フリック
概要
働き者のアリたちの仕事を効率化させる発明をして役に立ちたいと思っているが、すべてが空回りして逆に迷惑をかけてしまうトラブルメーカー。穀物を収穫する機械や、即席の双眼鏡、ハリボテの鳥などを発明している。
正義感が強く、勝ち目のないバッタの
ホッパーにも勇敢に立ち向かう。一生懸命なところがあり、サーカス団員など周りの仲間たちから信頼を寄せられるようになる。
エピソード
アント・アイランド*のみんなの役に立ちたいフリックは仕事を効率化する発明をしては、周りのみんなを困らせていた。フリックの唯一の理解者である幼い
ドット姫とはお互い励まし合う仲で、フリックは空を上手く飛べないドットに「君はいつか大きな木になる種のようなものだ。」と種に見立てた小石を見せる。
ある日、フリックはバッタたちへの貢ぎ物である食糧を集めるアリたちを助けようとして、誤って食糧をすべて水に落としてしまう。バッタのボス、
ホッパーは激怒して「木の葉が全て落ちるまでに食糧を集め直せ」と
アッタ姫に命じる。ホッパーの無茶な要求に対し、フリックはバッタと戦える戦士を集めるため町へ行くと主張する。アリたちはフリックがいないほうが仕事が捗ると思い、アッタはそれを快諾する。
町に出たフリックはバーでハエを懲らしめる戦士たち(
フランシス、
スリム、
マニー、
ジプシー、
ロージー、
ディム、
ハイムリック、
タック、
ロール)を見かける。実は彼らは解雇されたばかりのサーカス団員だが、フリックをスカウトマンと勘違いして喜んで誘いに乗る。フリックは彼らをアント・アイランドへ連れていくが、そこでお互いの誤解に気付く。そこへ鳥がドット姫に襲い掛かり、サーカス団員たちが協力して彼女を救ったことで、アリたちに本物の戦士だと思われて引くに引けない状況になる。
アッタ姫はフリックを役立たずだと思ったことを詫び、二匹は良い雰囲気になる。フリックは彼女との会話からホッパーの弱点が鳥であることに気付き、からくりの鳥を作ることを思いつく。アッタ姫の主導のもと、アリたちは協力して鳥を完成させる。鳥の完成を喜んで祭りをするアリたちのもとにサーカス団員たちを解雇した団長の
P.T.フリーが現れ、彼らの正体がバレてしまう。アッタ姫はフリックが嘘をついていたことを責め、団員もろとも追放する。
アント・アイランドを出たフリックたちのもとに空を飛べるようになったドットが現れ、アント・アイランドがホッパーに苦しめられていることを告げる。自信を無くしたフリックを団員たちは励まし、ドットは小石を渡して説得した。フリックたちはP.T.フリーを監禁してアント・アイランドへ戻ると、サーカスのショーでホッパーの気を引き、
ブルーベリーズ*の力を借りてからくりの鳥を起動させた。バッタたちは慌てふためいたが、事情を知らないP.T.フリーが鳥に放火してしまい、真実を知ったホッパーは激怒する。
ドットが人質にされると、フリックは計画の発案者を名乗り、ホッパーに勇敢に立ち向かう。「アリはバッタのしもべじゃない。バッタがアリを必要としているんだ。僕たちはお前なんか要らない」というフリックの言葉に奮い立ち、アリたちは数でバッタを制し、ホッパーを封じ込める。その時、突然の雨が降り注ぎアリたちはパニックに。フリックはサーカス団員やアッタ姫に助けられ、ホッパーとの空中戦を繰り広げる。フリックを追い詰めるホッパーに背後が鳥が現れるが、これもからくりだと勘違いしたホッパーはそのまま鳥の餌食となってしまう。
春になるとサーカス団員たちはフリックに別れを告げてアント・アイランドを旅立つことになった。団員もアリたちもフリックの勇姿を称えた。フリック、アッタ新女王、ドットは団員たちに別れを告げて手を振った。
その他
『
カーズ』のスタッフロールでは、フォルクスワーゲンのフリックが登場し、戦士たちが実はサーカス団員であったことに気付くシーンが再現されている。
ゲーム
テーマパーク
登場作品
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 19:12