ダメおやじ

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&font(#6495ED){登録日}:2025/06/15 Sun 09:10:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 18 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『&b(){ダメおやじ}』とは、古谷三敏の[[漫画]]である。 #CENTER(){ &b(){&color(peru){……えー皆様…追記・修正お願いします…。}} } ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #CENTER(){ &size(18px){&b(){&color(purple){それで項目と呼べるかい!このダメおやじ!!}}} &size(20px){&b(){\バキッ!ドカッ!/}} &b(){&color(peru){すみません…。}} &b(){&color(purple){わたしらはこれから映画を観に行って食事してくる。}} &b(){&color(peru){わしもついて行っていいですか…。}} &b(){&color(purple){おまえは留守番だよバカ!}} &b(){\ドスッ!/} &b(){&color(purple){かえってくるまでに、きちんと項目を書き上げとけよ!さもないとまたメシ抜きだからな!}} &b(){&color(peru){ハイ…。}} } #openclose(show=●目次){ #contents() } *&small(){&small(){第1悲話}}【概要】 1970年43号から1982年30号まで『[[週刊少年サンデー]]』で連載された。 何をやらせてもダメな中年サラリーマン&b(){「ダメおやじ」こと雨野ダメ助}の散々な日常を描いたギャグ漫画。 家庭でも、職場でも、そして行く先々でことあるごとにバカにされ、コケにされ、理不尽かつ過激な仕打ちを受け続け、それでもつかの間の安息を願うダメ助の哀愁あふれる姿が&b(){あくまでもギャグテイスト}に描かれている。 執筆については、&b(){ギャグ漫画の王様・赤塚不二夫}および赤塚が設立した「フジオ・プロ」が全面協力している。 当初は全8回の短期連載予定だったが、爆発的ヒットにより12年に渡る長期連載作品((ちなみに連載末期にはサンデーで『うる星やつら』や『タッチ』がスタートしていた。))となった。 1978年、第24回[[小学館漫画賞]]少年少女部門を受賞。 連載当時の日本は、&b(){「威厳なくしては一家の主は務まらない」}という古来からの父親像が今日より深く根付いている時代でもあった。 昭和後期までの家庭はいわば家父長制がスタンダード。どこの家でも「父」は絶対的存在であるべきで、体罰は言わずもがな、現代なら問題視されかねない苛烈な言動も躾けや教育の名目として当たり前のものと見なされていた。 そんな時代の真っ只中、サンデーで連載を開始した本作に登場する父親像はと言うと… &b(){・妻が一番偉く&color(red){自分は最下位}} &b(){・日夜妻子から&color(red){殴る蹴るの暴行}を受ける} &b(){・&color(red){頭に釘を刺される、刃物で斬りつけられる、釘バットで頭が変形するほど殴られる、逆さ吊りにされるなどの拷問多し}} &b(){・休日も家事や雑用を押し付けられ自由時間はほとんどない} &b(){・食事は家族の食べ残し。それすらない日もザラ} &b(){・職場でも笑い者で&color(red){パワハラや過重労働の集中攻撃を受ける}} ……以上のように家父長制や一家の大黒柱とも程遠い哀れで情けない親父である。 この作品はそんなステレオタイプと化した父親の姿を逆手に取った異色作として話題を呼んだのである。 児童文学作家の上野瞭は「従来の父親像を徹底して踏みにじろうとした」と本作を評している。 コミカルなキャラクターデザインでありつつ&b(){&color(red){流血描写や人体切断、武器や凶器を用いた集団リンチ、非人道的発言、そして主人公が全く報われないオチ}}が非常に多く描かれており、「昭和のギャグ漫画」であることを前提としてもかなり人を選ぶ。 このようなコンセプトのため、連載当初の古谷は評判を得られるか心配していたが、師匠・赤塚から&b(){&color(red){「やるんだったら徹底的にイビリまくったほうがいい」}}と助言を受け、今日知られたバイオレンスギャグが生まれた。 *&small(){&small(){第2悲話}}【路線変更】 このような凄惨たるバイオレンスギャグとして人気を獲得したダメおやじだが、ある時期を境に連載後半の約4年間は&b(){大幅な[[路線変更>路線変更(連載漫画)]]を試み、新たな活路を見出した作品}としても知られている。 長らくダメ助がいじめられ続けるオチがお約束となっていたが、ある時期を境に&b(){人情話を主体としたハートフルコメディ路線}へとシフトし、主要人物の性格も変化、ダメ助が傷めつけられる展開も徐々に数を減らしていく。 アウトドアをはじめ幅広い趣味やスローライフを謳歌するダメ助の生活を主軸に、古谷が得意としてきた蘊蓄漫画としての要素も多分に取り入れられた。 また終盤の「奥山村」での生活編では&s(){ホテル営業→ユートピアについての考察→バーでのおっさん達の語らいと10代には難しめな話題が続いていた事もあり}、不思議な出来事がよく起こるドタバタギャグ要素が強まっていた。 古谷本人は、オイルショックの影響で現実の日本社会においても作中で起こるような事件が多発し、漫画の出来事を追い越してしまうような社会情勢の変化によって路線変更せざるを得ない局面になったと語っている。 その他の理由として、ある時妻から&b(){「まだ描いてたの?」}と言われたことも、開始から10年間変わることのなかった基本設定を大きく変えてみることへの意欲に繋がったという。 **◆単行本について 連載中に作品の特色が大きく様変わりし、タイトルが同一でも掲載時期により作風がまったく異なることから、&color(red){ダメ助の悲惨な日常を描いた&b(){前期エピソード群は通称「無印編」}}((双葉文庫(双葉社)から刊行された傑作選では「地獄のオニババ編」と称している。))、&color(blue){社長就任以降の後期エピソード群は&b(){「マイウェイ編」}}と称し区別されている。 単行本はアケボノコミックス(曙出版)から全21巻、それを引き継ぐ形で少年サンデーコミックス(小学館)から全18巻が発行された。このうちアケボノ版全巻+サンデー版の3巻までが前期、サンデー版4巻以降が後期に相当する。 なお、かつての電子書籍版では前期と後期が完全に区別され後者は「マイウェイ編」と銘打たれていたが、2025年現在はアケボノコミックス部分を「元祖ダメおやじ」・少年サンデーコミックス版を普通の「ダメおやじ」として配信している。。 *&small(){&small(){第3悲話}}【映像化作品】 **◆実写映画 1973年11月22日に松竹系で実写映画が公開された。