ウルトラシリーズ超全集(2010年代以降)
概要
メビウス終了から約6年間のテレビシリーズ不在期間に、劇場映画およびVシネシリーズとして展開されたウルトラシリーズは、新作映画の公開に合わせて、それらの作品も超全集が発売された。
そして、いわゆるニュージェネレーションシリーズの幕開けとなったギンガシリーズ2作品をまとめたギンガS超全集の発売を期に、DVD&BDのVシネシリーズの特典へと回された戦隊と入れ替わるように、以後も超全集が毎年コンスタントに発売されるようになった。
テレビ、映画、ビデオ、ネットムービーを問わず、制作時期の関係で紹介できなかった前作の関連スピンオフ作品も、次作の超全集で補完されており、その際には主に巻頭の別冊付録として付けられる場合が多い。
特にオーブはタイトルに『完全超全集』と銘打っており、過去作以上のボリュームで作品全体の魅力を取り上げた構成が特徴であった。
また、巻によっては、本編で描ききれなかった部分を改めて補完しているスタッフ執筆のオリジナル小説の掲載コーナーもあり、マニアック度を強めた構成といえる。
やがて、Zに至っては、通常版はもちろんのこと、ライダー同様にレガシーてれびくん受注生産となる限定版の『ストレイジBOX』も展開されるほどの気合の入りようであったが、次作のトリガーからは残念ながら超全集の展開が途絶えてしまっている。
ラインナップ
書名 |
発売時期 |
備考 |
電子版 |
ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集 |
2011/1 |
|
あり |
ウルトラマンサーガ超全集 |
2012/4 |
|
あり |
ウルトラマンギンガS超全集 |
2015/2 |
前作『ウルトラマンギンガ』についても紹介あり |
あり |
ウルトラマンX超全集 |
2016/3 |
|
あり |
ウルトラマンオーブ 完全超全集 |
2017/6 |
|
あり |
ウルトラマンジード超全集 |
2018/5 |
|
あり |
ウルトラマンR/B超全集 |
2019/3 |
|
あり |
ウルトラマンタイガ超全集 |
2020/3 |
|
あり |
ウルトラマンZ 完全超全集 |
2021/7 |
レガシーてれびくん受注のストレイジBOX版も同時展開 現状、最後のウルトラシリーズ超全集 |
あり |
各巻の概要
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』
本作で初登場したキャラはもちろんのこと、ビデオ作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』の紹介記事が、巻頭の別冊扱いで取り上げられている。
後藤正行氏による巻頭ピンナップのイメージイラストには、ジャンボーグ9および、トリプルファイターがモチーフとおぼしき戦士の姿が描かれている。
巻末にはUFZの元ネタとなるミラーマン、ジャンボーグA、ファイヤーマンに加え、レッドマンとトリプルファイターも含めた70年代前半の円谷ヒーローについての紹介記事がある。
『ウルトラマンサーガ超全集』
前作に続く劇場映画単独の超全集だが、映画単独としては本書が最後となった。
サーガ本編の内容をメインに、ビデオ作品『ウルトラマンゼロ 外伝 キラー ザ ビートスター』の記事を紹介する構成は前作と同様だが、本書では巻末1Pのみの紹介となっている。
『ウルトラマンギンガS超全集』
タイトルは『S』だが、いわゆる1期となる前作『ウルトラマンギンガ』や、制作時期の関係から、過去の超全集で紹介できなかった『ウルトラゼロファイト』関連の記述も取り上げられている。
発売時期の関係から、劇場版は最低限の情報のみにとどまっている。
『ウルトラマンX超全集』
本作になると、ニュージェネウルトラ作品が安定したこともあり、2クール作品ながら、他作品に負けない密度で構成されており、過去の超全集同様、『ウルトラファイトビクトリー』関連の記述も紹介されている。
メイン監督である田口清隆氏の監修による『キミにも怪獣映画が撮れる!』コラム記事や、ホオリンガ(怪獣いろは)のサイバーカード風付録も付属している。
『ウルトラマンオーブ 完全超全集』
タイトルに「完全」と付いていることからもわかるように、発表時点での関連作品を余すところなく網羅した、オーブファン必見の一冊。
巻末には、お遊び心満点の付録として、かなり異例な素面キャラのガイ(オーブ)とジャグラーのどっちもお面が付属している。
『ウルトラマンジード超全集』
ジード本編&劇場版はもちろんながら、劇中劇『爆裂戦記ドンシャイン』を取り上げた『ドンシャイン超全集』や、ドンシャインのなりきりお面も付属しており、これまた濃密な内容となっている。
『ウルトラマンR/B超全集』
豊富なスチールはもちろん、サブコーナーも充実しており、中でも先代ロッソ、ブル、グリージョの過去について描かれた、2万4000文字を超えるボリュームの小説『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』は必読の小説である。
『ウルトラマンタイガ超全集』
構成はほぼ過去作品と同様だが、前日談として配信されたネットムービー『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』についても取り上げられている。
なお、2020年3月に公開予定だった劇場版『ニュージェネクライマックス』が発売直前に新型コロナウイルスの影響を受けて公開延期となったためか、結果的に本書の記述が劇場版のネタバレになるという状況を迎えてしまった。
『ウルトラマンZ 完全超全集』
オーブ以来、タイトルに『完全超全集』と謳われていることからもわかる通り、ウルトラ史上最高ボリュームとなる180Pで網羅され、巻頭には前作に続きネットムービー『ギャラファイTAC』の記述が記載されている。
スタッフ・キャスト陣のインタビューはもちろん、過去作に続き、中野貴雄氏執筆の小説『ジャの道は蛇』も掲載されており、おまけとしてハキ(ゼット)とヘビクラ隊長(ジャグラー)のお面が付属している。
しかし、結果的に本書がウルトラシリーズ最後の超全集となってしまった。
『ウルトラマンZ 完全超全集 ストレイジBOX』
ライダーの影響を受けて、下記の冊子3冊、DVD『セブンガーファイト』スフラン島3部作、ソフビフィギュア「ウルトラ怪獣シリーズ 夕陽のセブンガー」をはじめ、多数の特典が付属したウルトラシリーズ初にして、現状唯一となる限定版超全集。
限定版らしく、表紙の仕様が通常版とは異なっている。
冊子系の特典は以下の通り。
青柳尊哉氏演じるヘビクラ隊長(ジャグラー)および、ジャグラー魔人態の特写で構成された写真集。
オーブ超全集内の小説および、本作の超全集内の小説で登場したゲストヒロインのビランキが、実写として登場しており、本編でユカ隊員を演じた黒木ひかりさんが彼女を演じている。
円谷プロ運営の動画サブスクサービス「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信されたスピンオフ作品『セブンガーファイト』を取り上げたもの。
特典DVDに収録されている同作#8~10のスフラン島3部作についても紹介されている。
- SHOGAKUKAN HERO LIBRARY『ウルトラマンA 1972-1973』
ゼット本編#19において、エースが客演した関係から、48~49年の歳月を経て、初公開を多数含めた放送当時の小学館の秘蔵特写スチールで送る写真集。
コンパクトサイズながらも、実に密度の濃い内容となっている。
当時は本編よりも特撮シーンの撮影がメインだったこともあり、ヒーロー、超獣、宇宙人のスチールが多いぶん、人物関連のスチールの割合は少ない。
最終更新:2025年06月25日 18:34