EVA量産機

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&font(#6495ED){登録日}:2014/12/21 (日) 19:05:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ EVAシリーズ……完成していたの? &font(#808080){EVA-05-13 MASS PRODUCTION MODEL} } EVA量産機(エヴァりょうさんき)とは『[[新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]]』に登場した[[汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン>エヴァンゲリオン]]の内の5~13号機、計9機の総称。 「エヴァシリーズ」と呼称されることもある。 デザインは同作でリデザインされた[[弐号機>エヴァンゲリオン弐号機]]と同じく本田雄氏によるもの。そのためTV版の他のエヴァとは異質なデザインとなっている。 尚、[[新劇場版>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]にも5号機以降の型番を持つエヴァが登場しているがそれらとは設定・外見が大きく異なっているため本項では触れない。 **■諸元 型式番号:EVA-05-13 PRODUCTION MODEL 所属:ゼーレ 開発:NERV(5、6号機はドイツ、8号機は中国で建造) 全高:40~200m 重量:不定 動力:S2機関 装甲:12000枚の特殊装甲 主武装:諸刃の剣 (ロンギヌスの槍(コピー)) 搭乗者:ダミープラグ(システムタイプ「KAWORU」) **■概要 [[使徒>使徒(新世紀エヴァンゲリオン)]]殲滅後のサードインパクト発生のためゼーレ主導で開発されたエヴァンゲリオン。 メインカラーは白。 [[量産機]]というだけあってそれまでのエヴァとは違い9機すべて同じ外見・性能を有する。見分けがつかないため大抵は機体番号で区別される。 製造は世界5か国で並行し行われており、莫大な費用がつぎ込まれている。 基本構造は既存のエヴァと同じだが頭部には外部センサー、所謂「眼」に相当するパーツを持たず巨大な口だけがあるのが特徴(そのため通称は「白ウナギ」)。 この口は飾りでは無く本物で、中に舌が生えており、&bold(){涎を垂らしたり}対象を捕食することも可能。 肩部のウェポンラックも無く、より生物的で極めて気色の悪いデザインをしている。 特に口を歪めて笑った際の表情は非常に不気味。 生身のパイロットは居らず全機ダミープラグで起動。 このダミープラグは表面に「KAWORU」と表記されており、[[渚カヲル]]のパーソナルを元にしていると思われる。 コアに関しては9機とも由来は判然としない。 他のエヴァには無い特徴として背面から巨大な翼を展開する能力を有しており、羽ばたきによる上昇や滑空などによる単独飛行が可能。この翼は非使用時には折りたたまれ機体に収納される。 また、S2機関を標準装備したことで活動限界時間の制約が無くなり長時間の戦闘が可能。(これにより予備電源などを搭載する必要がなくなったためウェポンラックなどの諸装備が廃された) 加えてS2機関によるものと思われる強靭な自己再生能力も備えており、コアとプラグが無事なら例えボディを真っ二つにされようとすぐに再起動する。 ただし欠損部位を生え変わらせることまでは出来ない模様。 ……この通りエヴァと言いつつも実際はほとんど使徒同然の能力を持つ機体である。 ゼーレとしてはサードインパクトを誘発させるための存在として用意したものだったらしく、S2機関や後述のロンギヌスコピーは儀式に必要なものであった。 対使徒用の量産化を前提として開発された弐号機との明確過ぎる外見や機能の違いはこういった部分からきているのであろう。 ダミープラグの性能故か若干動きが緩慢で表面的な戦闘能力はあまり高く無い模様。 しかし劇中ではそのビジュアルと情け容赦無い所業を見せつけ多くの観客、視聴者にトラウマを植え付けた。 **■武装 ・諸刃の剣 唯一標準装備されている格闘用装備。 機体の全高に匹敵する巨大な両刃の大剣(脚本では[[槍]]と表記)であり、エヴァのパワーも以てしても機体がふらつく程の重量がある。 扱いは難しいがエヴァの装甲をあっさりと両断する驚異的な切れ味を持つ。 ・ロンギヌスの槍(コピー) 上記の剣の正体。 [[ロンギヌスの槍]]を複製したレプリカであり、普段は大剣の形に変化しているが瞬時に形状変化し槍の形になる。 