監督は野村芳太郎。主演は三波伸介。 ダメ助の本名が「雨野大助」、雪子が登場しない、雨野家が一軒家暮らしから団地暮らしになっているなど設定にいくつか変更点が見られる。また、実写での喜劇という性質上、暴力描写はかなりマイルドになっている。 オニババこと冬子役は倍賞美津子が演じている。 当初、大助役はせんだみつお、冬子役は和田アキ子が起用される予定だったが、和田のイメージダウンを恐れたホリプロの反発を受け変更となった。 **◆アニメ 1974年4月2日から10月9日まで[[東京12チャンネル(現:テレビ東京)>テレビ東京]]でアニメ版が放送された。全26話。 &b(){テレ東で最初に放映された自社制作アニメ((海外アニメや他局制作アニメは既に放送実績があった。))でもある。} 製作は『[[チャージマン研!]]』でおなじみの[[ナック(現:ICHI)>ナック(アニメ会社)]]。放送時期も「チャー研」と同時期であるが、こちらの方が約3ヶ月長く放送された。 一部の声優や劇伴も他のナック作品と共通している他、「ナッククオリティ」と称される質の低い作画は本作においても健在。 &s(){[[侵略者>ジュラル星人]]を容赦なく撃退する[[鬼畜ヒーロー>泉研]]が可愛く見えるレベルのDV家庭を描いているせいでそのような作劇上の問題点もあまり目立たなくなっているが。} 地上波ゴールデンという事情もあり、原作のグロテスクな虐待シーンは控えめに描写され、極力コミカルな雰囲気に変わっている。 ある程度過激な表現は差し替えられている……とはいえダメ助が一方的にいじめられ続ける骨子は変わっていないため、&b(){&color(red){これでも現在の地上波では間違いなく再放送は不可能だろう。}} 上記の路線変更前で放送終了した関係から、ダメ助に転換期が訪れることはなかった。なお、最終話ではイカ太郎の誕生に関するエピソードが描かれており、一応ハッピーエンドに終わっている。 なお、テレビ放映ではないが2021年4月には「キッズステーション・オンデマンド」にて期間限定配信されたことがある。 ナック時代の一部作品が視聴できるICHIのYouTube公式チャンネルにおいても現在のところ配信されていない。 1989年、第1話と最終話を除くエピソードに加え新作パート((制作はナックではなくサンライズ。))を収録したVHSソフトが発売された。当時の「オバタリアン」ブームに便乗する形で発売が決定したとのこと。 ちなみに、主題歌である「ダメおやじの唄」は[[モヤモヤさまぁ〜ず2]]では三村のテーマとしてお馴染みでもある。 *&small(){&small(){第4悲話}}【主な登場人物】 ※特筆しない限り、前期時点での基本設定に準拠して記述する。 &big(){&b(){●雨野 ダメ助}} 声 - 大泉滉 演 - 三波伸介 #CENTER(){ &b(){&color(peru){神さま、お願いです。この戸のむこうに平和がありますように!}} } 本作の主人公。 ドジで要領が悪く不器用でヘタレで弱虫でお調子者で子供っぽく、とにかく何をやっても冴えない鼻毛ボーボータコ頭の小男。人呼んで「ダメおやじ」。彼を本名で呼ぶ人物は(後半でやれば出来る親父になってからも)ほとんどいない。 昭和4年11月6日、九州の田舎に生まれる。住所は東京都練馬区石神井台5丁目。 前期は「かいしゃ株式会社」に勤務していたが、倒産につき部長の姉が経営する「エスエス産業」に就職した。前期終盤で登山家への憧れから長年勤めていた会社を自主退職、以降は山小屋管理人、探偵など様々な職を転々とする。 ついにはある女性との出会いをきっかけに&b(){財閥系大企業社長}としての道を歩むことになり…。 雨野家の大黒柱であるはずが、安月給でうだつの上がらないゆえに一家での地位は最下位。 妻・冬子による恐怖政治の下、子供からも「おまえ」「きさま」「ダメおやじ」呼ばわりされつつ虐待を受け、勤務先でも上司らの罵声や嘲笑を浴びながらもなんとか生きながらえている哀れな存在。 家庭・職場の双方において人間的な扱いを受けておらずしばしば殺されかけている。幸いギャグ漫画なので死ぬことはないものの、その度に「死に損ない」と罵倒される始末。 風呂は1〜3カ月に一度しか入らせてもらえず、魚のような悪臭を放つ不潔男。食事をまともに食べさせてもらえることも稀である。 好物は[[すき焼き]]と[[エビフライ]]。酒も好きだが滅多に飲ませてもらえない。愛煙家だが、タバコ代がないため他人の吸い殻を拾って吸っている。 趣味はアウトドアや[[プロ野球]]観戦([[巨人>読売ジャイアンツ/読売巨人軍]]ファン)。 頭はかなり悪く、タコ坊の身代わりでテストを受けた時も学年ビリを記録したほど。 戦時中は戦車部隊に配属され、この頃からダメ二等兵として軍曹や隊長らの鬱憤晴らしの標的にされていたり、無理矢理零戦に乗せられたりしていた。 普段は困っている人を放っておけない優しくお人好しな性格だが、日頃ロクな思いをしていない反動か、プライドや自己保身のために見捨てようとしたり、少しでも好機が訪れると増長しやすいのが欠点。 彼自身が調子に乗ったせいで大きなトラブルを招いてしまう自業自得的展開も少なくない。 人間関係が軟化してからも一時ギャンブルに熱中し始め、その頃は会社の人間を騙してまで元金を工面するなど、真の意味で「ダメおやじ」と化していた。 「かわいそうな被害者キャラ」というイメージが強いが、以上の理由から&b(){一概に全てを擁護できる人物とも言い難い。} 単純で流されやすい故にその性格を利用されやすい。彼に親密に接してくる人間は大抵裏でダメ助を陥れようと画策しているのがお約束。 前期は長らく「本当の味方」と呼べる人物はほとんどいない状態だった((強いて挙げるなら、後述のロクベエ(アニメ版)ぐらいか。))。 それでもあまりに理不尽な仕打ちに対しては、泣き寝入りせず本気で激怒したり仕返しを実行することもある。 実力勝負では返り討ちに終わりがちだが、イタズラなどの意趣返しや本人が意図しない形での報復はまずまずの成功を収めており、決してやられっぱなしの男ではない。 特に中期以降は最終的にダメ助が勝利する回も増えつつある。 家族に対する愛情は持ち続けている((アニメ版エンディングでもダメ助の家族に対する惜しみない愛が歌われている。))一方、&b(){&color(red){一家を惨殺する夢を見て憂さ晴らししたり、家族に対する恨みが極度に蓄積した時には一家が本気で死ぬことを望んだり自らの手で殺そうとすることもある。}} 反対に、相次ぐ虐待に堪えかね「殺してくれ!」と懇願するなど環境が原因で心に深い闇を抱えていることが窺える。[[自殺]]も何度か試みているが未遂に終わっている。 後期「マイウェイ編」からは、持ち前の&s(){時に子供っぽいが}寡欲でマイペース、包容力のある人格が色濃く表れるようになった。これらの行動が自らの運命を大きく変えていくこととなる。 …ただ頼れる親父になった事で&bold(){戸の向こうに平和が訪れたのに}、時に仕事、時に趣味、終盤ではある悩みによる一人旅からの田舎暮らしと、逆に家を離れる時間が多くなったのは少し皮肉な話かも知れない。 &big(){&b(){●雨野 冬子}} 声 - 会田由来(第3話まで)→西岡慶子(第4話以降) 演 - 倍賞美津子 #CENTER(){ &b(){&color(purple){きさまはわたしから にげられないんだよ!!}} } ダメ助の妻。ダメ助は陰で&b(){「オニババ」「クソババア」}などと呼んでおり、作中で本名が登場することは滅多にない。 その異名通り「鬼ババ」あるいは獅子のような厳つい顔をしている。貧相な風体をしたダメ助とは正反対に大柄で肥満体型。その形相はお化け屋敷でお化けと間違えられるほど怖い。 大小様々な理由によりダメ助を傷めつけ、家事や雑用、留守番を押し付けている。 ダメ助には粗末な生活を強いてのけ者にしつつ、自身と子供たちだけでおいしい思いをしていることが多い。 夫には暴虐の限りを尽くす一方、子供には優しく接している。ダメ助を扱き使う動機には彼らのおねだりや欲望を叶えてやる目的も含まれていた。 ただし総じて子煩悩というわけではなく、イカ太郎が生まれてからは子供たちにも暴力や暴言の矛先を向けるようになる。 腕っぷしはかなり強く、ダメ助が味方につけ家に上がり込ませたヤクザの舎弟もボコボコにして寝返らせてしまったほど。 月に一度の給料日やボーナス支給日だけは、一家揃って人が変わったようにダメ助に優しくなり、彼を一家の主らしく丁重にもてなす。 ダメ助との馴れ初めについては作中で何度か描かれている。いずれも辻褄が合わず真相は有耶無耶だが、裕福な家庭に生まれ、若い頃は現在と違って物腰の柔らかい女性だったらしい。 第1悲話では、&b(){雨野家の実家を購入したのは冬子であり、かつてダメ助が経営していた会社が倒産し抱えていた借金も肩代わりした過去}が語られている。ダメ助が冬子に全く頭が上がらないのにはこうした経緯があるようだ。 その貸しがあるためか、家出や離縁は断じて許さず絶対服従を命じている。ダメ助が列車で北海道まで逃避行した時は凄まじい執念で追い続けた。 彼女曰く、ダメ助をいじめているのは本人があまりにもだらしないからであり、彼が課長に昇進できることを願いつつ更生目的でやっているとのことで、いわば彼女流のスパルタ教育。 事実、ダメ助の昇進を知った時には嬉し涙を流し、亭主いじめをやめて夫として慕うと誓っていたことから、&b(){本音ではダメ助を愛している}ことがわかる。 失敗続きで頼りないダメ助には常に厳しいが、彼女自身も繊細な一面を持っており、自身の失態でダメ助が昇進の機会を逸した時には子供たちの罵声にも全く言い返せないほど深い自責の念に駆られていた。 前期の終わり頃に差し掛かると、ダメ助をシゴくことで奮い立たせる手段にも限界を感じていた様子。 前期終盤以降は前述した作風の変化の影響を受け、特にダメ助がギャンブル中毒と化した後超僻地に左遷され&bold(){精神崩壊・幼児退行した状態で帰宅してからは}、 壊れた彼をいたわり病院や道場に搬送し元のように心を回復させ、以降は気の強い鬼嫁キャラこそそのままだが理不尽レベルな虐待はほとんど行わなくなる。 かつての極端なヒエラルキーも廃止し、夫に任せきりだった家事も分担するようになった。 後期からは性格も大幅に丸くなり、ダメ助にも亭主としてある程度の発言権や自由行動を認めるようになるなど、夫婦漫才のようなやりとりも増加。 しかし、ダメ助が単身赴任や長期旅行する話が増えたことで出番は激減してしまった。 &big(){&b(){●雨野 雪子}} 声 - 猪瀬明子(第3話まで)→長沢和子(第4話以降) ダメ助・冬子の娘。 両親とも似ても似つかぬ美形だが、凶暴でサディスティックな性格だけは母にそっくり。日夜一緒にダメ助の虐待に加担している。&s(){ご褒美} 連載初期ではダメ助と同じ会社でOLとして勤務していたが、後に別の会社で勤務している描写がある。 嗜虐的に加えヒステリーを起こしやすく、時には冬子でさえ静止するほどの過剰な暴力でダメ助をメタクソにいじめ倒す。 男(中にはダメ助の同僚も)にモテるようで結婚を前提に付き合ってきたボーイフレンドもいるが、父のせいで毎回破談に終わる。 1975年頃からは少年誌でのブームに乗る形でお色気要員としての出番が増えるが、後期からは嫁入り修行のためほとんど登場しなくなり、最終回では一コマだけ冬子・タコ坊と共に顔を見せるに留まった。 連載時期によって顔のデザイン変化が最も激しい人物。 &big(){&b(){●雨野 タコ坊}} 声 - 雷門ケン坊 演 - 佐野伸寿 ダメ助・冬子の息子で長男。 顔はダメ助に似たタコ頭の少年。 冬子・雪子と共にダメ助を虐待したり、冬子にダメ助の隠し事を密告するのが主な役回り。彼もまだ無邪気故に加減を知らないがため、非力ながら残虐な手口も平気で行う。しかし、稀にダメ助の味方をすることもある。 非常に腕白だが友達との喧嘩はからっきし弱い。ワガママで泣き虫だが、冬子は少々甘い顔を見せている。 学校では不甲斐ない父のせいでいじめを受けている。 &big(){&b(){●雨野 イカ太郎}} ダメ助・冬子の息子で次男。冬子が命名した。 原作途中のエピソードで誕生し、そのまま幼児期まで成長する。 小さいながら頭脳明晰で冷静沈着。冬子らと比べてあまり感情的にならず、淡々と残虐行為を行う。一家最強である冬子にすらあまり物怖じしない。兄のタコ坊とは喧嘩ばかり。 終盤ではある理由から長い一人旅に出たダメ助が旅の果てにいついた「奥山村」で、父と一緒に過ごすようになり、主役回が増加した。 アニメ版では最終回のみ登場。 &big(){&b(){●ロクベエ}} 声 - 薮内英喜 原作では中盤から登場した、『天才バカボン』のウナギイヌや本官さんみたいに目玉のつながった顔の人語を話す[[犬]]。 原作での出番は少なかったが、アニメ版ではレギュラーキャラに昇格しており、ラストで酷い目に遭ったダメ助を慰める役回りとして登場する。知能は高く含蓄深い格言製造機で酒も嗜む。 基本的にダメ助のよき理解者であるが、たまに喧嘩をすることもあるなど良くも悪くも本音でぶつかり合える数少ない親友と言える。原作最終回では別な時にダメおやじと出会った犬と会話していた。 虐待エンドだった原作回がアニメでは彼の出番が追加されることにより、ほんの僅かだが救いのある結末に改変されており、アニメ版での展開を緩い路線へと変えた象徴として見られるためか好感度は非常に高い。 ちなみに原作終盤でも、ひょんな事から奥山村でダメ助と一緒に住むようになり、途中から周囲の動物共々喋るようになった犬「大左ェ門」がレギュラーとなっている。 *&small(){&small(){第5悲話}}【余談】 ・[[公共広告機構(現:ACジャパン)>ACジャパンのCM]]の1979年度キャンペーン『言葉が、凶器になる』には、冬子とタコ坊が登場。「愛情のないせいで子供の心を傷つけてしまう親の叱り方」というテーマの下、タコ坊が冬子から罵詈雑言を浴びせられるという内容のCMだった。冬子の声は此島愛子が担当している。なお、新聞広告版では冬子にダメ助が便乗している。&br()翌1980年に関東地区で展開された新聞広告『言葉は、励みになる』では、前年とは打って変わって冬子が優しくタコ坊を励ますという内容となっている。また、同時期に展開された新聞広告『お父さんは、ケチじゃないッ』では、ダメ助が登場。おねだりを断られて「ケチ」と文句を言うタコ坊を珍しく甘やかさない威厳ある父の姿が描かれている。 ・サンデー版12巻では名前こそ出ないものの、なんと『釣りバカ日誌』(やまさき十三・北見けんいち、1979年連載開始)の主人公[[浜崎伝助>浜崎伝助(釣りバカ日誌)]]がゲスト出演した((北見は古谷と同じフジオプロ出身であり、出版社も同じな事から実現したものと思われる))。 ・サンデー版13巻では、旅人となったダメ助がその途中で一時滞在した街にて、古風なハードボイルド映画風の装いと気障な物言いでサングラスを掛けた男性(通称「メガネさん」「ハードボイルドのおじさん」)と遭遇。13巻後半~14巻では主に彼との交流や彼の馴染みの店「BAR Unchiku(Martin)」でのマスターとのやり取りが描かれていた((ちなみにこの時ダメ助は積極的に自己紹介はしておらず、そのせいかハードボイルドのおじさんとBAR Unchikuマスターは本作では珍しく彼を「ダメおやじとは呼ばない」キャラとなった。))。&br()…そして本作後に始まり作者が生涯描き続けた代表作『BARレモン・ハート』にて、どこかで見たような「マスター」と「メガネさん」が登場。なので13・14巻はレモン・ハートのプロトタイプとも言われており、そっちの方にも「恐妻家の客」としてダメ助が冬子と共にゲスト出演し、レモン・ハート最終巻にも『ダメおやじ』のメガネさん登場回が再録された。&br()&s(){なおハードボイルドのおじさんとメガネさんを比べると、明らかにメガネさんの方が会話しやすくかつマスターと気が合うキャラになっているのが分かる。} ・漫画『オバタリアン』の主人公・小畑絹代のモデルは、本作の冬子とされている。この縁で後年発売されたVHSソフト版『ダメおやじ』のパッケージには&b(){「元祖オバタリアン」}という副題が付けられた。 ・連載終了から17年後の1999年、週刊少年サンデー内のシリーズ企画「20世紀最大の読み切りシリーズ」で読み切り作品&b(){『ダメおやじ〜平成版〜』}が19号に掲載された。また2008年にはサンデー50周年記念企画の一つとして掌編「祝!!50周年おめでとう」が発表され、『1936-2021 古谷三敏メモリアルセレクション~そしてまた、BARレモン・ハートで乾杯を~』に収録されている。 #CENTER(){ &b(){&color(purple){かえったぞ!項目はできたか?ちょっと読ませてみろ。}} &b(){&color(peru){おかえりなさい。もちろんできましたよ。}} &b(){&color(purple){………きさま、だれが「オニババ」だって!?だれがお化けみたいだって!?}} &b(){&color(peru){わ、わしの感想じゃない。客観的事実を書いただけだ!}} &b(){&color(purple){うそをつけ!ダメおやじの分際でよくも悪口書いたな!}} &b(){&color(purple){バツとして今日からここにある&count_pages()項目を休まず追記・修正しろ!}} &b(){&color(cornflowerblue){かあちゃん、こいつバカだからそんなにたくさん編集できないよ。}} &b(){&color(palevioletred){頭にクギ打ちつけて脳みそ刺激してやれば?アハハハハ!}} &b(){&color(purple){そりゃいい考えだ。さあ、ぼやぼやしてないで机に向かえ!!}} &b(){\ゴスッ!ゴスッ!(釘を打つ音)/} &size(18px){&b(){&color(peru){だずげで〜!!}}} #RIGHT(){ ♪~『ダメおやじ愛のテーマ』 } &b(){&color(orangered){世の中いい項目もあれば、てんでダメな項目もある。人と同じさ。}} &b(){&color(orangered){あせることはねぇ。ダメならダメなりに少しずつ良くしていけばいいんだ。}} &b(){&color(orangered){な、ダメおやじ。}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目がダメじゃなかったら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 実は釣りバカ日誌が生まれるきっかけだったり、いろんな作品のルーツとなった偉大な作品 あとレモンハートとは世界観共有してて互いの登場人物が作中に出たりしてるね -- 名無しさん (2025-06-15 10:42:52) - どうでもいいが本作とは無関係なダメ親父を検索エンジンでググっても、大抵は本作に関する事ばかり出るという…マイナス検索とか利用してようやく省ける程だし -- 名無しさん (2025-06-15 11:46:45) - こういう古くて今となってはマイナーな作品も詳しく解説されてるのがアニヲタwikiの凄い所(ガラケー時代と違って文字数が多くする必要があるという事情もありそうだけど) -- 名無しさん (2025-06-15 11:47:41) - 名作かもだけど、一応は一般名詞だし(漫画)とか付けて欲しい -- 名無しさん (2025-06-15 12:05:17) - 読切の平成版だけ見たことあるがラストでイカ太郎の息子がダメ親父の元に残ったのが今でも記憶に残ってるわ。 -- 名無しさん (2025-06-15 16:55:26) - 自分は読んだこと無いが、前半部分だけ読んだことのある母が「いくら家父長制社会風刺と言ってもダメ助の駄目さも嫁の暴力も度が過ぎてて読んでいていたたまれない」とか言ってたな -- 名無しさん (2025-06-15 19:02:44) - オバタリアンに言及されてるけど、奇しくも実写版で亭主役を演じられてたのはアニメでダメ助役だった大泉さんだったな -- 名無しさん (2025-06-15 19:04:40) - レモンハート好きでこの作品は苦手だったので、後から同じ作者と聞いてびっくりしたなあ……まあ作風も時代の影響を受けるものだということですね -- 名無しさん (2025-06-15 22:40:39) - 「開始から10年間変わることのなかった基本設定を大きく変えて」って事は路線変更は最後の二年間だけってこと? -- 名無しさん (2025-06-15 23:41:48) - 「ダメおやじも後半全然ダメじゃないすばらしいおやじになってるし」ってかってに改蔵で地丹が言ってた漫画か -- 名無しさん (2025-06-15 23:50:00) - ↑5 ACジャパンのCMでモロに反面教師として扱われてるしな -- 名無しさん (2025-06-16 22:56:40) - ドラえもんのおせじ口紅の話の「なんだよダメ親父」ってセリフもこの漫画が元ネタだろうな。 -- 名無しさん (2025-06-17 03:13:59) - ↑しかもそれ発した人物が真顔だったのが余計に草 -- 名無しさん (2025-06-17 19:38:37) - 少年チャンピオンで連載されていた『おやつ』にも本作の事に触れされている。