暗殺教室

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暗殺教室 - (2025/06/08 (日) 07:28:16) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/07/03 Tue 18:55:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&font(#008000){もっと工夫しましょう。でないと…}}


#center(){&bold(){&font(#008000){最高時速マッハ20の先生は殺せませんよ}}}




『&bold(){暗殺教室}』とは、松井優征氏の娯楽漫画。全21巻。
2012年31号から[[週刊少年ジャンプ]]にて連載され、2016年16号に[[最終回]]を迎えた。

いわゆる学園モノであるが、生徒たちの目的が&bold(){担任教師の殺害}という、松井先生らしいクセのある内容。
とはいえ、同じく松井氏の作品である『[[魔人探偵脳噛ネウロ]]』よりもブラックコメディは抑えめにされており、
「『暗殺』教室」という物騒な名前に反し、作風は10歳前後の子供でも読める程度にはマイルドに作られている((そもそも松井先生が本作を考案したきっかけが、近所の子供が実際に殺害する(できる)わけでもないのに『殺す』という単語を使っていたのを聞いたからだとか。また、後述のジャンプのメインターゲットである小中学生に読んでもらうために、あえて対象年齢を落として書いたのだそう。))((ただし、本作は『[[魔人探偵脳噛ネウロ]]』との繋がりが示唆されており、前作と同じく風刺描写が取り込まれている))。


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*◆作品の概要

>~[[あらすじ]]~
>
>3月のある日。月が突然爆発し、その70%が失われる事件が起こった。
>直後、正体不明のタコ型エイリアンが現れ「自分が月を爆破しました」と証言。彼(?)は「来年の三月には月と同じように地球も爆破する」と犯行予告をかます。
>しかしどういうわけか、このエイリアンは続けて「自分が地球を爆破するまでの一年間、椚ヶ丘中学校3年[[E組>椚ヶ丘中学校3年E組(暗殺教室)]]の担任教師をやりたい」と言い出した。
>意味の分からない要望に日本政府は戸惑いつつも、3年E組の生徒に一切の危害を加えない事を条件にこれを承諾。
>
>当然ながら日本政府も「1年後に地球を爆破してやるからな」と言われてそのまま黙っているわけがなく、3年E組の生徒に武器を持たせて「エイリアンを殺せれば成功報酬100億」と吹っ掛け、エイリアンの暗殺を狙う。
>「エイリアンは生徒に危害を加えてはならない、もし危害を加えたら先生を続けられなくしてやる」という契約をした上で殺害指示を出しているため、E組の生徒だけは返り討ちのリスクを負うことなくエイリアンに攻撃できるという寸法である。
>
>で、このエイリアンこと「殺せんせー」の担任する椚ヶ丘中学校3年[[E組>椚ヶ丘中学校3年E組(暗殺教室)]]の生徒たちは、タイムリミットである1年の間に彼を暗殺出来るのか……?

……突っ込みたい部分は多々あるが、だいたいこんな感じの内容である。
タイトルと[[あらすじ]]はおっかないが、コメディとシリアスの割合は7:3くらい。見かけに反してほのぼのとした作風である。
まあ作者が怪奇描写で有名な「あの」ネウロを描いた人なので気にしてはイケナイ。


単行本発売前から巻頭表紙を貰ったり、中吊り広告や駅看板が設置されたりと異例の大プッシュを受けている。
これは前作が良くも悪くも癖が強すぎたため、社会人や高大生といった高年齢層の読者からは愛された分、ジャンプのメインターゲットである小中学生の低年齢層からは敬遠されたことへの反省から、もっと幅広い層へ読んでもらうためにブラックコメディやユーモアなどといった一部を除いて、
前作までのようなハードな描写や異常者のオンパレードを始めとした作者の個性は抑えられ、&bold(){「みんな綺麗に終わらせる」}ことをモットーに下記のアニメと映画版の連携を筆頭としたメディアミックス戦略の強化を図ったため。
そのため、前作のネウロからの愛読者からは物足りなさを感じてしまうこともあるが、そのかいもあってまだ他のメディアが展開されてなかった頃、わずか半年でヒットの指標とされる累計発行部数100万部を超えるという異例の大ヒットを打ち立てるなど作者の望み通り幅広い読者層を獲得。
前作を大きく上回る人気を博すことに成功し、実写との連携と時期合わせといった尺の都合もあってか原作終盤の展開が駆け足になってしまった側面が見られるものの、当初から構想していた通りの結末を迎えて無事に完結した。