色が暗青色という違いはあるが二重螺旋型の形状で[[アンチA.T.フィールド>A.T.フィールド]]発生機能など戦闘面ではオリジナルと遜色ない性能を持つ。 **■劇中の活躍 ***□TV版 [[ミサト>葛城ミサト]]たちの会話の中で開発が行われているという話題が出てのみで直接の登場は無し。 ***□旧劇場版 ・Air 戦自の空戦部隊を壊滅させた弐号機を抑えるためゼーレの判断に基づき専用輸送機でジオフロント内に飛来。 9機で弐号機を取り囲むが完全復活し絶好調な[[アスカ>惣流・アスカ・ラングレー]]の凄まじい戦闘力を前に逆フルボッコ。 以下、各機のヤラレ方(劇中の順番で表記) 9号機→飛びかかって来た弐号機に頭部を潰され更に胴体ごと背骨を折られ大量出血し沈黙 11号機→押し倒され水中に没しプログナイフで頭部を突き刺され沈黙 7号機→プログナイフで右腕を切り落とされアイアンクローで反撃するも首をロックされそのままへし折られ沈黙 6号機→剣を掲げて飛びかかるが7号機が落とした剣を拾った弐号機と切り結んだ末袈裟切りにされ肋骨が飛び出し沈黙(多分一番粘った) 12号機→剣でボディを上下に両断され沈黙(場面に映った時には既に切り裂かれていた) 8号機→剣で左脚を切り落とされる 10号機→隙を突いて弐号機を押し倒すがニードルガンを頭部に二回続けて打ち込まれ沈黙 5号機→建物に叩き付けられめり込み頭部を握りつぶされ更に13号機に向かって投げつけられボディを拳で貫かれ沈黙 13号機→飛んできた5号機にぶつかり、更に5号機のボディごと胸部を貫通した弐号機の手でコアを鷲掴みにされ沈黙 全機弐号機の活動限界までの&bold(){約3分30秒}の間で撃破された。&del(){え、8号機が沈黙してない?気にするな} しかし再起動した9号機の投擲した剣がロンギヌスの槍に変化し弐号機のA.T.フィールドを貫通。 そのまま槍に頭部を貫かれた弐号機は同時に活動限界を迎え沈黙。 全機復活した量産機は動けない弐号機に群がり鳥葬の如く弐号機を捕食。このときの&font(#ff0000){&bold(){弐号機の内臓を喰い千切り飛翔し臓物を体外に引きずり出す映像}}はかなりグロい。 直後アスカの怒りに呼応して弐号機は再起動・暴走しようとしたが、上空にいた量産機たちはロンギヌスコピーを浴びせかけトドメをさした。 その後[[初号機>エヴァンゲリオン初号機]]に乗って地上に出てきた[[シンジ>碇シンジ]]に&font(#ff0000){&bold(){飛行しながらズタボロになった弐号機のボディを食い散らかす姿を見せつけ}}シンジと視聴者のトラウマスイッチを限界まで押し込んだ。 ・まごころを、君に 月から飛来したオリジナルのロンギヌスの槍と共に初号機を取り囲み空中にセフィロトの樹を描く。 その後現れたリリス([[レイ>綾波レイ]])と同化し頭部がレイの顔に変化。 このシーンも口の中から頭部が裏返り、その中から笑顔のレイの顔が出てくるという前述の捕食とは別の意味でグロい演出。 初号機を依代にサードインパクトを誘発させるべくロンギヌスコピーで各機が自身のコアを貫きS2機関を共鳴させ解放。 アンチA.T.フィールドを発生させ全人類のL.C.L.化を引き起こした。 しかしシンジが補完を拒否しロンギヌスの槍を破壊すると共に全ての量産機は石化。十字架の姿になり地表へと落下していった。 ***□[[漫画版>新世紀エヴァンゲリオン(漫画)]] 劇場版同様弐号機と対峙するが描写的に戦闘能力は劇場版以上。 さらに再生能力も損傷部分を完全に修復してしまえるほどになっており、増援に来た初号機をも追い詰める活躍を見せた。 **■ゲーム作品 ○エヴァンゲリオン バトルオーケストラ 動きにクセが強く、若干機動力が低い。しかし一撃一撃が重いため中々に強力。 超必殺技は仲間を呼んで相手を食い散らかす「鳥葬」。 ○スパロボシリーズ 原作の凶暴さを再現してか高い攻撃力にA.T.フィールドによる防御力、更に回復能力を備える凶悪機体。 ゲームにおける"量産機"への認識をぶっ壊す機体の一つである。 といっても大量生産機というわけではないのであまり量産機っぽくはないが。 **■立体化 ○プラモデル [[バンダイ]]からLMHGで発売。 『Air』版と『まごころを、君に』版の二種類が分けて発売された。 『Air』版は、下向きの顔と上向きの顔、両刃の剣が付属。翼は固定されて動かない。 『まごころを~』版は、「最終戦仕様」という名で発売された。こちらは、弐号機を食い散らした時の口を開いた顔が付属。 付属武器はロンギヌスの槍レプリカ。翼は柔軟素材を使い、ある程度動くようになっている。 ○リボルテック 初出の2007年版とこれをリニューアルした2012年の完全版が発売中。 