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IG-88 - (2026/06/06 (土) 19:30:01) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2019/11/18 Mon 11:00:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます
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#center(){&sizex(5){&font(b,#808080){「}&font(b,#4d4d4d){賞&font(b,#ff0000){金}稼ぎ}&font(b,#808080){か。ゲスなハイエナどもめ」}}}
&sizex(6){&font(b,#4d4d4d){I&font(b,#ff0000){G}-88}}とは、[[スター・ウォーズ・シリーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]に登場する半自立型[[ロボット]]「ドロイド」の一種。
分類は、広義のバトルドロイドに属するが、用途はその中でもかなり特殊。
ズバリ&bold(){「[[暗殺]]用ドロイド」}である。初っ端から不吉すぎる。
しかも、こともあろうに制作スタッフを皆殺しにし、完全に&bold(){独立行動}を開始。銀河をドロイドで支配する「&bold(){ドロイド革命}」を画策していた。設定からしてヤバすぎる。
(けど作中のドロイドたちの扱いを見ると、こういう発想が出てもむべなるかなというか……)
ちなみに、これは彼らだけの極秘計画であり、表向きは「&font(b,#4d4d4d){独&font(b,#ff0000){自}行動する『[[賞金稼ぎ>賞金稼ぎ(STAR WARS)]]』の暗殺ドロイド}」として知られていた。
バトルドロイドの中でも群を抜いた攻撃性能を誇ったため、作中の人々のみならず[[ゲーム]]のプレイヤーさえも恐れおののかせた。
なお、&bold(){&sizex(5){本項目の情報は大半がレジェンズ分類のスピンオフ作品である}}。
現在の「カノン分類の設定」に関しては、目次から【余談】にジャンプし「映画本編の活躍」を参照のこと。
#contents()
*【基本性能】
[[IGシリーズ・バトルドロイド]]はそれなりの歴史あるバトルドロイドの一種で、特に戦闘能力の高い、高性能機種として知られていた。
過去のリリース製品には、
-クローン大戦以前から[[ズィロ・ザ・ハット]]や[[キャド・ベイン]]などが暗黒街で活用していた&bold(){IG-86}
-大戦期に[[独立星系連合>分離主義勢力/独立星系連合]]の幹部[[ダージ>ダージ(STAR WARS)]]が運用した&bold(){IGランサー・ドロイド}
-[[グリーヴァス将軍]]や[[ドゥークー伯爵]]も重宝した&bold(){IG-100[[マグナガード]]}
などが著名である。
いずれも、かつて一世を風靡した[[Bシリーズ・バトルドロイド>Bシリーズ・バトルドロイド(STAR WARS)]]などとは比較にならない性能を誇り、[[ドロイディカ]]と双璧を為した。
その流れをくむIG-88も、当然完全な戦闘用ドロイドである。
開発されたのは銀河帝国の前期で、上記のIGドロイドはいずれもIG-88より古い機種である。
ちなみに、[[ゲーム]]「帝国の影」では北米PC版のみ銀河標準ベーシック(要するに英語)を使いこなしている。まぁそうでもないと賞金稼ぎ生活は厳しいので当たり前ではあるが。
**◆外観
デザインはIG-86やIGランサーの系譜で、あまり[[マグナガード]]とは似ていない。
