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ソー:ラブ&サンダー - (2025/02/26 (水) 20:54:13) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2022/07/15 (金) 20:25:34
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◆ソー:ラブ&サンダー
#center(){&bold(){&italic(){&color(#0095b3){さあ、ほら。集まって。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){スペースバイキングの伝説を話そう。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){またの名を、&color(gold,gray){雷の神}だ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){またの名を……&color(gold,gray){ソー・オーディンソン}。}}}
&font(24px,b){&color(pink,deepskyblue){“ソー”サプライズな}}
&font(32px,b){&color(pink,deepskyblue){神バトル}}
}
『ソー:ラブ&サンダー(Thor: Love and Thunder)』とは、2022年に公開された米映画。
[[MARVEL>MARVEL COMICS]]社のコミックヒーロー「ソー」の実写映画第4弾である。
MARVELコミックヒーロー実写映画化シリーズ、[[マーベル・シネマティック・ユニバース]](MCU)の映画通算29作目にしてフェーズ4の映画第6弾。
*概要
今作は、MCUの単独ヒーロー作品としては初の「4作目」。
しかも、フェーズ1から登場した古参ヒーローの中でも、インフィニティ・サーガの集大成である『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』を最後に物語から何かしらの形で退場、あるいは前線から遠のくヒーローもいる中で、『エンドゲーム』の続きが描かれたヒーローとしては希少である。
もっとも、ソーは「神」の種族であり長命という点があり、他のヒーローよりも長い活躍が今後も期待されている。
今作で描かれるのは、インフィニティ・サーガを通じて次々と大切な人を失い、「愛」が分からなくなってきたソーが自分なりの「愛」を再定義するまでの物語。
そして、今作の制作発表時、大きな話題となったのは前作『[[バトルロイヤル>マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』で「別れた」とさらっとした説明を最後に再登場が絶望的と思われていた、『[[ダーク・ワールド>マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』までのヒロイン、ジェーン・フォスターの再登場である。
さらに、彼女がムジョルニアの力を受け継ぎ、雷神「マイティ・ソー」として登場するというのだ。
ジェーンとの再会でソーの心は再び揺れ動き、自身の「雷神」としてのアイデンティティの揺らぎと共に、彼が如何に自分自身とその内に秘めた愛を定義するか、そこに注目してほしい。
ジェーンの描写もまた、彼女のソーへの想いと彼女自身の秘密に焦点を当て、新たな形のヒーロー像を打ち出している。
監督は前作『バトルロイヤル』に引き続き、タイカ・ワイティティが担当。
ブラックなコメディ描写と洒落にならないシリアス描写との融合が、絶妙なハーモニーを生み出している。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーも登場。彼らは主要スタッフ・キャストのクレジットでフィーチャリングゲスト扱いとなっている。台詞監修にはジェームズ・ガン監督が当たっている。
ヴィランであるゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーには、DCコミックスの『[[ダーク>バットマン ビギンズ(映画)]][[ナイト>ダークナイト(映画)]][[トリロジー>ダークナイト ライジング(映画)]]』の[[バットマン>バットマン(人物)]]役のクリスチャン・ベールがキャスティングされた。
役作りに力を入れることで有名なベールが、今作でも凄まじい変わりようを見せつけた。
なお、これまで、ソーの単独作品シリーズの邦題は『マイティ・ソー(原題:Thor)』だったが、今作では「マイティ」を取った『ソー』となっている。
これは、ジェーンのヒーロー名が「マイティ・ソー」であることからその区別のためという点でもあるが、ソー自身が自分の人生を見つめ直し、ありのままの自分を受け入れたので「マイティ(力強い)」である自分を捨て、ただの「ソー」になった、という解釈も可能である。
イメージソングに抜擢されたのはガンズ・アンド・ローゼスの名曲「Sweet Child o' Mine」。
ヴォーカルのアクセル・ローズが「当時のガールフレンドに対する実話を基にしたラブソング」を書きあげたという部分には、今作のソーと通じる部分を感じざるを得ない。
*ストーリー
アスガルドの王子として生を受けた雷神、ソー。
戦いに明け暮れた青年時代を経た彼は、地球に追放された時に1人の女性と出会い、本気の恋に落ちる。
だが、その幸せは互いの心のすれ違いによって長続きせず、彼女は去っていった。
そして、戦いの激化によって彼の周囲の人物―――母、父、戦友、家臣、そして[[弟>ロキ(MCU)]]―――は死に、故郷も失い、次第に心を閉ざしてしまう。
やがて彼は、[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(MCUのチーム)]]という新たな仲間と共に自分を見つめ直す旅に出たものの、心の孤独感は取れなかった。
そんな中、ソーは宇宙中のあちこちで神が「ゴッド・ブッチャー」なる人物に殺され、混乱が続発しているという知らせを聞く。
GotGのメンバーと心の隔たりを薄々感じていたソーはGotGと別れ、友人コーグと共に負傷した仲間のシフの下へ急いだ。
シフからアスガルドが危ないことを知らされた彼は地球の新アスガルドへと向かうと、町が謎の怪物に襲われる真っ最中だった。
そこで活躍している謎の戦士。その戦士は彼が以前使い、今は破壊されたはずのハンマー「ムジョルニア」を操っていた。
さらに衝撃の事実。その戦士の正体は―――別れた元恋人のジェーンだったのだ。
ジェーンとの再会に混乱し、挙動不審になってしまうソーに、雷神としての力を得たというジェーンはフランクに接する。
そして、戦闘の混乱の最中にアスガルドの子供達が襲撃者であるゴアによって誘拐されてしまう。
ソーは、ゴアを倒して子供達を連れ戻す決意をし、ジェーン、ヴァルキリー、コーグを連れて宇宙の旅に出る。
すれ違いによって別れてしまったソーとジェーン。だが二人は再会によって心を通わせ合っていく。
しかし、ジェーンはソーにある重大な秘密を抱えていた。
やがて、ソーは「神」としての自分の在り方と、「愛」の何たるかを身を以て知ることとなる……。
*登場人物
・[[&b(){&color(gold,gray){ソー}}>ソー(MCU)]]
演:クリス・ヘムズワース/吹き替え:[[三宅健太]]
雷の力を操るアスガルドの王子である雷神。
地球に来て以降、波乱万丈な人生を送り続け、大切な人を悉く失い、「愛した人は皆いなくなる」と自責の念にかられ、心を閉ざしてしまった。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの仲間になって宇宙を旅していたが、「ありのままの自分」はまだ見つからず、心は燻り続ける一方だった。
とはいえ、旅の途中での任務はよくサボる癖に美味しいところを持って行き、各地に二次災害をもたらし、クイルを差し置いて自分が船長であるかのように振る舞うなど何かとトラブルの元だったようだ。
『エンドゲーム』ではコーグが&bold(){&color(#0095b3){「肉の壁」}}と称するほどに[[激太り>デブ]]したものの、GotGとの旅の途中で[[ダイエット]]を欠かさずやった結果、オヤジボディから元の精悍な神ボディに戻った。
銀河中に仲間がいるGotGとは隔たりがあると感じてしまい、今回で遂に彼らの旅から離れることとなる。
アスガルドの危機のために地球へと帰還し、そこで雷神の力を得たジェーンと再会。
元カノとの再会に複雑な想いをよぎらせるが、悩んだ果てにもう一度やり直すことを決意する。
だが、ジェーンの秘密を知ってしまって苦悩し、さらに敵であるゴアから「神」の在り方についても問われ、続けていた「自分探し」にケリをつけることとなる。
一度は王の座を辞退した彼だったが、非常事態には国民の心をまとめ上げ、戦闘時には戦意を鼓舞するなど、王としての素質は衰えていない。
・&b(){&color(pink){ジェーン・フォスター}/&color(pink,deepskyblue){マイティ・ソー}}
演:ナタリー・ポートマン/吹き替え:[[坂本真綾]]
ジェーン・フォンダ……ではなく、ソーが初めて出会った地球人であり、彼が唯一心から愛した女性。
前2作の活躍で世界的有名な天文学者となり、世界中の憧れの的となった。
一度はソーが王座を捨てて共に添い遂げようとしたほど愛に燃え上がっていたものの、互いを大切に想い合うあまりに失うことが怖くなり、互いに仕事を理由にすれ違いの生活が続いて心も離れ、ある日彼女の方から手紙を置いて去ってしまった。
それから8年後の現在、新アスガルドを訪れた際に破壊されたムジョルニアから雷神の力を授かり、「マイティ・ソー」として戦闘に加勢。
