精気を吸う骨の塔(遊戯王OCG)

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&font(#6495ED){登録日}:2022/03/24 (木曜日) 03:51:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #blockquote(){&font(b,#800080){&ruby(せいき){精気}を&ruby(す){吸}う&ruby(ボーンタワー){骨の塔}} 効果モンスター 星3/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[アンデット族>アンデット族(遊戯王OCG)]]/攻 400/守1500 自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、 このカードを攻撃する事はできない。 アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。} *概要 [[遊戯王]]には時々いる、あんまりモンスターらしくない名前のモンスターのひとつ。 イラストも完全に建物である。 禍々しいだけあって唯の塔ではなく、イラストをよく見ると[[《ゴブリン突撃部隊》>ゴブリン突撃部隊]]の精気を吸っていることが分かる。 何気に出番の多いカードでもあり、[[《アンデットワールド》>アンデットワールド(遊戯王OCG)]]及びその関連カードのイラストに多々登場している。 向こうの世界ではポピュラーな存在なのか、氷肌玉&font(b,#800080){骨}((「美しい」という意味。女性に対してのみ使う形容詞なので、「おねーちゃんキレーっすね」くらいの意味になる))な[[ガイド>魔界発現世行きデスガイド(遊戯王OCG)]]が観光案内している様子も確認されている。 その割にストラクR「アンデットワールド」で再録されず、第4期を最後に絶版になってしまっている。 マイナーなカードとはいえ、絶版というのはこのカードのファンにとっては筋&font(b,#800080){骨}を抜かれるように悲しいことなので、いつの日か再録されることを願うばかりである……。 それでは効果を見ていこう。 一つ目は自身への攻撃を逸らす効果。 「戦いもこなせる武&font(b,#800080){骨}者」とは言い難い攻撃力なので、この効果で戦闘を避けられるのは嬉しい。 が、通常の[[ビートダウン>ビートダウン(TCG)]]ではわざわざこのカードを庇う理由も維持する理由もないので、活きる場面はあまり無いだろう。 なお、&font(b,#800080){骨}の塔が2体揃えば攻撃されない壁になる。 「攻撃されない」と書いてあるカードを二枚出す時点で「今は攻撃をされると困る」という意図が露&font(b,#800080){骨}にバレてしまうため、あまり長続きはさせづらい。 とはいえ、後述のコンボに失敗した場合に時間が稼げる可能性はある。 そして二つ目は、アンデット族の特殊召喚をトリガーにした[[デッキ破壊>デッキ破壊(遊戯王OCG)]]効果。 一回当たりの枚数は少ないものの、トリガーは非常に緩い。 効果は重複するので、複数枚フィールドに揃えればそれだけ速く相手デッキを&font(b,#800080){骨}抜きにできる。 注意しないといけないのは、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》自身の特殊召喚時にはデッキ破壊はできないこと。 先に「&font(b,#800080){骨}の塔」を出しておいて、そのあとで別のモンスターを特殊召喚してやる必要がある。 逆に言えばアンデット族ならなんでもよく、予め「&font(b,#800080){骨}の塔」がいるときに二体目を特殊召喚した場合、先に出しておいた一体目の「&font(b,#800080){骨}の塔」の効果で2枚のカードが墓地に送られる。 以降は、アンデット族が特殊召喚されるたびに2+2=4枚のカードが墓地に送られることになる。 このカードを軸にしたデッキを以下に二つ記載する。 *【アンデットデッキデス】 《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を&font(b,#800080){骨}頂に据えた[[【デッキ破壊】>デッキ破壊(遊戯王OCG)]]。 アンデット族の非&ruby(ボーン){&font(b,#800080){骨}}な展開力を活かして一気にデッキを破壊しつくすことを狙う。 