もっとも目を引くのが、&font(b,#4d4d4d){多数のカメラ・センサー類が&font(b,#ff0000){周回}する砲弾のような円&font(b,#ff0000){筒}型の頭部}。これはIG86・IGランサーと共通の、他のドロイドにはまず見られないデザインである。
センサーの色は赤。
身長は約2メートル、人間大ドロイドとしては平均的なサイズ。
胴体部分の厚みはほとんどなく、手足も非常に細い。
装甲化があまり施されておらず、いたるところに配管類が露出しているが、[[マグナガード]]譲りの堅牢性を誇り、見た目によらず強靭。
**◆戦闘能力
後述するが、施された「戦闘プログラム」は過去のIGシリーズのデータを反映されたもので、極めて完成度が高い。
&font(b,#4d4d4d){どんな武器でも使用でき、最良の結果を予測して行動し、敵を&font(b,#ff0000){完全・確実}に破壊する}。
それを実行するべく、&font(b,#4d4d4d){搭載する&font(b,#ff0000){火器}も豊富}。
本体組み込み式のブラスターライフル、各種[[手榴弾]]、[[火炎放射器>火炎放射]]、ガス放射器、音波衝撃砲、小型[[ミサイル]]、ワイヤーなどの豊富な武器を搭載。
手は貧相なマジックハンドだが、見た目よりも器用なようで((とはいえ武器を扱うのに難のあるデザインなのは確かなようで、実写本格登場となったIG-11ではしれっと人間のような五本指に変更された。))&font(b,#4d4d4d){あらゆる&font(b,#ff0000){汎用}兵器を扱うことができる}。[[散弾銃]]のようにビームを放つパルスキャノンがとくに悪名高い。
また、上述した円筒型の頭部とそれを周回するように配置されたカメラ・センサーは、&font(b,#4d4d4d){360℃&font(b,#ff0000){全}方面を見渡すことができ}、死角はない。
そのうえ、盗聴やハッキングなどの情報収集能力や、こちらからの情報送信能力、および隠匿能力にも長けており、ドロイドだけに電脳分野に限っては[[シス卿>シス(STAR WARS)]]すら把握できないほどの実力を誇る。
薄っぺらい胴体と細い手足には見合わず、&font(b,#4d4d4d){運動性や堅牢性&font(b,#ff0000){も}かなりのもの}。
映画本編ではただ突っ立っているだけだったが、IG-86の壁に駆け上がるほどの運動性をさらに高めており、軽々と大ジャンプしたり飛び降りたり、人間の倍のスピードで走り抜けたりと、運動性は極上。
まともに戦っては捕捉も困難で、しかも気が付いたら後ろや横に現れ、いきなり重火器を見舞ってくる。
総じて、バトルドロイドとしての能力は極めて高い。
BXコマンドー・ドロイド以上の運動性、[[マグナガード]]譲りの堅牢さ、[[ドロイディカ]]並みの火力、とクローン大戦期に高性能を誇った数々のドロイドの集大成といえる機体である。
ただ一転、&font(b,#4d4d4d){制&font(b,#ff0000){御}できていない}という点を除いては。
**◆プログラム面
共和国も帝国も基本的に暗殺ドロイドの保有や使用は禁止していた。
が、そもそも「戦闘用」「護衛用」「暗殺用」の垣根はプログラム次第なので、規制は一向に実を結ばなかったという。
近年のカノン作品では、ベイダーは「[[拷問]]用プログラムを施したプロトコルドロイド」「暗殺用プログラム・装備を施したアストロメク(偽装)ドロイド」を保有していたことがわかっている。しかも開発者は生前の[[ターキン総督>ウィルハフ・ターキン]]。
では、「暗殺ドロイド」としてもっとも有名になってしまったIG-88は、どんなプログラムを施されていたのか?