一応、完全版は漫画版の名目だが実質旧劇版と言っていい仕様。 劇中のイメージに比べると幾分マッシブだが、かえって全体のフォルムが生々しくなり不気味さは増しているので結構な迫力。 本体以外にも剣やロンギヌスコピー、可動式の翼、損傷パーツなどが付属しかなりボリュームのある内容。 追記・修正は量産機を全て倒してからお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 旧劇場版当時は、ガンダムシリーズの影響で「量産機=ザコ」って誤解が世間に浸透していたころだった。でもこいつは量産機だけど強くて、「量産機の癖に強いなんておかしい」とか思った人もいるのでは? -- 名無しさん (2014-12-21 19:17:46) - スパロボMXでは下手なボスより強かった。こっちのATフィールド無効化してくるしあっちは固いし数多いし気力上がらんし。 -- 名無しさん (2014-12-21 19:23:20) - ↑?「待てぃ!」 -- 名無しさん (2014-12-21 19:29:29) - 春エヴァ前の時点でデザイン画が公開されたりプラモが出てたりしてたから、あの曲と共に飛来した時の「ついに来たか!」感は半端なかったなぁ。しかしそれだけに曲が終わった直後… -- 名無しさん (2014-12-21 19:34:32) - コアにヒビ入っても再生できるようだけど、プラグを壊したら動けなくなるのかな? -- 名無しさん (2014-12-21 19:46:29) - コアかプラグのどちらかが完全破壊されたら動けなくなるんじゃないかな -- 名無しさん (2014-12-21 20:24:53) - 漫画版で即座に全機ピカピカに再生したのは衝撃だった -- 名無しさん (2014-12-21 20:49:16) - ↑7 冥王様でイチコロよ -- 名無しさん (2014-12-21 20:59:27) - アスカ「完成していたの?」…ってどこで製造しているのを知った -- 名無しさん (2014-12-21 21:47:40) - ↑ドイツにいた頃から計画だけは知ってたんじゃないの? -- 名無しさん (2014-12-21 21:49:28) - スパロボMXではロム兄さんとフルボイス合戦したり、ケーンからうなぎ呼ばわりされたり、冥王様にぼっこぼこにされたりと楽しかったです。 ↑9 一応シリーズ最強クラスのEVA量産機だったからな -- 名無しさん (2014-12-21 21:59:33) - 小説版ANIMAではこいつらの死骸を使った敵や新型エヴァが登場するよ -- 名無しさん (2014-12-21 22:02:37) - エヴァシリーズって言葉を聞いた時、初号機と弐号機と量産機の計11機のエヴァの事を指してるのかと思ったら、量産機だけを指す言葉として使われていたのが妙に抵抗があった。「シリーズ」って言葉の使い方として紛らわしいような気がして(細かい事だけど)。 -- 名無しさん (2014-12-21 22:20:18) - ↑6冥王様でイチコロにしようとして逆に串刺しにされた俺が通りますよ。冥王様をメアリー・スーさせるくらいの勢いで強化してないと無理じゃないか? -- 名無しさん (2014-12-22 15:56:21) - 秀逸なデザインだよな。劇場で見た瞬間の生理的嫌悪感半端なかったし終始吐き気を催されたわ -- 名無しさん (2014-12-22 16:03:30) - ↑2 横からだが、自分は冥王様でフルボッコする場合は、精神コマンドフル活用してメイオウ攻撃(MAPのみ)だけで戦った。強化よりも相手にしないってほうのが冥王ぼっこがしやすい -- 名無しさん (2014-12-22 16:45:47) - エヴァ2だと全滅→復活で2戦目は異常に固くなる。 -- 名無しさん (2014-12-22 17:53:07) - 普通に首を切り落とすなり、槍で串刺しにするなりするだけで良いものを、わざわざ何度も噛みちぎって苦しめてから串刺しにしたのが許せなかった。 -- 名無しさん (2014-12-22 20:02:22) - 全体的にキモいけど、笑った時の表情はなんか好き(笑) -- 名無しさん (2014-12-22 21:34:01) - ロンギヌスの槍まで付属しているリボルテックのエヴァ量産機は傑作。ちょうど再販してるから値段も手頃でオススメです -- 名無しさん (2014-12-22 22:03:25) - 破の予告で白ウナギじゃない5号機と6号機を見たときには鳥肌が立った。ただの量産機じゃない新型エヴァが大暴れするんだと期待してた。