AWAKENED WYLDWOOD
概要
日本訳名 | 覚醒せし森林 | ポイント | - |
初期配置
①ロールオフの結果により、テレイン配置後の陣営選択後、ユニットの配置を開始する前にシルヴァネス・アーミーを選択している陣営は、1~3個の当テレインを自軍陣営内に収まるように、条件内に留まるように設置する。その後、ユニット配置を行う
能力
①キーワードに【シルヴァネス】が含まれているユニットは、この特殊地形によって射線を遮られない。
②突撃フェイズ終了時、【覚醒せし森林】の1mv以内におり、キーワードに【シルヴァネス】が含まれていないユニットは、ロールを行い、6+の場合、D3の致命的ダメージを与える。
もし、その【覚醒せし森林】の6mv以内に【ウィザード】或いは【永久呪文】が存在する場合、6+の成功値の代わりに4+としてロールを行い、成功した場合D3の致命的ダメージを与える。
もし、その【覚醒せし森林】の6mv以内に【ウィザード】或いは【永久呪文】が存在する場合、6+の成功値の代わりに4+としてロールを行い、成功した場合D3の致命的ダメージを与える。
説明
シルヴァネスでのプレイを考えている場合、どのユニットよりも最優先で抑えることを考えて構わない、シルヴァネスの重要な要素を締める特殊地形である。
シルヴァネスアーミーでこの特殊地形を運用する場合、最初の設置状況によりこの特殊地形をどう扱うかが決められる。
本テレインは根の部分の大きさが大(両辺が長い)・中(片辺のみが長く『「』のような鍵括弧に近い形)・小(両辺が短い)と異なっており、根の大きさに関わらず
シルヴァネスアーミーでこの特殊地形を運用する場合、最初の設置状況によりこの特殊地形をどう扱うかが決められる。
本テレインは根の部分の大きさが大(両辺が長い)・中(片辺のみが長く『「』のような鍵括弧に近い形)・小(両辺が短い)と異なっており、根の大きさに関わらず
- 1個→小規模の覚醒せし森林
- 2個→中規模の(同文)
- 3個→大規模の(同文)となる。
この場合中・大規模の覚醒せし森林を設置する場合には土台部分が分離せずに円状の形をとっている必要があり、例えばテレインの大と小を合わせても途切れた円形になってしまうため適用できない事に注意。
この地形をシルヴァネスを使用しない、陣営地形として設置する場合には基本的に大規模の覚醒せし森林として配置する場合が多い。
ちなみにあくまでこの能力はシルヴァネス専用のルールとなるため、シルヴァネスが存在しない場合の当テレインは『侵入が可能』『駐留不可』『射線が通らない』効果のみを持つ【森林地形】として扱われる。
この能力内にある【射線】についての解説を前項、シルヴァネスの固有能力を踏まえての説明を後項で行う。
この地形をシルヴァネスを使用しない、陣営地形として設置する場合には基本的に大規模の覚醒せし森林として配置する場合が多い。
ちなみにあくまでこの能力はシルヴァネス専用のルールとなるため、シルヴァネスが存在しない場合の当テレインは『侵入が可能』『駐留不可』『射線が通らない』効果のみを持つ【森林地形】として扱われる。
この能力内にある【射線】についての解説を前項、シルヴァネスの固有能力を踏まえての説明を後項で行う。
射線について
射線の記載についてはコアルール【13.1.1:射撃攻撃】に
『(射撃を行うユニットの後ろから、その兵の視線で確認する)』と記載が行われている。この確認により射線が通っていることを確認できたユニットについては、射撃攻撃を与えることが出来る、また、逆に射撃攻撃が与えられる対象と認められるのだ。
この記載自体についてはハウスルールによる解釈が行われるものの(例:窓や隙間があるテレインでそのスペースから相手が見える場合射線が通ることになるか)、この行為により射撃攻撃の可否が決められるのである。
その上で、このテレインの効果は『覚醒せし森林により互いに視界が隠され、射線が通ってないように見えていても、シルヴァネスのキーワードを持つユニットはそのテレインを存在しないように扱って良い』というものであり、同じ射程の相手と敵対しても、こちら側のみ一方的に射撃攻撃を与えることが可能である。
この射線に関して言えばウィザードの呪文の中で【呪文の射程内におり、かつ射線が通っている】(within range and visible to the caster)と記載のある呪文に関しても防ぐことが可能である。