そして元カレのソーとも再会し、フランクに接するもののある複雑な思いを抱いている。
……実は、彼女はステージ4の末期癌を患っており、最早回復の見込みは絶望的であった。
そんな中で、ムジョルニアが持ち主に健康な肉体を授けるという伝説に縋り、新アスガルドへと飛んで、見事それを果たしたのだ。
しかし、雷神の力を使う度に彼女の体力は消耗し続け、命のタイムリミットも近付いていて……。
・&b(){&color(royalblue,silver){ヴァルキリー}}
演:テッサ・トンプソン/吹き替え:[[沢城みゆき]]
新アスガルドの王である戦乙女。
新アスガルドをまとめる王として、日々行政や街興しに精を出しているものの、本心ではまた戦いに出たいと思っていた。
そんな時にゴアの襲撃により子供達が攫われ、彼らを取り戻すためにソーと共に戦場へと舞い戻る。
人懐っこい性格なので、初対面のジェーンともすぐに打ち解けた。
かつては戦友の乙女達と深い関係だったが、ヘラとの戦いで全員失い、愛には一種のトラウマを抱いている。
・&bold(){&color(#0095b3){コーグ}}
演:タイカ・ワイティティ/吹き替え:金谷ヒデユキ
ソーの戦友の岩石人間。今作では語り手も務めている。
今回はボケに走りがちなソーに対するツッコミをボソッと言うことが多く、やたらとシニカルなので結構毒舌だったりする。
身体が岩石で出来ているため口さえ残っていれば時間が経てば再生可能。
種族であるクロナン人は男性しかおらず、男性同士で子作りするという秘密が明かされた。((ただし、『バトルロイヤル』では「ママ」がいると語っていた。))
・ムジョルニア
元・ソーの得物で現・マイティ・ソーの得物のハンマー。
幼少時からのソーの相棒として共に過ごしていたが、ヘラに破壊されたことでその役目を終えたはずだった。
しかし、同棲時代のソーの「ジェーンを守ってくれ」という約束を果たすため、自分に縋ったジェーンに雷神の力を与え、復活。
普段はハンマーとして繋ぎ合わされた状態だが、戦闘時にはバラバラになって[[オールレンジ攻撃]]を仕掛けるという、多彩な攻撃方法を取得した。
・ストームブレイカー
現・ソーの得物で&ruby(ビフレスト){虹の橋}の単独召喚が可能な斧。
今回は瞑想のためにおそらく数年間は土に埋もれて柄の部分が根を張るなど主人から雑な扱いを受ける。
そして、自分を差し置いてムジョルニアに未練タラタラなソーに嫉妬の炎を燃え上がらせ、事あるごとに不機嫌になってビフレストすらまともに出さなくなってしまう。
だが、物語終盤でその力が敵の本当の狙いと発覚し……。
・&b(){&color(whitesmoke,black){ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー}}
演:クリスチャン・ベール/吹き替え:[[子安武人]]
宇宙中の神を殺して回っている凶悪な「神殺し」の男。
神を殺せる「ネクロソード」の使い手であり、影を伝った空間移動や影から怪物を生み出す能力を持つ。
かつて自分と娘を救わず、かつ人間を無価値と断言した神を恨み、全ての神を殺して[[復讐]]することを誓っているが、半ばネクロソードの操り人形となっている。
ネクロソードの教える「永久」へと行くため新アスガルドを強襲して子供達を誘拐。それにはソーの持つあるものを手に入れるためだった。
そして、永久へと至った彼が伝えた願いとは……?
・[[&b(){&color(goldenrod){ゼウス}}>ゼウス]]
演:ラッセル・クロウ/吹き替え:[[千葉繁>千葉繁(声優)]]
オムニポテンス・シティの王にして、ギリシャ神話の全知全能を司る稲妻の神。
ソーが憧れる存在であり、彼の振る舞いの多くは彼をリスペクトしたものである。
しかし、その実態は自己顕示欲の塊にして保身的かつ堕落しきった典型的な暗君にして暴君。
日々の議題は乱痴気騒ぎの打ち合わせや生贄ランキングの発表で、ソーが神の危機を訴えても「下級の神が数人やられただけ」「オムニポテンス・シティにいれば安全だし余計なパニックは無用」とまともに取り合おうともせず、ソーから失望される。
しかし戦闘力は桁違いであり、自慢の得物である「サンダーボルト」は圧倒的な攻撃力を誇る。
吹き替えはアドリブの帝王・千葉繁だけあって、ソーの変装を解く際に放つ「&font(l){[[ガブリンチョ!>獣電戦隊キョウリュウジャー]]}&b(){&color(goldenrod){チラリンチョ!}}」は必聴の価値あり。((言語では台詞がない場面でも吹き替えでは喋っていたりする。))
・レディ・シフ
演:ジェイミー・アレクサンダー/吹き替え:北西純子
アスガルド時代、ソーの臣下だった女性戦士。
アスガルド崩壊後は各地を転々としていたようで、『インフィニティ・ウォー』の公開後はサノスの指パッチンで消滅したという設定も明かされたりと、一時はファンの間で死亡説が流れていたがしっかり生きていた。
ファリガー人の防衛の任務に就いていたところ、ゴアの襲撃を受けて、神は殺され自分以外の兵士は全滅し、自身も左腕を失う大怪我を負う。
そこへ、SOSを出していたソーに救助され、新アスガルドまで転移して治療を受けた。
本人は勇敢に戦った為このまま死んでヴァルハラにいけるとおもっていたが、ソーによりあくまで戦闘中に死ぬことが条件であり、今死んでもいけないことを告げられて生きる気力が湧いたようだ。
・アクセル(アストリッド)
演:キーロン・L・ダイアー/吹き替え:木村皐誠
ビフレストの門番だったヘイムダルの息子。
本名はアストリッドだが、バンドの[[ガンズ・アンド・ローゼズ>GUNS N' ROSES(バンド)]]に影響されて名前を「アクセル」に改名した((「アストリッド」は北欧系の女性名で、ヘイムダルが何を思って名付けたのかはわからないが、そりゃ改名したくもなるわな。))。
それでも父の事は誇りに思っており、責任感も強く、ゴアに誘拐された子供達の中でもリーダーシップを執り、千里眼の力でソーと連絡を取り合いながら、他の子供を励ます。
・アスガルドの子供達
宇宙の様々な種族が集まった子供達((中にはクリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベール、タイカ・ワイティティの子供達もいる。))。
ゴアに誘拐され、彼から「神に頼んでもどうせ助けてくれない」と脅されるが、ソーの助けを信じている。
やはり戦闘民族であるアスガルド人である以上、戦いとなれば士気を高める。&s(){アスガルドに住んでれば誰でもアスガルド人ってことでおk。}
・トゥースナッシャー
・トゥースグラインダー
&b(){&sizex(6){「「ヴァァァァァァァァッ!!!!!!」」}}
ヤーカン王からソーに贈られた2頭の大きなヤギ。
鳴き声がうるさい、とにかくうるさい、&b(){果てしなくうるさい。}
悪党退治のお礼とのことだが、どう考えても厄介払いのためとしか思えない。
しかし最悪非常食にでもすればいいというスタンスでソーが発した「肉」という単語を聞くと不穏さを察知して一瞬で大人しくなる程度の知能はあり、口笛を吹いたらすぐ駆けつけてくれる上に体当たりで敵を倒してしまう、とてもありがたいヤギである。
名前はそれぞれ「歯(tooth)を軋ませる(or歯ぎしりする)もの(gnasher)」「歯(tooth)を研ぐ(orこすり合わせる)もの(grinder)」の意でちゃんと(食料扱いされるとこも含めて)北欧神話由来。
尤も、劇中ではひたすらうるさく吠えてるけど。
・&b(){&color(maroon){ピーター・クイル}/&color(maroon,gray){スター・ロード}}
演:クリス・プラット/吹き替え:[[山寺宏一]]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの(暫定)リーダー。
色々とマイペースかつ美味しいところを持っていくソーの扱いには苦労した様子。
銀河中に仲間がいることでソーが心の隔たりを感じてしまい、ソーと別れることとなったが、離れてしまったガモーラのことを引き合いに出して&b(){&color(maroon){「失って最低な気分になった方が何も感じないよりいい」}}と彼を励ました。
最後までソーとの関係は微妙なままだったが、そう悪いものでもなかったようだ。
・&b(){&color(darkblue,brown){ロケット・ラクーン}}
声:ブラッドリー・クーパー/吹き替え:加藤浩次
相変わらず口うるさいアライグマ。
やたらうるさいヤギにはブチ切れ寸前だった。
・&b(){&color(black,saddlebrown){グルート}}
声:ヴィン・ディーゼル/吹き替え:遠藤憲一
相変わらず反抗期気味な樹木少年。
スコープを口に咥えたがる。
・&b(){&color(deepskyblue,steelblue){ネビュラ}}
演:カレン・ギラン/吹き替え:森夏姫
すっかりGotGに馴染んだサイボーグ戦士。
ボケ倒すソーにいつも怒鳴っていた。
・&b(){&color(crimson,slategray){ドラックス・ザ・デストロイヤー}}
演:デイブ・バウティスタ/吹き替え:楠見尚己
GotGの切り込み隊長。
美味しいところを持って行って賞賛を浴びようとするソーを呆れながら見ていた。
・&b(){&color(floralwhite,limegreen){マンティス}}
演:ポム・クレメンティエフ/吹き替え:秋元才加
少しイメチェンした昆虫少女。
衣装も若干活発なものに変わっている。
ヤギにキレてネビュラと一緒に銃を持ち出したりとこちらも順調に染まりつつある。
・クラグリン
演:ショーン・ガン/吹き替え:土田大
ヨンドゥの跡を継いだクイルの義兄弟。
惑星を転々とするごとに恋人を作ってクイルを呆れさせていた。
・ヤーカン王
演:ステフィン・カリー/吹き替え:[[多田野曜平>多田野曜平(声優)]]