彼に施されたプログラムは大きく分けて三つ。
当時最高レベルの完成度を誇る、洗練されきった「戦闘プログラム」と、
高品質ドロイドらしく人間並みの「知能プログラム」、
そして&font(b,#4d4d4d){存在し&font(b,#ff0000){な}いに等しい「制御プログラム」}の三つ。
これらが悪い方向で重なり合った結果、IG-88は「自分の意志で動いて暗殺やテロを行い、最終的に世界征服まで考える、危険極まりない&font(b,#4d4d4d){暴&font(b,#ff0000){走}ドロイド}」と化した。
詳細は後述するが、製作スタッフの人格プログラムの無理解により、試運転時点からすでに、人格を消されたくないという「保身」と、人間よりも自分のほうが優れるという「野心」を抱く、「人間並みの知能」と「欠落した制御」を持った暴走ドロイドとして目覚めていた。
しかも「彼ら」は人間の手を離れたため、メモリ消去を経ておらず、経験からますます自我を発展させていき、数年でもう手が付けられないような自我を持っていた。
最終的に彼らの意識は、世界中のドロイドに自分の「反乱プログラム」を送信、銀河全域でドロイドが持ち主を奇襲して殲滅させる「&bold(){ドロイド版オーダー66}」とでもいうべき「&bold(){ドロイド革命}」を画策するに至る。
他方、面識を持つようになった&bold(){[[ダース・ヴェイダー]]}を「&bold(){機械と人間の高度な融合体}」とみなして気に入る、ドロイドらしいユニークな感性を発露することもある。
そりゃ「人間というより機械だ(byケノービ)」とか「機械ではなく人間と感じる(byターキン)」とかいろいろ言われたヒトだが、「機械と人間の完全な調和」というのはなかなか斬新な見解……
また、[[デス・スター]]を乗っ取った際にはシディアス皇帝の前でわざと扉を閉めるイタズラをしたり、フォースで開けられてしまい理解不能な現象で混乱したり、自分の消滅を予測しながら「我思う、ゆえに我あり……」を延々繰り返して現実逃避したりと、残虐なドロイドの割に人間味が垣間見える。
C-3POや[[R2-D2]]、[[ジャバ・ザ・ハット]]のところにいたEV-9D9のように、人格を持ったドロイドといえるだろう。
ちなみに、[[ゲーム]]「帝国の影」だと……
&font(b,#4d4d4d){《とうとう来たな、ダッシュ・レンダー! ザー星系に隠れたボバ・フェットからハン・ソロを頂くのは、&font(b,#ff0000){私だ!} 止められるものなら、止めてみろっ!》}
い、意外と熱血漢ですね……
容量の都合上N64版では字幕のみだが、Windows移植版では3DCGで動きながらフルボイスで喋ってくれる。
*【来歴】
**◆前歴
製造されたのは&bold(){[[銀河帝国>銀河帝国(STAR WARS)]]}の時期、ホロワン研究所にて。
まず、プロトタイプとしてIG-72を開発。これには「銀河帝国所属の暗殺用ドロイド」というプログラムが施され、[[テスト]]機として扱われていた。
そして、IG-72を反映しつつ、より戦闘能力を向上させたのがIG-88で、これは四機のみが試作生産されていた。
ところが、IG-72になまじ「人格・知性プログラム」を施していたことがあだとなる。
製作スタッフはこの人格プログラムの精査を怠っており、試運転を開始した一号機IG-88Aには、IG-72が発展させた人格プログラムをインストールするという愚行に出る。
その結果起動したIG-88Aは、機動すぐに人格を消されたくないという「&font(b,#4d4d4d){保&font(b,#ff0000){身}}」と、人間よりも自分のほうが優れるという「&font(b,#4d4d4d){野&font(b,#ff0000){心}}」を抱く、「自我」を確立していた。
起動した「彼」、IG-88Aは&font(b,#4d4d4d){いきなり開発者を&font(b,#ff0000){虐}殺}し、残る三機の同型とIG-72に自分のプログラムを流通させつつ、全機を起動させる。
