レルム編




あらすじ

第0章:Seeds Of Ghost Weed


1.Growing My Echoes-育つ残響-
+ 1話
アメリカネバダ州で奇妙な連続殺人事件が起こっていた。
遺体は外傷がないにも関わらず、生命の機能が停止していた。
事件の犯人は、ブライアンという男。
ブライアンにはRBが寄生しており、それによってブライアンは操られているようだ。
PC達はブライアンを一度は捕獲したが、彼の身柄はエリア51の軍へと回収されてしまう。

その後、軍がFHと結託し何らかの計画を行っている事をPC達は知る。
PC達はその謎を追うために、エリア51へと潜入した。
そこで『Project_Code=Eve』という計画が軍・FHを巻き込み行われている事を知る。
『Eve』とはウロボロスシンドロームのRBを指し、『最強のオーヴァード』に関わるものらしい。
PC達はこれらの資料と、ブライアンの身柄を回収し、エリア51を後にする。

組織の動き
  • UGN:軍とFHの結託を知り、『Project_Code=Eve』の調査を開始する。
  • FH:とあるセルが軍の秘密組織と結託して、『Project_Code=Eve』の計画を進めている。
  • ゼノス:軍がウロボロスに関わる計画を進めているため、これを阻止しようとしている。

まとめ
  • 『Project_Code=Eve』という計画が軍、FHを巻き込み行われている。
  • 計画には『シャロン.S.ヒルベルト』という人物が、関わっている。
  • その計画にはウロボロスシンドロームのRB『Eve』が用いられている。
  • 『Eve』に何かの問題が発生しているようだ。
  • 2年前より、テロ組織鎮圧と詐称し、軍人たちが計画の被験体にされている。
  • ブライアンがレルムの歌を歌っていた事。
  • 防衛システム:Ωが自己修復能力を持つが、エネルギーの生成を止めることが出来無い事。

2.The Devoted Friend-忠実なる友人-
+ 2話
―――オスカー・ワイルド著『幸福な王子』収録『忠実な友達』より。
親友である粉屋の大男ヒューへの献身の末に死んでしまった「ハンス」。彼はヒューの「忠実な友達」だった。

アメリカ西海岸沿いに建つ『クロイツ大学病院』は、小児の臓器移植成功率がほぼ100%と言われていた。
この成功率の秘密を探る為に、PC達はこの病院を訪れた。
そこでPC達は病院内で奇妙な現象を目にする。寝たきりの患者が元気に歩く姿、どこともなく聞こえて来る歌声―――PC達はこれらの現象を追い、この病院の真実に辿り着く。

病院長『アメリア・クロイツ』は6年前にアールラボでナノマシンに関わるとある研究に携わっていた。
その研究を利用し、『ファクシミリ・システム』というシステムを考案。
それは、希望者より受精卵の一部を預かり、提供者の臓器に異常が起きた時のためにクローンを育て上げる事だった。クローンはオリジナルが生きるためだけに育てられ、死んで行く。ただそのためだけに存在している。

これらの事実は、施設を管理していたRB『ガーデニア』の助力によりPC達に露見した。
ガーデニアはアメリアの協力者であるホーリィ医師を自由にするために、このシステムの終わりを望んだ。
最終的に、ガーデニアの手により施設内の全てのクローンは死に絶え、システムは終わりを告げた。
その後、アメリア、ホーリィ、ガーデニアはアールラボへと収容される事となった。

組織の動き
  • UGN:エリア51の一件についてアールラボに調査を委託。
クロイツ大学病院からのメールに対し、アールラボは過剰反応をしていた。

まとめ
  • 細菌タイプのナノマシンが危険である
  • ファクシミリ・システムの概要
  • シャロンがアメリアとエイルマーと共に、アールラボでナノマシンに関わる研究を行っていた。
  • ガーデニアはオルクスシンドロームの持ち主。
  • ホーリィが傷を修復する様がΩを彷彿とさせた。


NPC

・ブライアン・マーズ
ウロボロス/エグザイル/バロール
『Project_Code=Eve』 に関わる実験に利用され、ウロボロスシンドロームのRBに寄生された。
元々エリア51に従軍しており、レルムや、彼女が歌っていたバーの常連でもあった。
作戦が終わったらマスターやレルムとの再会を約束していた。
RBからは『人を喰らえ』と言われ続け、自分の意識さえも奪われてしまっていた。
彼と接触した人間は、外傷がないにも関わらず、生命の機能を停止させていた。
レルムが歌っていた歌を歌っている間は、僅かながら正気を保てていたようだ。
彼の中にいるRBは酷く不安定で危険な様相を見せている。
PC達に基地から救出された後は、アールラボにてRBについての調査を受ける事になった。