冒頭でソーとGotGが救出した部族の王。
当初はソーの百戦錬磨な戦闘力を賞賛していたが、神聖な神殿まで破壊されて一転、「災いの神」として厄介者扱いした。
・ダーシー・ルイス
演:カット・デニングス/吹き替え:田村睦心
ジェーンの友人。
癌の治療をするジェーンを勇気づけ、それでもなお研究しようとする彼女をやんわりと止めた。
・エリック・セルヴィグ
演:ステラン・スカルスガルド/吹き替え:金子由之
ジェーンの恩師。
彼女の癌治療に協力したが、思った結果が出ず、彼女に謝罪した。
・ソー役の俳優
演:ルーク・ヘムズワース/吹き替え:宮本淳
・ロキ役の俳優
演:マット・デイモン/吹き替え:中村章吾
・オーディン役の俳優
演:サム・ニール/吹き替え:宮崎敦吉
・ヘラ役の女優
演:メリッサ・マッカーシー/吹き替え:美々
前作に引き続き登場したアスガルドの出来事の&s(){無駄に豪華な茶番劇}再現演劇の俳優達。
豪華俳優陣の無駄遣いともいえる彼らも、『インフィニティ・ウォー』冒頭のサノス軍の襲撃と虐殺から何とか逃れ、無事に地球へと脱出していた設定が明らかになった。
今作では前作の出来事として&font(l){全然似てないけど}ヘラ役の女優が登場。
国の非常事態だというのにふてぶてしくも演劇のネタにしようとして、ヴァルキリーからは軽蔑の眼差しで見られていた。
・&bold(){&color(#663333){ミーク}}
コーグの元相棒。
現在は新アスガルドで行政の仕事に就いている。
スーツ姿がやけに決まっている。
・ダリル
演:デイリー・ピアソン/吹き替え:兼政郁人
まさかの短編『チーム・ソー』シリーズから登場。
新アスガルドで働いていた。
・[[セレスティアルズ]]
宇宙を創造した『[[エターナルズ>エターナルズ(映画)]]』の黒幕、オムニポテンス・シティでちらりと登場。
巨体なため、黄金劇場には入りきらず、窓から中をひょっこり覗いていた。
・バオ
声:シモーナ・パパレッリ/吹き替え:飯沼南実
小籠包の神、かわいい。
元ネタは[[ピクサー・アニメーション・スタジオ]]の短編アニメ『Bao』のキャラクター。
・ラプー
演:ジョニー・ブラフ/吹き替え:高岡瓶々
ゴアがかつて住んでいた惑星の神にして、ゴアが「神殺し」となった元凶。
住民に崇められていたが、彼にとって人間とは全くの無価値であり、「崇める奴ならいくらでもいる」と一人一人の死に対してはまるで関心を持たない傲慢な暴君である。
ネクロソードのかつての持ち主であるヌルを討伐し、祝杯を挙げていたところをゴアと遭遇。
ゴアを侮辱した挙句に殺そうとしたが、ネクロソードを手にしたゴアによって斬り殺された。
・ゴアの娘/ラブ
演:インディア・ローズ・ヘムズワース((クリス・ヘムズワースの実の娘。))/吹き替え:安藤紬
ゴアの最愛の存在。
惑星の絶え間ない干ばつと飢饉によって弱っていき、最期は父の腕の中で息を引き取った。
#openclose(show=ところが……){
ゴアが永久の鍵を開けた際にジェーンの願いを受けて復活。
その様を見たゴアは最期に人の心と愛を取り戻し、死の間際に&bold(){&color(whitesmoke,black){「娘を頼む」}}とソーに彼女を託す。
その後、ジェーンを看取ったソーは彼女の義父となるが、不機嫌な時に[[目からビーム>目から〇〇(武器)]]を出す彼女のワガママに手を妬いている模様。
そしてソーはムジョルニアを手に、ストームブレイカーを手にする義娘と共に今日も平和のために戦い続けるのであった。
本編はコーグのこの語りで幕を閉じている。
#center(){
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは救世主だ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){スペースバイキングと、「永久」で蘇った神の力を持つ少女。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){力の弱い者に代わって、正義のために戦う二人の戦士だ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは様々な土地を旅し、多くの名を与えられた。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){だが、彼らをよく知る者は二人をこう呼ぶ―――}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){&sizex(5){ラブ・アンド・サンダー。}}}}
}
}
*用語集
・ネクロソード
かつて暗黒の神ヌルが所持していた、「神を殺せる漆黒の剣」。
影を自在に操り、影を伝った空間移動やシャドーモンスターの発生が可能となる。
剣自身が「神を殺す」という意思を持っており、持ち主を呪いで邪心を増幅させ、傀儡としてしまう。
[[コミックスの方>オールブラック・ザ・ネクロソード(シンビオート)]]とは多少設定が異なる。
・シャドーモンスター
ネクロソードにより生み出された影の怪物。
影のあるところから無尽蔵に湧き上がり、数の暴力で敵を圧倒する。
・オムニポテンス・シティ
大勢の神が住まう神々の楽園。
煌びやかな建物が立ち並び、住まう神は皆安寧を謳歌しているが、城下にいる下級の神のことに関しては気にも留めていない。
・サンダーボルト
ゼウスが所有する、稲妻の形をした剣のようなもの。
剣として使えるだけでなく、投擲して周囲に稲妻を発生させる等の絶大な破壊力を持つ。
他にも惑星間でのテレポート能力もある。
当初ソーは丁重に借りようと思っていたが、ゼウスのあまりの傍若無人に辟易して、奪い取って使うことに。
元ネタはおそらく、ギリシャ神話において[[ゼウス]]が所有していたとされる雷霆「[[ケラウノス>ケラウノス(ギリシャ神話)]]」。
・影の国
ゴアが隠れ住んでいる世界。ネクロソードを持つ者の好む世界である。
この星には「色」という概念がなく、突入すると色が消えてしまう。
無論、影は至る所に生じるため、ネクロソード所有者にとっては非常に優位になる。
・&ruby(とこしえ){永久}(Eternity)
宇宙の中心に在ると言われている存在。
ここに至り、門を「鍵」で開くとその存在と相見えることが出来、そして如何なる願いをも叶えられるという。
なお、日本語訳では直訳で「永久」としているが、原語版のEternityでは原作のコミックで「ある存在」の固有名詞を意味している。
・ヴァルハラ
アスガルド人の間で言い伝えられている、戦場で死んだ者が行けるという楽園。
戦闘種族であるアスガルド人にとってはヴァルハラへと行けることは何よりの名誉とされている。
#center(){
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らはwiki篭りだ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){編集技能のない者に代わって、良い項目を作るために戦う二人のアニヲタだ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは様々な項目を旅し、多くの名を与えられた。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){だが、彼らをよく知る者は二人をこう呼ぶ―――}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){&sizex(5){&ruby(追記){アド}・アンド・&ruby(修正){コレクト}。}}}}
}
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#include(テンプレ3)
#center(){
&b(){&color(goldenrod){―――昔は神というのはもっと、尊ばれた。}}
&b(){&color(goldenrod){人は何かを願うとき、何よりもまず神の名を囁いたものだ……慈悲を請う時もだ。}}
&b(){&color(goldenrod){神が聞いているとは知らずにな……ふふふふ……。}}
&b(){&color(goldenrod){今では、もはや空を見て、わしの稲妻など願わない。}}
&b(){&color(goldenrod){雨乞いなどしない。}}
&b(){&color(goldenrod){ただ見たいだけなんだ……}}
&b(){&color(goldenrod){いわゆる「スーパーヒーロー」ってやつをな。}}
&b(){&color(goldenrod){神は物笑いの種か……?}}
&b(){&color(goldenrod){……違う。}}
&b(){&color(goldenrod){もう許さぬ!}}
&b(){&color(goldenrod){神を恐れさせてやるぞ……。}}
&b(){&color(goldenrod){ソー・オーディンソンを空から突き落とすのだ!}}
}
・ゼウス
ソーによってサンダーボルトに貫かれ死んだと思われていたが生きていた。
だが、ソーに散々恥をかかされた彼はソーに、そして神々からスーパーヒーローに信仰心を移した人間達に怒りを滾らせていた。
そして、ソーの討伐を「息子」に命令する。
#center(){
&b(){&color(goldenrod){……どうだ、わかったか?ヘラクレス。}}
&b(){&color(goldenrod){わかったのか?我が息子よ……。}}
&b(){&color(#ac6b25){……ええ。父上!}}
}
・&b(){&color(#ac6b25){ヘラクレス}}
演:ブレット・ゴールドスタイン/吹き替え:[[神奈延年]]
ゼウスの息子で、人間と神のハーフ。
果たして、彼はソーにとっての敵か、味方か?