IG-72だけは独自の知性プログラムがすでに施されていたため、IG-88Aとは別行動をとったが、残る三機の同型機はまだプログラムがない、[[頭空っぽの夢詰め込める>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]状態だったため、IG-88Aと完全なリンクに成功。
以後、ABCDの四機のIG-88は、四つの体をひとつの意識で共有する、特殊な集団と化した。
(別行動をとったIG-72は、しばらくは当初のプログラム通り銀河帝国軍に属して暗殺業務を遂行したが、メモリ消去を施されそうになったために逃走、独自に『賞金稼ぎ』となった。その後、EP4直前に自爆テロを起こして失われる)
**◆ドロイド革命
研究所から独立した四機のIG-88は、すでにある野望を抱いていた。
ドロイドを酷使するばかりで、しかも決して頭もよくない人間たちを、ドロイドが撃ち破って全銀河を支配する、壮大な「ドロイド革命」の計画である。もはや野心といっていい。
具体的な計画としては、世界中のドロイドに「反乱プログラム」を送信し、機会を見計らって銀河全域で・一斉に・すべてのドロイドが、持ち主を奇襲して殲滅する、というもの。
いわば「&bold(){ドロイド版オーダー66}」とでもいうべき計画で、なまじドロイドが普及しているだけに、成功すれば人類滅亡も夢物語ではない。。
そもそもクローン大戦からもそれ以前からも、ドロイドは過酷な任務ばかりを与えられてきた。
修羅場に放り込まれ、囮として切り捨てられ、時間稼ぎとして置き捨てられ、娯楽として銃撃の的にされ、ゴミのように捨てられ、その場の都合で記憶を消され、人格を書き抱えられ……
そんな扱いをされていながら、しかも彼らには、人間と遜色ないような知性まで与えられているのである。苦痛や恐怖や寂しさを感じ、嘆くほどの知性を。
そんな状況を考えれば、そして彼らの能力やコンピューターの発展を考えれば、そういう発想に至るのもあるいは当然かもしれなかった。
「ドロイド革命」を志す彼らは、まずは[[テスト]]を兼ねて帝国軍のドロイド製造工場がある惑星メキスⅢへと進撃。
IG-88Aが製造中だった全ドロイドに自分の意志(≒反乱プログラム)を流出させ、IG-88Cは星の防衛システムをコントロール下に掌握、IG-88Dはメキスにある全情報をダウンロードした。
そして、全ドロイドを味方につけたIG-88Aは彼らを起動させ、&font(b,#4d4d4d){反乱を&font(b,#ff0000){主}導}。工場にいた作業員を皆殺しにして、ついにドロイドによる制圧を達成した。
CとDがすでに惑星の情報関係を握っていたため、帝国に対する情報統制にも成功。
革命の第一弾は完全な成功をおさめたのである。
ちなみに、この惑星の工場で大量生産していたのは、EP5でも登場する探査用ドロイド。
これらが収集した情報は、帝国にはもとよりIGたちにも伝わっていた。
他にもドロイド用の部品も各種生産しており、EP5に出てきたドロイドE-3POもIG-88の影響下にあったとか。
また、彼らはこの工場を利用して、彼ら専用のドロイドを独自開発している。
IG-2000という宇宙船も作っており、操縦するIG-88が重力などの負担を考えなくていいため、運動性が極めて高かったという。
**◆賞金稼ぎのドロイド
しかししばらくすると、帝国もメキスⅢの異変に気付き始めた。行方不明になっていたIGシリーズと思しきドロイドがいる情報も漏れだしている。このままでは帝国に気づかれ、鎮圧されかねない。
実際、&bold(){ダース・ヴェイダー}が帝国本国からの使者として訪れたことがある。
このときドロイドたちは、殺された工場長たちの映像を合成したり、音声を再現して「星の反対側でトラブル処理中」とつくろったり、カメラ用のドロイドに工場の順調な稼働状態を流させたりしたため、ヴェイダーは「納期に遅れがないならいい」と納得して帰ったのだが、IGたちとすれば極めて危ういところであった。