2015年にテレビアニメが放送。監督は[[結城友奈は勇者である]]・[[人類は衰退しました]]などを手掛けた岸誠二。
世界情勢に配慮して、3話が放映休止となってしまった(1週間後に延期して放映)。
実写映画も公開され、興行収入が20億突破の大ヒットを記録。
その恩恵もあって実写は続編である「卒業編」とテレビアニメ2期、テレビアニメの総集編である劇場版「365日の時間」が2016年に上映・放送された。


*◆登場人物
・[[殺せんせー>殺せんせー(暗殺教室) ]]
本作の主人公。作中一番のチート。&font(#FF0000){30人が乱射する弾丸を出欠を取りつつマッハ20でよけたり、}&font(#008000){昼休みに四川省まで往復20分で麻婆食べに行ったり、}
&font(#0000ff){音速超過の中でテストの採点したりする。}

月を&ruby(や){爆}った張本人。来年の三月には地球も爆破する予定のはずだが、何故か椚ヶ丘中学校3年E組の担任をやっている。
教師としては非常に有能で、科目を教える技量はもとより、人生の様々な課題への向き合い方も適切に教えることができる。
その超絶能力と、教師としての器の大きさとは裏腹に、くだらないことでムキになったり、上司には腰が低いなど、私人としては妙にせせこましい一面がある。
名前の由来は殺せない+先生=殺せんせー。
因みに気分で顔色が変わる体質で、緑のしましまはナメてる時の顔らしい。どんな皮膚だよ。
さらに&font(#008000){一ヶ月に一度脱皮する}(奥の手)。

・[[潮田渚]]
本作の語り部兼実質的な主人公。可愛い。&bold(){[[だが男だ>男の娘]]}。
落ちこぼれである事にコンプレックスを持っていて、「認められたい」という動機で強大な力を持つ殺せんせーを暗殺しようとする。
殺せんせーの隙を分析して、二段構えの策で肉迫する等機転は利く模様。
 
・[[茅野カエデ]]
渚の親友。可愛い。殺せんせーの名前を付けた。
泳ぎが苦手でプリンが大好き。

・[[寺坂>寺坂竜馬]]・[[吉田>吉田大成(暗殺教室)]]・[[村松>村松拓哉]]
渚に対先生用特殊弾が封入された[[手榴弾]]を持たせて自爆テロを教唆した[[DQN]]、だった3人組だが…その後は改心し、殺せんせーへの反抗心は薄れてゆく。
ツーブロックが寺坂、ドレッドが吉田、金髪が村松。

・[[烏間惟臣]]
防衛省の職員でE組に殺せんせーの暗殺を依頼した人。生徒達の前で説明しながらナイフで殺せんせーを暗殺しようとしたが&font(#FF0000){丁寧に眉毛の手入れをされた。}
生徒達に対先生用の武器の支給と&font(#ffdc00){成功報酬百億円}を提示した。
後にE組の副担任・体育教師となり、生徒に暗殺術を教える。一部の女子からの人気は高く、殺せんせーを嫉妬させた。
防衛省の人間だが、教師としての仕事にも真摯に取り組む好人物。
殺せんせーの過去について何か知っている節があるようだが…?
 
・[[赤羽業]]
名前はカルマと読む。
成績は極めて優秀で、現時点でほぼ唯一殺せんせーに手傷を負わせるなど暗殺の能力も高い。
教師に失望していたが暗殺に失敗、同時に自身を身を捨てて救ってくれたため、殺せんせーへの認識を改める。
でもせんせーのお小遣いはちょろまかす。

・[[イリーナ・イェラビッチ]]
政府から派遣されたプロの殺し屋。%%殺リマン。%%
変装と色仕掛けで標的の懐に入り込んで暗殺することを得意とする暗殺者。
殺せんせーの体質や能力を侮ったため暗殺失敗、触手責めにあった。
なお渚君をディープキスで失神させている。
[[ビッチ]]ねえさん改め[[ビッチ]]先生。[[おっぱい]]。

他のE組の生徒については[[E組>椚ヶ丘中学校3年E組(暗殺教室)]]をどうぞ。


・[[浅野學峯]]
椚ヶ丘学園理事長。クールで超ハイスペックな独裁者。
意に沿わぬ者には説得という名の洗脳を仕掛けて文字通りの操り人形にするチートじみた能力を持つ。


・レッドアイ
殺せんせーの暗殺の依頼を受けた殺し屋。
殺しの手法は遠方からの狙撃で、狙った相手は必ず仕留め、スコープの視界が血に染まることから「レッドアイ」の名が付いた。
[[修学旅行]]中の殺せんせーを狙うも、ことごとく躱され、しまいに「スコープ越しでない世界も見てみなさい」と諭された。


