イドゥーイン家の財宝(全3話)

PC達は冒険の資金集めとしてとある街に訪れる、そこは平和な街であり、冒険者への依頼内容も低賃金であった。
そこへ一件の依頼が冒険者の店へと舞い込む。それはこの街の大富豪であるヘイデン・イドゥーイン氏からの依頼であった。

初期経験点5000点/所持金4000G/成長6回/名誉点70

第1話

レンとカゲツは冒険の資金調達の為に、冒険者の店へと訪れていた。
しかしこの街は蛮族被害も少なく、依頼は雑用ばかり。どれも低賃金の物であり、店主も困り果てていた。
そこへ一人のメイド・オルタが持ち込んできた依頼書、それはこの街の大富豪ヘイデン・イドゥーイン氏からの依頼であった。
高額報酬に目を惹かれ、レンとカゲツ、そして案内役としてオルタがイドゥーイン家に伝わる家宝のカメオを探しに行く。
森の中、歩みを進めていくと空腹で行き倒れているフィーのシューを助ける。恩返しとしてシューがついてくることになる。
一行はイドゥーイン家の古屋敷でそこに巣くう魔物達を圧倒し、無事に依頼の品である家宝のカメオを手に入れた。
また屋敷内にあった手記から古地図の切れ端を入手するが、もう半分は探索しても見つからなかった。
一行はヘイデンに報酬を貰おうと豪邸まで帰ってくるが、そこは役人達が検挙をしている最中であった。
ヘイデンは偽金貨を横行させた罪の重要参考人として逮捕されてしまう。そしてオルタは主人を失う事になる。
次々と押収されていく悪趣味な金銀財宝の中、一枚の古地図の切れ端が一行の足元へ落ちてくる。
重ね合わせると一枚の大きな地図となった。地図はどうやらイドゥーイン家の財宝の在処が記されているようであった。

獲得経験点1190点/報酬610G/成長2回/名誉点+30
備考:シュー…宝石(80G)*2/カゲツ…イグニッションパイプ

第2話

PC達はヘイデンから報酬を受け取れなかったが財宝が眠っているらしい地図を手に入れ、明朝に冒険者の店を出発する。
オルタは店主から冒険者の証を貰い、レンやカゲツ達に同行する事を決める。陰に潜む人の視線に気づかずに…
地図には森、川、崖、洞窟の絵が描かれている。一行は橋を渡り、道中は魔物を倒して森の中を安全に進んでいった。
崖を超えると日が暮れそうだったので野営をする事にした。しかし一行は夜中、山賊の襲撃に遭う。
PC達はなんとか山賊を撃退し、テントに戻るがテントの中は荒らされており、さらに地図が奪われてしまっていた。
どうやら山賊達の目的は最初から財宝の在処が示された地図だったようだ。
地図の複製の作製を試みるも、その日は上手くいかなかった。翌日、オルタが作成に成功し、急いで洞窟へ向かう。
一行が目にしたのは洞窟の入り口前で倒れている山賊達と、凶暴なゴルゴル達。
ゴルゴルを倒したPC達は、いよいよ財宝が眠っている洞窟の内部へと足を進めていくのであった。

獲得経験点2060点/報酬955G/成長2回/名誉点+17

第3話

目と鼻の先に迫った財宝の在処に、洞窟内を警戒しながらも進む一行。
洞窟内に巣食う大量のジャイアントスラッグと凶暴なアナコンダの猛攻に疲弊しつつも、お互いに助け合ってきた。
広い空間に出ると、地面には掠れた魔法陣と石が配置されており、1枚の魔法文明語で呪文が書かれたお札があった。
封印のお札を剥がすと、白濁した目のヘイデンに似たイドゥーイン家の頭首らしき亡霊が襲い掛かる。
欲望に囚われた悪しき亡霊を撃破すると、奥の岩戸が重々しく開く。
その奥には当初貰う予定であった報酬額の2倍以上はある眩い限りの金銀財宝が眠っていたのだった。
大量の財宝を抱え、洞窟を出ようとする時、地響きが発生し、急に洞窟が崩れていく。
一行は全速力で走って逃げるが、オルタは転倒し、その場で一時的に動けなくなってしまう。
獣化したレンがオルタを庇いつつ、カゲツによる斬撃で一行は一命を取り止め、無事に洞窟を脱出する。
レンは脱出するや否や、蛮族だとバレてしまい、そのまま2人の目が届かない場所まで逃げて去るのだった。

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最終更新:2016年02月18日 03:05