アットウィキロゴ
スーパー戦隊大百科シリーズ(混載)

ジャンル 混載
出版社 ケイブンシャ
シリーズレーベル ケイブンシャの大百科シリーズ
サイズ A6
発売年月 1983~2001年
ケイブンシャの大百科シリーズ
スーパー戦隊大百科シリーズ 作品別
混載


概要

ケイブンシャの大百科で発売されたスーパー戦隊シリーズ関連タイトルのうち、作品単独タイトルについて取り上げる。
長きにわたって続いたスーパー戦隊シリーズは、当然ながら、シリーズを重ねるうちに、これまでの複数の作品をまとめて取り上げた混載路線もいくつか展開され始める。
初の混載タイトルとして、1983年に発売された『科学戦隊ダイナマン スーパー戦隊大百科』では、『秘密戦隊ゴレンジャー』からダイナマンまでの全戦隊に加え、なぜか『忍者キャプター*1』まで紹介*2されていたが、さすがに違和感があったためか『10大戦隊大百科』では同作が除外された。
やがて、1988年頃から、スーパー戦隊シリーズそのもののカウントが、石ノ森章太郎氏原作のゴレンジャーと『ジャッカー電撃隊』を除外して、巨大ロボの要素を取り入れた東映オリジナル作品である『バトルフィーバーJ』以降の作品を対象とするようになり、当然ながら大百科シリーズでも同作を起点としたカウントへ変更され、この流れは1993年まで続いた。
その後、同年に『超世紀全戦隊』として、改めてゴレンジャーとJAKQが歴代戦隊のカウントに組み込まれるようになってからは、それと連動するかのごとく、過去の歴代レッドを取り上げた『超世紀全戦隊 レッドヒーロー大百科』が発売されたが、本書が90年代としては最後の混載路線となった。
約7年後の2001年、スーパー戦隊シリーズが石ノ森戦隊を含めて再定義され、シリーズ25作目の『百獣戦隊ガオレンジャー』放送中に、放送当時、単独の大百科が発売されなかった『忍者戦隊カクレンジャー』、『超力戦隊オーレンジャー』の2作品も含め、改めて25作品を取り上げた『25大スーパー戦隊大百科』シリーズの2冊が刊行されたが、結果的に同シリーズが最後の戦隊関連の混載大百科となった。

発売タイトル一覧

単独タイトルおよび、他シリーズとの混載タイトルについては省略する。
No. タイトル 出版年月 備考
159 科学戦隊ダイナマン スーパー戦隊大百科 1983/8 タイトル通り、ダイナマンをメインに、歴代戦隊を紹介した1冊。
石ノ森戦隊2作品に加え、なぜか『忍者キャプター』も含めて紹介
249 10大戦隊大百科 1986/2 フラッシュマン登場を兼ねて、ゴレンジャー~フラッシュマンまでの10戦隊の紹介
BFJ、ゴーグルV、チェンジマンは全話解説あり
379 11大戦隊決戦大百科 1989/9 BFJ~ターボレンジャーまでの紹介
戦隊混載は『10大戦隊大百科』以来、約3年半ぶりだが、本書では当時のスーパー戦隊のカウントでBFJからの起算になっている
455 13大戦隊大百科 1991/8 BFJ~ジェットマンまでの紹介。
属性ごとに分類された戦隊メンバー、ロボの紹介はもちろん、敵幹部の紹介がかなり充実した仕上がりになっている
466 13大戦隊なぞなぞ・クイズ大百科 1991/10 BFJ~ジェットマンまでの13大戦隊のマニアックなクイズを紹介
540 15大戦隊大百科 1993/7 BFJ~ダイレンまでの紹介
誤植も多数見られるとはいえ、黄金期を思わせる密度の濃さである
565 超世紀全戦隊 レッドヒーロー大百科 1994/1 ケイブンシャから発売された唯一の『超世紀全戦隊』関連の大百科
その名の通り、アカレンジャー~リュウレンジャーまでの歴代レッドオンリーで紹介されている
680 25大スーパー戦隊大百科 ヒーロー・ヒロイン編 2001/6 シリーズ25作目記念に発売された、約7年ぶりとなる歴代戦隊混載の大百科
タイトル通りに、こちらは戦隊メンバーの紹介がメインな1冊
689 25大スーパー戦隊大百科 メカニック編 2001/9 前書に続いて、こちらはメカをメインに紹介した最後の歴代戦隊混載の大百科