ただし流石のアンデット族と言えど、展開のために手間がかかるために、大規模な特殊召喚が大&font(b,#800080){骨}((「大変」という意味))という事実に変わりはない。 無計画な特殊召喚てデッキ破壊の前にリソースを使い尽くしてしまった場合、待っているのは返しのターンでの敗北である。 かといってチンタラと時間を費やすようでは、相手の迅速かつ怒涛の攻勢を受け、[[&font(b,#800080){骨}ごとミンチになる>タルカス(ジョジョの奇妙な冒険)]]末路は明白。 「できるだけ早く、何なら1ターンで破壊しつくす」ことはデッキ破壊の&font(b,#800080){骨}幹である。 そのため、以下のカードやテーマを併用することが多い。 -《地獄の暴走召喚》 《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を複数用意することでデッキ破壊のスピードをアップできる。 相手のデッキが40枚の場合、《地獄の暴走召喚》があれば6回の特殊召喚でデッキデスが可能になる。 +[[ゲーム]]スタートの初手5枚ドロー。 →35枚 +1枚目の《地獄の暴走召喚》を発動。 +《地獄の暴走召喚》を適用できれば《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》2枚を特殊召喚。 →1枚目の効果で35枚から33枚に((モンスター数ではなく特殊召喚の回数をカウントするので、二体同時に特殊召喚しても1回判定である)) +以降、アンデット族を一度特殊召喚するたびに6枚のデッキ破壊が行われる。&br()6枚×6回=36枚破壊になるので、相手のデッキが空になる。 -《アンデットワールド》 アンデット族のギミックだけでは限界が見えるなら、他のモンスターの力を借りる方法。 [[《グローアップ・バルブ》>グローアップ・バルブ(遊戯王OCG)]]などの自己特殊召喚効果を持つモンスターをアンデット族として特殊召喚し、トリガーに利用する。 またトリガーとなる「アンデット族の特殊召喚」は相手のアンデット族モンスターでも条件を満たす。 そのため《アンデットワールド》と併せて置くことで、相手に特殊召喚を躊躇わせることにも繋がる。 -[[【魔妖】>魔妖(遊戯王OCG)]] 連続[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]を当流にしたテーマであり、特殊召喚回数を多く稼ぐことが可能。 回数制限のない自己蘇生効果を持つ《麗の魔妖-妲姫》を&font(b,#800080){骨}の&font(b,#800080){髄}まで酷使して回数を稼ぐ。 相手が[[増殖するG]]でも使おうものなら破壊が加速し、あっという間にデッキも&font(b,#800080){骨}も残らず消し飛んでしまうだろう。 でも[[ニビル>原始生命態ニビル(遊戯王OCG)]]は勘弁な! 1ターンのうちに相手のデッキを削り切って1ターンキルまで持ち込めるポテンシャルもあるので、使い手次第では侮れないカードに化ける。 問題は、&b(){そこまで円&font(b,#800080){滑}に特殊召喚を行えるなら普通にビートダウンした方が早い}という点。 [[特殊召喚メタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/特殊召喚メタ]]・[[モンスターメタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/モンスターメタ]]・[[墓地メタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/墓地メタ]]をモロに喰らう欠点もあって、実力はパッとせず「&ruby(クラゲ){水母}の&font(b,#800080){骨}」なデッキになっている。 尤も「水母の&font(b,#800080){骨}」ということは「地雷デッキ」ということでもあり、実際に成すすべなく敗北した報告も稀に挙がっている。 *【絶望タワー】 【アンデットデッキデス】の派生。 毛&font(b,#800080){骨}悚然((身の毛がよだつ、と同じ意味))とさせるデッキ名だが、 なんと&b(){「相手からデッキ破壊されることで展開していく」}という異色のビートダウンデッキ。 大まかな筋書きはこのようになる。 まず《ギブ&テイク》《強制転移》などの「送り付けカード」を使い、自分の《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を相手フィールドに特殊召喚する。 