「ダメおやじって最終的にいい親父になるんですよ」「知らないよ」 -- munancho (2025-06-21 00:49:40) #comment() #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2025/06/15 Sun 09:10:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:&b(){&color(peru){約 18 分で読めますから……すみません…。}} ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『&b(){ダメおやじ}』とは、古谷三敏の[[漫画]]である。 #CENTER(){ &b(){&color(peru){……えー皆様…追記・修正お願いします…。}} } ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #CENTER(){ &size(18px){&b(){&color(purple){それで項目と呼べるかい!このダメおやじ!!}}} &size(20px){&b(){\バキッ!ドカッ!/}} &b(){&color(peru){すみません…。}} &b(){&color(purple){わたしらはこれから映画を観に行って食事してくる。}} &b(){&color(peru){わしもついて行っていいですか…。}} &b(){&color(purple){おまえは留守番だよバカ!}} &b(){\ドスッ!/} &b(){&color(purple){かえってくるまでに、きちんと項目を書き上げとけよ!さもないとまたメシ抜きだからな!}} &b(){&color(peru){ハイ…。}} } #openclose(show=●目次){ #contents() } *&small(){&small(){第1悲話}}【概要】 1970年43号から1982年30号まで『[[週刊少年サンデー]]』で連載された。 何をやらせてもダメな中年サラリーマン&b(){「ダメおやじ」こと雨野ダメ助}の散々な日常を描いたギャグ漫画。 家庭でも、職場でも、そして行く先々でことあるごとにバカにされ、コケにされ、理不尽かつ過激な仕打ちを受け続け、それでもつかの間の安息を願うダメ助の哀愁あふれる姿が&b(){あくまでもギャグテイスト}に描かれている。 執筆については、&b(){ギャグ漫画の王様・赤塚不二夫}および赤塚が設立した「フジオ・プロ」が全面協力している。 当初は全8回の短期連載予定だったが、爆発的ヒットにより12年に渡る長期連載作品((ちなみに連載末期にはサンデーで『うる星やつら』や『タッチ』がスタートしていた。))となった。 1978年、第24回[[小学館漫画賞]]少年少女部門を受賞。 連載当時の日本は、&b(){「威厳なくしては一家の主は務まらない」}という古来からの父親像が今日より深く根付いている時代でもあった。 昭和後期までの家庭はいわば家父長制がスタンダード。どこの家でも「父」は絶対的存在であるべきで、体罰は言わずもがな、現代なら問題視されかねない苛烈な言動も躾けや教育の名目として当たり前のものと見なされていた。 そんな時代の真っ只中、サンデーで連載を開始した本作に登場する父親像はと言うと… &b(){・妻が一番偉く&color(red){自分は最下位}} &b(){・日夜妻子から&color(red){殴る蹴るの暴行}を受ける} &b(){・&color(red){頭に釘を刺される、刃物で斬りつけられる、釘バットで頭が変形するほど殴られる、逆さ吊りにされるなどの拷問多し}} &b(){・休日も家事や雑用を押し付けられ自由時間はほとんどない} &b(){・食事は家族の食べ残し。それすらない日もザラ} &b(){・職場でも笑い者で&color(red){パワハラや過重労働の集中攻撃を受ける}} ……以上のように家父長制や一家の大黒柱とも程遠い哀れで情けない親父である。 この作品はそんなステレオタイプと化した父親の姿を逆手に取った異色作として話題を呼んだのである。 児童文学作家の上野瞭は「従来の父親像を徹底して踏みにじろうとした」と本作を評している。 コミカルなキャラクターデザインでありつつ&b(){&color(red){流血描写や人体切断、武器や凶器を用いた集団リンチ、非人道的発言、そして主人公が全く報われないオチ}}が非常に多く描かれており、「昭和のギャグ漫画」であることを前提としてもかなり人を選ぶ。 このようなコンセプトのため、連載当初の古谷は評判を得られるか心配していたが、師匠・赤塚から&b(){&color(red){「やるんだったら徹底的にイビリまくったほうがいい」}}と助言を受け、今日知られたバイオレンスギャグが生まれた。 *&small(){&small(){第2悲話}}【路線変更】 このような凄惨たるバイオレンスギャグとして人気を獲得したダメおやじだが、ある時期を境に連載後半の約4年間は&b(){大幅な[[路線変更>路線変更(連載漫画)]]を試み、新たな活路を見出した作品}としても知られている。 長らくダメ助がいじめられ続けるオチがお約束となっていたが、ある時期を境に&b(){人情話を主体としたハートフルコメディ路線}へとシフトし、主要人物の性格も変化、ダメ助が傷めつけられる展開も徐々に数を減らしていく。 アウトドアをはじめ幅広い趣味やスローライフを謳歌するダメ助の生活を主軸に、古谷が得意としてきた蘊蓄漫画としての要素も多分に取り入れられた。 また終盤の「奥山村」での生活編では&s(){ホテル営業→ユートピアについての考察→バーでのおっさん達の語らいと10代には難しめな話題が続いていた事もあり}、不思議な出来事がよく起こるドタバタギャグ要素が強まっていた。 古谷本人は、オイルショックの影響で現実の日本社会においても作中で起こるような事件が多発し、漫画の出来事を追い越してしまうような社会情勢の変化によって路線変更せざるを得ない局面になったと語っている。 その他の理由として、ある時妻から&b(){「まだ描いてたの?」}と言われたことも、開始から10年間変わることのなかった基本設定を大きく変えてみることへの意欲に繋がったという。 **◆単行本について 連載中に作品の特色が大きく様変わりし、タイトルが同一でも掲載時期により作風がまったく異なることから、&color(red){ダメ助の悲惨な日常を描いた&b(){前期エピソード群は通称「無印編」}}((双葉文庫(双葉社)から刊行された傑作選では「地獄のオニババ編」と称している。))、&color(blue){社長就任以降の後期エピソード群は&b(){「マイウェイ編」}}と称し区別されている。 単行本はアケボノコミックス(曙出版)から全21巻、それを引き継ぐ形で少年サンデーコミックス(小学館)から全18巻が発行された。このうちアケボノ版全巻+サンデー版の3巻までが前期、サンデー版4巻以降が後期に相当する。 なお、かつての電子書籍版では前期と後期が完全に区別され後者は「マイウェイ編」と銘打たれていたが、2025年現在はアケボノコミックス部分を「元祖ダメおやじ」・少年サンデーコミックス版を普通の「ダメおやじ」として配信している。。 *&small(){&small(){第3悲話}}【映像化作品】 **◆実写映画 1973年11月22日に松竹系で実写映画が公開された。監督は野村芳太郎。主演は三波伸介。 