&font(#6495ED){登録日}:2012/02/17(金) 00:13:39 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &font(#66cdaa){九印(くいん)}とは[[うしおととら]]の登場人物。 引狭霧雄(キリオ)につき従うホムンクルス。 声:[[小西克幸]] ●概要 西洋の「魔道」に手を出した引狭が作り上げた最初の成功作にして、完全無欠のホムンクルス。 機械のように正確な分析力を持つ頭脳に加え、伸縮自在で突き刺すことのできる黒い膜、膜内に隠された爪と先端から分泌する溶解液、気を固めて肩から発射する「カノン」、あらゆる攻撃を逸らす「黄金の霧(ゴールドミスト)」など、多彩な能力を持つ。 [[飛行能力]]もあり、キリオの背中に付いて空中戦を可能にしたりもできる。 キリオを守ることが使命で忠実に実行し、そのためには自身がどれだけ傷つこうとも意に介さない。 九印を生み出すのに数多くの失敗作が作られており、引狭の研究所である囁く者達の家に放置されている。 ◇失敗作達 ・囁く者達(ささやくものたち) 失敗作として捨てられたホムンクルスたち。 人間に妬みと恨みの声を呟きながら襲いかかるためこの名が付いた。 知能も戦闘能力も低く、秋葉流と[[とら>とら(うしおととら)]]を見つけて近づくも、とらの炎の前にあっさりと全滅する。 ・ヴィタエ418、ヴィタエ427 2体で行動するホムンクルスで兄弟を自称している。 攻撃を反射する鏡を手に持っており九印同様伸縮自在な黒い身体をもつが、鏡には耐久力に限界がある。 とらと流と戦い、最初はとらの炎や雷を跳ね返して優勢に立つ。 しかし相手の弱点を見抜き死角をつく流の戦略が加わったことにより、418は427が跳ね返したとらの炎に焼かれ、直後に鏡に限界が来たことで427も撃破された。 アニメ版ではとらと流との戦いが省略されたため生存しており、[[白面の者]]との最終決戦に駆けつけるという、まさかの味方キャラとなった。 ・メイ・ホー 普段は引狭の書斎を掃除している、[[メイド]]の姿をしたホムンクルス。 液状の体を持ち人間の体内に侵入して操ったり、体の一部を刃物状にして斬りつけたりする。 関守日輪・潮と戦い、日輪の虚をついて体内に侵入。 日輪の身体を操り、人質にして潮を殺そうとするが、攻撃を加えようとしたところを攻撃する際硬化する弱点を突かれ捕まり、引きずりだされ、日輪の攻撃を受けて敗れる。 しかし、完全には滅んでおらず、小型化しながらも復活。 二度と帰ってこない引狭のために書斎を掃除し続ける。 やはりアニメでは潮、日輪との戦いが描かれていないため無事であり、最終決戦に参加している。 ●劇中での活躍 初登場は第二十七章「四人目のキリオ」 キリオの命令で潮の家にあいさつ代わりに襲撃を仕掛ける。この時、とらの攻撃を古臭いと称し無効化した。 その後、[[くらぎ>くらぎ(うしおととら)]]の光覇明宗本山襲撃際に、参戦しようとするとらを足止めしたが、一瞬の隙を突かれ一撃食らってしまう。 生まれて初めて攻撃を加えたとらに興味を示し、決着をつけるため、囁く者達の家で再戦。 多彩な能力で圧倒するが、吹っ切れたとらに次第に押され強烈な[[頭突き]]を食らい劣勢になる。 その後、九印がキリオを心配し、勝負を放棄した為決着はつかなかったが、自分の負けだと思っており、次会う時は二度と敗北しないと宣言しながら、傷ついたキリオに着いていく。 次に、第三十八章「あの眸は空を映していた」に登場。 気力を失い放浪するキリオを心配しながら一緒に行動していた。 ある時、猿の妖の群れが、少女を惨殺するのを目撃し、キリオとともに立ち向かうも、群れの首魁は素早く攻撃をことごとく避けられ、カノンを放とうとした際、発射口に腕を突っ込まれて暴発、ダメージを負い敗北してしまう。 