その状態でアンデット族モンスターを展開すると、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》によって自分のデッキが破壊されてしまう。 しかし、アンデット族は「墓地からの容易な蘇生」を真&font(b,#800080){骨}頂とする種族。 墓地にアンデット族が溜まれば溜まるほど、特殊召喚できるアンデット族の質と量は増えていく。 そんなアンデット族を「継続的に墓地供給できる」状況がいかにた&ruby(すかる){頭蓋&font(b,#800080){骨}}ことかは、【アンデット族】使いならば&font(b,#800080){骨}身に染みるほど感じているはず。 あとは一例として、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》が墓地に送ってくれた[[《馬頭鬼》>馬頭鬼(遊戯王OCG)]]などの効果でアンデット族を特殊召喚。 それが《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》のトリガーになって再び墓地にアンデット族が送られ、[[《ゾンビキャリア》>ゾンビキャリア(遊戯王OCG)]]を《シノビネクロ》《グローアップ・ブルーム》の効果を… という具合に、墓地肥やしと特殊召喚を連綿と続けることができる。 更に、相手フィールドの《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》で&font(b,#800080){骨}々と……いやコツコツと墓地肥やしを行うため「相手によって墓地に送られた」という条件を満たせることもポイント。 相手のカードで墓地に送られることが召喚条件になっている[[《闇より出でし絶望》>闇より出でし絶望(遊戯王OCG)]]を特殊召喚出来たり、《ジャックポット7》の特殊勝利を狙うこともできる。 ちなみに、このデッキ名の由来はこの「闇より出でし絶望」と「&font(b,#800080){骨}の塔(タワー)」を単純にくっつけたもの。 前述の《アンデットワールド》があれば、[[ライトロード>ライトロード(遊戯王)]]の《ライトロード・ビースト ウォルフ》((デッキから墓地に送られた時、自己再生する))といった、どこの馬の&font(b,#800080){骨}とも分からんメンツもトリガーになる。 …ここまでくるとさすがに[[ロマン]]コンボがすぎるが。 一見すると墓地肥やしを&font(b,#800080){骨}惜しみ((やるべきことをサボり、なまけること))、それどころか相手を利用して&font(b,#800080){骨}までしゃぶるとんでもないデッキ。 インパクトで言えば他のどのデッキにも負けない【絶望タワー】だが、やはり無視できない欠点もある。 それはとにかく「安定しない」こと。 まず【絶望タワー】する場合、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を送り付けないといけない。 [[《サモン・ソーサレス》>サモン・ソーサレス(遊戯王OCG)]]がエラッタされる前はいざ知らず、「送り付け」も本来は&font(b,#800080){骨}が折れる行為である。 そもそも送り付け手段が揃わず事故を招き、何もできなくなる危険も付きまとう。 そして肝心の墓地肥やしも「デッキの上から墓地に送る」と、不確実性が付きまとう方法。 墓地肥やしの成果は水物になり、戦況を思い通りにコントロールし辛い。 最悪の場合、墓地を肥やしても後が続かず無駄&font(b,#800080){骨}に終わることもある。 つまり&b(){《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》のために&font(b,#800080){骨}身を削ったところで、必ずしも有利になるとは限らない}のが苦しいポイント。 墓地肥やしは【アンデット族】の&font(b,#800080){骨}子なので、そのギミックにヒビが入るのはどうしても避けないといけない。 他方、インフレの影響によりピンポイントにアンデット族を墓地に落とせる屋台&font(b,#800080){骨}が充実していた。 《[[牛頭鬼>牛頭鬼(遊戯王)]]》[[《ユニゾンビ》>ユニゾンビ(遊戯王OCG)]]《堕ち武者》《霊道士チャンシー》《イモータル・ドラゴン》等、数もそろっている。 送り付けという迂遠な手順をはさむこともなく、一&font(b,#800080){骨}折るだけで&font(b,#800080){骨}頂な墓地肥やしができてしまう。 爆発力は圧倒的に【絶望タワー】が上であるものの、とにかく安定してデッキを回せる利点がこれらのカードにはある。 