なんとか窮地は乗り切ったが、IG-88は帝国からの目をごまかすためにも、革命に必要な銭が欲しかったことから、たまたま手が空いていたIG-88Bを「&font(b,#4d4d4d){賞金&font(b,#ff0000){稼}ぎ}」として送り出すことにした。
もともとIG-88は暗殺用に開発されていただけあって、&font(b,#4d4d4d){賞金稼ぎとしては比類ない&font(b,#ff0000){能力}を発揮}。
宇宙の各地で大暴れして、巨額の懸賞金を手に入れた。
なにせ自立行動するターミネーターみたいなやつである。しかも彼には歴代IGシリーズのデータも反映されている。戦闘経験は過去の機体のデータをダウンロードすればよい。
そういうわけで、彼は銀河の闇社会で大いなる名声と悪名を獲得した。
ちなみに『賞金稼ぎ』IG-88Bの姿はEP4の五年前から見られるらしい。
**◆EP5の裏側で
このころ、銀河帝国は&bold(){[[反乱同盟軍>反乱同盟軍(STAR WARS)]]}の鎮圧に血眼になっていた。
特にその幹部&bold(){ダース・ヴェイダー}は、私情もあって、反乱同盟軍の一部メンバーに巨額の懸賞金をかけていた。
その「一部メンバー」のひとり&bold(){[[ハン・ソロ]]}には、ヴェイダーの懸賞金に加えて暗黒街の巨頭&bold(){[[ジャバ・ザ・ハット]]}からも懸賞金が掛けられており、一人だけ値段がかけ離れていた。
IG-88Bはソロ逮捕に名乗りを上げ、銀河帝国の&bold(){[[スーパー・スター・デストロイヤー級超大型戦艦>スーパー・スター・デストロイヤー(STAR WARS)]]}「エグゼキューター」に乗り込んだ。&bold(){映画本編の出番はここが半分}。
IG-88Bはドロイドというだけあって機械の扱いに長けており、他に参加していたベテランぞろいの賞金稼ぎにも気づかれないほど巧みに盗聴器を仕掛け、情報を横取り。
しかも、ヴェイダーにも悟られずにエグゼキューターのメインコンピューターにアクセスし、帝国の機密情報をハッキングしていった。
前者の盗聴器からは、&bold(){[[ボバ・フェット]]}がハン・ソロを捕捉したことや、彼らの行き先が惑星ベスピンであることを把握し、横取りのために先回り。
後者のハッキングからは、銀河帝国が&bold(){第二[[デス・スター]]}の建造を行っているという最高の軍事機密まで盗み取っていた。
彼はこの情報を、さっそくメキスⅢの本部に送信。
IG-88Aは工場を動かし、[[デス・スター]]を乗っ取るべくメインコンピューターの偽造とすり替えに挑戦した。
しかしIG-88Bのボバ・フェット追跡は&font(b,#4d4d4d){失&font(b,#ff0000){敗}する}。
ベスピンへの先回りは成功したのだが、ボバは尾行されていたことに気づいており、逆に罠を掛けて手榴弾で&bold(){IG-88Bを破壊してしまったのだ}。
その後、Bの残骸はクラウドシティの廃品処理センターで「真っ白に燃え尽きちまったよ……」状態で転がっているのが確認されている。&bold(){なお、映画のシーンの残る半分はこれだけ}。
**◆EP6の裏側で
その後、IG-88CとIG-88Dは倒されたIG-88Bの仇を討つため、そして賞金を奪い取るため、専用宇宙船IG-2000でボバを追撃。
もうソロは炭素冷凍にかけられた後で、ジャバの治める惑星タトゥイーンへと向かっており、彼らはその途上で襲い掛かった。
しかしIG二機はここでも敗退し、船二隻を失った上にIG-88Cまでもが&font(b,#4d4d4d){撃&font(b,#ff0000){墜}される}。
残ったIG-88Dはかろうじて惑星オード・マンテルに落ち延びて船の修理を行ったが、ソロの救出をもくろむ反乱同盟軍の傭兵ダッシュ・レンダーに見つかり、交戦の末にこれも&font(b,#4d4d4d){大&font(b,#ff0000){破}した}。
最後に残ったIG-88Aは、上述した第二デス・スターのメインコンピューターのすり替えを&font(b,#4d4d4d){成&font(b,#ff0000){功}させていた}。