各巻ごとの概要


『科学戦隊ダイナマン スーパー戦隊大百科』

タイトル通り、ダイナマンの解説をメインに、現在はスーパー戦隊シリーズではない『忍者キャプター』も含めて、合計8作品、45人*3の戦隊ヒーローについて扱ったもの。
本書に限らず、この前後のケイブンシャでは、キャプターを戦隊シリーズの1作として扱う傾向があったためか、次作『超電子バイオマン大百科』でも、キャプターが歴代戦隊シリーズとしてカウントされてしまっている*4
メインとなるダイナマン関連は、エピソード紹介こそないが、83年8月発売ながら、すでに設定画とはいえ、ゼノビアやメカシンカに関する記述が紹介されている。

『10大戦隊大百科』

タイトル通り、新戦隊となるフラッシュマンの宣伝を兼ねて発売されたものであり、ゴレンジャーから同作までの歴代10戦隊について扱ったものだが、中でもBFJ、ゴーグルV、チェンジマンは全話分のストーリーダイジェストを記載しており、一部劇場映画作品に関する記述も紹介されている。
そのためか、作品ごとの扱いには大きく差がある。
前書で戦隊シリーズとして扱われていたキャプターは、本書以降、取り上げられることはなくなったが、一方で石ノ森戦隊となるゴレンジャー&JAKQも、本書以降、東映オリジナル作品のみをカウントする方針へと切り替えられたため、しばらくはスーパー戦隊シリーズのカウントから除外されることとななった。

『11大戦隊決戦大百科』

上記『10大戦隊大百科』以来、3年半ぶりの混載路線にして、BFJ~ターボまでの11作品の重要なエピソードをいくつか厳選して取り上げたもの。
タイトルには「スーパー戦隊」の表記は含まれず、単に「◯◯(数字)大戦隊」としての表記だが、前書とは異なり、当時のスーパー戦隊シリーズのカウントがBFJ以降の東映オリジナル作品へと絞られたことから、石ノ森戦隊は未紹介となっている*5
なお、表紙には「戦隊ヒーロー57人」との記述があるが、これは途中交代したバトルコサック、ミスアメリカ、バルイーグル、イエローフォーを交代前後ともカウントしての表記である。
また、巻末には、各作品の放送リストも記載されており、こちらも90年代までの大百科*6で継承された。


『13大戦隊大百科』

BFJ~ジェットマンまでの歴代13戦隊のメンバー63戦士をレッドヒーロー、アクションヒーロー、パワーヒーロー、アクアヒーロー、キューティーヒロイン、ハードヒロインの6系統ごとに分けての歴代戦士紹介に加え、歴代ロボ紹介*7、そして、系統ごとの歴代悪役の紹介を収めた1冊。
ストーリーの流れについての紹介はなく、ただ単に歴代戦士・ロボ・悪役のカタログ図鑑的な構成となっている。
悪役に関しては、かなり細かい分類がなされており、マニアックである*8