結果、13号機まで出たけどどれもあのザマだ… -- 名無しさん (2014-12-22 22:21:47) - 初見の印象と劇中行動の嫌悪感がすごいけど武器や翼でEVAの中ではケレン味強いよね。立体のなかでは結構お気に入り -- 名無しさん (2014-12-23 18:48:03) - コイツとコイツに屠られた弐号機(と初号機)の口元が印象的過ぎて、新劇2号機の裏コード開放時の口が何かちゃちく見える -- 名無しさん (2014-12-23 21:11:07) - あの手加減無い感じはカヲルっぽいよね -- 名無しさん (2015-02-07 14:38:42) - てかシン予告の量産機がこいつじゃなくてマーク6のパチモンみたいなやつだったのが納得行かない -- 名無しさん (2015-02-07 15:10:47) - スパロボMXでは気力を直ぐに上げれば前MAPの螺旋城の集団よりかは楽に倒せる。 -- 名無しさん (2015-02-07 16:01:27) - 諸事情で使われなかった山下いくと版もカッコいい -- 名無しさん (2015-02-09 23:30:06) - ゲームだとシステム上では強敵だけど、展開的には噛ませ犬なんだよね -- 名無しさん (2015-04-29 17:27:38) - エヴァっぽくないと言われる量産機だけど、当然っちゃ当然だけ2~4号機と体が似てたりする。 -- 名無しさん (2015-05-27 17:58:23) - こんな調子なので、ぷちえヴぁでは完全に使途扱い。ゼルエルの子分という役柄 -- 名無しさん (2015-05-27 18:24:46) - 鳥葬よりも顔が裏返って綾波になるシーンの方がトラウマ。一体の顔から綾波顔がいっぱい出てくるシーンもあるし -- 名無しさん (2015-08-14 11:25:21) - コピーのくせに本物と同じ性能のロンギヌスの槍がチート過ぎる 槍込みなら多分エヴァ最強じゃないかと思う -- 名無しさん (2015-09-21 23:40:45) - S2機関にしてもロンギヌスにしても、ようコピーを9個も作れたもんやな。全世界が協力しても容易いことではなかろうに。 -- 名無しさん (2016-01-15 00:25:05) - αでマジンカイザー、真ゲッター、覚醒シンジさんでアスカを颯爽と助けてフルボッコにしたときはスカッとした -- 名無しさん (2016-01-15 00:44:10) - こいつ簡単に言うとサードインパクト起こすためだけの疑似使徒だよね? -- 名無しさん (2016-02-24 15:51:42) - ↑こいつに限らずそもそもEVAというもの自体が何にしても疑似使徒だけどな --   (2016-05-10 21:05:19) - 弐号機を鳥葬する直前のカットがヤバすぎた -- 名無しさん (2016-05-10 21:38:34) - 週間ファイルかなんかではどちらかというと初号機や弐号機などのモデルよりもむしろ零号機に近いって言われてたなエヴァシリーズ。なるほど確かに「兵器」としては完成していない。完全に儀式用のエヴァンゲリオンだ。 -- 名無しさん (2016-07-03 04:07:51) - そうかな? -- 名無しさん (2016-07-03 04:55:46) - 途中で送信してしまった、そうかな?パイロットは必要なく圧倒的な威力のあるロンギヌスの槍のコピーに飛行可能で再生能力も高く永久稼働して暴走もしないなんて最高最強の兵器でしょ -- 名無しさん (2016-07-03 04:58:33) - 四号機で失敗したS2機関搭載を、9機も成功させるとか、やっぱり意図的に消滅させたのかね -- 名無しさん (2016-07-26 03:34:07) - ↑2 そういえば全くもってその通りなんだけど、自分としてはそれだけの恐ろしい戦闘力はあくまで副次的なものじゃないかと思うんだよね。ゼーレの連中が「今補完計画発動するならこれぐらいの能力は欲しいよね」とか「槍くらいはレプリカでも持っとかなきゃ」みたいな感じでサードインパクトに備えてあれこれ作った結果かと… -- 名無しさん (2016-08-20 22:11:13) - とりあえず白鰻ども、皇帝と無限の力の使者にひれ伏せ -- 名無しさん (2016-08-27 20:27:47) - スパロボで全員倒せた時は原作の事もあってすごいすっきりした -- 名無しさん (2016-08-27 20:43:09) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/12/21 (日) 19:05:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ EVAシリーズ……完成していたの? &font(#808080){EVA-05-13 MASS PRODUCTION MODEL} } EVA量産機(エヴァりょうさんき)とは『[[新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]]』に登場した[[汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン>エヴァンゲリオン]]の内の5~13号機、計9機の総称。 