用語集



用語集

・防衛システム:Ω
エグザイル/サラマンダーブラックドッグ/
何らかの特殊な物質を動力源に搭載した兵器。
動力源にはEXレネゲイドが感染している。
逆さまの円錐を地面に突き刺し、その上にある脳を模した物体を支える形で設置されている。
アイスのコーンの上に脳が鎮座しているようで、生理的嫌悪感を呼び起こさせる外観をしている。
脳を模した外郭の内部は青白い粘性のある液体状の物体である。これが動力源であり、Ω本体となる。
簡潔な命令しか受け付けず、人格を持たない。
動力源は、強力な自己修復機能を持つが、エネルギーを生成し続けることしかできない。
冷却機能もなく、自分自身ではエネルギーを外部へ排出する事もできないため、一定時間放置すると爆発する。
それを防ぐための装置が脳を模した外郭である。
非戦闘時には、脳に設置された砲台から熱エネルギーを蒸気として排出する。
戦闘時には、自身の一部を切り離す事で、熱エネルギーの排出を行っている。

・分子機械型ナノマシン
(概要)
自己増殖して、「人間の蔵機能の肩代わり」や「怪我を治す 」などの役割を果たすウィルスを作る事である。
分子機械型ナノマシンとは概念の事であり、金属からなる機械の事を指す訳ではない。
分子機械型ナノマシンが増殖するには『細菌を模したタイプ』と『ウィルスを模したタイプ』に2分される。
  • ウィルスを模したもの:自身で分裂し個体数を増やす事ができない。なので、人間のタンパク質生成システムに割り込んで自己増殖する。
  • 細菌を模したもの:他の生物の力を借りず、自分で自己分裂をする。無性生殖に近い。

(分子機械型ナノマシン/細菌タイプの持つ危険性)
ウィルス模倣タイプは、人間本体に働きかけることで増殖する。これはあくまで人間本体が化学物質を行っているにすぎない。人間の機能が低下すればその機能も低下するため、制御が簡単である。
細菌模倣タイプは 細菌を模倣したものは自己分裂するなかで抗生物質を与えなければならないため、異常を起こした個体を逃しやすい。そのため、制御のしやすさはウイルスを模倣したものよりも劣る。

・金属分子型ナノマシン
ナノマシンとは概念の事を指すが、金属由来のナノマシンも存在する。
金属由来のナノマシンは化学反応を起こしにくいため、自己増殖ができない。
が、エネルギーの運搬や、人の体内の状況を把握することなどに長けている。

・ファクシミリ・システム
(概要)
臓器移植においてドナーの確保が困難である事を問題視したアメリア・クロイツにより考案されたシステム。
臓器に問題が起こり、移植が必要となった時のために、希望者から受精卵の一部を預かり、ドナーとしてクローンを育て上げる。移植が必要となった際には、このクローンの臓器が摘出される。
6年前にこのシステムは開始されたため、6歳までの患者で希望者にしか適応されていない。
そのため、6歳以上の年代になると、成功率は激減していた。

(ヒトクローン生成の手法)
ヒトクローンを正常に育てる事は、現代の技術では不可能とされていた。
アメリア・クロイツは、ガーデニアと呼ばれるオルクスシンドロームを有するRBを利用し、この点を解決した。
クローン達は受精卵の状態の時より、金属分子ナノマシンを植え付けられている。このナノマシンにはガーデニアの因子が含まれており、これにより体内の状況を精細に把握、そして異常が起きた際には直ちに体内を修復する。
この修復はあくまでクローン個々人の体組織に命令を下す事によって行われているため、比較的リスクが少ない。
また、金属分子ナノマシンは、金属という特質から化学反応を起こしにくいため、不足の事態に陥りにくい。

・ガーデニア
オルクス/???
―――ホーリィ、一緒に、海を見に行こう。

形状は、ガーデニアの花を模した金属の模型。茎のように花の下部に向かってコードが繋がれている。
模型に隠されているが、中心部にはCPUとなるある物質が存在し、それに感染しているRBである。
『ファクシミリ・システム』の統制プログラムである。
口調は女性的であり、人格は少し幼さと危うさが感じられる。
レルムの歌をよく口ずさんでいた。出処は不明。
オルクスシンドロームを有し、自身の因子を植えた金属分子ナノマシンによってクローン達の健康を維持していた。

製作者は不明。アメリアは「あの男はガーデニアに感情を設計しなかった」と言っていた事から、アメリアが開発したわけではないようだ。
元来、感情はプログラミングされていなかったが、ホーリィとの交流によって感情を芽生えさせた。
ホーリィと「自由になれたら、一緒に海を見に行こう」という約束を果たすため、PC達をシステム内へと招いた。情報の漏洩がシステムの終了であると認識していたが、実際には異なっていた。
自身の行いをホーリィが非難した事により、終了条件を誤ったと判断。
施設の維持を放棄し、クローン達の生命を終わらせる事を終了条件として勝手に導き出し、システムを「終わらせた」。

現在はアールラボに保管されており、処遇について審議が成されている。
事件後、研究員達とは交流をしようとせず、頑なに口を閉ざし続けているようだ。
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最終更新:2016年02月07日 12:20