『13大戦隊なぞなぞクイズ大百科』

上記『13大戦隊大百科』に続けて発売された本書は、テーマを問わず、あらゆる部門から、歴代13戦隊に関するクイズを取り上げたもの。

『15大戦隊大百科』

当時放送中のダイレンが、スーパー戦隊シリーズ15作目*9となったことを記念して、BFJ~本作*10までの歴代15戦隊を、作品別に解説したもの。
本書も『13大戦隊』同様、ストーリーの流れは紹介されず、歴代戦士・装備・ロボの紹介がメインとなっている。
表紙はリュウレンジャー、キバレンジャー、大連王はもちろん、なぜかファイブピンクとジュウレンジャーのラミィのチョイスがマニアックであり、さらにカバーを外すとターボレンジャーのキリカを単独で載せている。
基本的には、1作につき、平均12P前後で歴代作品が解説され*11、最新のダイレンからさかのぼるごとに、各戦士の紹介が1Pずつ用意され、各装備と敵組織も簡素ながら取り上げられているが、なぜかイエローマスクとピンクマスク、イエローフォーとピンクファイブのように、スチールの入れ違いがある*12
同書における戦隊メンバーのカウントが「73人」となっているが、これは6人目の戦士であるドラゴンレンジャーとキバレンジャーの2人を別枠として扱っているためである。
コラム内では歴代15戦隊についての特徴を取り上げているが、以下のような要素もある。
+ コラム内容
  • 色ごとのメンバーの解説に加え、独断と偏見によるランキングも記載されている。
  • 執筆担当者がダイナマンのファンだったらしく、なぜかコラム内の各所において、ダイナマンに関する記述がかなり目立っている
  • 当時、石ノ森戦隊2作品はスーパー戦隊シリーズにはカウントされていなかったが、戦隊メンバーの人数に関するコラムで、ゴレンジャーを「シリーズの前身」という扱いで軽く解説している。
  • 当時、バトルコサックはイエロー扱い*13されていたためか、「チェンジマンにはイエローがいない」との記述になっている。
書名が『「◯◯(数字)大戦隊」大百科』なのは本書までだが、同時にBFJから起算されるパターンについても、本書が最後*14となり、以降の混載路線では、『超世紀全戦隊』の名称が設定された兼ね合いから、石ノ森戦隊もカウントされるパターンへと戻った。

『超世紀全戦隊 レッドヒーロー大百科』

アカレンジャーからリュウレンジャーまで、17戦隊のレッドヒーロー*15について取り上げたもの。
本書では『超世紀全戦隊』の表記からわかるように、石ノ森戦隊がカウントされるパターンに戻ったが、ケイブンシャ刊行の書籍で超世紀全戦隊の名称が使われた唯一の書籍となった。
各戦士の素顔、マシン&メカ、戦法についての紹介が取り上げられている。
カラーページではレッドの紹介に加え「恐怖のライバルたち!!*16」と銘打って、新→旧の順でライバル戦士の紹介コーナーがあるが、以下の構成となっている。
+ 紹介ライバル戦士
レッド名 ライバル名
リュウレンジャー 魔拳士ジン
ティラノレンジャー ドラゴンレンジャー*17
レッドホーク トランザ*18
ファイブレッド シュバリエ
レッドターボ ヤミマル*19
レッドファルコン ドクター・ケンプ*20
レッドマスク イガム*21
レッドフラッシュ レー・ワンダ
チェンジドラゴン ギルーク司令官
レッドワン シルバ
ゴーグルレッド デスギラー将軍
バルイーグル イナズマギンガー
バトルジャパン ヘッダー指揮官
スペードエース 鉄の爪
アカレンジャー テムジン将軍
なぜかダイナレッドのダークナイト*22および、デンジレッドのヘドラー将軍の2人が未紹介である。
また、関連グッズコーナーの紹介もあり、VHSビデオ*23および、バンダイから発売されたソフビフィギュアセット『結集!レッドヒーロー*24』が紹介されている。
このように、新たな展開が模索されるはずであったが、本書以降、『超世紀全戦隊』の名称はほとんど使われなくなり*25、石ノ森戦隊を含める場合は、ただ単に「戦隊ヒーロー」としての表記が一般化し、スーパー戦隊シリーズのカウント定義が現行のものに統一される2000年頃まで続くこととなる。
そして、大百科シリーズの方針転換のあおりを受け、しばらく戦隊関連の大百科の展開も約2年半以上、中断を余儀なくされ、次に発売されるのは、1996年刊行の『激走戦隊カーレンジャー大百科』まで、混載路線に至っては2001年まで待つこととなった。