「エヴァシリーズ」と呼称されることもある。 デザインは同作でリデザインされた[[弐号機>エヴァンゲリオン弐号機]]と同じく本田雄氏によるもの。そのためTV版の他のエヴァとは異質なデザインとなっている。 尚、[[新劇場版>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]にも5号機以降の型番を持つエヴァが登場しているがそれらとは設定・外見が大きく異なっているため本項では触れない。 **■諸元 型式番号:EVA-05-13 PRODUCTION MODEL 所属:ゼーレ 開発:NERV(5、6号機はドイツ、8号機は中国で建造) 全高:40~200m 重量:不定 動力:S2機関 装甲:12000枚の特殊装甲 主武装:諸刃の剣 (ロンギヌスの槍(コピー)) 搭乗者:ダミープラグ(システムタイプ「KAWORU」) **■概要 [[使徒>使徒(新世紀エヴァンゲリオン)]]殲滅後のサードインパクト発生のためゼーレ主導で開発されたエヴァンゲリオン。 メインカラーは白。 [[量産機]]というだけあってそれまでのエヴァとは違い9機すべて同じ外見・性能を有する。見分けがつかないため大抵は機体番号で区別される。 製造は世界5か国で並行し行われており、莫大な費用がつぎ込まれている。 基本構造は既存のエヴァと同じだが頭部には外部センサー、所謂「眼」に相当するパーツを持たず巨大な口だけがあるのが特徴(そのため通称は「白ウナギ」)。 この口は飾りでは無く本物で、中に舌が生えており、&bold(){涎を垂らしたり}対象を捕食することも可能。 肩部のウェポンラックも無く、より生物的で極めて気色の悪いデザインをしている。 特に口を歪めて笑った際の表情は非常に不気味。 生身のパイロットは居らず全機ダミープラグで起動。 このダミープラグは表面に「KAWORU」と表記されており、[[渚カヲル]]のパーソナルを元にしていると思われる。 コアに関しては9機とも由来は判然としない。 他のエヴァには無い特徴として背面から巨大な翼を展開する能力を有しており、羽ばたきによる上昇や滑空などによる単独飛行が可能。この翼は非使用時には折りたたまれ機体に収納される。 また、S2機関を標準装備したことで活動限界時間の制約が無くなり長時間の戦闘が可能。(これにより予備電源などを搭載する必要がなくなったためウェポンラックなどの諸装備が廃された) 加えてS2機関によるものと思われる強靭な自己再生能力も備えており、コアとプラグが無事なら例えボディを真っ二つにされようとすぐに再起動する。 ただし欠損部位を生え変わらせることまでは出来ない模様。 ……この通りエヴァと言いつつも実際はほとんど使徒同然の能力を持つ機体である。 ゼーレとしてはサードインパクトを誘発させるための存在として用意したものだったらしく、S2機関や後述のロンギヌスコピーは儀式に必要なものであった。 対使徒用の量産化を前提として開発された弐号機との明確過ぎる外見や機能の違いはこういった部分からきているのであろう。 ダミープラグの性能故か若干動きが緩慢で表面的な戦闘能力はあまり高く無い模様。 しかし劇中ではそのビジュアルと情け容赦無い所業を見せつけ多くの観客、視聴者にトラウマを植え付けた。 **■武装 ・諸刃の剣 唯一標準装備されている格闘用装備。 機体の全高に匹敵する巨大な両刃の大剣(脚本では[[槍]]と表記)であり、エヴァのパワーも以てしても機体がふらつく程の重量がある。 扱いは難しいがエヴァの装甲をあっさりと両断する驚異的な切れ味を持つ。 ・ロンギヌスの槍(コピー) 上記の剣の正体。 [[ロンギヌスの槍]]を複製したレプリカであり、普段は大剣の形に変化しているが瞬時に形状変化し槍の形になる。 色が暗青色という違いはあるが二重螺旋型の形状で[[アンチA.T.フィールド>A.T.フィールド]]発生機能など戦闘面ではオリジナルと遜色ない性能を持つ。 **■劇中の活躍 ***□TV版 [[ミサト>葛城ミサト]]たちの会話の中で開発が行われているという話題が出てのみで直接の登場は無し。 ***□旧劇場版 ・Air 戦自の空戦部隊を壊滅させた弐号機を抑えるためゼーレの判断に基づき専用輸送機でジオフロント内に飛来。 9機で弐号機を取り囲むが完全復活し絶好調な[[アスカ>惣流・アスカ・ラングレー]]の凄まじい戦闘力を前に逆フルボッコ。 以下、各機のヤラレ方(劇中の順番で表記) 9号機→飛びかかって来た弐号機に頭部を潰され更に胴体ごと背骨を折られ大量出血し沈黙 11号機→押し倒され水中に没しプログナイフで頭部を突き刺され沈黙 7号機→プログナイフで右腕を切り落とされアイアンクローで反撃するも首をロックされそのままへし折られ沈黙 6号機→剣を掲げて飛びかかるが7号機が落とした剣を拾った弐号機と切り結んだ末袈裟切りにされ肋骨が飛び出し沈黙(多分一番粘った) 12号機→剣でボディを上下に両断され沈黙(場面に映った時には既に切り裂かれていた) 8号機→剣で左脚を切り落とされる 10号機→隙を突いて弐号機を押し倒すがニードルガンを頭部に二回続けて打ち込まれ沈黙 5号機→建物に叩き付けられめり込み頭部を握りつぶされ更に13号機に向かって投げつけられボディを拳で貫かれ沈黙 13号機→飛んできた5号機にぶつかり、更に5号機のボディごと胸部を貫通した弐号機の手でコアを鷲掴みにされ沈黙 全機弐号機の活動限界までの&bold(){約3分30秒}の間で撃破された。&del(){え、8号機が沈黙してない?気にするな} しかし再起動した9号機の投擲した剣がロンギヌスの槍に変化し弐号機のA.T.フィールドを貫通。 そのまま槍に頭部を貫かれた弐号機は同時に活動限界を迎え沈黙。 全機復活した量産機は動けない弐号機に群がり鳥葬の如く弐号機を捕食。このときの&font(#ff0000){&bold(){弐号機の内臓を喰い千切り飛翔し臓物を体外に引きずり出す映像}}はかなりグロい。 直後アスカの怒りに呼応して弐号機は再起動・暴走しようとしたが、上空にいた量産機たちはロンギヌスコピーを浴びせかけトドメをさした。 その後[[初号機>エヴァンゲリオン初号機]]に乗って地上に出てきた[[シンジ>碇シンジ]]に&font(#ff0000){&bold(){飛行しながらズタボロになった弐号機のボディを食い散らかす姿を見せつけ}}シンジと視聴者のトラウマスイッチを限界まで押し込んだ。 ・まごころを、君に 月から飛来したオリジナルのロンギヌスの槍と共に初号機を取り囲み空中にセフィロトの樹を描く。 その後現れたリリス([[レイ>綾波レイ]])と同化し頭部がレイの顔に変化。 このシーンも口の中から頭部が裏返り、その中から笑顔のレイの顔が出てくるという前述の捕食とは別の意味でグロい演出。 初号機を依代にサードインパクトを誘発させるべくロンギヌスコピーで各機が自身のコアを貫きS2機関を共鳴させ解放。 アンチA.T.フィールドを発生させ全人類のL.C.L.化を引き起こした。 しかしシンジが補完を拒否しロンギヌスの槍を破壊すると共に全ての量産機は石化。十字架の姿になり地表へと落下していった。 ***□[[漫画版>新世紀エヴァンゲリオン(漫画)]] 劇場版同様弐号機と対峙するが描写的に戦闘能力は劇場版以上。 さらに再生能力も損傷部分を完全に修復してしまえるほどになっており、増援に来た初号機をも追い詰める活躍を見せた。 **■ゲーム作品 ○エヴァンゲリオン バトルオーケストラ 動きにクセが強く、若干機動力が低い。しかし一撃一撃が重いため中々に強力。 超必殺技は仲間を呼んで相手を食い散らかす「鳥葬」。 ○スパロボシリーズ 原作の凶暴さを再現してか高い攻撃力にA.T.フィールドによる防御力、更に回復能力を備える凶悪機体。 ゲームにおける"量産機"への認識をぶっ壊す機体の一つである。 といっても大量生産機というわけではないのであまり量産機っぽくはないが。 **■立体化 ○プラモデル [[バンダイ]]からLMHGで発売。 『Air』版と『まごころを、君に』版の二種類が分けて発売された。 『Air』版は、下向きの顔と上向きの顔、両刃の剣が付属。翼は固定されて動かない。 『まごころを~』版は、「最終戦仕様」という名で発売された。こちらは、弐号機を食い散らした時の口を開いた顔が付属。 付属武器はロンギヌスの槍レプリカ。翼は柔軟素材を使い、ある程度動くようになっている。 ○リボルテック 初出の2007年版とこれをリニューアルした2012年の完全版が発売中。 一応、完全版は漫画版の名目だが実質旧劇版と言っていい仕様。 劇中のイメージに比べると幾分マッシブだが、かえって全体のフォルムが生々しくなり不気味さは増しているので結構な迫力。 