そして勝率の期待値で見ても、安定したピンポイント墓地肥やしの方に軍配は上がる。 そもそも「デッキの上から墓地に送る」タイプの墓地肥やしが一般的だったのは 「[[デッキからピンポイントに墓地に送る>苦渋の選択(遊戯王OCG)]]」タイプが桁並み厳しく取り締まられていたこともあったからである。 そのため、現在では墓地肥やし目的で【絶望タワー】をするご利益がかなり少なくなっている。 微塵&font(b,#800080){骨}灰((ほんのわずかであることのたとえ))もない…というのは言い過ぎだが、無&font(b,#800080){骨}な要素が多い点は否めない。 うまくまわれば次々とアンデット達が並ぶ様は壮観だが、 展開力にしても爆発力にしてもよりお手軽に上回るデッキが多い昨今では老&font(b,#800080){骨}に鞭打ってまで使いたいかというと、やはり難しい。 尤もこの&font(b,#800080){骨}絡みしている((悪い状態から抜け出せないことのたとえ))様も「現時点」ではの話。 トリガーも緩く回数制限の無いデッキ破壊なので、ハジケる素質を持っていることは事実。 何かの拍子にハジケないことを祈るばかりである。 気&font(b,#800080){骨}あふれる追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 一回マスターデュエルで当たったが魔妖型に先行デッキデスされたっけなぁ(初手誘発引けず) -- 名無しさん (2022-03-24 04:15:38) - 送り付け型も転晶のコーディネラルでやりやすくはなった。先攻で相手フィールドにモンスターを生成する方が難しい -- 名無しさん (2022-03-24 06:35:18) - 骨の熟語がこんなにある項目はこれが初じゃないか? -- 名無しさん (2022-03-24 09:29:52) - 15年くらい前に使ってたことあったな。暴走召喚で並べてピラミッドタートルの自爆特効でデッキ切れやってたわ -- 名無しさん (2022-03-24 10:01:17) - ほどほどに肥えたところで墓地誘発で撃退したな -- 名無しさん (2022-03-24 13:20:49) - アンデットワールド+トークン展開+トークンコレクターor融合召喚あたりでもコンボが出来そうだ…ドラゴネクロ、ワイアーム、場合によってはスターヴ・ヴェノムも視野に。 -- 名無しさん (2022-03-24 14:08:53) - 骨まみれな項目 -- 名無しさん (2022-03-24 17:18:34) - 【絶望タワー】と聞いてニコニコで投稿してたカナダ次元の決闘者思い出した。 -- 名無しさん (2022-03-24 23:09:55) - 絶望タワーの意義はほぼ無限に動けることにあるから墓地肥やし云々はお前何言っているの?レベルで無関係なんだがこれ使うってことはそういうことだから本当に意味がない -- 名無しさん (2022-03-25 01:55:45) - 送り仮名を間違ってるのがめっちゃ気になる -- 名無しさん (2022-03-26 03:20:10) - ↑今公式サイトとかで確認したけど、この項目の通り「せいきをすうボーンタワー」で合ってるよ? -- 名無しさん (2022-03-26 08:47:24) - ↑読み仮名じゃなくて送り仮名。墓地肥やしが墓地肥しになってるとかそういうやつでは -- 名無しさん (2022-03-27 12:50:50) - 送り仮名を直しました。 -- 名無しさん (2022-03-27 13:51:39) - 記事考案者の熱が骨身に染みる良記事だ -- 名無しさん (2022-03-30 11:43:58) - いつのまにやら骨の有る項目になったなぁ -- 名無しさん (2022-04-06 20:41:46) - ↑というか、骨の熟語を今日増やしたみたいだね -- 名無しさん (2022-04-06 21:48:48) - デッキ枚数20~30のリンクス次元なら凶悪なのでは、と思ったけど実装されて無かった。コナミも意外と気が回る。 -- 名無しさん (2023-05-29 20:08:57) - ジャックポットは? -- 名無しさん (2023-08-20 11:00:26) - ↑ジャックポットで殺さずともデッキ全デスすれば次のドローで死ぬので入れる意味自体が薄い -- 名無しさん (2024-03-20 00:17:58) - ↑間違えた、絶望タワーの話やったらアリだわ 先攻ワンキルできる -- 名無しさん (2024-03-20 00:19:03) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2022/03/24 (木曜日) 03:51:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #blockquote(){&font(b,#800080){&ruby(せいき){精気}を&ruby(す){吸}う&ruby(ボーンタワー){骨の塔}} 効果モンスター 星3/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[アンデット族>アンデット族(遊戯王OCG)]]/攻 400/守1500 自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、 このカードを攻撃する事はできない。 アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。} *概要 [[遊戯王]]には時々いる、あんまりモンスターらしくない名前のモンスターのひとつ。 イラストも完全に建物である。 禍々しいだけあって唯の塔ではなく、イラストをよく見ると[[《ゴブリン突撃部隊》>ゴブリン突撃部隊]]の精気を吸っていることが分かる。 何気に出番の多いカードでもあり、[[《アンデットワールド》>アンデットワールド(遊戯王OCG)]]及びその関連カードのイラストに多々登場している。 向こうの世界ではポピュラーな存在なのか、氷肌玉&font(b,#800080){骨}((「美しい」という意味。女性に対してのみ使う形容詞なので、「おねーちゃんキレーっすね」くらいの意味になる))な[[ガイド>魔界発現世行きデスガイド(遊戯王OCG)]]が観光案内している様子も確認されている。 その割にストラクR「アンデットワールド」で再録されず、第4期を最後に絶版になってしまっている。 マイナーなカードとはいえ、絶版というのはこのカードのファンにとっては筋&font(b,#800080){骨}を抜かれるように悲しいことなので、いつの日か再録されることを願うばかりである……。 それでは効果を見ていこう。 一つ目は自身への攻撃を逸らす効果。 「戦いもこなせる武&font(b,#800080){骨}者」とは言い難い攻撃力なので、この効果で戦闘を避けられるのは嬉しい。 が、通常の[[ビートダウン>ビートダウン(TCG)]]ではわざわざこのカードを庇う理由も維持する理由もないので、活きる場面はあまり無いだろう。 なお、&font(b,#800080){骨}の塔が2体揃えば攻撃されない壁になる。 「攻撃されない」と書いてあるカードを二枚出す時点で「今は攻撃をされると困る」という意図が露&font(b,#800080){骨}にバレてしまうため、あまり長続きはさせづらい。 とはいえ、後述のコンボに失敗した場合に時間が稼げる可能性はある。 そして二つ目は、アンデット族の特殊召喚をトリガーにした[[デッキ破壊>デッキ破壊(遊戯王OCG)]]効果。 一回当たりの枚数は少ないものの、トリガーは非常に緩い。 効果は重複するので、複数枚フィールドに揃えればそれだけ速く相手デッキを&font(b,#800080){骨}抜きにできる。 注意しないといけないのは、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》自身の特殊召喚時にはデッキ破壊はできないこと。 先に「&font(b,#800080){骨}の塔」を出しておいて、そのあとで別のモンスターを特殊召喚してやる必要がある。 逆に言えばアンデット族ならなんでもよく、予め「&font(b,#800080){骨}の塔」がいるときに二体目を特殊召喚した場合、先に出しておいた一体目の「&font(b,#800080){骨}の塔」の効果で2枚のカードが墓地に送られる。 以降は、アンデット族が特殊召喚されるたびに2+2=4枚のカードが墓地に送られることになる。 このカードを軸にしたデッキを以下に二つ記載する。 *【アンデットデッキデス】 《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を&font(b,#800080){骨}頂に据えた[[【デッキ破壊】>デッキ破壊(遊戯王OCG)]]。 アンデット族の非&ruby(ボーン){&font(b,#800080){骨}}な展開力を活かして一気にデッキを破壊しつくすことを狙う。 ただし流石のアンデット族と言えど、展開のために手間がかかるために、大規模な特殊召喚が大&font(b,#800080){骨}((「大変」という意味))という事実に変わりはない。 