・&b(){&color(#1c802d){ヘイムダル}}
演:イドリス・エルバ/吹き替え:斎藤次郎
死後、ヴァルハラで門番を務めていた。
ヴァルハラへとやって来たジェーンを温かく迎え入れ、アクセルを守ってくれた事への感謝を告げた。
本来は最後のオマケ映像に登場するサプライズゲストのはずだったのだが、実はエンドロールのキャスト欄に記載されている。
#center(){
&b(){&color(#1c802d){君をこの神々の世界へ歓迎するよ……}}
&b(){&color(#1c802d){ヴァルハラへようこそ。}}
}
#center(){
&b(){THOR WILL RETURN}
&b(){ソーは帰ってくる}
}
#right(){
&b(){PREV:[[DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS>ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス]]}
&b(){NEXT:[[BLACK PANTHER: WAKANDA FOREVER>ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー]]}
&bold(){Connected Story:}[[&bold(){THE GUARDIANS OF THE GALAXY HOLIDAY SPECIAL}>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル]]
&bold(){SERIES PREV:}[[&bold(){THOR: RAGNAROK}>マイティ・ソー/バトルロイヤル]]
}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ヴァァァァァァァァッ!!!!!!/
#vote3(time=600,6)
}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 公式でもライバルぽいキャラ?がついにか -- 名無しさん (2022-07-15 20:50:43)
- ゴアの怒りも理解できたが、最後でゼウスの考えも理解できてしまう悲しみ -- 名無しさん (2022-07-15 21:27:49)
- 「永久」さんが出ちゃったから何気にmcuの中でもダントツのスケールの作品なんだよな -- 名無しさん (2022-07-15 21:33:36)
- ラストの意味ってなんだろう?フェーズ4クライマックスで全員援軍? -- 名無しさん (2022-07-15 22:29:39)
- 男1人、女1人、武器2つの人間関係に笑ったけど、GOG、コーグと別れ、恋人失っている悲劇のオーバーキルっぷり -- 名無しさん (2022-07-15 22:32:03)
- ↑なんか映画版のソーは喪うものが回をますにつれて増えていくのがつらいな -- 名無しさん (2022-07-15 22:35:25)
- >ラストの意味ってなんだろう? ムジョルニアを手にする資格を得たことでジェーンはアスガルドの神になったって意味じゃないの? -- 名無しさん (2022-07-15 22:37:31)
- この作品を見るためのソー関連の事柄は大体作中でやってくれる親切設計、…ただしガモーラに関してはまったく触れられないのでクィルの言葉の重さを理解するにはガーディアンズ追ってないといけない -- 名無しさん (2022-07-15 22:50:16)
- クイルも実の母や養父、そしてなによりガモーラを失っているしね -- 名無しさん (2022-07-15 22:53:23)
- クソダサ邦題かと思ったら直訳だったでござる -- 名無しさん (2022-07-15 22:56:10)
- ↑そしてラストでその意味がどどんとデカく出るのがエモイんだよね。 -- 名無しさん (2022-07-15 23:13:06)
- あんだけ神を憎んだゴアさんの願いをかなえる方法が神頼みという皮肉よ…… -- 名無しさん (2022-07-15 23:43:06)
- あの感じだとヴァルハラってロキもいるんすよね・・・ジェーンを無駄に煽ってまた殴られてそう -- 名無しさん (2022-07-16 01:32:08)
- 次作ではヴァルハラにもスポット当たりそう。 -- 名無しさん (2022-07-16 01:50:34)
- 地味に登場人物にムジョルニアとストームブレイカーがカウントされてるの笑うwwwカウントされてる理由が分かるから余計にwww -- 名無しさん (2022-07-16 02:39:56)
- 元カノに未練タラタラの彼に嫉妬する今カノ(画面外からヌーっと出てくる)。そんなの関係ねえと暴れ回るパリピの新カノ(ゲストヒロイン?)、子供達に力を与えてパーティーしちゃうんだ -- 名無しさん (2022-07-16 03:45:01)
- 第二のヒロインはストームブレイカーで間違いない。 -- 名無しさん (2022-07-16 07:59:18)
- クリスチャンベールが流石だった -- 名無しさん (2022-07-16 09:21:10)
- オーディンてダメ親父の印象強かったけど神の中ではまだマシな方だったんだな.. -- 名無しさん (2022-07-16 16:15:07)
- ヘラクレスは良いライバル関係に収まりそうな感じある -- 名無しさん (2022-07-16 17:51:30)
- ヘラクレスのCVが神奈延年さんかぁ… -- 名無しさん (2022-07-16 17:53:23)
- マット・デイモン出るかなあと思ってたらまた演劇やってて笑った -- 名無しさん (2022-07-17 14:40:15)
- アメリカはキリスト教の国のはずなのに、なんで他の宗教や神話の神様を題材にした映画が作れるのだろうか?しかも、冒頭のラプーといいゼウスといいろくでもない描かれ方しかされてないし……基本多神教の国で、あんまり信心深い人が少ない日本でも憚れるような描写が多い……信心深い人が見たら『罰当たりだ!』とか騒ぎそうだ(;^ω^)まぁ、作中でも言ってるけど今の時代にゼウスを心から信仰している人がいるとも思えないけど -- 名無しさん (2022-07-18 21:34:16)
- ゼウスが暴君、暗君として描かれているけど、「ゴアの命は長くはない」「永久に辿り着いたら終わる」「戦闘すれば負ける危険性は高い」となると、ゼウスの非戦も少しわかってしまう。結果オーライだったけど、結果到達されてしまったわけだし。まあ、神の死を軽く見ているという前提がそもそも価値観がっていう前提ありきだが。 -- 名無しさん (2022-07-19 10:06:41)
- ゴアの気持ちも分からないでもない。 荒れ果てた土地で神様への祈りと教えだけを支えにして生きてきたのに、実際に神様と遭遇したら『下界の人間が何人死のうが気にも止めないクソ野郎』だったなんて知ったら、『今までの自分や家族の人生はなんだったんだ!?』とぶちギレたくもなるだろう( ノД`)…。 まぁ、だからといって関係ない他の惑星の神様まで殺すのはやり過ぎだと思うが………(;^ω^) ところで、『ゴア』という名前で『マグマ大使』に出てくる『宇宙の帝王』を連想したのは僕だけか(-ω- ?) -- 名無しさん (2022-07-19 19:01:21)
- 最後にジェーンがヴァルハラに召されたからまだすっきり終わった感じするけど作品が作られるたびに何かを失うソーは悲惨 -- 名無しさん (2022-07-19 20:53:42)
- ナタリー・ポートマンの腕筋がすごかった -- 名無しさん (2022-07-24 13:46:49)
- 目からレーザー出すし永久の水の反射の姿からするにゴアの娘は生まれ変わりに近い感じで蘇ったのかな? -- 名無しさん (2022-08-07 13:50:44)
- 終盤名優達の演技合戦状態だったな。ソーを見てると人生失ってばかりでもないなと前抜きになれる。 -- 名無しさん (2022-09-09 22:04:01)
- ソーは神だから長く活躍できるけど、役者のクリス・ヘムズワース氏の今後が心配。どこかの記事でトレーニングに痛みが伴うようになってきたとも語ってたし無理してほしくない -- 名無しさん (2022-11-11 22:18:35)
- ↑8アメリカ人の多くは宗教には寛容だよ。ごく一部のカルト団体は狂信者じみてたりもするけど。一般的なアメリカ人の神への敬意は一般的な日本人と大差ないレベル -- 名無しさん (2022-11-15 00:27:15)
- ラグナロクで武器無しでも雷神の力が使えるようになったはずなのに本作だとストブレがないと飛ぶことも雷撃を放つこともできなくなってるんだよね。まあメタ的には作劇の都合だろうけど作中的にはどういう理屈だろうか -- 名無しさん (2022-11-15 00:28:40)
- ↑普通に衛兵相手に電撃使ってなかった?1人を叩きつけた時に電撃放って周囲のやつら倒してた記憶 -- 名無しさん (2023-05-19 11:36:37)
- ↑5まずソー5が何年後になるかも不明だし下手すると年喰ったソーの物語になるかも -- 名無しさん (2024-10-17 23:12:00)
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&font(#6495ED){登録日}:2022/07/15 (金) 20:25:34
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◆ソー:ラブ&サンダー