『(射撃を行うユニットの後ろから、その兵の視線で確認する)』と記載が行われている。この確認により射線が通っていることを確認できたユニットについては、射撃攻撃を与えることが出来る、また、逆に射撃攻撃が与えられる対象と認められるのだ。
この記載自体についてはハウスルールによる解釈が行われるものの(例:窓や隙間があるテレインでそのスペースから相手が見える場合射線が通ることになるか)、この行為により射撃攻撃の可否が決められるのである。
その上で、このテレインの効果は『覚醒せし森林により互いに視界が隠され、射線が通ってないように見えていても、シルヴァネスのキーワードを持つユニットはそのテレインを存在しないように扱って良い』というものであり、同じ射程の相手と敵対しても、こちら側のみ一方的に射撃攻撃を与えることが可能である。
この射線に関して言えばウィザードの呪文の中で【呪文の射程内におり、かつ射線が通っている】(within range and visible to the caster)と記載のある呪文に関しても防ぐことが可能である。
但し、射線が通っていないとする条件に関しては、コアルール【17.1.4:森林地形】の記載から
『2体の兵の間を最短距離で結ぶ幅1mmの直線が、森林地形を3mvより長く横切った時』射線が通っていない扱いとなる。
本テレインに関しては樹木の部分と、樹木から左右に伸びた土の部分に分かれているが、単純に長さを計測して樹木の真後ろに居ても、3mv未満に収まってしまうのだ。
覚醒せし森林1個のみでは射線を封じることは出来ず、
コアルール【17.0.2:地形の背後】【17.1.1:遮蔽物】の記載により『セーヴィング+1』の効果を得る遮蔽状態までにしかならないため、この効果を用いる場合は2個の中規模、或いは3個の大規模の覚醒せし森林にする必要があるのだ。
円状の森林地形を構築した場合、その円の中の空白も森林地形としてカウントされる。そのため、ユニットが覚醒せし森林の中にとどまっている場合、テレインの端から3mv以上離れていれば、ここでようやく『斜線が遮られる』状態となる。
『2体の兵の間を最短距離で結ぶ幅1mmの直線が、森林地形を3mvより長く横切った時』射線が通っていない扱いとなる。
本テレインに関しては樹木の部分と、樹木から左右に伸びた土の部分に分かれているが、単純に長さを計測して樹木の真後ろに居ても、3mv未満に収まってしまうのだ。
覚醒せし森林1個のみでは射線を封じることは出来ず、
コアルール【17.0.2:地形の背後】【17.1.1:遮蔽物】の記載により『セーヴィング+1』の効果を得る遮蔽状態までにしかならないため、この効果を用いる場合は2個の中規模、或いは3個の大規模の覚醒せし森林にする必要があるのだ。
円状の森林地形を構築した場合、その円の中の空白も森林地形としてカウントされる。そのため、ユニットが覚醒せし森林の中にとどまっている場合、テレインの端から3mv以上離れていれば、ここでようやく『斜線が遮られる』状態となる。
シルヴァネスとしての運用方法
当テレインをシルヴァネスで使用する場合、以下のような効果がある。
①忠誠アビリティの発生条件(バトルトーム参照)
②覚醒せし森林の1mv以内に存在する【シルヴァネス】のキーワードを持たないユニット(シルヴァネスアーミーの同盟ユニットも対象に含まれる)はロール結果により致命的ダメージを受ける
③森林地形は射線を通さないが【シルヴァネス】のキーワードを持つユニットは射線を通さない効果を無効化できる
④範囲内にいる場合、攻撃に対する値が変更される(ドライアド、ブランチウィッチ、スピリット・オヴ・デュルス)
⑤蔓の淑女がドライアドを召喚する場合の召喚地点
⑥ツリーロード・エインシェントの固有呪文の対象
このように様々な恩恵があり、とりわけ①の忠誠アビリティに関しては非常に多くの項目に当テレインの存在が関わり、シルヴァネスとしての強さを発揮する場合には必須の地形となるのだ。
①忠誠アビリティの発生条件(バトルトーム参照)
②覚醒せし森林の1mv以内に存在する【シルヴァネス】のキーワードを持たないユニット(シルヴァネスアーミーの同盟ユニットも対象に含まれる)はロール結果により致命的ダメージを受ける