無計画な特殊召喚てデッキ破壊の前にリソースを使い尽くしてしまった場合、待っているのは返しのターンでの敗北である。 かといってチンタラと時間を費やすようでは、相手の迅速かつ怒涛の攻勢を受け、[[&font(b,#800080){骨}ごとミンチになる>タルカス(ジョジョの奇妙な冒険)]]末路は明白。 「できるだけ早く、何なら1ターンで破壊しつくす」ことはデッキ破壊の&font(b,#800080){骨}幹である。 そのため、以下のカードやテーマを併用することが多い。 -《地獄の暴走召喚》 《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を複数用意することでデッキ破壊のスピードをアップできる。 相手のデッキが40枚の場合、《地獄の暴走召喚》があれば6回の特殊召喚でデッキデスが可能になる。 +[[ゲーム]]スタートの初手5枚ドロー。 →35枚 +1枚目の《地獄の暴走召喚》を発動。 +《地獄の暴走召喚》を適用できれば《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》2枚を特殊召喚。 →1枚目の効果で35枚から33枚に((モンスター数ではなく特殊召喚の回数をカウントするので、二体同時に特殊召喚しても1回判定である)) +以降、アンデット族を一度特殊召喚するたびに6枚のデッキ破壊が行われる。&br()6枚×6回=36枚破壊になるので、相手のデッキが空になる。 -《アンデットワールド》 アンデット族のギミックだけでは限界が見えるなら、他のモンスターの力を借りる方法。 [[《グローアップ・バルブ》>グローアップ・バルブ(遊戯王OCG)]]などの自己特殊召喚効果を持つモンスターをアンデット族として特殊召喚し、トリガーに利用する。 またトリガーとなる「アンデット族の特殊召喚」は相手のアンデット族モンスターでも条件を満たす。 そのため《アンデットワールド》と併せて置くことで、相手に特殊召喚を躊躇わせることにも繋がる。 -[[【魔妖】>魔妖(遊戯王OCG)]] 連続[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]を当流にしたテーマであり、特殊召喚回数を多く稼ぐことが可能。 回数制限のない自己蘇生効果を持つ《麗の魔妖-妲姫》を&font(b,#800080){骨}の&font(b,#800080){髄}まで酷使して回数を稼ぐ。 相手が[[増殖するG]]でも使おうものなら破壊が加速し、あっという間にデッキも&font(b,#800080){骨}も残らず消し飛んでしまうだろう。 でも[[ニビル>原始生命態ニビル(遊戯王OCG)]]は勘弁な! 1ターンのうちに相手のデッキを削り切って1ターンキルまで持ち込めるポテンシャルもあるので、使い手次第では侮れないカードに化ける。 問題は、&b(){そこまで円&font(b,#800080){滑}に特殊召喚を行えるなら普通にビートダウンした方が早い}という点。 [[特殊召喚メタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/特殊召喚メタ]]・[[モンスターメタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/モンスターメタ]]・[[墓地メタ>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/墓地メタ]]をモロに喰らう欠点もあって、実力はパッとせず「&ruby(クラゲ){水母}の&font(b,#800080){骨}」なデッキになっている。 尤も「水母の&font(b,#800080){骨}」ということは「地雷デッキ」ということでもあり、実際に成すすべなく敗北した報告も稀に挙がっている。 *【絶望タワー】 【アンデットデッキデス】の派生。 毛&font(b,#800080){骨}悚然((身の毛がよだつ、と同じ意味))とさせるデッキ名だが、 なんと&b(){「相手からデッキ破壊されることで展開していく」}という異色のビートダウンデッキ。 大まかな筋書きはこのようになる。 まず《ギブ&テイク》《強制転移》などの「送り付けカード」を使い、自分の《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を相手フィールドに特殊召喚する。 その状態でアンデット族モンスターを展開すると、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》によって自分のデッキが破壊されてしまう。 