・スモッグ、グリップ、ガストロ
南の島で登場した雇われ殺し屋トリオ。
松井優征作品お馴染みの強烈な個性を持つキャラで、スモッグは即死級の毒物から健康薬品までを幅広く扱える毒物使い、グリップは口調こそおかしいが鍛え上げた拳と奇襲で相手を仕留める怪力の暗殺者、ガストロは銃口を[[スープ]]に浸してしゃぶりその日の味で調子の良い銃を見極めるイカれたスナイパー。


-クレイグ・ホウジョウ
政府に雇われた「神兵」と呼ばれる最強の傭兵。
傭兵集団「群狼(ぐんろう)」のリーダーを務める男で、ライオンを素手で引きちぎるほどの力があり、烏間から「俺より3倍強い」と評されるなど極めて高い実力を持つ。
殺せんせーもその強さと危険度を初見で見抜き、無用な喧嘩を売ると生徒が命を落とすと危機感を覚え、喧嘩を売ろうとしたカルマを全力で静止して自ら[[土下座]]していた。
その後、政府による殺せんせーの最終暗殺計画で部隊を引き連れ学園の裏山を襲撃、改めてE組と交戦する。

しかしE組は視界の悪い夜と動きなれた裏山という地の利を最大限に活かし、数の暴力で物陰から奇襲を掛けては即[[逃げる]]ヒットアンドアウェイ戦法を仕掛け、群狼のメンバーは反撃する間もなく全滅へと追い込まれた。
そこでホウジョウもようやく本気を出して戦おうとするが、「メガネを外すと本気の戦闘を開始する」というルーティンを妨害される形で行動を阻止され完封負けを喫した。
ルーティンを阻止されて戦いを始められなかったと[[言い訳]]をしているが、E組のメンバーはすべての行動を警戒してメガネに手を触れることすら許さず、一切の行動と反撃を封じたため、E組の戦術を成功させてしまった時点で勝機は薄かったと言える。
&bold(){早い話が舐めて掛かったこと自体が敗因で、ルーティン以前の問題である。}
設定上のスペックだけなら殺せんせーや触手持ちだったころのイトナや茅野、二代目殺せんせーや[[ドーピング]]したシロを除けば最強なのに、戦果は集団で襲いかかって完封負けという一番の醜態を晒した人物。
E組にダウンさせられても意識は失わなかったため、敗北後は再起できないよう念入りに拘束された。


*【余談】
前作ネウロに引き続き、作中において、時事ネタを盛り込むことが多い。代表的なものとして

・佐○健による前○敦子お持ち帰り疑惑
・[[コンビニ]]の冷凍ケースに入り込みツ○ッターにアップする事件
・み○も○たが女子アナのケツを触った疑惑

などなど。
ただし前作と違って強烈な社会風刺は少なめ。
これらを効果的に作中に盛り込むことで、[[シリアスな笑い]]ネタも提供している。




&font(#008000){追}&font(#ffdc00){記}&font(#008000){・}&font(#ffdc00){修}&font(#008000){正}&font(#ffdc00){は}&font(#008000){飛}&font(#ffdc00){行}&font(#008000){中}&font(#ffdc00){の}&font(#008000){戦}&font(#ffdc00){闘}&font(#008000){機}&font(#ffdc00){に}&font(#008000){ワ}&font(#ffdc00){ッ}&font(#008000){ク}&font(#ffdc00){ス}&font(#008000){を}&font(#ffdc00){か}&font(#008000){け}&font(#ffdc00){て}&font(#008000){か}&font(#ffdc00){ら}&font(#008000){お}&font(#ffdc00){願}&font(#008000){い}&font(#ffdc00){し}&font(#008000){ま}&font(#ffdc00){す}&font(#008000){。}