#center(){&bold(){&italic(){&color(#0095b3){さあ、ほら。集まって。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){スペースバイキングの伝説を話そう。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){またの名を、&color(gold,gray){雷の神}だ。}}}
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&font(24px,b){&color(pink,deepskyblue){“ソー”サプライズな}}
&font(32px,b){&color(pink,deepskyblue){神バトル}}
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『ソー:ラブ&サンダー(Thor: Love and Thunder)』とは、2022年に公開された米映画。
[[MARVEL>MARVEL COMICS]]社のコミックヒーロー「ソー」の実写映画第4弾である。
MARVELコミックヒーロー実写映画化シリーズ、[[マーベル・シネマティック・ユニバース]](MCU)の映画通算29作目にしてフェーズ4の映画第6弾。
*概要
今作は、MCUの単独ヒーロー作品としては初の「4作目」。
しかも、フェーズ1から登場した古参ヒーローの中でも、インフィニティ・サーガの集大成である『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』を最後に物語から何かしらの形で退場、あるいは前線から遠のくヒーローもいる中で、『エンドゲーム』の続きが描かれたヒーローとしては希少である。
もっとも、ソーは「神」の種族であり長命という点があり、他のヒーローよりも長い活躍が今後も期待されている。
今作で描かれるのは、インフィニティ・サーガを通じて次々と大切な人を失い、「愛」が分からなくなってきたソーが自分なりの「愛」を再定義するまでの物語。
そして、今作の制作発表時、大きな話題となったのは前作『[[バトルロイヤル>マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』で「別れた」とさらっとした説明を最後に再登場が絶望的と思われていた、『[[ダーク・ワールド>マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』までのヒロイン、ジェーン・フォスターの再登場である。
さらに、彼女がムジョルニアの力を受け継ぎ、雷神「マイティ・ソー」として登場するというのだ。
ジェーンとの再会でソーの心は再び揺れ動き、自身の「雷神」としてのアイデンティティの揺らぎと共に、彼が如何に自分自身とその内に秘めた愛を定義するか、そこに注目してほしい。
ジェーンの描写もまた、彼女のソーへの想いと彼女自身の秘密に焦点を当て、新たな形のヒーロー像を打ち出している。
監督は前作『バトルロイヤル』に引き続き、タイカ・ワイティティが担当。
ブラックなコメディ描写と洒落にならないシリアス描写との融合が、絶妙なハーモニーを生み出している。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーも登場。彼らは主要スタッフ・キャストのクレジットでフィーチャリングゲスト扱いとなっている。台詞監修にはジェームズ・ガン監督が当たっている。
ヴィランであるゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーには、DCコミックスの『[[ダーク>バットマン ビギンズ(映画)]][[ナイト>ダークナイト(映画)]][[トリロジー>ダークナイト ライジング(映画)]]』の[[バットマン>バットマン(人物)]]役のクリスチャン・ベールがキャスティングされた。
役作りに力を入れることで有名なベールが、今作でも凄まじい変わりようを見せつけた。
なお、これまで、ソーの単独作品シリーズの邦題は『マイティ・ソー(原題:Thor)』だったが、今作では「マイティ」を取った『ソー』となっている。
これは、ジェーンのヒーロー名が「マイティ・ソー」であることからその区別のためという点でもあるが、ソー自身が自分の人生を見つめ直し、ありのままの自分を受け入れたので「マイティ(力強い)」である自分を捨て、ただの「ソー」になった、という解釈も可能である。
イメージソングに抜擢されたのはガンズ・アンド・ローゼスの名曲「Sweet Child o' Mine」。
ヴォーカルのアクセル・ローズが「当時のガールフレンドに対する実話を基にしたラブソング」を書きあげたという部分には、今作のソーと通じる部分を感じざるを得ない。
*ストーリー
アスガルドの王子として生を受けた雷神、ソー。
戦いに明け暮れた青年時代を経た彼は、地球に追放された時に1人の女性と出会い、本気の恋に落ちる。
だが、その幸せは互いの心のすれ違いによって長続きせず、彼女は去っていった。
そして、戦いの激化によって彼の周囲の人物―――母、父、戦友、家臣、そして[[弟>ロキ(MCU)]]―――は死に、故郷も失い、次第に心を閉ざしてしまう。
やがて彼は、[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(MCUのチーム)]]という新たな仲間と共に自分を見つめ直す旅に出たものの、心の孤独感は取れなかった。
そんな中、ソーは宇宙中のあちこちで神が「ゴッド・ブッチャー」なる人物に殺され、混乱が続発しているという知らせを聞く。
GotGのメンバーと心の隔たりを薄々感じていたソーはGotGと別れ、友人コーグと共に負傷した仲間のシフの下へ急いだ。
シフからアスガルドが危ないことを知らされた彼は地球の新アスガルドへと向かうと、町が謎の怪物に襲われる真っ最中だった。
そこで活躍している謎の戦士。その戦士は彼が以前使い、今は破壊されたはずのハンマー「ムジョルニア」を操っていた。
さらに衝撃の事実。その戦士の正体は―――別れた元恋人のジェーンだったのだ。
ジェーンとの再会に混乱し、挙動不審になってしまうソーに、雷神としての力を得たというジェーンはフランクに接する。
そして、戦闘の混乱の最中にアスガルドの子供達が襲撃者であるゴアによって誘拐されてしまう。
ソーは、ゴアを倒して子供達を連れ戻す決意をし、ジェーン、ヴァルキリー、コーグを連れて宇宙の旅に出る。
すれ違いによって別れてしまったソーとジェーン。だが二人は再会によって心を通わせ合っていく。
しかし、ジェーンはソーにある重大な秘密を抱えていた。
やがて、ソーは「神」としての自分の在り方と、「愛」の何たるかを身を以て知ることとなる……。
*登場人物
・[[&b(){&color(gold,gray){ソー}}>ソー(MCU)]]
演:クリス・ヘムズワース/吹き替え:[[三宅健太]]
雷の力を操るアスガルドの王子である雷神。
地球に来て以降、波乱万丈な人生を送り続け、大切な人を悉く失い、「愛した人は皆いなくなる」と自責の念にかられ、心を閉ざしてしまった。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの仲間になって宇宙を旅していたが、「ありのままの自分」はまだ見つからず、心は燻り続ける一方だった。
とはいえ、旅の途中での任務はよくサボる癖に美味しいところを持って行き、各地に二次災害をもたらし、クイルを差し置いて自分が船長であるかのように振る舞うなど何かとトラブルの元だったようだ。
『エンドゲーム』ではコーグが&bold(){&color(#0095b3){「肉の壁」}}と称するほどに[[激太り>デブ]]したものの、GotGとの旅の途中で[[ダイエット]]を欠かさずやった結果、オヤジボディから元の精悍な神ボディに戻った。
銀河中に仲間がいるGotGとは隔たりがあると感じてしまい、今回で遂に彼らの旅から離れることとなる。
アスガルドの危機のために地球へと帰還し、そこで雷神の力を得たジェーンと再会。
元カノとの再会に複雑な想いをよぎらせるが、悩んだ果てにもう一度やり直すことを決意する。
だが、ジェーンの秘密を知ってしまって苦悩し、さらに敵であるゴアから「神」の在り方についても問われ、続けていた「自分探し」にケリをつけることとなる。
一度は王の座を辞退した彼だったが、非常事態には国民の心をまとめ上げ、戦闘時には戦意を鼓舞するなど、王としての素質は衰えていない。
・&b(){&color(pink){ジェーン・フォスター}/&color(pink,deepskyblue){マイティ・ソー}}
演:ナタリー・ポートマン/吹き替え:[[坂本真綾]]
ジェーン・フォンダ……ではなく、ソーが初めて出会った地球人であり、彼が唯一心から愛した女性。
前2作の活躍で世界的有名な天文学者となり、世界中の憧れの的となった。
一度はソーが王座を捨てて共に添い遂げようとしたほど愛に燃え上がっていたものの、互いを大切に想い合うあまりに失うことが怖くなり、互いに仕事を理由にすれ違いの生活が続いて心も離れ、ある日彼女の方から手紙を置いて去ってしまった。
それから8年後の現在、新アスガルドを訪れた際に破壊されたムジョルニアから雷神の力を授かり、「マイティ・ソー」として戦闘に加勢。
そして元カレのソーとも再会し、フランクに接するもののある複雑な思いを抱いている。
……実は、彼女はステージ4の末期癌を患っており、最早回復の見込みは絶望的であった。
そんな中で、ムジョルニアが持ち主に健康な肉体を授けるという伝説に縋り、新アスガルドへと飛んで、見事それを果たしたのだ。
