手時に有利
- ヒロイックアクション『英雄的指導力』の強化を受けやすいという事である。総じて有利に働く効果であるのだ。
③の効果に関しては、公式Q&Aが更新されており、その内容を踏まえて適用可否の判断をすると
①蔓の淑女の6mv以内にドライアドが全員収まっている場合、『森林の9mv以内に収まっている場合、自身へのヒット、ウーンズを-1する』:〇
②(以下略)、『力を示し土地』『隠し道を歩む』を、蔓の淑女の付近にいる場合、他に覚醒せし森林がなくても使用可能である:〇
③『隠し道を歩む』の対象として、覚醒せし森林から蔓の淑女の周辺を対象として効果が発動できる:×
④『激怒の目覚め』等の召喚の『特殊地形・覚醒せし森林の9mv以内』というのは蔓の淑女の9mv以内ということも出来るのか:×
⑤覚醒せし森林の斜線を遮る効果は蔓の淑女の傍にいることでその効果を使う事は出来るのか:×
⑥蔓の淑女と覚醒せし森林が付近にあり、覚醒せし森林の全体から一部がはみ出ているが、付近にいる蔓の淑女の範囲内にそのはみ出たユニットがある。
複数の森林及び代替により全体が収まっている場合、全体が森林に収まっているものとして効果を享受できるか:×
⑦復讐の骸木のダメージ増加条件として蔓の淑女の付近にいる敵を対象にできるか:×(味方ユニットが得るだけなので、敵には適用外)
このようなルールがある。要点を述べると
- 蔓の淑女自体は『繫茂状態の特殊地形・覚醒せし森林』ではない
- 蔓の淑女の6mv以内にいる場合、『力を示し土地』等の『覚醒せし森林の9mv以内にいる場合~』の効果の発動条件を満たせる
事である。そのため、覚醒せし森林がある場合能力が発動するドライアド・ブランチウィッチ、精霊の小道を持つツリーロード系3種の能力を行う場合、森林を設置することなくその効果を発動することが出来るのだ。
同系統の能力としては、作戦確保中にその作戦目標の6mv以内を繁茂状態の特殊地形内にいることに出来るクルノス・ハンター系統がいるが、蔓の淑女の場合は自身を対象とするため場所を問わず発動することが出来る。また、自身の移動値も8mvと高めであることから他ユニットとも歩調を合わせやすい。
蔓の淑女の接近戦攻撃は全て3mvであることから、本体1体のみに戦闘を任せるよりはドライアド等の前衛を用意すると、無駄のない攻撃が可能になる。
効果の中にも、自分が行う攻撃の強化か相手の攻撃の弱体化を選べるアビリティがあるため、戦場において誰に被害がいくか、どのような流れになるか。その流れを掴み適切な効果の発動を行う事で、このユニットの価値は十分に活かせることになる。
ただし、ドライアド召喚については上記の適用から自身の周辺を覚醒せし森林とみなし呼び出すということは不可能のため、ドライアド召喚地点の選択は間違いの無いように行いたい。
同系統の能力としては、作戦確保中にその作戦目標の6mv以内を繁茂状態の特殊地形内にいることに出来るクルノス・ハンター系統がいるが、蔓の淑女の場合は自身を対象とするため場所を問わず発動することが出来る。また、自身の移動値も8mvと高めであることから他ユニットとも歩調を合わせやすい。
蔓の淑女の接近戦攻撃は全て3mvであることから、本体1体のみに戦闘を任せるよりはドライアド等の前衛を用意すると、無駄のない攻撃が可能になる。
効果の中にも、自分が行う攻撃の強化か相手の攻撃の弱体化を選べるアビリティがあるため、戦場において誰に被害がいくか、どのような流れになるか。その流れを掴み適切な効果の発動を行う事で、このユニットの価値は十分に活かせることになる。
ただし、ドライアド召喚については上記の適用から自身の周辺を覚醒せし森林とみなし呼び出すということは不可能のため、ドライアド召喚地点の選択は間違いの無いように行いたい。