&font(#afdfe4){だからなぜ手入れする!?}

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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 柳沢もろくでもない奴だが物語終盤のマスコミ共がある意味では一番の悪人面に見える  -- 名無しさん  (2016-08-09 12:27:47)
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました  -- 名無しさん  (2016-08-10 23:30:52)
- 個人的には、不朽の名作ってタグ付けても良いと思う。  -- 名無しさん  (2016-11-07 00:00:19)
- ガチの悪人はかなり少ないよな…  -- 名無しさん  (2018-05-12 01:19:57)
- 殺し屋とか殺すって言葉は性質上バンバン出てくるが、(回想を除けば)死人は殺せんせー、あぐり、二代目死神だけだよね。アニメだと柳沢も吹っ飛ばされた場面最後に出てないからのたれ死んだ可能性高いけど。  -- 名無しさん  (2018-06-02 23:13:24)
- 「不朽の名作」も安くなったもんだなおい  -- 名無しさん  (2018-07-08 09:32:00)
- 不朽の名作は何十年も経った後に言われることでしょ  -- 名無しさん  (2018-12-12 02:40:40)
- 学園ものでクラスメイト全員に名前や設定などがあるのはこの作品くらいではないだろうか。  -- 名無しさん  (2019-09-13 17:52:44)
- ちなみに時事ネタはアニメでもちゃんと全部放送された  -- 名無しさん  (2019-09-13 20:15:31)
- ↑↑一応おジャ魔女も当てはまるかも。主人公達の同級生2クラス分を4年+αでほぼ全員のゲスト回を作った。席順が決まってる・彼らの成長や人間関係も描写するなど通ずる所がある希ガス  -- 名無しさん  (2019-10-14 01:29:33)
- 今更ながら読んで当時の反応的な物ググッたら意外と辛辣な反応多くてびっくりした。  -- 名無しさん  (2020-05-17 05:17:28)
- ↑名前の割にハートフルで泣かせに来るような話だから、殺伐ものやえげつない展開期待してた人はガッカリしたらしい。そういうのはデスゲームものにでも行けと言いたいが。  -- 名無しさん  (2020-05-31 16:31:14)
- 久々に読んでみたけど、作中の登場人物どうしで過程や結果が対称的だったり、この人物のIFがこの人物だったかもしれないっていうのがけっこうあるなって思った。  -- 名無しさん  (2020-06-06 12:11:40)
- ネウロと違いアニメが気合入りまくったクォリティで良かった  -- 名無しさん  (2020-08-14 15:56:55)
- 実写はね、、つまらないいうほどではないけどもう少し頑張って欲しかった  -- 名無しさん  (2020-08-14 16:38:30)
- ↑ラストの「殺せるといいね」は作者から「これだけは入れて」という要望だそうな。まあまあ面白かったのと興行的には成功の部類。  -- 名無しさん  (2020-08-14 18:01:50)
- 簡潔なキャラ紹介の中になぜか名前があるレッドアイさん。  -- 名無しさん  (2020-10-21 17:49:09)
- ↑旧Wikiには項目があったらしい。  -- 名無しさん  (2020-10-21 18:56:49)
- 生徒全員のプロフィールが揃ってる作品で思い浮かぶのはネギまとかか。ひぐらしやのんのんびよりみたいなのもあるが反則感がある  -- 名無しさん  (2020-10-22 08:11:24)
- 松井先生、暗殺教室から5年振りに新連載か。  -- 名無しさん  (2021-01-18 12:31:04)
- ファンブックに生徒達のファッションチェックみたいな項目があって意外と私服にこだわって描いてたんだなと思った  -- 名無しさん  (2021-01-18 13:06:17)
- 今読み返すと松井先生、この話はわりと抑えて優しい空気で描いてるんだな。  -- 名無しさん  (2021-03-28 01:53:40)
- ホウジョウの項目の内容いい加減すぎる  -- 名無しさん  (2022-05-10 12:55:15)
- 当時の読者だけど、ネウロが殺伐とした作品でスカッとできる展開も多かった分、暗殺教室は泣かせに来る展開が多くてガッカリしたとこはあるかな…  -- 名無しさん  (2023-07-20 10:36:29)
- 暗殺教室も大体の憎まれ役が最後は痛い目見るから結構スカッとできたけどな  -- 名無しさん  (2023-10-20 08:59:18)
- 暗殺教室はどの道殺しは良くないって作品だしそういう憎まれ役を殺さないのもよかったな  -- 名無しさん  (2023-10-24 22:40:47)
- そもそも暗殺って悪行を主役達もやってるしね松井先生は人間の悪い所を活かす漫画をよくやる  -- 名無しさん  (2024-04-05 21:07:16)
- アニメはよく前田敦子ネタとかみのもんたネタとか再現したなと思ったわw  -- 名無しさん  (2024-05-17 17:10:43)
- アニメが10周年ともうそんなに月日が経ってた事にびっくり。  -- 名無しさん  (2024-12-09 20:24:53)
- 鷹岡や柳沢など歪んだ大人たちの存在は、自らを戒めるための教材として使える。現在のこのご時世、子供だけでなくいい歳した大人でも、虚勢を張ったり自分より弱い者に当たったり、自分では気づかない間にこういうことをしてしまいがちだがら、彼らの悲惨な末路を見ると、自らを見つめなおすことができると思う。  -- 名無しさん  (2025-01-29 20:36:38)
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