ヨルムンガンド編


1話『死の病のクリサリス』

《シナリオ概要》

8月24日、雨

世界各地で謎の奇病が蔓延し始める。
皮膚に浮かぶ赤い斑点。
次々に罹患するカミガカリたち。
病は増殖し、町は死に侵され始める。

武装伝奇RPG神我狩──『死の病のクリサリス』

+ 概要
概要
《ハンドアウト》
PC①「弥代 真澄」
  • コネクション:彩音/信頼
  • 目的:奇病の原因を突き止める
久代市内に謎の奇病が流行り始めた。
キミは、総代代行・御剣彩音から、奇病の原因の依頼を受ける。

PC②「花白 那智」
  • コネクション:邪悪な超常存在/治療
  • 目的:邪悪な超常存在を"治療"する
市内に奇病が流行り始め、キミは感染者の治療の手に駆られていた。
謎の奇病とされている病――。
しかし、この病にキミは覚えがあった。
――そしてその原因にも。

PC③「御子柴 棗」
  • コネクション:邪悪な超常存在/敵意
  • 目的:奇病の蔓延を防ぐ
最近、町の様子がおかしい。
人通りはいつも通りだが、鳥や獣の音がしないのだ。
不審に思ったキミは町へ繰り出すと、近くで《霊力結界》の気配を感知する。

+ マスターシーン
マスターシーン
【マスターシーン:孤児院】

むかしむかし、あるところに
7人の子供たちがおりました。
子供たちはみんな、戦争で親を亡くしていましたが、
教会のシスターに育てられ、幸せな毎日を過ごしていました。

ある日のこと、一人の子供が病気にかかってしまいました。
皮膚に赤い斑点が浮かぶ、見たこともない病気です。
いつもはシスターの看病で、子供たちはすぐに元気になるのですが、病気は一向に良くなりません。
そうしているうちに、一人、また一人と、病気の子供が増えていきました。
次第に看病の手は足りなくなり、他の元気な子供たちも看病にあたりました。
しかし、みんな元気にならず、病気の子供が増えるばかり。
ついには、一人の子供を残し、子供たち全員と、シスターは病気にかかってしまいました。

孤児院に人が来たのは、それから数日後。
元気に暮らしていた子供たちと、優しいシスターは、死んでいました。
一人の病気にかかっていない子供だけがそこにいました。

【マスターシーン:ド・ガイタ侯爵と電話の相手】

「もしもし。ああ、キミかい?」
「中々の首尾じゃないか。
世界中で数か所だけだが…超常組織の大きい支部に打撃を与えている。」
「…あの連盟も、ね。」
「ああ、でも。私の協力者も3人ほど死んでしまったんだが…」
「ああ、なに?………「それが運命だった」って?」
「キミらしい言い分だな。…まあ。あまり存在価値のない人間だったが…。」
「それはそうと、キミの名刺を〈連盟〉の方に送っておいたよ。
挨拶がないのは失礼だと思ってね。」
「用はそれだけだ。キミの探究を邪魔して悪かったね。」
「…あ、そうそう。言い忘れてたことが一つ。」
「カミガカリたちがキミのところへ向かっている。…それだけだ。それじゃあ、ごきげんよう。」



2話『死の影は笑う』

《シナリオ概要》

倒れた少女。蝕む病。
宿命を背負った者。大切な人々を奪われた者。死をもたらす魔術師を追う者。
───それぞれ因縁を持つ者たちは、邪神が眠る地へと向かう。
しかし、死の手は着実に彼らに近づいてきていた。

───病が蔓延る裏で、男は笑う。

武装伝奇RPG神我狩──『死の影は笑う』

+ 概要
概要
《ハンドアウト》
PC①「弥代 真澄」
コネクション:霧雨朱門/任意

奇病の元凶である邪神を封印するため、キミは銀目の男と共に北へと飛ぶ。
だが、そこにも死の魔の手が迫っていた。

目的:無事、目的地に到着する

PC②「花白 那智」
  • コネクション:???/連帯感

騎士団の使いから告げられた任務は、キミの望みとは異なるものだった。
このままでは、奇病の蔓延する事件の核心には触れることは叶わない。
このまま任務に忠実に従うべきか、それとも……

  • 目的:"天使"を殺す

PC③「御子柴 棗」
  • コネクション:???/連帯感

キミは、シャルル・ダーレスから緊急の依頼を受ける。
今回の奇病の発生に関係している人物、"赤死病の仮面"。
ローゼンスカルの大幹部の討伐依頼が下ったのだ。
キミは彼の元へ向かうため、関係する情報を持つであろう人物に接触を図る。

  • 目的:とある人物ともに事件の元凶に関する情報を入手する


+ マスターシーン
マスターシーン

ある夏の日。
少女は父親に連れられ、影のようにひっそりと列をなす黒服の大人たちに混じる。
目の前の大きな日本家屋は、自分の家よりも一回り大きい。
少女は家を眺めていると、ふと、視界の端に小さな影が動いた。
黒服の大人たちよりずっと小さい…自分と同じくらいの年だろうか?
少女は父親の手を離れ、影を追う。
追った先――家の中庭には黒髪の少女が、おばあさま、と何度も言いながら、
うずくまって泣いていた。
キミは少女に声をかける。
少女は泣きはらした目でキミを見上げた。


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最終更新:2018年05月06日 22:52