ダメ助の本名が「雨野大助」、雪子が登場しない、雨野家が一軒家暮らしから団地暮らしになっているなど設定にいくつか変更点が見られる。また、実写での喜劇という性質上、暴力描写はかなりマイルドになっている。 オニババこと冬子役は倍賞美津子が演じている。 当初、大助役はせんだみつお、冬子役は和田アキ子が起用される予定だったが、和田のイメージダウンを恐れたホリプロの反発を受け変更となった。 **◆アニメ 1974年4月2日から10月9日まで[[東京12チャンネル(現:テレビ東京)>テレビ東京]]でアニメ版が放送された。全26話。 &b(){テレ東で最初に放映された自社制作アニメ((海外アニメや他局制作アニメは既に放送実績があった。))でもある。} 製作は『[[チャージマン研!]]』でおなじみの[[ナック(現:ICHI)>ナック(アニメ会社)]]。放送時期も「チャー研」と同時期であるが、こちらの方が約3ヶ月長く放送された。 一部の声優や劇伴も他のナック作品と共通している他、「ナッククオリティ」と称される質の低い作画は本作においても健在。 &s(){[[侵略者>ジュラル星人]]を容赦なく撃退する[[鬼畜ヒーロー>泉研]]が可愛く見えるレベルのDV家庭を描いているせいでそのような作劇上の問題点もあまり目立たなくなっているが。} 地上波ゴールデンという事情もあり、原作のグロテスクな虐待シーンは控えめに描写され、極力コミカルな雰囲気に変わっている。 ある程度過激な表現は差し替えられている……とはいえダメ助が一方的にいじめられ続ける骨子は変わっていないため、&b(){&color(red){これでも現在の地上波では間違いなく再放送は不可能だろう。}} 上記の路線変更前で放送終了した関係から、ダメ助に転換期が訪れることはなかった。なお、最終話ではイカ太郎の誕生に関するエピソードが描かれており、一応ハッピーエンドに終わっている。 なお、テレビ放映ではないが2021年4月には「キッズステーション・オンデマンド」にて期間限定配信されたことがある。 ナック時代の一部作品が視聴できるICHIのYouTube公式チャンネルにおいても現在のところ配信されていない。 1989年、第1話と最終話を除くエピソードに加え新作パート((制作はナックではなくサンライズ。))を収録したVHSソフトが発売された。当時の「オバタリアン」ブームに便乗する形で発売が決定したとのこと。 ちなみに、主題歌である「ダメおやじの唄」は[[モヤモヤさまぁ〜ず2]]では三村のテーマとしてお馴染みでもある。 *&small(){&small(){第4悲話}}【主な登場人物】 ※特筆しない限り、前期時点での基本設定に準拠して記述する。 &big(){&b(){●雨野 ダメ助}} 声 - 大泉滉 演 - 三波伸介 #CENTER(){ &b(){&color(peru){神さま、お願いです。この戸のむこうに平和がありますように!}} } 本作の主人公。 ドジで要領が悪く不器用でヘタレで弱虫でお調子者で子供っぽく、とにかく何をやっても冴えない鼻毛ボーボータコ頭の小男。人呼んで「ダメおやじ」。彼を本名で呼ぶ人物は(後半でやれば出来る親父になってからも)ほとんどいない。 昭和4年11月6日、九州の田舎に生まれる。住所は東京都練馬区石神井台5丁目。 前期は「かいしゃ株式会社」に勤務していたが、倒産につき部長の姉が経営する「エスエス産業」に就職した。前期終盤で登山家への憧れから長年勤めていた会社を自主退職、以降は山小屋管理人、探偵など様々な職を転々とする。 ついにはある女性との出会いをきっかけに&b(){財閥系大企業社長}としての道を歩むことになり…。 雨野家の大黒柱であるはずが、安月給でうだつの上がらないゆえに一家での地位は最下位。 妻・冬子による恐怖政治の下、子供からも「おまえ」「きさま」「ダメおやじ」呼ばわりされつつ虐待を受け、勤務先でも上司らの罵声や嘲笑を浴びながらもなんとか生きながらえている哀れな存在。 家庭・職場の双方において人間的な扱いを受けておらずしばしば殺されかけている。幸いギャグ漫画なので死ぬことはないものの、その度に「死に損ない」と罵倒される始末。 風呂は1〜3カ月に一度しか入らせてもらえず、魚のような悪臭を放つ不潔男。食事をまともに食べさせてもらえることも稀である。 好物は[[すき焼き]]と[[エビフライ]]。酒も好きだが滅多に飲ませてもらえない。愛煙家だが、タバコ代がないため他人の吸い殻を拾って吸っている。 趣味はアウトドアや[[プロ野球]]観戦([[巨人>読売ジャイアンツ/読売巨人軍]]ファン)。 頭はかなり悪く、タコ坊の身代わりでテストを受けた時も学年ビリを記録したほど。 戦時中は戦車部隊に配属され、この頃からダメ二等兵として軍曹や隊長らの鬱憤晴らしの標的にされていたり、無理矢理零戦に乗せられたりしていた。 普段は困っている人を放っておけない優しくお人好しな性格だが、日頃ロクな思いをしていない反動か、プライドや自己保身のために見捨てようとしたり、少しでも好機が訪れると増長しやすいのが欠点。 彼自身が調子に乗ったせいで大きなトラブルを招いてしまう自業自得的展開も少なくない。 人間関係が軟化してからも一時ギャンブルに熱中し始め、その頃は会社の人間を騙してまで元金を工面するなど、真の意味で「ダメおやじ」と化していた。 「かわいそうな被害者キャラ」というイメージが強いが、以上の理由から&b(){一概に全てを擁護できる人物とも言い難い。} 単純で流されやすい故にその性格を利用されやすい。彼に親密に接してくる人間は大抵裏でダメ助を陥れようと画策しているのがお約束。 前期は長らく「本当の味方」と呼べる人物はほとんどいない状態だった((強いて挙げるなら、後述のロクベエ(アニメ版)ぐらいか。))。 それでもあまりに理不尽な仕打ちに対しては、泣き寝入りせず本気で激怒したり仕返しを実行することもある。 実力勝負では返り討ちに終わりがちだが、イタズラなどの意趣返しや本人が意図しない形での報復はまずまずの成功を収めており、決してやられっぱなしの男ではない。 特に中期以降は最終的にダメ助が勝利する回も増えつつある。 家族に対する愛情は持ち続けている((アニメ版エンディングでもダメ助の家族に対する惜しみない愛が歌われている。))一方、&b(){&color(red){一家を惨殺する夢を見て憂さ晴らししたり、家族に対する恨みが極度に蓄積した時には一家が本気で死ぬことを望んだり自らの手で殺そうとすることもある。}} 反対に、相次ぐ虐待に堪えかね「殺してくれ!」と懇願するなど環境が原因で心に深い闇を抱えていることが窺える。[[自殺]]も何度か試みているが未遂に終わっている。 後期「マイウェイ編」からは、持ち前の&s(){時に子供っぽいが}寡欲でマイペース、包容力のある人格が色濃く表れるようになった。これらの行動が自らの運命を大きく変えていくこととなる。 …ただ頼れる親父になった事で&bold(){戸の向こうに平和が訪れたのに}、時に仕事、時に趣味、終盤ではある悩みによる一人旅からの田舎暮らしと、逆に家を離れる時間が多くなったのは少し皮肉な話かも知れない。 &big(){&b(){●雨野 冬子}} 声 - 会田由来(第3話まで)→西岡慶子(第4話以降) 演 - 倍賞美津子 #CENTER(){ &b(){&color(purple){きさまはわたしから にげられないんだよ!!