本体以外にも剣やロンギヌスコピー、可動式の翼、損傷パーツなどが付属しかなりボリュームのある内容。 追記・修正は量産機を全て倒してからお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 旧劇場版当時は、ガンダムシリーズの影響で「量産機=ザコ」って誤解が世間に浸透していたころだった。でもこいつは量産機だけど強くて、「量産機の癖に強いなんておかしい」とか思った人もいるのでは? -- 名無しさん (2014-12-21 19:17:46) - スパロボMXでは下手なボスより強かった。こっちのATフィールド無効化してくるしあっちは固いし数多いし気力上がらんし。 -- 名無しさん (2014-12-21 19:23:20) - ↑?「待てぃ!」 -- 名無しさん (2014-12-21 19:29:29) - 春エヴァ前の時点でデザイン画が公開されたりプラモが出てたりしてたから、あの曲と共に飛来した時の「ついに来たか!」感は半端なかったなぁ。しかしそれだけに曲が終わった直後… -- 名無しさん (2014-12-21 19:34:32) - コアにヒビ入っても再生できるようだけど、プラグを壊したら動けなくなるのかな? -- 名無しさん (2014-12-21 19:46:29) - コアかプラグのどちらかが完全破壊されたら動けなくなるんじゃないかな -- 名無しさん (2014-12-21 20:24:53) - 漫画版で即座に全機ピカピカに再生したのは衝撃だった -- 名無しさん (2014-12-21 20:49:16) - ↑7 冥王様でイチコロよ -- 名無しさん (2014-12-21 20:59:27) - アスカ「完成していたの?」…ってどこで製造しているのを知った -- 名無しさん (2014-12-21 21:47:40) - ↑ドイツにいた頃から計画だけは知ってたんじゃないの? -- 名無しさん (2014-12-21 21:49:28) - スパロボMXではロム兄さんとフルボイス合戦したり、ケーンからうなぎ呼ばわりされたり、冥王様にぼっこぼこにされたりと楽しかったです。 ↑9 一応シリーズ最強クラスのEVA量産機だったからな -- 名無しさん (2014-12-21 21:59:33) - 小説版ANIMAではこいつらの死骸を使った敵や新型エヴァが登場するよ -- 名無しさん (2014-12-21 22:02:37) - エヴァシリーズって言葉を聞いた時、初号機と弐号機と量産機の計11機のエヴァの事を指してるのかと思ったら、量産機だけを指す言葉として使われていたのが妙に抵抗があった。「シリーズ」って言葉の使い方として紛らわしいような気がして(細かい事だけど)。 -- 名無しさん (2014-12-21 22:20:18) - ↑6冥王様でイチコロにしようとして逆に串刺しにされた俺が通りますよ。冥王様をメアリー・スーさせるくらいの勢いで強化してないと無理じゃないか? -- 名無しさん (2014-12-22 15:56:21) - 秀逸なデザインだよな。劇場で見た瞬間の生理的嫌悪感半端なかったし終始吐き気を催されたわ -- 名無しさん (2014-12-22 16:03:30) - ↑2 横からだが、自分は冥王様でフルボッコする場合は、精神コマンドフル活用してメイオウ攻撃(MAPのみ)だけで戦った。強化よりも相手にしないってほうのが冥王ぼっこがしやすい -- 名無しさん (2014-12-22 16:45:47) - エヴァ2だと全滅→復活で2戦目は異常に固くなる。 -- 名無しさん (2014-12-22 17:53:07) - 普通に首を切り落とすなり、槍で串刺しにするなりするだけで良いものを、わざわざ何度も噛みちぎって苦しめてから串刺しにしたのが許せなかった。 -- 名無しさん (2014-12-22 20:02:22) - 全体的にキモいけど、笑った時の表情はなんか好き(笑) -- 名無しさん (2014-12-22 21:34:01) - ロンギヌスの槍まで付属しているリボルテックのエヴァ量産機は傑作。ちょうど再販してるから値段も手頃でオススメです -- 名無しさん (2014-12-22 22:03:25) - 破の予告で白ウナギじゃない5号機と6号機を見たときには鳥肌が立った。ただの量産機じゃない新型エヴァが大暴れするんだと期待してた。結果、13号機まで出たけどどれもあのザマだ… -- 名無しさん (2014-12-22 22:21:47) - 初見の印象と劇中行動の嫌悪感がすごいけど武器や翼でEVAの中ではケレン味強いよね。