しかし、雷神の力を使う度に彼女の体力は消耗し続け、命のタイムリミットも近付いていて……。
・&b(){&color(royalblue,silver){ヴァルキリー}}
演:テッサ・トンプソン/吹き替え:[[沢城みゆき]]
新アスガルドの王である戦乙女。
新アスガルドをまとめる王として、日々行政や街興しに精を出しているものの、本心ではまた戦いに出たいと思っていた。
そんな時にゴアの襲撃により子供達が攫われ、彼らを取り戻すためにソーと共に戦場へと舞い戻る。
人懐っこい性格なので、初対面のジェーンともすぐに打ち解けた。
かつては戦友の乙女達と深い関係だったが、ヘラとの戦いで全員失い、愛には一種のトラウマを抱いている。
・&bold(){&color(#0095b3){コーグ}}
演:タイカ・ワイティティ/吹き替え:金谷ヒデユキ
ソーの戦友の岩石人間。今作では語り手も務めている。
今回はボケに走りがちなソーに対するツッコミをボソッと言うことが多く、やたらとシニカルなので結構毒舌だったりする。
身体が岩石で出来ているため口さえ残っていれば時間が経てば再生可能。
種族であるクロナン人は男性しかおらず、男性同士で子作りするという秘密が明かされた。((ただし、『バトルロイヤル』では「ママ」がいると語っていた。))
・ムジョルニア
元・ソーの得物で現・マイティ・ソーの得物のハンマー。
幼少時からのソーの相棒として共に過ごしていたが、ヘラに破壊されたことでその役目を終えたはずだった。
しかし、同棲時代のソーの「ジェーンを守ってくれ」という約束を果たすため、自分に縋ったジェーンに雷神の力を与え、復活。
普段はハンマーとして繋ぎ合わされた状態だが、戦闘時にはバラバラになって[[オールレンジ攻撃]]を仕掛けるという、多彩な攻撃方法を取得した。
・ストームブレイカー
現・ソーの得物で&ruby(ビフレスト){虹の橋}の単独召喚が可能な斧。
今回は瞑想のためにおそらく数年間は土に埋もれて柄の部分が根を張るなど主人から雑な扱いを受ける。
そして、自分を差し置いてムジョルニアに未練タラタラなソーに嫉妬の炎を燃え上がらせ、事あるごとに不機嫌になってビフレストすらまともに出さなくなってしまう。
だが、物語終盤でその力が敵の本当の狙いと発覚し……。
・&b(){&color(whitesmoke,black){ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー}}
演:クリスチャン・ベール/吹き替え:[[子安武人]]
宇宙中の神を殺して回っている凶悪な「神殺し」の男。
神を殺せる「ネクロソード」の使い手であり、影を伝った空間移動や影から怪物を生み出す能力を持つ。
かつて自分と娘を救わず、かつ人間を無価値と断言した神を恨み、全ての神を殺して[[復讐]]することを誓っているが、半ばネクロソードの操り人形となっている。
ネクロソードの教える「永久」へと行くため新アスガルドを強襲して子供達を誘拐。それにはソーの持つあるものを手に入れるためだった。
そして、永久へと至った彼が伝えた願いとは……?
・[[&b(){&color(goldenrod){ゼウス}}>ゼウス]]
演:ラッセル・クロウ/吹き替え:[[千葉繁>千葉繁(声優)]]
オムニポテンス・シティの王にして、ギリシャ神話の全知全能を司る稲妻の神。
ソーが憧れる存在であり、彼の振る舞いの多くは彼をリスペクトしたものである。
しかし、その実態は自己顕示欲の塊にして保身的かつ堕落しきった典型的な暗君にして暴君。
日々の議題は乱痴気騒ぎの打ち合わせや生贄ランキングの発表で、ソーが神の危機を訴えても「下級の神が数人やられただけ」「オムニポテンス・シティにいれば安全だし余計なパニックは無用」とまともに取り合おうともせず、ソーから失望される。
しかし戦闘力は桁違いであり、自慢の得物である「サンダーボルト」は圧倒的な攻撃力を誇る。
吹き替えはアドリブの帝王・千葉繁だけあって、ソーの変装を解く際に放つ「&font(l){[[ガブリンチョ!>獣電戦隊キョウリュウジャー]]}&b(){&color(goldenrod){チラリンチョ!}}」は必聴の価値あり。((言語では台詞がない場面でも吹き替えでは喋っていたりする。))
・レディ・シフ
演:ジェイミー・アレクサンダー/吹き替え:北西純子
アスガルド時代、ソーの臣下だった女性戦士。
アスガルド崩壊後は各地を転々としていたようで、『インフィニティ・ウォー』の公開後はサノスの指パッチンで消滅したという設定も明かされたりと、一時はファンの間で死亡説が流れていたがしっかり生きていた。
ファリガー人の防衛の任務に就いていたところ、ゴアの襲撃を受けて、神は殺され自分以外の兵士は全滅し、自身も左腕を失う大怪我を負う。
そこへ、SOSを出していたソーに救助され、新アスガルドまで転移して治療を受けた。
本人は勇敢に戦った為このまま死んでヴァルハラにいけるとおもっていたが、ソーによりあくまで戦闘中に死ぬことが条件であり、今死んでもいけないことを告げられて生きる気力が湧いたようだ。
・アクセル(アストリッド)
演:キーロン・L・ダイアー/吹き替え:木村皐誠
ビフレストの門番だったヘイムダルの息子。
本名はアストリッドだが、バンドの[[ガンズ・アンド・ローゼズ>GUNS N' ROSES(バンド)]]に影響されて名前を「アクセル」に改名した((「アストリッド」は北欧系の女性名で、ヘイムダルが何を思って名付けたのかはわからないが、そりゃ改名したくもなるわな。))。
それでも父の事は誇りに思っており、責任感も強く、ゴアに誘拐された子供達の中でもリーダーシップを執り、千里眼の力でソーと連絡を取り合いながら、他の子供を励ます。
・アスガルドの子供達
宇宙の様々な種族が集まった子供達((中にはクリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベール、タイカ・ワイティティの子供達もいる。))。
ゴアに誘拐され、彼から「神に頼んでもどうせ助けてくれない」と脅されるが、ソーの助けを信じている。
やはり戦闘民族であるアスガルド人である以上、戦いとなれば士気を高める。&s(){アスガルドに住んでれば誰でもアスガルド人ってことでおk。}
・トゥースナッシャー
・トゥースグラインダー
&b(){&sizex(6){「「ヴァァァァァァァァッ!!!!!!」」}}
ヤーカン王からソーに贈られた2頭の大きなヤギ。
鳴き声がうるさい、とにかくうるさい、&b(){果てしなくうるさい。}
悪党退治のお礼とのことだが、どう考えても厄介払いのためとしか思えない。
しかし最悪非常食にでもすればいいというスタンスでソーが発した「肉」という単語を聞くと不穏さを察知して一瞬で大人しくなる程度の知能はあり、口笛を吹いたらすぐ駆けつけてくれる上に体当たりで敵を倒してしまう、とてもありがたいヤギである。
名前はそれぞれ「歯(tooth)を軋ませる(or歯ぎしりする)もの(gnasher)」「歯(tooth)を研ぐ(orこすり合わせる)もの(grinder)」の意でちゃんと(食料扱いされるとこも含めて)北欧神話由来。
尤も、劇中ではひたすらうるさく吠えてるけど。
・&b(){&color(maroon){ピーター・クイル}/&color(maroon,gray){スター・ロード}}
演:クリス・プラット/吹き替え:[[山寺宏一]]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの(暫定)リーダー。
色々とマイペースかつ美味しいところを持っていくソーの扱いには苦労した様子。
銀河中に仲間がいることでソーが心の隔たりを感じてしまい、ソーと別れることとなったが、離れてしまったガモーラのことを引き合いに出して&b(){&color(maroon){「失って最低な気分になった方が何も感じないよりいい」}}と彼を励ました。
最後までソーとの関係は微妙なままだったが、そう悪いものでもなかったようだ。
・&b(){&color(darkblue,brown){ロケット・ラクーン}}
声:ブラッドリー・クーパー/吹き替え:加藤浩次
相変わらず口うるさいアライグマ。
やたらうるさいヤギにはブチ切れ寸前だった。
・&b(){&color(black,saddlebrown){グルート}}
声:ヴィン・ディーゼル/吹き替え:遠藤憲一
相変わらず反抗期気味な樹木少年。
スコープを口に咥えたがる。
・&b(){&color(deepskyblue,steelblue){ネビュラ}}
演:カレン・ギラン/吹き替え:森夏姫
すっかりGotGに馴染んだサイボーグ戦士。
ボケ倒すソーにいつも怒鳴っていた。
・&b(){&color(crimson,slategray){ドラックス・ザ・デストロイヤー}}
演:デイブ・バウティスタ/吹き替え:楠見尚己
GotGの切り込み隊長。
美味しいところを持って行って賞賛を浴びようとするソーを呆れながら見ていた。
・&b(){&color(floralwhite,limegreen){マンティス}}
演:ポム・クレメンティエフ/吹き替え:秋元才加
少しイメチェンした昆虫少女。
衣装も若干活発なものに変わっている。
ヤギにキレてネビュラと一緒に銃を持ち出したりとこちらも順調に染まりつつある。
・クラグリン
演:ショーン・ガン/吹き替え:土田大
ヨンドゥの跡を継いだクイルの義兄弟。
惑星を転々とするごとに恋人を作ってクイルを呆れさせていた。
・ヤーカン王
演:ステフィン・カリー/吹き替え:[[多田野曜平>多田野曜平(声優)]]
冒頭でソーとGotGが救出した部族の王。
当初はソーの百戦錬磨な戦闘力を賞賛していたが、神聖な神殿まで破壊されて一転、「災いの神」として厄介者扱いした。