また、トーテムの特徴として、指揮アビリティを他者に行う場合その対象となる距離が延びるため、総じて自身の周囲の戦闘の補助に秀でているユニットである。ウォーマスターの効果により既に18mvの延長は受けているため、トーテムは久遠の女王アラリエールと同じキーワードを持つフレーバー的な意味で加えているのだろう
ただし、固有ユニットであるため、神器等の強化が行えない。
単独で敵を撃破できるようになるユニットとなるにはやや心許ない場面もある。シルヴァネスの呪文伝承は固有ユニットでも取得が可能であるため、仲間との連携や自身の回復、また加護を得られる事を加味し近辺に致命的ダメージを与える呪文を覚えても損はないだろう。
ただし、固有ユニットであるため、神器等の強化が行えない。
単独で敵を撃破できるようになるユニットとなるにはやや心許ない場面もある。シルヴァネスの呪文伝承は固有ユニットでも取得が可能であるため、仲間との連携や自身の回復、また加護を得られる事を加味し近辺に致命的ダメージを与える呪文を覚えても損はないだろう。
また、2023/1のピッチバトルの更新に伴いポイントが325→290と最も減少量の多い改正を受けている。
これにより呪文と言う分野において戦闘特性や神器の恩恵を受けられるウォーソング・レヴェナントよりも低いポイントとなったため、
ドライアドの召喚を行なえば実質190ポイント分のユニットとして扱える優秀な前線指揮官として運用が出来るようになった。
弱点としては魔法に強いティーンチ等のアーミーを相手にする場合詠唱を妨げられる事だが、グレイドや季節による修正又は
再配置能力により30mv以上離れての詠唱など何とか活路を見出したい。
これにより呪文と言う分野において戦闘特性や神器の恩恵を受けられるウォーソング・レヴェナントよりも低いポイントとなったため、
ドライアドの召喚を行なえば実質190ポイント分のユニットとして扱える優秀な前線指揮官として運用が出来るようになった。
弱点としては魔法に強いティーンチ等のアーミーを相手にする場合詠唱を妨げられる事だが、グレイドや季節による修正又は
再配置能力により30mv以上離れての詠唱など何とか活路を見出したい。
2023/7の更新により、更に安価な250ポイントへと改正されている。ドライアド召喚をすれば実質150ポイント相当になるため正直安すぎないかとは思うが、固有ユニットなのに呪文の詠唱に対する補正や神器が受けられず、ウォーソング・レヴェナントに使用率で負けるからテコ入れされた・全体的に呪文を使わせたいため、ブランチウィッチと共に全体的に下げられたという可能性などがあるが、250ポイントの能力としては高い力を持っているはずであり、運用の検討は大いに行うべきである。
購入について
現在、このユニットを購入する方法は
蔓の淑女単独、エコーズ・オブ・ドゥームの二種類存在する。
発売が新しい方の商品であるため、入手難易度自体は現時点では高くない。ただし、このユニットの能力の一つであるドライアドはいずれの商品にも含まれていないためその確保は別商品の購入が必要である。
また、固有ユニットであるため、2体以上いても活用が出来ないユニットである。
何れかを購入する場合、とりわけ単品を購入する場合はクルノス・ハンターとゴッサミドアーチャー、又スケイヴンが手に入らないことに後悔はしないか。その点を考慮して購入を考えると良い。
蔓の淑女単独、エコーズ・オブ・ドゥームの二種類存在する。
発売が新しい方の商品であるため、入手難易度自体は現時点では高くない。ただし、このユニットの能力の一つであるドライアドはいずれの商品にも含まれていないためその確保は別商品の購入が必要である。
また、固有ユニットであるため、2体以上いても活用が出来ないユニットである。
何れかを購入する場合、とりわけ単品を購入する場合はクルノス・ハンターとゴッサミドアーチャー、又スケイヴンが手に入らないことに後悔はしないか。その点を考慮して購入を考えると良い。