}} } ダメ助の妻。ダメ助は陰で&b(){「オニババ」「クソババア」}などと呼んでおり、作中で本名が登場することは滅多にない。 その異名通り「鬼ババ」あるいは獅子のような厳つい顔をしている。貧相な風体をしたダメ助とは正反対に大柄で肥満体型。その形相はお化け屋敷でお化けと間違えられるほど怖い。 大小様々な理由によりダメ助を傷めつけ、家事や雑用、留守番を押し付けている。 ダメ助には粗末な生活を強いてのけ者にしつつ、自身と子供たちだけでおいしい思いをしていることが多い。 夫には暴虐の限りを尽くす一方、子供には優しく接している。ダメ助を扱き使う動機には彼らのおねだりや欲望を叶えてやる目的も含まれていた。 ただし総じて子煩悩というわけではなく、イカ太郎が生まれてからは子供たちにも暴力や暴言の矛先を向けるようになる。 腕っぷしはかなり強く、ダメ助が味方につけ家に上がり込ませたヤクザの舎弟もボコボコにして寝返らせてしまったほど。 月に一度の給料日やボーナス支給日だけは、一家揃って人が変わったようにダメ助に優しくなり、彼を一家の主らしく丁重にもてなす。 ダメ助との馴れ初めについては作中で何度か描かれている。いずれも辻褄が合わず真相は有耶無耶だが、裕福な家庭に生まれ、若い頃は現在と違って物腰の柔らかい女性だったらしい。 第1悲話では、&b(){雨野家の実家を購入したのは冬子であり、かつてダメ助が経営していた会社が倒産し抱えていた借金も肩代わりした過去}が語られている。ダメ助が冬子に全く頭が上がらないのにはこうした経緯があるようだ。 その貸しがあるためか、家出や離縁は断じて許さず絶対服従を命じている。ダメ助が列車で北海道まで逃避行した時は凄まじい執念で追い続けた。 彼女曰く、ダメ助をいじめているのは本人があまりにもだらしないからであり、彼が課長に昇進できることを願いつつ更生目的でやっているとのことで、いわば彼女流のスパルタ教育。 事実、ダメ助の昇進を知った時には嬉し涙を流し、亭主いじめをやめて夫として慕うと誓っていたことから、&b(){本音ではダメ助を愛している}ことがわかる。 失敗続きで頼りないダメ助には常に厳しいが、彼女自身も繊細な一面を持っており、自身の失態でダメ助が昇進の機会を逸した時には子供たちの罵声にも全く言い返せないほど深い自責の念に駆られていた。 前期の終わり頃に差し掛かると、ダメ助をシゴくことで奮い立たせる手段にも限界を感じていた様子。 前期終盤以降は前述した作風の変化の影響を受け、特にダメ助がギャンブル中毒と化した後超僻地に左遷され&bold(){精神崩壊・幼児退行した状態で帰宅してからは}、 壊れた彼をいたわり病院や道場に搬送し元のように心を回復させ、以降は気の強い鬼嫁キャラこそそのままだが理不尽レベルな虐待はほとんど行わなくなる。 かつての極端なヒエラルキーも廃止し、夫に任せきりだった家事も分担するようになった。 後期からは性格も大幅に丸くなり、ダメ助にも亭主としてある程度の発言権や自由行動を認めるようになるなど、夫婦漫才のようなやりとりも増加。 しかし、ダメ助が単身赴任や長期旅行する話が増えたことで出番は激減してしまった。 &big(){&b(){●雨野 雪子}} 声 - 猪瀬明子(第3話まで)→長沢和子(第4話以降) ダメ助・冬子の娘。 両親とも似ても似つかぬ美形だが、凶暴でサディスティックな性格だけは母にそっくり。日夜一緒にダメ助の虐待に加担している。&s(){ご褒美} 連載初期ではダメ助と同じ会社でOLとして勤務していたが、後に別の会社で勤務している描写がある。 嗜虐的に加えヒステリーを起こしやすく、時には冬子でさえ静止するほどの過剰な暴力でダメ助をメタクソにいじめ倒す。 男(中にはダメ助の同僚も)にモテるようで結婚を前提に付き合ってきたボーイフレンドもいるが、父のせいで毎回破談に終わる。 1975年頃からは少年誌でのブームに乗る形でお色気要員としての出番が増えるが、後期からは嫁入り修行のためほとんど登場しなくなり、最終回では一コマだけ冬子・タコ坊と共に顔を見せるに留まった。 連載時期によって顔のデザイン変化が最も激しい人物。 &big(){&b(){●雨野 タコ坊}} 声 - 雷門ケン坊 演 - 佐野伸寿 ダメ助・冬子の息子で長男。 顔はダメ助に似たタコ頭の少年。 冬子・雪子と共にダメ助を虐待したり、冬子にダメ助の隠し事を密告するのが主な役回り。彼もまだ無邪気故に加減を知らないがため、非力ながら残虐な手口も平気で行う。しかし、稀にダメ助の味方をすることもある。 非常に腕白だが友達との喧嘩はからっきし弱い。ワガママで泣き虫だが、冬子は少々甘い顔を見せている。 学校では不甲斐ない父のせいでいじめを受けている。 &big(){&b(){●雨野 イカ太郎}} ダメ助・冬子の息子で次男。冬子が命名した。 原作途中のエピソードで誕生し、そのまま幼児期まで成長する。 小さいながら頭脳明晰で冷静沈着。冬子らと比べてあまり感情的にならず、淡々と残虐行為を行う。一家最強である冬子にすらあまり物怖じしない。兄のタコ坊とは喧嘩ばかり。 終盤ではある理由から長い一人旅に出たダメ助が旅の果てにいついた「奥山村」で、父と一緒に過ごすようになり、主役回が増加した。 アニメ版では最終回のみ登場。 &big(){&b(){●ロクベエ}} 声 - 薮内英喜 原作では中盤から登場した、『天才バカボン』のウナギイヌや本官さんみたいに目玉のつながった顔の人語を話す[[犬]]。 原作での出番は少なかったが、アニメ版ではレギュラーキャラに昇格しており、ラストで酷い目に遭ったダメ助を慰める役回りとして登場する。知能は高く含蓄深い格言製造機で酒も嗜む。 基本的にダメ助のよき理解者であるが、たまに喧嘩をすることもあるなど良くも悪くも本音でぶつかり合える数少ない親友と言える。原作最終回では別な時にダメおやじと出会った犬と会話していた。 虐待エンドだった原作回がアニメでは彼の出番が追加されることにより、ほんの僅かだが救いのある結末に改変されており、アニメ版での展開を緩い路線へと変えた象徴として見られるためか好感度は非常に高い。 ちなみに原作終盤でも、ひょんな事から奥山村でダメ助と一緒に住むようになり、途中から周囲の動物共々喋るようになった犬「大左ェ門」がレギュラーとなっている。 *&small(){&small(){第5悲話}}【余談】 ・[[公共広告機構(現:ACジャパン)>ACジャパンのCM]]の1979年度キャンペーン『言葉が、凶器になる』には、冬子とタコ坊が登場。「愛情のないせいで子供の心を傷つけてしまう親の叱り方」というテーマの下、タコ坊が冬子から罵詈雑言を浴びせられるという内容のCMだった。冬子の声は此島愛子が担当している。なお、新聞広告版では冬子にダメ助が便乗している。&br()翌1980年に関東地区で展開された新聞広告『言葉は、励みになる』では、前年とは打って変わって冬子が優しくタコ坊を励ますという内容となっている。また、同時期に展開された新聞広告『お父さんは、ケチじゃないッ』では、ダメ助が登場。おねだりを断られて「ケチ」と文句を言うタコ坊を珍しく甘やかさない威厳ある父の姿が描かれている。 ・サンデー版12巻では名前こそ出ないものの、なんと『釣りバカ日誌』(やまさき十三・北見けんいち、1979年連載開始)の主人公[[浜崎伝助>浜崎伝助(釣りバカ日誌)]]がゲスト出演した((北見は古谷と同じフジオプロ出身であり、出版社も同じな事から実現したものと思われる))。 ・サンデー版13巻では、旅人となったダメ助がその途中で一時滞在した街にて、古風なハードボイルド映画風の装いと気障な物言いでサングラスを掛けた男性(通称「メガネさん」「ハードボイルドのおじさん」)と遭遇。13巻後半~14巻では主に彼との交流や彼の馴染みの店「BAR Unchiku(Martin)」でのマスターとのやり取りが描かれていた((ちなみにこの時ダメ助は積極的に自己紹介はしておらず、そのせいかハードボイルドのおじさんとBAR Unchikuマスターは本作では珍しく彼を「ダメおやじとは呼ばない」キャラとなった。))。&br()…そして本作後に始まり作者が生涯描き続けた代表作『BARレモン・ハート』にて、どこかで見たような「マスター」と「メガネさん」が登場。なので13・14巻はレモン・ハートのプロトタイプとも言われており、そっちの方にも「恐妻家の客」としてダメ助が冬子と共にゲスト出演し、レモン・ハート最終巻にも『ダメおやじ』のメガネさん登場回が再録された。&br()&s(){なおハードボイルドのおじさんとメガネさんを比べると、明らかにメガネさんの方が会話しやすくかつマスターと気が合うキャラになっているのが分かる。} ・漫画『オバタリアン』の主人公・小畑絹代のモデルは、本作の冬子とされている。この縁で後年発売されたVHSソフト版『ダメおやじ』のパッケージには&b(){「元祖オバタリアン」}という副題が付けられた。 ・連載終了から17年後の1999年、週刊少年サンデー内のシリーズ企画「20世紀最大の読み切りシリーズ」で読み切り作品&b(){『ダメおやじ〜平成版〜』}が19号に掲載された。また2008年にはサンデー50周年記念企画の一つとして掌編「祝!!50周年おめでとう」が発表され、『1936-2021 古谷三敏メモリアルセレクション~そしてまた、BARレモン・ハートで乾杯を~』に収録されている。 #CENTER(){ &b(){&color(purple){かえったぞ!項目はできたか?ちょっと読ませてみろ。}} &b(){&color(peru){おかえりなさい。もちろんできましたよ。}} &b(){&color(purple){………きさま、だれが「オニババ」だって!?だれがお化けみたいだって!?}} &b(){&color(peru){わ、わしの感想じゃない。客観的事実を書いただけだ!}} &b(){&color(purple){うそをつけ!ダメおやじの分際でよくも悪口書いたな!}} &b(){&color(purple){バツとして今日からここにある&count_pages()項目を休まず追記・修正しろ!}} &b(){&color(cornflowerblue){かあちゃん、こいつバカだからそんなにたくさん編集できないよ。}} &b(){&color(palevioletred){頭にクギ打ちつけて脳みそ刺激してやれば?アハハハハ!}} &b(){&color(purple){そりゃいい考えだ。さあ、ぼやぼやしてないで机に向かえ!!}} &b(){\ゴスッ!ゴスッ!(釘を打つ音)/} &size(18px){&b(){&color(peru){だずげで〜!!}}} #RIGHT(){ ♪~『ダメおやじ愛のテーマ』 } &b(){&color(orangered){世の中いい項目もあれば、てんでダメな項目もある。人と同じさ。}} &b(){&color(orangered){あせることはねぇ。ダメならダメなりに少しずつ良くしていけばいいんだ。}} &b(){&color(orangered){な、ダメおやじ。}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目がダメじゃなかったら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 実は釣りバカ日誌が生まれるきっかけだったり、いろんな作品のルーツとなった偉大な作品 あとレモンハートとは世界観共有してて互いの登場人物が作中に出たりしてるね -- 名無しさん (2025-06-15 10:42:52) - どうでもいいが本作とは無関係なダメ親父を検索エンジンでググっても、大抵は本作に関する事ばかり出るという…マイナス検索とか利用してようやく省ける程だし -- 名無しさん (2025-06-15 11:46:45) - こういう古くて今となってはマイナーな作品も詳しく解説されてるのがアニヲタwikiの凄い所(ガラケー時代と違って文字数が多くする必要があるという事情もありそうだけど) -- 名無しさん (2025-06-15 11:47:41) - 名作かもだけど、一応は一般名詞だし(漫画)とか付けて欲しい -- 名無しさん (2025-06-15 12:05:17) - 読切の平成版だけ見たことあるがラストでイカ太郎の息子がダメ親父の元に残ったのが今でも記憶に残ってるわ。 -- 名無しさん (2025-06-15 16:55:26) - 自分は読んだこと無いが、前半部分だけ読んだことのある母が「いくら家父長制社会風刺と言ってもダメ助の駄目さも嫁の暴力も度が過ぎてて読んでいていたたまれない」とか言ってたな -- 名無しさん (2025-06-15 19:02:44) - オバタリアンに言及されてるけど、奇しくも実写版で亭主役を演じられてたのはアニメでダメ助役だった大泉さんだったな -- 名無しさん (2025-06-15 19:04:40) - レモンハート好きでこの作品は苦手だったので、後から同じ作者と聞いてびっくりしたなあ……まあ作風も時代の影響を受けるものだということですね -- 名無しさん (2025-06-15 22:40:39) - 「開始から10年間変わることのなかった基本設定を大きく変えて」って事は路線変更は最後の二年間だけってこと? -- 名無しさん (2025-06-15 23:41:48) - 「ダメおやじも後半全然ダメじゃないすばらしいおやじになってるし」ってかってに改蔵で地丹が言ってた漫画か -- 名無しさん (2025-06-15 23:50:00) - ↑5 ACジャパンのCMでモロに反面教師として扱われてるしな -- 名無しさん (2025-06-16 22:56:40) - ドラえもんのおせじ口紅の話の「なんだよダメ親父」ってセリフもこの漫画が元ネタだろうな。 -- 名無しさん (2025-06-17 03:13:59) - ↑しかもそれ発した人物が真顔だったのが余計に草 -- 名無しさん (2025-06-17 19:38:37) - 少年チャンピオンで連載されていた『おやつ』にも本作の事に触れされている。「ダメおやじって最終的にいい親父になるんですよ」「知らないよ」 -- munancho (2025-06-21 00:49:40) #comment() #areaedit(end) }

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