しかし、アンデット族は「墓地からの容易な蘇生」を真&font(b,#800080){骨}頂とする種族。 墓地にアンデット族が溜まれば溜まるほど、特殊召喚できるアンデット族の質と量は増えていく。 そんなアンデット族を「継続的に墓地供給できる」状況がいかにた&ruby(すかる){頭蓋&font(b,#800080){骨}}ことかは、【アンデット族】使いならば&font(b,#800080){骨}身に染みるほど感じているはず。 あとは一例として、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》が墓地に送ってくれた[[《馬頭鬼》>馬頭鬼(遊戯王OCG)]]などの効果でアンデット族を特殊召喚。 それが《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》のトリガーになって再び墓地にアンデット族が送られ、[[《ゾンビキャリア》>ゾンビキャリア(遊戯王OCG)]]を《シノビネクロ》《グローアップ・ブルーム》の効果を… という具合に、墓地肥やしと特殊召喚を連綿と続けることができる。 更に、相手フィールドの《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》で&font(b,#800080){骨}々と……いやコツコツと墓地肥やしを行うため「相手によって墓地に送られた」という条件を満たせることもポイント。 相手のカードで墓地に送られることが召喚条件になっている[[《闇より出でし絶望》>闇より出でし絶望(遊戯王OCG)]]を特殊召喚出来たり、《ジャックポット7》の特殊勝利を狙うこともできる。 ちなみに、このデッキ名の由来はこの「闇より出でし絶望」と「&font(b,#800080){骨}の塔(タワー)」を単純にくっつけたもの。 前述の《アンデットワールド》があれば、[[ライトロード>ライトロード(遊戯王)]]の《ライトロード・ビースト ウォルフ》((デッキから墓地に送られた時、自己再生する))といった、どこの馬の&font(b,#800080){骨}とも分からんメンツもトリガーになる。 …ここまでくるとさすがに[[ロマン]]コンボがすぎるが。 一見すると墓地肥やしを&font(b,#800080){骨}惜しみ((やるべきことをサボり、なまけること))、それどころか相手を利用して&font(b,#800080){骨}までしゃぶるとんでもないデッキ。 インパクトで言えば他のどのデッキにも負けない【絶望タワー】だが、やはり無視できない欠点もある。 それはとにかく「安定しない」こと。 まず【絶望タワー】する場合、《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》を送り付けないといけない。 [[《サモン・ソーサレス》>サモン・ソーサレス(遊戯王OCG)]]がエラッタされる前はいざ知らず、「送り付け」も本来は&font(b,#800080){骨}が折れる行為である。 そもそも送り付け手段が揃わず事故を招き、何もできなくなる危険も付きまとう。 そして肝心の墓地肥やしも「デッキの上から墓地に送る」と、不確実性が付きまとう方法。 墓地肥やしの成果は水物になり、戦況を思い通りにコントロールし辛い。 最悪の場合、墓地を肥やしても後が続かず無駄&font(b,#800080){骨}に終わることもある。 つまり&b(){《精気を吸う&font(b,#800080){骨}の塔》のために&font(b,#800080){骨}身を削ったところで、必ずしも有利になるとは限らない}のが苦しいポイント。 墓地肥やしは【アンデット族】の&font(b,#800080){骨}子なので、そのギミックにヒビが入るのはどうしても避けないといけない。 他方、インフレの影響によりピンポイントにアンデット族を墓地に落とせる屋台&font(b,#800080){骨}が充実していた。 《[[牛頭鬼>牛頭鬼(遊戯王)]]》[[《ユニゾンビ》>ユニゾンビ(遊戯王OCG)]]《堕ち武者》《霊道士チャンシー》《イモータル・ドラゴン》等、数もそろっている。 送り付けという迂遠な手順をはさむこともなく、一&font(b,#800080){骨}折るだけで&font(b,#800080){骨}頂な墓地肥やしができてしまう。 爆発力は圧倒的に【絶望タワー】が上であるものの、とにかく安定してデッキを回せる利点がこれらのカードにはある。 そして勝率の期待値で見ても、安定したピンポイント墓地肥やしの方に軍配は上がる。 