メディアライブラリのアルバム一覧・トラック一覧のどちらかでファイルを選択して右クリックすると"送る"コマンドがあって、その中にフォーマットコンバータっていうのがあるのですが、Winampを使ってファイル変換してくれる機能なのですが、1つ2つのファイルを変換したりする時には便利かもしれません。
WinampPRO でないと、いくつかのファイルには変換できませんけどね。
フォーマットコンバータ設定メニューが開いたと思うんですけど、この中の上にある項目、出力ファイル命名スキーマは特に説明する必要は無いでしょう。とりあえずファイル名フォーマットを載せておきます。リッピングされたトラックに命名規則と同じですね。参照
リッピングされたトラックに命名規則
エンコーディングフォーマットで出力するフォーマットを選択します。
aacPlus (HE-AAC)エンコーダ v1.31
aacPlus (HE-AAC)ハイビットエンコーダ v1.31
FLAC エンコーダ v2.3 (libFLAC v1.2.1)
MP3 エンコーダ v1.31
MP4/aacPlus (HE-AAC)エンコーダ v1.31
MP4/aacPlus (HE-AAC)ハイビットエンコーダ v1.31
MP4/LC-AAC エンコーダ v1.31
WAV エンコーダ v1.02a
WMA エンコーダ v1.22a
この中で WinampPRO でないと使うことができないエンコーダは MP3 と、ハイビットエンコーダです。それらを選択するとその下には何も表示されなくなるので分かると思います。
あとは変換 kbps の選択です。変換の形式によって多少の違いがあります。WAV・FLACファイルに変換する場合には指定できません。
ステレオ・モノラルの指定です。これも変換ファイルによっては指定できません。
WAVファイルに出力する事はないでしょうけど、ここで変換するよりは出力先を WAVにして変換した方が早いように感じます。ま、でも元ファイルが MP3 とかでは WAV ファイルにしても意味がありませんけどね。(mp3にエンコードした時点で失われてしまった情報は元に戻ることは無いので意味が無いのです。これはどの非可逆圧縮フォーマットでも同じことです。)
出力先を MP3 にして MP3 に強制的にしてしまうこともできますよ。そのためには Lame MP3 Writer plug-in v3.0[out_lame.dll]かもしくは Out_mp3.dll というのを Winamp で Output のプラグインとして探してこなくてはなりません。それを
インストールすれば出力先を mp3 にしてしまうという手もありです。もちろん音質が気にならない人向けですけどね。Lame MP3 Writer plug-in っていうのは
ここで最新のものが手に入ります。Winamp に登録されているものは若干古いものです。
インストールしたら出力先を Nullsoft DirectSound出力v2.6(d)[out_ds.dll]からLame MP3 Writer plug-in v3.0[out_lame.dll]に切り替えて曲を再生します。再生する前にLame MP3 Writer plug-in v3.0[out_lame.dll]の設定を行っておいてください。出力ファイル形式を wav にしたい時には Nullsoft WaveOut出力v2.13(d)[out_wave.dll]を選択します。可逆圧縮音声フォーマットであってもきちんとデコーダーを使ったほうがいいと個人的には思います。
Winamp を使ってファイル変換するのも、やっぱり音質の劣化が気になる場合があります。ある程度音質を気にするなら専用のファイル変換ソフトを使った方がいいです。
Lame MP3 Writer plug-in v3.0[out_lame.dll]を使って mp3 にコンバートしようとすると落ちました。特に変な設定にしてあるわけでも無いのに‥‥少し調べてみます。
Out_mp3.dllを出力先にするのはうまくいきました。これは何度もやった事があるので心配はいりません。設定はどこを操作したのか忘れてしまいました。ただエラーになって Winamp が落ちたりとかはありません。
ファイル変換にお勧めなのは
theFrontendです。最近これを本格的に使おうと思っていて、あれこれと調べているところです。基本的に変換できないフォーマットはありません(ただしオーディオフォーマットだけに限る)これの最も良い部分はエンコーダー・デコーダーのそれぞれを細かく設定できるという部分です。
エンコーダーとデコーダーを揃えるのが面倒ですが、エンコーダー・デコーダーを常に最新の状態にしておけば変換できないということは最低限ないわけです。
theFrontendはフロントエンドに過ぎないので、たいした事をやっているわけではありません。エンコーダーやデコーダーを使ってファイル変換するインターフェースに過ぎません。それでも使いやすい UI になっていると思いますけどね。変に飾り気の無い所なんかが特に好印象です。
新しいフォーマットのエンコーダー・デコーダーが出てくればそれらを Configure Formats に加えていくだけです。日本語化もされているようで、こういうフロントエンドタイプの物が主流になってくるでしょうね。エンコーダー・デコーダーが内蔵されたものは新しいエンコーダー・デコーダーが出ればそれらを反映して造り直さないとなりません。次々に新しいフォーマットが出てくるのですから、使う方も頻繁にバージョンアップしないとならない。フロントエンドのものであれば読み込みできない新しいフォーマットの時にだけ新しいデコーダーを手にいれてくれば済む話です。
最終更新:2011年02月08日 11:38