王子
名前:Prince
デビュー:『
白雪姫』(1937年)
概要
『
白雪姫』(1937年)に登場する王子。
白雪姫に一目惚れする。
当初は、白雪姫に次ぐ第二の主役として出番の多いキャラクターとなる予定だったが、後述の見せ場のカットにより、結果的に二回しか登場しない脇役のようなキャラクターとなった。
後にプリンス・チャーミングと表記されることも増えた。この名称は『シンデレラ』の王子に使われている。
ディズニーアニメ版の王子に本名は設定されていない。1938年のオスカー授賞式のディズニーのコーナーの際、シャーリー・テンプルが「フェルディナンド」という名前に言及したことから、多くのディズニーファンが王子の本名を「フェルディナンド王子」だと勘違いする事態が起こってしまった。ちなみに、この時シャーリーが話していたのは短編映画『
牡牛のフェルディナンド』(1938年)の主人公のことであった。
資料によってはフェルナンド、フロリアン、フレデリック、アスターとする説などがある。
王子はダガーを所有しているが、作中に使用されることはない。
取りやめになったコンセプト
王妃の魔法の呪文により、王子は洞窟に閉じ込められてしまう。白雪姫が魔女に命を狙われたため、森の動物たちは自力で洞窟を脱出した王子に助けを求めるが、王子は動物の言葉を理解することができない。唯一、話を理解した王子の馬が、王子を乗せて白雪姫の元へ向かうと、白雪姫はすでに毒りんごにやられた後だった…という展開であった。このアイディアは映画全体において白雪姫と王妃の関係性に焦点を当てるために冗長なシーンになってしまうと判断された。なお、映画公開当時に宣伝用に製作されたコミック版ではこのシーンが収録されている。また、このコンセプトは後に『眠れる森の美女』のフィリップ王子に影響を与えている。
挿入歌『
いつか王子様が』の初期スケッチの中には、白雪姫と王子が雲の中でダンスをしているというシーンがあった。王子による唯一のダンスシーンではあるが、本編では未使用となった。このアイディアも後年の『眠れる森の美女』の
オーロラ姫とフィリップ王子のダンスシーンに流用されている。
その他
実写映画『
フラバー』のウィーボのモニターに王子が映るシーンがある。
ゲーム
5章の
ユウの夢の中に登場。井戸で仕事をする
白雪姫が王子に話しかけられる姿が映し出されていた。
王子は下記エピソードに登場する。
KH
「アクア編」でかつて見かけた
白雪姫の姿を探しているところで、
アクア*と出会う。アクアは王子に、白雪姫が
魔女によってやられてしまったことを伝える。そして王子は白雪姫の元へ、アクアは王妃の遺した城の捜索へと向かう。ステージクリア後は、王子のキスにより元気になった2人の姿が確認できる。
テーマパーク
登場作品
1930年代
1950年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
実写
最終更新:2024年12月05日 00:41