そもそも「デッキの上から墓地に送る」タイプの墓地肥やしが一般的だったのは 「[[デッキからピンポイントに墓地に送る>苦渋の選択(遊戯王OCG)]]」タイプが桁並み厳しく取り締まられていたこともあったからである。 そのため、現在では墓地肥やし目的で【絶望タワー】をするご利益がかなり少なくなっている。 微塵&font(b,#800080){骨}灰((ほんのわずかであることのたとえ))もない…というのは言い過ぎだが、無&font(b,#800080){骨}な要素が多い点は否めない。 うまくまわれば次々とアンデット達が並ぶ様は壮観だが、 展開力にしても爆発力にしてもよりお手軽に上回るデッキが多い昨今では老&font(b,#800080){骨}に鞭打ってまで使いたいかというと、やはり難しい。 尤もこの&font(b,#800080){骨}絡みしている((悪い状態から抜け出せないことのたとえ))様も「現時点」ではの話。 トリガーも緩く回数制限の無いデッキ破壊なので、ハジケる素質を持っていることは事実。 何かの拍子にハジケないことを祈るばかりである。 気&font(b,#800080){骨}あふれる追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 一回マスターデュエルで当たったが魔妖型に先行デッキデスされたっけなぁ(初手誘発引けず) -- 名無しさん (2022-03-24 04:15:38) - 送り付け型も転晶のコーディネラルでやりやすくはなった。先攻で相手フィールドにモンスターを生成する方が難しい -- 名無しさん (2022-03-24 06:35:18) - 骨の熟語がこんなにある項目はこれが初じゃないか? -- 名無しさん (2022-03-24 09:29:52) - 15年くらい前に使ってたことあったな。暴走召喚で並べてピラミッドタートルの自爆特効でデッキ切れやってたわ -- 名無しさん (2022-03-24 10:01:17) - ほどほどに肥えたところで墓地誘発で撃退したな -- 名無しさん (2022-03-24 13:20:49) - アンデットワールド+トークン展開+トークンコレクターor融合召喚あたりでもコンボが出来そうだ…ドラゴネクロ、ワイアーム、場合によってはスターヴ・ヴェノムも視野に。 -- 名無しさん (2022-03-24 14:08:53) - 骨まみれな項目 -- 名無しさん (2022-03-24 17:18:34) - 【絶望タワー】と聞いてニコニコで投稿してたカナダ次元の決闘者思い出した。 -- 名無しさん (2022-03-24 23:09:55) - 絶望タワーの意義はほぼ無限に動けることにあるから墓地肥やし云々はお前何言っているの?レベルで無関係なんだがこれ使うってことはそういうことだから本当に意味がない -- 名無しさん (2022-03-25 01:55:45) - 送り仮名を間違ってるのがめっちゃ気になる -- 名無しさん (2022-03-26 03:20:10) - ↑今公式サイトとかで確認したけど、この項目の通り「せいきをすうボーンタワー」で合ってるよ? -- 名無しさん (2022-03-26 08:47:24) - ↑読み仮名じゃなくて送り仮名。墓地肥やしが墓地肥しになってるとかそういうやつでは -- 名無しさん (2022-03-27 12:50:50) - 送り仮名を直しました。 -- 名無しさん (2022-03-27 13:51:39) - 記事考案者の熱が骨身に染みる良記事だ -- 名無しさん (2022-03-30 11:43:58) - いつのまにやら骨の有る項目になったなぁ -- 名無しさん (2022-04-06 20:41:46) - ↑というか、骨の熟語を今日増やしたみたいだね -- 名無しさん (2022-04-06 21:48:48) - デッキ枚数20~30のリンクス次元なら凶悪なのでは、と思ったけど実装されて無かった。コナミも意外と気が回る。 -- 名無しさん (2023-05-29 20:08:57) - ジャックポットは? -- 名無しさん (2023-08-20 11:00:26) - ↑ジャックポットで殺さずともデッキ全デスすれば次のドローで死ぬので入れる意味自体が薄い -- 名無しさん (2024-03-20 00:17:58) - ↑間違えた、絶望タワーの話やったらアリだわ 先攻ワンキルできる -- 名無しさん (2024-03-20 00:19:03) #comment(striction) #areaedit(end) }

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