・ダーシー・ルイス
演:カット・デニングス/吹き替え:田村睦心
ジェーンの友人。
癌の治療をするジェーンを勇気づけ、それでもなお研究しようとする彼女をやんわりと止めた。
・エリック・セルヴィグ
演:ステラン・スカルスガルド/吹き替え:金子由之
ジェーンの恩師。
彼女の癌治療に協力したが、思った結果が出ず、彼女に謝罪した。
・ソー役の俳優
演:ルーク・ヘムズワース/吹き替え:宮本淳
・ロキ役の俳優
演:マット・デイモン/吹き替え:中村章吾
・オーディン役の俳優
演:サム・ニール/吹き替え:宮崎敦吉
・ヘラ役の女優
演:メリッサ・マッカーシー/吹き替え:美々
前作に引き続き登場したアスガルドの出来事の&s(){無駄に豪華な茶番劇}再現演劇の俳優達。
豪華俳優陣の無駄遣いともいえる彼らも、『インフィニティ・ウォー』冒頭のサノス軍の襲撃と虐殺から何とか逃れ、無事に地球へと脱出していた設定が明らかになった。
今作では前作の出来事として&font(l){全然似てないけど}ヘラ役の女優が登場。
国の非常事態だというのにふてぶてしくも演劇のネタにしようとして、ヴァルキリーからは軽蔑の眼差しで見られていた。
・&bold(){&color(#663333){ミーク}}
コーグの元相棒。
現在は新アスガルドで行政の仕事に就いている。
スーツ姿がやけに決まっている。
・ダリル
演:デイリー・ピアソン/吹き替え:兼政郁人
まさかの短編『チーム・ソー』シリーズから登場。
新アスガルドで働いていた。
・[[セレスティアルズ]]
宇宙を創造した『[[エターナルズ>エターナルズ(映画)]]』の黒幕、オムニポテンス・シティでちらりと登場。
巨体なため、黄金劇場には入りきらず、窓から中をひょっこり覗いていた。
・バオ
声:シモーナ・パパレッリ/吹き替え:飯沼南実
小籠包の神、かわいい。
元ネタは[[ピクサー・アニメーション・スタジオ]]の短編アニメ『Bao』のキャラクター。
・ラプー
演:ジョニー・ブラフ/吹き替え:高岡瓶々
ゴアがかつて住んでいた惑星の神にして、ゴアが「神殺し」となった元凶。
住民に崇められていたが、彼にとって人間とは全くの無価値であり、「崇める奴ならいくらでもいる」と一人一人の死に対してはまるで関心を持たない傲慢な暴君である。
ネクロソードのかつての持ち主であるヌルを討伐し、祝杯を挙げていたところをゴアと遭遇。
ゴアを侮辱した挙句に殺そうとしたが、ネクロソードを手にしたゴアによって斬り殺された。
・ゴアの娘/ラブ
演:インディア・ローズ・ヘムズワース((クリス・ヘムズワースの実の娘。))/吹き替え:安藤紬
ゴアの最愛の存在。
惑星の絶え間ない干ばつと飢饉によって弱っていき、最期は父の腕の中で息を引き取った。
#openclose(show=ところが……){
ゴアが永久の鍵を開けた際にジェーンの願いを受けて復活。
その様を見たゴアは最期に人の心と愛を取り戻し、死の間際に&bold(){&color(whitesmoke,black){「娘を頼む」}}とソーに彼女を託す。
その後、ジェーンを看取ったソーは彼女の義父となるが、不機嫌な時に[[目からビーム>目から〇〇(武器)]]を出す彼女のワガママに手を妬いている模様。
そしてソーはムジョルニアを手に、ストームブレイカーを手にする義娘と共に今日も平和のために戦い続けるのであった。
本編はコーグのこの語りで幕を閉じている。
#center(){
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは救世主だ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){スペースバイキングと、「永久」で蘇った神の力を持つ少女。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){力の弱い者に代わって、正義のために戦う二人の戦士だ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは様々な土地を旅し、多くの名を与えられた。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){だが、彼らをよく知る者は二人をこう呼ぶ―――}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){&sizex(5){ラブ・アンド・サンダー。}}}}
}
}
*用語集
・ネクロソード
かつて暗黒の神ヌルが所持していた、「神を殺せる漆黒の剣」。
影を自在に操り、影を伝った空間移動やシャドーモンスターの発生が可能となる。
剣自身が「神を殺す」という意思を持っており、持ち主を呪いで邪心を増幅させ、傀儡としてしまう。
[[コミックスの方>オールブラック・ザ・ネクロソード(シンビオート)]]とは多少設定が異なる。
・シャドーモンスター
ネクロソードにより生み出された影の怪物。
影のあるところから無尽蔵に湧き上がり、数の暴力で敵を圧倒する。
・オムニポテンス・シティ
大勢の神が住まう神々の楽園。
煌びやかな建物が立ち並び、住まう神は皆安寧を謳歌しているが、城下にいる下級の神のことに関しては気にも留めていない。
・サンダーボルト
ゼウスが所有する、稲妻の形をした剣のようなもの。
剣として使えるだけでなく、投擲して周囲に稲妻を発生させる等の絶大な破壊力を持つ。
他にも惑星間でのテレポート能力もある。
当初ソーは丁重に借りようと思っていたが、ゼウスのあまりの傍若無人に辟易して、奪い取って使うことに。
元ネタはおそらく、ギリシャ神話において[[ゼウス]]が所有していたとされる雷霆「[[ケラウノス>ケラウノス(ギリシャ神話)]]」。
・影の国
ゴアが隠れ住んでいる世界。ネクロソードを持つ者の好む世界である。
この星には「色」という概念がなく、突入すると色が消えてしまう。
無論、影は至る所に生じるため、ネクロソード所有者にとっては非常に優位になる。
・&ruby(とこしえ){永久}(Eternity)
宇宙の中心に在ると言われている存在。
ここに至り、門を「鍵」で開くとその存在と相見えることが出来、そして如何なる願いをも叶えられるという。
なお、日本語訳では直訳で「永久」としているが、原語版のEternityでは原作のコミックで「ある存在」の固有名詞を意味している。
・ヴァルハラ
アスガルド人の間で言い伝えられている、戦場で死んだ者が行けるという楽園。
戦闘種族であるアスガルド人にとってはヴァルハラへと行けることは何よりの名誉とされている。
#center(){
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らはwiki篭りだ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){編集技能のない者に代わって、良い項目を作るために戦う二人のアニヲタだ。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){彼らは様々な項目を旅し、多くの名を与えられた。}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){だが、彼らをよく知る者は二人をこう呼ぶ―――}}}
&bold(){&italic(){&color(#0095b3){&sizex(5){&ruby(追記){アド}・アンド・&ruby(修正){コレクト}。}}}}
}
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#include(テンプレ3)
#center(){
&b(){&color(goldenrod){―――昔は神というのはもっと、尊ばれた。}}
&b(){&color(goldenrod){人は何かを願うとき、何よりもまず神の名を囁いたものだ……慈悲を請う時もだ。}}
&b(){&color(goldenrod){神が聞いているとは知らずにな……ふふふふ……。}}
&b(){&color(goldenrod){今では、もはや空を見て、わしの稲妻など願わない。}}
&b(){&color(goldenrod){雨乞いなどしない。}}
&b(){&color(goldenrod){ただ見たいだけなんだ……}}
&b(){&color(goldenrod){いわゆる「スーパーヒーロー」ってやつをな。}}
&b(){&color(goldenrod){神は物笑いの種か……?}}
&b(){&color(goldenrod){……違う。}}
&b(){&color(goldenrod){もう許さぬ!}}
&b(){&color(goldenrod){神を恐れさせてやるぞ……。}}
&b(){&color(goldenrod){ソー・オーディンソンを空から突き落とすのだ!}}
}
・ゼウス
ソーによってサンダーボルトに貫かれ死んだと思われていたが生きていた。
だが、ソーに散々恥をかかされた彼はソーに、そして神々からスーパーヒーローに信仰心を移した人間達に怒りを滾らせていた。
そして、ソーの討伐を「息子」に命令する。
#center(){
&b(){&color(goldenrod){……どうだ、わかったか?ヘラクレス。}}
&b(){&color(goldenrod){わかったのか?我が息子よ……。}}
&b(){&color(#ac6b25){……ええ。父上!}}
}
・&b(){&color(#ac6b25){ヘラクレス}}
演:ブレット・ゴールドスタイン/吹き替え:[[神奈延年]]
ゼウスの息子で、人間と神のハーフ。
果たして、彼はソーにとっての敵か、味方か?