『25大スーパー戦隊大百科 ヒーロー・ヒロイン編』

実に約7年ぶりの混載メインかつ、21世紀初の戦隊関連の大百科となる本書は、新戦隊となるガオレンジャーまでの歴代シリーズ25作品のヒーロー・ヒロインにスポットを当てた内容。
単独タイトルの大百科が未発売のカクレ、オーレン両作品も、しっかり取り上げられている。
ページ数の関係*26もあり、若干詰め込んでいる印象だが、それでも久々の混載路線として、マニアックな構成である。
なお、なぜかタイトルロゴでは「パ」の「゜」部分が1つ多く「゜゜」と表記されてしまっている。

『25大スーパー戦隊大百科 メカニック編』

大百科シリーズ最後の混載タイトルとして、前巻と対になる構成で発売された本書は、歴代25戦隊のメカ・マシン・ロボの紹介をメインに取り上げたもの。
前巻とは異なり、本巻ではタイトルロゴの「パ」の「゜」の重なりが修正された

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2026年05月17日 08:17

*1 他作品とは異なり、本作は東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放送されていた。

*2 翌年の『超電子バイオマン大百科』のカラーページでも、キャプターが戦隊シリーズとして扱われている。

*3 途中交代したキレンジャー、バトルコサック、ミスアメリカ、バルイーグル、花忍キャプター3は交代後も含む。

*4 公式にはシリーズとしてカウントされていない作品およびキャラが、特定の出版社の出版物でのみ扱われるパターンは、まれに他シリーズでも見られる例があったが、現在は公式のカウントに統一されている。

*5 この傾向は『15大戦隊大百科』まで続く。

*6 『15大戦隊大百科』まで

*7 発売時点の最新ロボとなるジェットイカロスまで紹介。

*8 ゴーグルVの敵組織、デスダークに属するデスマルク大元帥のような他の幹部の上に立つ幹部は「大幹部」とされ、別枠扱いとなっている。

*9 発売当時のカウント。

*10 キバレンジャー登場まで。

*11 最多はジュウレンの16P、最少はサンバルカンの8P。

*12 X1マスクなどの単発登場戦士については、スチール写真は一切なく、文字のみの紹介ににとどまっている。

*13 ただし、先述の『10大戦隊大百科』では、カラーページにおいて、オレンジ扱いされている。

*14 他シリーズとの混載も含めた場合、本書発売直後に発売された『特撮100大ヒーロー大百科』が最後。同書では、石ノ森戦隊2作品を「変身ヒーロー」扱いで紹介している。

*15 バルイーグルは途中交代を別カウントして18人。

*16 目次では「強力ライバルたち!」

*17 彼は追加戦士だが、当時は今ほど追加戦士が定着していなかった関係からか同コーナーで取り上げられている。

*18 彼の紹介文では、「態度の大きさはそのパワー以上」と記載されている。また、#41の責任転嫁も触れられており、執筆者は性格の歪みを伝えたかったと思われる。

*19 スチールは強化前のものを掲載。

*20 変身形態2種も掲載。

*21 唯一の女性キャラ枠からの紹介。

*22 帝王メギド。

*23 『10大スーパー戦隊ベストコレクション』および、予告編集の『スーパー戦隊グラフィティ』全3巻を紹介しているが、いずれも1994年当時の時点で、発売から数年が経過していたため、古く感じるチョイスである。

*24 バトルジャパンからティラノレンジャーまでのレッド14体を2つに分けたセット。表記は『結集レッドヒーロー』。

*25 ただし、一部の雑誌記事では95年頃まで超世紀全戦隊の名称を使用していた。

*26 ファイブマンまでは基本6P、ジェットマン以降は8Pでの紹介。