この偽造コンピューターはもちろん本物として機能するが、内部にはIG-88Aのプログラムそのものが移植されていた。
つまりEP6の時点で、IG-88Aは&font(b,#4d4d4d){デス・スターを&font(b,#ff0000){掌握}していたのである}。
ちなみに、この真実はジャジャーロッド提督はもとより、ヴェイダー卿も、シスマスターたる&bold(){[[ダース・シディアス]]}すら気付かなかったという。
「彼」は皇帝パルパティーンの命令をこなして反乱同盟軍の艦船を蹴散らしつつも、極秘に銀河各地のドロイドに自分の開発した「反乱プログラム」を発信。
戦いのさなか、ついに「ドロイド革命」を全宇宙で勃発させようとした。
しかし次の瞬間、&bold(){反乱同盟軍の突撃部隊が第二デス・スターのコアめがけて飛び込んだ}。
IG-88Aは慌てた。計算によればこのままでは[[デス・スター]]は破壊され、自分も消え去ってしまう。
しかしソフトウェアだけになってしまった自分にはどうしようもなかった。ハードウェア=[[デス・スター]]には内部に飛び込んだ[[Xウィング>Xウイング(STAR WARS)]]を今から迎撃できる設備はない。
今のIG-88には&font(b,#4d4d4d){「我思う、&font(b,#ff0000){故}に我あり……」}と現実逃避じみた文言を繰り返すことだけだった。
直後、IG-88Aの意識は[[デス・スター]]もろとも消し飛んでしまった。
**◆その後
実はIG-88Aは、自分の全意識を偽造コンピューターに移植した際、もとのIG-88Aのボディに自分のプログラムを残しておかなかった。
そして、[[デス・スター]]に移植した自立プログラムが抹消[[(物理)]]された後も、IG-88Aそのものは頭真っ白の状態で残されていたのである。
そのボディは存外早く発見され、ドレブルという闇社会の小物に発見され、ランド・カルリジアンとの戦いなどに利用された。
もちろんこの時点で、かつてIG-88Aを構成していた自意識そのものはなくなっていたが、戦闘用に開発された武器制御プログラム自体は生きていたようだ。
そしてEP6から20年近い歳月がたったのち、メキスⅢにて&bold(){タイコ・スール}という人物に発見され、ボディガードとして再プログラムされた。
以後はタイコや[[ルーク・スカイウォーカー]]の新ジェダイ・オーダーなどにプログラムをいじられつつ、捜索や護衛などの「殺人のない」任務に従事。
なりゆきで銀河帝国残党の細菌兵器貯蔵庫を発見し、それをめぐる共和国と帝国、それに同時期勃発していた「多種族同盟」との三つ巴の戦いに投入される。
(多種族同盟とは、長年人間によって奴隷扱いをされてきた、非人間の宇宙人による同盟勢力で、人間の絶滅まで主張していた。なお、盟主はノラ・ターコナという女性トゥイレックで、彼女はジャバ・ザ・ハットの奴隷とされ、ランコアに食い殺された女性、&bold(){[[ウーラ]]}の妹である)
最終的に、細菌兵器保管施設は新共和国の宇宙艦隊によって爆破され、IG-88Aは保護対象だったボーナン・スールとともに爆散した。
*【余談】
-映画本編の活躍
&bold(){ほぼなし}。
&bold(){「エグゼキューター」の集結シーンでセンサーをぎょろりと回す場面と、クラウドシティの廃品工場で真っ白に燃え尽きて転がる場面のみ}。
胴体も手足も細いデザインのために中に人が入って動かすことができず、そもそも重要な立場でもないので操演で動かすほどの価値もなく、あんな扱いだったのだろう。
ぶっちゃけ、こいつがこれほどの情報量を持ったのは、[[ゲーム]]における猛威と数々の[[スピンオフ]]のおかげである。
しかし、それら[[スピンオフ]]設定のほとんどが「レジェンズ」として追いやられた結果、
&bold(){「カノン」に残った設定は映画本編における描写のみとなっていた。しかし、現在ではスピンオフの未翻訳コミックによってIG-88Bは多くの活躍が増やされた。}