・坂月那岐
都筑京香より、ウロボロスシンドロームを持つブライアンの排除を命じられた。
だが、ブライアンの背後にウロボロスに関わる大きな計画が動きはじめている事を知り、PC達に協力をする。

・アメリア・クロイツ
エンジェルハイロゥ/バロール/モルフェウス
―――人の生命の終わりを定めるのが『神』であるならば、私は『神』になってみせる。

元アールラボ研究員で、6年前にクロイツ大学病院の病院長に就任した。
常に毅然とした態度を崩さず、どこか近寄り難い雰囲気を醸し出しているが、患者の前だと態度が和らぐ。
ホーリィ医師に関しては、どこか引け目を感じているかのような態度を取っていた。

10年前にナノマシンに関わる研究をアールラボで行っていた。
元来、ヒトクローンによるドナー制度を構想しており、彼女自身もナノマシン研究を専門としていた。
その際に、シャロン.S.ヒルベルトとエイルマー・シリルに出会い、両者をアールラボへと招き、研究を開始したようだ。が、ナノマシンを使用して実際に何を行っていたのかは、発覚していない。
6年前に研究チームは解散した。その際に100余りの人がこの研究の犠牲となった事が発覚した。

研究チーム解散後、すぐにクロイツ大学病院に就任。兼ねてより考案していた『ファクシミリ・システム』を開始するために、クローン作成希望者を募った。

彼女が非道な行いをしてまで『ファクシミリ・システム』に固執していたのは理由があるが、それは限られた人間しか知らない。

PC達に自らの行いを暴かれ、ガーデニアによりクローン達が死滅した事でUGNへ行くことを余儀なくされる。
現在、UGNにて禁錮刑を受け、事の顛末について取り調べを受けている。

・エイルマー・シリル
―――人の命の終わりを定めるのは『神』だ。人は、『神』になってはいけない。

非オーヴァード。
アメリアとシャロンと共に、ナノマシンに関わる研究をかつてアールラボで行っていた。
現在は病に倒れ、日本のN市外れの別荘地で療養をしている。
自分達の非道な行いを悔いている。アメリアに関する噂を耳にし、彼女が研究を諦めたかどうかを知るためにPC達に病院の調査を依頼した。

・ホーリィ・リンドブルム
ソラリス/ブラム・ストーカー
―――不可能を可能にする奇跡があるとすれば、あなたは、それを求めたいと思いますか?

線の細い男性。どこか動きがぎこちない。心療内科医。
猛毒の生成に長けている。
アメリアに協力し、『ファクシミリ・システム』においては、クローン達の精神面のケアを行っていた。
施設を管理しているガーデニアには感情がないとアメリアより伝えられていた。その事がきっかけで、ガーデニアには『ファクシミリ・システム』を終わらせたいという自分の本心を知らず打ち明けていた。
その事がきっかけとなり、ガーデニアに人格が芽生え、ガーデニアはシステムを終わらせる事となる。

アメリア達が行っていた研究の被験体の一人であり、データ上は死亡している。
熱湯をかけられた事に気がつかない。戦闘による負傷が直ちに修復される等、不可解な点が見受けられる。

元々はもう手の施しようがない患者を看取る為の終末期医療に携わっていた。
その現場で患者の心のケアを行っていたが、医者である自分が患者の命を救うことができないという現状に心を病み、自殺未遂を行った。
終末期医療の現場で働く医者に特有の『燃え尽き症候群』と呼ばれる症状だった。

その後、何らかの経緯でアメリア達の研究の被験者となる。
クロイツ大学病院に来るまでの経緯は不明な点が多い。

アメリアの行いに疑問を抱きながらも彼女を手伝っていたのは、彼なりに理由があるようだ。
また、レルムの歌を彼も知っていた。

・千城寺薫
―――今回ばかりは、面白そうというより……胸騒ぎがするんだよね。

アールラボ研究員。エリア51の一件の解析班に回された。
クロイツ大学病院の一件とエリア51の一件の関連性を見抜き、PCに情報の受け渡しを依頼する。
闇にほうむられた6年前の研究の詳細を現在は探っている。
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時系列

時系列 出来事
10年前 シャロン、アメリア、エイルマーによってナノマシンに関する何らかの研究が開始
6年前 シャロンらの研究チームが解散し、研究に関わる一切は闇に葬られる。
・アメリアが『ファクシミリ・システム』の賛同者を募り、システムを開始した。
2年前 エリア51で『大きな仕事』のために、軍人たちがどこかへ連れて行かれていた。
・レルムが結婚のために町を出た。

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最終更新:2016年02月05日 23:42