立体のなかでは結構お気に入り -- 名無しさん (2014-12-23 18:48:03) - コイツとコイツに屠られた弐号機(と初号機)の口元が印象的過ぎて、新劇2号機の裏コード開放時の口が何かちゃちく見える -- 名無しさん (2014-12-23 21:11:07) - あの手加減無い感じはカヲルっぽいよね -- 名無しさん (2015-02-07 14:38:42) - てかシン予告の量産機がこいつじゃなくてマーク6のパチモンみたいなやつだったのが納得行かない -- 名無しさん (2015-02-07 15:10:47) - スパロボMXでは気力を直ぐに上げれば前MAPの螺旋城の集団よりかは楽に倒せる。 -- 名無しさん (2015-02-07 16:01:27) - 諸事情で使われなかった山下いくと版もカッコいい -- 名無しさん (2015-02-09 23:30:06) - ゲームだとシステム上では強敵だけど、展開的には噛ませ犬なんだよね -- 名無しさん (2015-04-29 17:27:38) - エヴァっぽくないと言われる量産機だけど、当然っちゃ当然だけ2~4号機と体が似てたりする。 -- 名無しさん (2015-05-27 17:58:23) - こんな調子なので、ぷちえヴぁでは完全に使途扱い。ゼルエルの子分という役柄 -- 名無しさん (2015-05-27 18:24:46) - 鳥葬よりも顔が裏返って綾波になるシーンの方がトラウマ。一体の顔から綾波顔がいっぱい出てくるシーンもあるし -- 名無しさん (2015-08-14 11:25:21) - コピーのくせに本物と同じ性能のロンギヌスの槍がチート過ぎる 槍込みなら多分エヴァ最強じゃないかと思う -- 名無しさん (2015-09-21 23:40:45) - S2機関にしてもロンギヌスにしても、ようコピーを9個も作れたもんやな。全世界が協力しても容易いことではなかろうに。 -- 名無しさん (2016-01-15 00:25:05) - αでマジンカイザー、真ゲッター、覚醒シンジさんでアスカを颯爽と助けてフルボッコにしたときはスカッとした -- 名無しさん (2016-01-15 00:44:10) - こいつ簡単に言うとサードインパクト起こすためだけの疑似使徒だよね? -- 名無しさん (2016-02-24 15:51:42) - ↑こいつに限らずそもそもEVAというもの自体が何にしても疑似使徒だけどな --   (2016-05-10 21:05:19) - 弐号機を鳥葬する直前のカットがヤバすぎた -- 名無しさん (2016-05-10 21:38:34) - 週間ファイルかなんかではどちらかというと初号機や弐号機などのモデルよりもむしろ零号機に近いって言われてたなエヴァシリーズ。なるほど確かに「兵器」としては完成していない。完全に儀式用のエヴァンゲリオンだ。 -- 名無しさん (2016-07-03 04:07:51) - そうかな? -- 名無しさん (2016-07-03 04:55:46) - 途中で送信してしまった、そうかな?パイロットは必要なく圧倒的な威力のあるロンギヌスの槍のコピーに飛行可能で再生能力も高く永久稼働して暴走もしないなんて最高最強の兵器でしょ -- 名無しさん (2016-07-03 04:58:33) - 四号機で失敗したS2機関搭載を、9機も成功させるとか、やっぱり意図的に消滅させたのかね -- 名無しさん (2016-07-26 03:34:07) - ↑2 そういえば全くもってその通りなんだけど、自分としてはそれだけの恐ろしい戦闘力はあくまで副次的なものじゃないかと思うんだよね。ゼーレの連中が「今補完計画発動するならこれぐらいの能力は欲しいよね」とか「槍くらいはレプリカでも持っとかなきゃ」みたいな感じでサードインパクトに備えてあれこれ作った結果かと… -- 名無しさん (2016-08-20 22:11:13) - とりあえず白鰻ども、皇帝と無限の力の使者にひれ伏せ -- 名無しさん (2016-08-27 20:27:47) - スパロボで全員倒せた時は原作の事もあってすごいすっきりした -- 名無しさん (2016-08-27 20:43:09) - マジンカイザー、真ゲッター、コンバトラーたちがシンジとアスカのもとへ駆けつける場面でマジ泣きしたのは俺だけではないはず -- 名無しさん (2016-10-16 23:46:05) #comment #areaedit(end) }

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