その後、群れの次の標的の家に泊まりに来ていた、井上真由子に助けを求められる。 猿の群れを倒すため、弱点であるしっぺい太郎を探すも見つからず、群れと再戦。 群れの部下を一人で相手にし、キリオ達が首魁を倒すころには全滅させていた。 事件解決後、キリオとともに、真由子の家に住まわせてもらうこととなった。 [[白面の者]]復活直前には、真由子を狙う東西の妖怪をキリオとともに退けていたが、長たちと[[結界自在妖>結界自在妖(うしおととら)]]により、さらわれてしまう。 その後、[[紅煉>紅煉(うしおととら)]]達により、ピンチを迎えた潮達を救うも、新型[[婢妖]]により記憶を消されており、とらのことも覚えていなかった。 さらわれたことにより覚醒した真由子が[[お役目様]]になるのを嫌がり連れ戻そうとするキリオに白面の弱点を調べるべきだとアドバイスし、時逆、時順の力を借りて過去へ行く。 最終決戦中盤に戻ってきて、白面を追うが、追いつけなかったのか直接対決はせず、黒炎の攻撃からから真由子達がいる岩柱をキリオと守る。 以下ネタバレ 黒炎の攻撃は、結界の中心にいるため、特に激しく劣勢になっていき、遂に黒炎の集中攻撃を浴びて限界を迎えてしまう。 #center(){ごめん九印! ごめん…ぼくはお姉ちゃんお姉ちゃんって…! いつも戦ってくれるおまえのことなんか忘れて…ごめんよう。 &font(#66cdaa){あやまる…必要は…ない…} &font(#66cdaa){九印は…キリオを守るために作られた。}} 真由子を守るのに必死だったキリオの危機を救い、傷ついた自身に謝罪しながらも、 九印は別れの言葉を告げながら炎に包まれて崩れ落ちていった。 #center(){炎の中 くずれてゆく 九印は… なぜか ピエロの顔に 見えた―――} ちなみにアニメ版では死ぬシーンが全カットされているのだが、エピローグには登場していたいため安否は不明。 追記修正お願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最期がもう・・・・・ 最後の最後までキリオについていてくれて本当によかった。 -- 名無しさん (2013-09-14 04:31:22) - 造られた命は何処にいくんだろうか? -- 名無しさん (2014-04-01 00:19:55) - しっぺい太郎回で戦った狒々妙に強かったな。真由子が無意識で放った結界がなかったらそこで死んでた。 -- 名無しさん (2014-10-10 19:51:11) - ↑あの件で九印も学習したんだろ。自分を傷つけられるのは一匹や二匹じゃないって。 -- 名無しさん (2014-10-10 19:57:16) - ↑2 民俗伝承の猿(狒々)は日吉大社や庚申信仰で神使として扱われたり、山を司る神とされたりするメジャーな存在。白羽の矢を立てるという儀礼的な手法で人間を狩ってるから、「永夜黎明」に出てくる山の神みたいにかつて信仰された土着神級の実力者だと思う。 -- 名無しさん (2015-02-04 13:12:52) - 声が小西さんだった -- 名無しさん (2015-11-27 03:16:09) - ↑2つかうしとらの古い妖怪って大抵は白面との戦いで生き残った奴かそれ以前に封印された奴がほとんどだからな……本調子じゃないキリト達じゃ不覚も取るってもんだよ。 -- 名無しさん (2016-04-24 22:58:10) - 猿神は基本零落した神様って考えられる妖怪だからなぁ -- 名無しさん (2017-02-04 22:37:20) - 小説版に出てくる妖刀の銘が『いなさ』だったけど、引狭とは無関係なんだろうか。引狭も武器を作ってた訳だから、刀工にも少なからず関わりがあったように思うけど。 -- 名無し (2024-04-12 08:59:00) #comment #areaedit(end) }