③森林地形は射線を通さないが【シルヴァネス】のキーワードを持つユニットは射線を通さない効果を無効化できる
④範囲内にいる場合、攻撃に対する値が変更される(ドライアド、ブランチウィッチ、スピリット・オヴ・デュルス)
⑤蔓の淑女がドライアドを召喚する場合の召喚地点
⑥ツリーロード・エインシェントの固有呪文の対象
このように様々な恩恵があり、とりわけ①の忠誠アビリティに関しては非常に多くの項目に当テレインの存在が関わり、シルヴァネスとしての強さを発揮する場合には必須の地形となるのだ。
①の効果に関し、代用できるものとしては
- 蔓の淑女の6mv以内に全体が収まっている場合、そのユニットは覚醒せし森林の6mv以内に収まっているとみなす
- クルノス・ハンター系統が作戦目標(四区分など範囲全体が作戦目標となっているものは除外)の6mv以内に全体が収まっている場合、自身を覚醒せし森林の6mv以内に収まっているとみなす
- 繁茂状態の特殊地形
等があるが、
また、主に他のプレイヤーから質問されることとしては
『【怪物的蹂躙】の地形粉砕で選択した覚醒せし森林に対しての再配置能力は使えなくなるのか』という事が挙げられる。
その点に関しては公式FAQ(2022/11/9)より
Q:覚醒せし森林の地形ルールが(『地形粉砕』などにより)無効化された場合、
それによってこの地形に関連するルールも無効化される?例えば『力を秘めし土地』と『森の最深部から来たる者』はどうなる?
A:無効化されない。
との回答が行われている。
そのため、ウォースクロールとして記載される射線や致命的ダメージに関しては無効化されるものの、バトルトーム内記載の文章に関してはそのまま使用できるのだ。
ただし、例外としてサンズ・オヴ・ベヘマット等の『テレインの名称を変更する』効果に関しては元々存在するテレインとしての効果が消失する。
『【怪物的蹂躙】の地形粉砕で選択した覚醒せし森林に対しての再配置能力は使えなくなるのか』という事が挙げられる。
その点に関しては公式FAQ(2022/11/9)より
Q:覚醒せし森林の地形ルールが(『地形粉砕』などにより)無効化された場合、
それによってこの地形に関連するルールも無効化される?例えば『力を秘めし土地』と『森の最深部から来たる者』はどうなる?
A:無効化されない。
との回答が行われている。
そのため、ウォースクロールとして記載される射線や致命的ダメージに関しては無効化されるものの、バトルトーム内記載の文章に関してはそのまま使用できるのだ。
ただし、例外としてサンズ・オヴ・ベヘマット等の『テレインの名称を変更する』効果に関しては元々存在するテレインとしての効果が消失する。
購入について
本商品に関しては3個1セットで販売される『Awakened Wyldwood』、3セットで販売される『Wyldwood of Ghyran』
の二商品で購入が可能となっている。
本商品に関しては日本での購入が比較的難しく、特に3セットの方を日本で見かける事はとても少ないだろう。
ただ、シルヴァネスアーミーにとっては、どのユニットよりもまず無くてはならないものであるため、2~3セットは手元にあるようにしたい。
の二商品で購入が可能となっている。
本商品に関しては日本での購入が比較的難しく、特に3セットの方を日本で見かける事はとても少ないだろう。
ただ、シルヴァネスアーミーにとっては、どのユニットよりもまず無くてはならないものであるため、2~3セットは手元にあるようにしたい。
ちなみに、本製品には旧品が存在している。
そのセットは、3本一セットが土台ごと固定されており、1本ずつ分離し生やす事は不可能だが、初期配置として3本による大規模の覚醒せし森林として配置する事は(相手が許可すれば)可能となる。ただ、相手への確認は必ず行うこと。
そのセットは、3本一セットが土台ごと固定されており、1本ずつ分離し生やす事は不可能だが、初期配置として3本による大規模の覚醒せし森林として配置する事は(相手が許可すれば)可能となる。ただ、相手への確認は必ず行うこと。
余談
この製品の取り扱いに関してある議論が行われている事がある。それは『枝の一部を取り除き使用すること』である。
シルヴァネス全体に言えることだが、枝葉や触覚などシルヴァネスは基本的に持ち運びに難があり、また、一試合6~9本の覚醒せし森林を用いるプレイヤーにとって、特にこの森林はかさばるアイテムになるのだ。