・&b(){&color(#1c802d){ヘイムダル}}
演:イドリス・エルバ/吹き替え:斎藤次郎
死後、ヴァルハラで門番を務めていた。
ヴァルハラへとやって来たジェーンを温かく迎え入れ、アクセルを守ってくれた事への感謝を告げた。
本来は最後のオマケ映像に登場するサプライズゲストのはずだったのだが、実はエンドロールのキャスト欄に記載されている。
#center(){
&b(){&color(#1c802d){君をこの神々の世界へ歓迎するよ……}}
&b(){&color(#1c802d){ヴァルハラへようこそ。}}
}
#center(){
&b(){THOR WILL RETURN}
&b(){ソーは帰ってくる}
}
#right(){
&b(){PREV:[[DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS>ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス]]}
&b(){NEXT:[[BLACK PANTHER: WAKANDA FOREVER>ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー]]}
&bold(){Connected Story:}[[&bold(){THE GUARDIANS OF THE GALAXY HOLIDAY SPECIAL}>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル]]
&bold(){SERIES PREV:}[[&bold(){THOR: RAGNAROK}>マイティ・ソー/バトルロイヤル]]
}
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#right(){この項目が面白かったなら……\ヴァァァァァァァァッ!!!!!!/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 公式でもライバルぽいキャラ?がついにか -- 名無しさん (2022-07-15 20:50:43)
- ゴアの怒りも理解できたが、最後でゼウスの考えも理解できてしまう悲しみ -- 名無しさん (2022-07-15 21:27:49)
- 「永久」さんが出ちゃったから何気にmcuの中でもダントツのスケールの作品なんだよな -- 名無しさん (2022-07-15 21:33:36)
- ラストの意味ってなんだろう?フェーズ4クライマックスで全員援軍? -- 名無しさん (2022-07-15 22:29:39)
- 男1人、女1人、武器2つの人間関係に笑ったけど、GOG、コーグと別れ、恋人失っている悲劇のオーバーキルっぷり -- 名無しさん (2022-07-15 22:32:03)
- ↑なんか映画版のソーは喪うものが回をますにつれて増えていくのがつらいな -- 名無しさん (2022-07-15 22:35:25)
- >ラストの意味ってなんだろう? ムジョルニアを手にする資格を得たことでジェーンはアスガルドの神になったって意味じゃないの? -- 名無しさん (2022-07-15 22:37:31)
- この作品を見るためのソー関連の事柄は大体作中でやってくれる親切設計、…ただしガモーラに関してはまったく触れられないのでクィルの言葉の重さを理解するにはガーディアンズ追ってないといけない -- 名無しさん (2022-07-15 22:50:16)
- クイルも実の母や養父、そしてなによりガモーラを失っているしね -- 名無しさん (2022-07-15 22:53:23)
- クソダサ邦題かと思ったら直訳だったでござる -- 名無しさん (2022-07-15 22:56:10)
- ↑そしてラストでその意味がどどんとデカく出るのがエモイんだよね。 -- 名無しさん (2022-07-15 23:13:06)
- あんだけ神を憎んだゴアさんの願いをかなえる方法が神頼みという皮肉よ…… -- 名無しさん (2022-07-15 23:43:06)
- あの感じだとヴァルハラってロキもいるんすよね・・・ジェーンを無駄に煽ってまた殴られてそう -- 名無しさん (2022-07-16 01:32:08)
- 次作ではヴァルハラにもスポット当たりそう。 -- 名無しさん (2022-07-16 01:50:34)
- 地味に登場人物にムジョルニアとストームブレイカーがカウントされてるの笑うwwwカウントされてる理由が分かるから余計にwww -- 名無しさん (2022-07-16 02:39:56)
- 元カノに未練タラタラの彼に嫉妬する今カノ(画面外からヌーっと出てくる)。そんなの関係ねえと暴れ回るパリピの新カノ(ゲストヒロイン?)、子供達に力を与えてパーティーしちゃうんだ -- 名無しさん (2022-07-16 03:45:01)
- 第二のヒロインはストームブレイカーで間違いない。 -- 名無しさん (2022-07-16 07:59:18)
- クリスチャンベールが流石だった -- 名無しさん (2022-07-16 09:21:10)
- オーディンてダメ親父の印象強かったけど神の中ではまだマシな方だったんだな.. -- 名無しさん (2022-07-16 16:15:07)
- ヘラクレスは良いライバル関係に収まりそうな感じある -- 名無しさん (2022-07-16 17:51:30)
- ヘラクレスのCVが神奈延年さんかぁ… -- 名無しさん (2022-07-16 17:53:23)
- マット・デイモン出るかなあと思ってたらまた演劇やってて笑った -- 名無しさん (2022-07-17 14:40:15)
- アメリカはキリスト教の国のはずなのに、なんで他の宗教や神話の神様を題材にした映画が作れるのだろうか?しかも、冒頭のラプーといいゼウスといいろくでもない描かれ方しかされてないし……基本多神教の国で、あんまり信心深い人が少ない日本でも憚れるような描写が多い……信心深い人が見たら『罰当たりだ!』とか騒ぎそうだ(;^ω^)まぁ、作中でも言ってるけど今の時代にゼウスを心から信仰している人がいるとも思えないけど -- 名無しさん (2022-07-18 21:34:16)
- ゼウスが暴君、暗君として描かれているけど、「ゴアの命は長くはない」「永久に辿り着いたら終わる」「戦闘すれば負ける危険性は高い」となると、ゼウスの非戦も少しわかってしまう。結果オーライだったけど、結果到達されてしまったわけだし。まあ、神の死を軽く見ているという前提がそもそも価値観がっていう前提ありきだが。 -- 名無しさん (2022-07-19 10:06:41)
- ゴアの気持ちも分からないでもない。 荒れ果てた土地で神様への祈りと教えだけを支えにして生きてきたのに、実際に神様と遭遇したら『下界の人間が何人死のうが気にも止めないクソ野郎』だったなんて知ったら、『今までの自分や家族の人生はなんだったんだ!?』とぶちギレたくもなるだろう( ノД`)…。 まぁ、だからといって関係ない他の惑星の神様まで殺すのはやり過ぎだと思うが………(;^ω^) ところで、『ゴア』という名前で『マグマ大使』に出てくる『宇宙の帝王』を連想したのは僕だけか(-ω- ?) -- 名無しさん (2022-07-19 19:01:21)
- 最後にジェーンがヴァルハラに召されたからまだすっきり終わった感じするけど作品が作られるたびに何かを失うソーは悲惨 -- 名無しさん (2022-07-19 20:53:42)
- ナタリー・ポートマンの腕筋がすごかった -- 名無しさん (2022-07-24 13:46:49)
- 目からレーザー出すし永久の水の反射の姿からするにゴアの娘は生まれ変わりに近い感じで蘇ったのかな? -- 名無しさん (2022-08-07 13:50:44)
- 終盤名優達の演技合戦状態だったな。ソーを見てると人生失ってばかりでもないなと前抜きになれる。 -- 名無しさん (2022-09-09 22:04:01)
- ソーは神だから長く活躍できるけど、役者のクリス・ヘムズワース氏の今後が心配。どこかの記事でトレーニングに痛みが伴うようになってきたとも語ってたし無理してほしくない -- 名無しさん (2022-11-11 22:18:35)
- ↑8アメリカ人の多くは宗教には寛容だよ。ごく一部のカルト団体は狂信者じみてたりもするけど。一般的なアメリカ人の神への敬意は一般的な日本人と大差ないレベル -- 名無しさん (2022-11-15 00:27:15)
- ラグナロクで武器無しでも雷神の力が使えるようになったはずなのに本作だとストブレがないと飛ぶことも雷撃を放つこともできなくなってるんだよね。まあメタ的には作劇の都合だろうけど作中的にはどういう理屈だろうか -- 名無しさん (2022-11-15 00:28:40)
- ↑普通に衛兵相手に電撃使ってなかった?1人を叩きつけた時に電撃放って周囲のやつら倒してた記憶 -- 名無しさん (2023-05-19 11:36:37)
- ↑5まずソー5が何年後になるかも不明だし下手すると年喰ったソーの物語になるかも -- 名無しさん (2024-10-17 23:12:00)
- 契約の問題とかいろいろあったのかもだけど…正直ジェーンは死なさずに次のアベンジャーズで2人揃って暴れて欲しかったかな -- 名無しさん (2025-02-26 20:54:13)
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