燐寸少女

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&font(#6495ED){登録日}:2018/07/17 Tue 19:58:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){私、マッチ売りのリンと申します。} #center(){こちらのマッチは、火が点いている間に思った事、つまり「妄想」が具現化できる} #center(){「妄想マッチ」です。妄想は少々過大表現ですが、レトロ調でオシャレですよ。} #center(){ただし、本製品は「妄想用」であり「願望用」ではございません。} #center(){責任も覚悟も必要ございません。それでもよろしいならいかがでしょうか。} #center(){マッチはいりませんか。} *概要 「燐寸少女(マッチショウジョ)」とは鈴木小波の漫画。 月刊ヤングエースに連載されており、カドカワコミックスから単行本化されている。 一言で言うなら「[[笑ゥせぇるすまん>喪黒福造]]」や「[[謎の老婆シリーズ]]」と同類の「[[客の願いを叶える>どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]不思議な商売人の物語」。 不思議なマッチ売りの少女「リン」が火を点けることで使用者の願いを叶える「妄想マッチ」を売り歩く、という物語である。 他の作品と比べると、「妄想マッチ」は''なんでもあり''のすさまじく強力な効果を持っており、基本的に叶わない願いはない(ただし、「マッチの本数を増やす」だけは無理)。 しかしその一方で「責任も覚悟も必要ない」とされるように、使用者の妄想を''何の躊躇もなく''叶えてしまうため、使い方を誤ると簡単に大惨事を巻き起こす。 一応[[ハッピーエンド]]に終わるストーリーも少なくないが、反面とんでもなくブラックな結末を迎える話も多い。 またハッピーなのかバッドなのかよくわからない謎エンドのエピソードも。 独特の幻想調のイラストは味があり、願いを叶える際に出現する不思議生物も印象に残る。 2016年に実写映画化。 主演がSKE48の佐藤すみれという時点でいかにもなアイドルプロモーション映画っぽくてかなりヤバ気な感じだが、「[[世にも奇妙な物語]]っぽい」と意外と評価は悪くない。 *主な登場人物 -リン 主人公の少女。小学生程度に見えるが、年齢は不詳。 常に無表情で淡々と話すが、''梅干を食べるとどえらい顔になる''。 喪黒や謎の老婆に比べると、アフターサービスは割としっかりしており、客が間違った道に進もうとしている時は警告を与えることも少なくない(もっとも、聞く耳を持たない客の方が多いが)。 一見無感情に見えるが、その実割と内面は子供っぽく、食事の邪魔をされたからという理由で怒りを露わに商売道具で復讐を実行したこともある。 どのような能力を持っているのかはあいまいだが、少なくとも瞬間移動のような能力を持っている。また、マッチの効果は彼女自身には通用しない様子である。 なぜマッチを売っているのか、については''「変わっていく心が見たい」''と話しているがその正体など謎は多い。 -水母 遊 超不幸体質の青年。曰く、「大抵の不幸は経験済み」。 どんな不幸な目に遭ってもその境遇を恨まず笑顔で前を向くポジティブな性格……だと思われていたが、''実は単なるドM''。 たまたまリンの目の前でチンピラたちに保険金殺人のターゲットにされ、気まぐれで助けたリンのために食事を作る。 ……が、再びチンピラが現れたことで今度こそ殺されてしまう。今際の際に妄想マッチを渡され、妄想を具現化させるも、''なぜかクラゲに転生''。 そんな姿になってまともな生活ができなくなり、リンが彼の作る食事を気に入ったこともあり、リンの助手(兼家政夫)としてそのまま居つくことに。 以降はレギュラーキャラとしてリンと共に狂言回しを務める。 -チム リンのライバルの和装少女。願望を叶えるろうそく「夢幻灯」を売るろうそく売りの少女。 リンとは対照的に常に笑顔を浮かべているが、やはりその内面は謎。 ''「変わらぬ心が見たい」''と述べている。 -ソイプン チムの助手。背が高く、常にパーカーを着て顔には仮面のような何かを被っている。 女子力も高いが、今まで一言も喋っていない。 -ワン リンのライバルの少年。「消灯会」の管理人。 リン、チムに比べて明らかに幼く、言葉もつたないので助手の女性にアドバイスしてもらって喋っている。 *用語集 -妄想マッチ 火を点けるとどんな願いでも叶う不思議アイテム。 値段は寿命一年分で、一箱50本入り。ちなみに今のところ値段を理由に購入をやめた客はいないが、リンはよく「お試し」と称して無料で一本だけ擦ったりしている。 どんな願いでも叶えてくれるが「マッチを増やす」だけは無理。 あくまで「妄想用」であるため、良くも悪くもその時思い浮かべたことを「文字通りに」叶えてくれるだけ。 -夢幻灯 火を点けるとどんな願いでも叶う不思議アイテム。 値段については言及されていない。 妄想マッチと違い、こちらは''「願望用」''。その人が思っていることではなく、あくまで心の奥底の深層心理で願っている「本当の願い」を叶えてくれる。 これをチムは「心の上澄みを叶えるマッチと本心を叶えるろうそく」と言っている。 本当の願いを叶えるため、一人につき一本だけ。対価は不明。 -消灯会 その人の最も消したい記憶を一つだけ消してくれる不思議なイベント。 中心の現在から、無数のランタンが網目状に周囲に伸びており、そのランタン一つ一つがその人の記憶になっている。 ランタンを辿っていき、最も消したい記憶にたどり着いたら吹き消すことでその記憶と思いを全て忘れることができる。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 映画ググってみたら不幸になるキャラもいる反面、誰かのためにやってるキャラはちゃんと綺麗に終わるとまとまってるのね -- 名無しさん (2018-07-18 21:19:58) - 1本1年じゃなくて1箱で1年なら極めて良心的な値段に思える… -- 名無しさん (2019-11-12 23:33:59) - 老夫婦の東京タワーの初デートの回好きだった。 -- 名無しさん (2022-10-15 11:59:32) #comment #areaedit(end) }
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