そのため、プレイヤーの中には、頂部などの数本の枝以外を取り除き携行しやすいようにする人がいるのだ。但しその行為に関し、とある弊害が発生する。
シルヴァネス全体に言えることだが、枝葉や触覚などシルヴァネスは基本的に持ち運びに難があり、また、一試合6~9本の覚醒せし森林を用いるプレイヤーにとって、特にこの森林はかさばるアイテムになるのだ。
そのため、プレイヤーの中には、頂部などの数本の枝以外を取り除き携行しやすいようにする人がいるのだ。但しその行為に関し、とある弊害が発生する。
ウォーハンマーの移動ルールにおいては『そのユニット及び附属物が邪魔で天井や隙間などに入れない場合は侵入不可である』のだ。
例えばアーチ・レヴェナントの背中に生えている羽(昆虫)や武器をマグネタイズで着脱可能にし、持ち運びを楽にする点ならマッチに関係なく問題ないのだが、プレイ中に羽(昆虫)を取り外し元々入れない場所に入ったり、
他のユニットの間近に配置し、接敵距離を短縮できるようにする、スリムになり遮蔽物に隠れられるため射線が通る扱いにならないなど、通常の運用よりも有利になる改造に関してはマッチプレイにおいては禁止される行為となっているのだ。
その点に関し、覚醒せし森林の下の枝を取り除くと発生してしまう有利な行為としてウォーソング・レヴェナントの全長は、覚醒せし森林の下の枝の位置より高く、
覚醒せし森林を2個並べた中規模の森林の場合、枝が邪魔でウォーソング・レヴェナントが入れないのだ。
その場合ウォーソング・レヴェナントは森林の中に配置することは出来ないが・・・枝を外した場合、入れてしまうという事態が発生してしまう。
それにより発生する利益としては
①不必要な覚醒せし森林の一本を別の場所に配置できる
②負傷限界値10未満のユニットの射撃攻撃及び射線を参照とする呪文などの効果の対象にならない
③戦闘特性の中に射程を拡張するものがあるため、森から出ずに詠唱をし続けられる
などユニットの強さが格段に上昇する事態が挙げられる。
例えばアーチ・レヴェナントの背中に生えている羽(昆虫)や武器をマグネタイズで着脱可能にし、持ち運びを楽にする点ならマッチに関係なく問題ないのだが、プレイ中に羽(昆虫)を取り外し元々入れない場所に入ったり、
他のユニットの間近に配置し、接敵距離を短縮できるようにする、スリムになり遮蔽物に隠れられるため射線が通る扱いにならないなど、通常の運用よりも有利になる改造に関してはマッチプレイにおいては禁止される行為となっているのだ。
その点に関し、覚醒せし森林の下の枝を取り除くと発生してしまう有利な行為としてウォーソング・レヴェナントの全長は、覚醒せし森林の下の枝の位置より高く、
覚醒せし森林を2個並べた中規模の森林の場合、枝が邪魔でウォーソング・レヴェナントが入れないのだ。
その場合ウォーソング・レヴェナントは森林の中に配置することは出来ないが・・・枝を外した場合、入れてしまうという事態が発生してしまう。
それにより発生する利益としては
①不必要な覚醒せし森林の一本を別の場所に配置できる
②負傷限界値10未満のユニットの射撃攻撃及び射線を参照とする呪文などの効果の対象にならない
③戦闘特性の中に射程を拡張するものがあるため、森から出ずに詠唱をし続けられる
などユニットの強さが格段に上昇する事態が挙げられる。
このテレインの問題に関しては『双方共に入れないユニットが入れるようになるので互いに利益があるなら問題ないのでは』という意見もあるが、この特殊地形に関しては、接近した場合に致命的ダメージを受けたり、一方的に射線を切ったりと
シルヴァネス側に有利になる特殊地形である以上、相手の中に『シルヴァネス側が有利になりすぎる』という意見を出されても仕方のない状況になってしまうのだ。
そのため、この特殊地形をどこまで改造していいか、それにより生じる利益に関してはマッチ開始前に事前に相手と相談をすることが望ましい。
シルヴァネス側に有利になる特殊地形である以上、相手の中に『シルヴァネス側が有利になりすぎる』という意見を出されても仕方のない状況になってしまうのだ。
そのため、この特殊地形をどこまで改造していいか、それにより生じる利益に関してはマッチ開始前に事前に相手と相談をすることが望ましい。