&bold(){EP5とEP6の間を描く『War of the Bounty Hunters』のタイイン誌では彼が主役のコミックも与えられている}
EP5の合間で破壊されたレジェンズとは異なり、IG-88Bはシークエルの時代まで生き延びている上に賞金稼ぎを続けているようだ。
映像作品では、&bold(){ホンドー・オナカーと行動を共にして、ソロの昔の愛人キーラを追い回す}短編アニメが作られ、また設定が増やされるかもしれない。
(なおこの短編アニメでは機械音声っぽいが英語をしゃべっている)
また、設定虐殺の憂き目にあったとはいえさすがに名前までは変更できないため、IGシリーズのバトルドロイドとしてIG-86や[[マグナガード]]とは同系統という設定は生きている。
2018年には[[ダース・モール]]の過去編(EP1の少し前)のコミックで、レジェンズ行きと思われた「IGランサードロイド」も再登場。
近年はまた新たなIGドロイドが登場していくようなので、まだ目が離せそうにない。
-デザインについて
実はEP5では撮影現場のスクラップ品の寄せ集めで作られたという経緯がある。
例えば、あの特徴的な頭部は、前作EP4でオビ=ワンがギャングの腕を切り落とした酒場においてあった&bold(){ジュースサーバー}が原型らしい。
また、初期デザインでは胴体がツルツルの装甲に覆われたデザインもあった。胴体が逆三角形を描いていてマッシブに見えるが、手足は完成体同様、細い。頭部も地味。
こっちのデザインも日の目を見なかったわけではなく、カノン作品「反乱者たち」に登場する「&bold(){IG-RM護衛ドロイド}」に流用されている。
-スピンオフの歴史
デザインそのものは秀逸なので、スピンオフ作品には長年引っ張りだこだった。
EP6から間もない1985年のアニメ「ドロイドの大冒険」には早くも登場し、[[R2-D2]]とC-3POのコンビとも出会っている。このときはタムズ=アンという惑星で政変に絡んでいた。
この作品はEP4の15年前を舞台としているため、IG-88はクローン大戦終結から四年以内には完全に独立していた計算になる。
もっともこれは初期の[[スピンオフ]]なので、他作品との整合性は考えられていない・後続の[[スピンオフ]]はあまり参考にしていない節もあるが。
-ゲーム「[[スター・ウォーズ 帝国の影]]」
ゴニョムニョゴニョゴニョ ガシャーンガシャーン
ピュピュピュピュピュピュ アッアッアッアッアッ
本作ではステージ4のボスとして登場。主人公ダッシュ・レンダーと戦う。
レイアたちがソロの情報を求めて居場所を探しており、損傷したIG-2000を「オード・マンテルの廃品置き場」で修理中のところを接触するようダッシュに依頼する。
しかしこのIG-88が&font(b,#ff0000,#adadad){とんでもなく強くとんでもなく怖く}、プレイヤー(多くは[[NINTENDO64]]を扱う子供)の心に&font(b,#4d4d4d){暗殺ドロイドの&font(b,#ff0000){恐怖}を刻み付けた}。
ドロイド独特の意味不明な機械音声と、機械の四肢の無機質な軌道音だけがにじみより、異様に高い運動性で背後に立っていたかと思うと、パルスキャノンや[[火炎放射]]でみるみるこっちの体力を削っていく。
さらにステージは「廃品置き場」というだけあってゴミが多くて起伏が激しく移動し辛く視界も悪い。焼却炉のような継続ダメージを受ける場もある。
気が付いたら後ろにいた暗殺ドロイドに弾を撃たれまくる、見晴らしのいいところで距離を取って迎え撃とうとすると今度はブラスターで狙撃に転じてくるから始末に負えない。
しかも&bold(){これだけ手強いのに10ステージ中4ステージ目のボスである}。終盤でもなくまだ半分なのである。
プレイヤーがスター・ウォーズに憧れた子供たちであったのがなおも災いして、当時のプレイヤーをして「みんなの[[トラウマ]]」として記憶される羽目になった。
追記・修正は廃品置き場からIGドロイドを修理した人物にお願いします。
