レグナ「最近、あったかくなってきたなあ。」
ミコト「陸は……四季折々で、春は過ごしやすい陽気ですね……」
レグナ「そういえば、ミコトはマーマンの…ウィークリングだっけか?水の中はどんな感じなんだ?」
ミコト「最初は…、水の中は寒くて、冷たいと…感じられるかもしれませんが………意外と温かいんですよ。泳ぐと気持ちが良いものです…」
レグナ「川とかで泳いだりすることもちょくちょくあったが、水から上がると寒いけど、水の中は結構あったかいんだよな。海の中でもやっぱあったかいのか~。」
ミコト「(くすくすと少しだけ笑う) 私は川で泳いだ事はありませんが…、きっと同じだと思います…。レグナさんは…泳ぎが得意なんですか…?」
レグナ「うーん…得意と思ったことはねえなあ。比べる相手や競争する相手もいねえし、それ以前に泳ぐ機会なんてほとんどねえから。魚を取るためだとか、一部水没した遺跡で先に進むために泳ぐとか…泳ぐ機会と言ったらそのくらいか。」
ミコト「………泳げるのでしたら……いつか、水底から綺麗な景色が見える場所を紹介しようと……。そう、思いましたので……」
レグナ「水底から?へえ~!どんな景色なんだ?水底から見える景色なんて初めて聞くなあ。」
ミコト「海底洞窟の先なのですが……海上に向かって伸びる構造をしている場所があるんです。そこは太陽の光が直線で差し込み……、まるで天使の梯子の様なんです…。外の光に珊瑚が乱反射して輝く……私のお気に入りの場所です」
レグナ「海の中で、そんなところがあるのか…。それは、ぜひ見てみたいところだなあ。」(情景を想像しながら答える)
ミコト「あっ………。……、…あの…っ……」(少しだけ声を張る)
レグナ「ん?」
ミコト「本当に…その……。言葉で表現するのが勿体無いくらい……、綺麗なんです…っ……!なので私が案内しますので……皆様も一緒に……。……是非、海に行きません………でしょうか?」
レグナ「ああ!それまでに泳ぎの練習しとかないとな。」(にかっと笑う)
ミコト「(少しだけ嬉しそうにそわそわする)………は、はいっ。よろしくお願いします…」
|