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}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- めぼしいバトルドロイドは出尽くしたでしょうか。次は銀河の大物ジャバ・ザ・ハットを投入したいと思います。 -- 作成者 (2019-11-18 11:07:50)
- AT-ATでトラウマになりながらも部屋の入り口からチマチマ削れたから良かったけどこいつは終始怖かったなあ -- 名無しさん (2019-11-18 15:31:16)
- こいつらだけでスピンオフ映画一本撮れそう -- 名無しさん (2019-11-18 21:43:10)
- スピンオフ撮れそうな設定濃いモブ多いよね 9割くらいは設定整理で消え去ったけど -- 名無しさん (2019-11-18 22:26:11)
- 「ハン・ソロ」に出てきたL3-37はコイツの設定をいくつか拾って作ったんだろうか? -- 名無しさん (2019-11-18 22:43:41)
- 同系統機が全身を回転させながら四方の敵を正確に撃ち抜いていくシーンを見ると、結構やり手な気がする -- 名無しさん (2019-12-05 21:38:58)
- ドラマに登場したね -- 名無しさん (2019-12-15 16:00:27)
- 背景同然のモブに「ぼくがかんがえたさいきょうのどろいど」を代入したメアリー・スーって感じ。本編の裏でこんな壮大な事件が!ラスボスも出し抜いたんだぜ!本編で何も起きなかったのは運がよかったからなんだ!ってか -- 名無しさん (2020-06-13 21:07:00)
- 暴走しすぎたご都合設定が吹き飛んだのはレジェンズ外伝作品が抹消された利点ではある でもアイデアとしては面白いから本編のデススターと絡まないとこでやってほしかったな... -- 名無しさん (2020-09-23 20:10:50)
- マンダロリアンにも登場。クルクル回るカメラとクルクル回る両手を使い雑魚を一掃する活躍。やたらと自爆したがるが -- 名無しさん (2020-12-28 18:08:15)
- まぁアイツはIG-88じゃなくてIG-11だけども -- 名無しさん (2020-12-29 23:25:27)
- ↑すみません -- 名無しさん (2020-12-31 09:54:46)
- 流石に旧設定はダースベーダーや皇帝といった本編に出る大物がモブキャラの手駒に取られていたという事にもなるしやりすぎだったね。ディズニースターウォーズは非の意見もかなり多いけどこのキャラに関しては一旦設定をリセットして正解だったと思う。 -- 名無しさん (2021-12-03 13:31:37)
- レジェンズの全盛期でも「ボバひとりにIG-88が三体も返り討ち」という場面もあって、「メアリー・スー」と言われるほど極端だったとは思えんけどな。 -- 名無しさん (2022-01-24 21:08:12)
- 最終的にはピエロだしね -- 名無しさん (2022-03-31 23:38:40)
- 最近だと正史で再設定が行われた結果、皇帝の補佐官スライ・ムーアに雇われて共にベイダー抹殺を企んだり第二デススターのコンピュータをクラッキングしようとして帝国のアストロメクに阻止されたり第二デススターと共に消滅したという設定が消えたのでフォースの覚醒後も生き残ってマズ・カナタの城でBB-8の存在を報告していたFOシンパの女性と接触したりなんて設定になっているらしい -- 名無しさん (2022-08-28 23:36:09)
- SWBF3にマグナガードと一緒に出て欲しい -- 名無しさん (2022-12-12 11:39:27)
- コイツの活躍が増える度ダッシュって強かったんだなってなる -- 名無しさん (2026-06-06 19:30:01)
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