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SCP-1300-JP - (2017/06/03 (土) 01:46:50) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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SCP-1300-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[The SCP Foundation]]」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『Sへの供物』、オブジェクトクラスはEuclid。
この報告書は、ある大きな特徴を持っている。
*どういうオブジェクトなのか
SCP-1300-JPは、カスピ海北東に存在するシガスタン共和国にある、シガスタン聖堂遺跡で起こっている異常現象である。
この聖堂内には、オオハナレイヨウの死体が毎日たくさん降ってくるのである。
死体が出てくるときは聖堂内の空間に黒い穴が開き、そこから出てくる。
問題なのは死体を処理する時で、焼却あるいは粉砕などの手段で処理すると、周囲の人間に断末魔や悲鳴のような幻聴を起こさせるのだ。
同時により多くの死体を処理するほど、幻聴の範囲や強度はより高度なものになっていく。
第一次死体処理時は、範囲が際限なく広がったせいで一般住民が巻き込まれたり、処分の担当者が無期限休養に追い込まれたりした。
これによって出現するオオハナレイヨウには、
・生後1〜2歳の牝、死後まもない
・乱暴に心臓がむしり取られている
・円で構成されたシンボルが刻まれている
といった共通点が存在する。
財団がSCP-1300-JPを発見したのは、大量に現れた死体が聖堂の壁を破壊したため。
財団はシガスタン共和国政府と協力し、遺跡保護という名目でこのオブジェクトを収容、管理(死体を1匹ずつ処分)している。
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#right(){
SCP-1300-JP - Sへの供物
by y33r41
http://ja.scp-wiki.net/scp-1300-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
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&link_up(△)メニュー
&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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*………以上!
そう、この記事、数ある日本支部の報告書の中でも''最高レベルに短い''のである。
SCP財団の日本支部サイトでは管理者や有志によって日々たゆまぬ機能向上が目指されており、そのおかげで検索機能が充実している。
「複数タグ検索」のページを見つけたら、タグ「scp-jp」を入力して、「文字数の短い記事」順にして検索してみていただきたい。
このSCP-1300-JPが上から3番目に来ているのが見つかるだろう。(2017/06/03時点)
ところが第2位はジョーク区分であるSCウォオオアアアアアアアア-JP-Jであり、第1位の[[SCP-1111-JP]]は、記事が4ページに渡る関係で、投票モジュール部分しかカウントされていないのだ。
つまり、この記事は、''正規の「SCP-◯◯◯-JP」記事の中で、使用されている文字数が最も少ない''記事ということになる。
余談だが、次に短いのは[[例のSafeな仏像>SCP-209-JP]]。
ちなみに本家だと[[数行しかないやつ>SCP-____-J]]や[[そもそも一文字も使われてないやつ>SCP-2521]]があるので、それと比べたら普通(?)。
*…で、この報告書は何を言いたいんだ?
ざっと目を通した段階だと、このオブジェクトがいったい何を表しているのかさっぱり分からない可能性が高い。
ヒントは、報告書からちょっと外れたところに存在する。
まず、報告書のタグにある''「犀賀派」''。
次に、報告書の右にデンと張ってある野生のオオハナレイヨウの写真。&font(b){「学名:Saiga tatarica」}。
そう、このオブジェクト、日本支部の中でも極めて謎の多い要注意団体、「犀賀派」絡みの案件なのである。
この団体のトップに位置する犀賀六巳は、数々の並行世界を股にかける「救世主」で、常により多くの世界を救うことを考えて世界を飛び回っている。
だが、必要であれば一部の世界を切り捨てることも厭わないため、財団からは危険視されている。
そして、犀賀六巳の元には色々な世界から彼の思想に共感した信者が集まっている。この信者をひっくるめた全体が、「犀賀派」なのである。
この情報を踏まえてもう一度記事の冒頭を読んでみよう。
ある程度世界の国々の知識があるならば、「シガスタン共和国って何やねん!?」となるに違いない。
実はこの報告書が書かれたのは、基底次元(すなわち、我々が暮らしている世界)とはちょっと違う、並行次元の地球にある財団でのことなのだ。
その並行次元にはシガスタン共和国というのが存在するのである。
では、例のオオハナレイヨウは何なのか。
死体に刻まれている円で構成されたシンボルというのがポイントであり、このシンボルは「犀賀派」を象徴するマークなのである。
どういうマークかは「[["犀賀派"に関する一次調査報告>http://ja.scp-wiki.net/goi2015-saiga]]」(すなわち、犀賀派のハブページである)を参照されたし。
わざわざこんなマークをつけるということは、この現象は「犀賀派」の信者の仕業だということになる。
おそらく、どこかの並行次元にいる犀賀派の信者たちが、何らかの理由で犀賀六巳に対して生贄を捧げようと考えた。
その際に折角だからということで''サイガ(=オオハナレイヨウ)'!を使ったのだろう。
そして生贄は世界を繋ぐ穴に投げ込まれ、なぜか問題の次元のシガスタンに現れてしまった、というカラクリである。
生贄を使う次元が多ければ多いほど、シガスタンに落ちてくる生贄も増加する。
シガスタン側からすればいい迷惑である。犀賀派信者はこういうことがあるから厄介なのだ。
#center{&font(b){&size(30){SCP-1300-JP&br()&br()S}&size(6){aiga}&size(30){への供物}}}
*余談
日本支部2周年GoIコンテストの際に初版が作成された合作Taleである「[[犀賀とSaigaの往復書簡>>http://ja.scp-wiki.net/tale-saiga-boatob]]」では、犀賀六巳が他の次元にいる「Saiga」たちに向けて連絡を取ろうとしている。
SCP-1300-JP投稿後にこのTaleにも追記がなされ、シガスタン共和国にいる「Saiga」である、Sarah I Galbraithなる人物が犀賀に返信している。
彼女によると、シガスタン共和国がある世界では国も人も殺し合いをし続けているという。
それを見ていて、彼女は全てを救うことは不可能であり、犠牲は必要である、例えそれが世界であろうと、という結論を出したようだ。
世界が違っても、考えていることは似通うものなのだろうか。
追記・修正はシガスタンの地で塩漬けにされる湖を守りながらお願いします。
#include(テンプレ3)
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#right(){
SCP-1300-JP - Sへの供物
by y33r41
http://ja.scp-wiki.net/scp-1300-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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&font(#6495ED){登録日}:2017/06/03 Sat 01:46:50
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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SCP-1300-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[The SCP Foundation]]」に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は『Sへの供物』、オブジェクトクラスはEuclid。
この報告書は、ある大きな特徴を持っている。
*どういうオブジェクトなのか
SCP-1300-JPは、カスピ海北東に存在するシガスタン共和国にある、シガスタン聖堂遺跡で起こっている異常現象である。
この聖堂内には、オオハナレイヨウの死体が毎日たくさん降ってくるのである。
死体が出てくるときは聖堂内の空間に黒い穴が開き、そこから出てくる。
問題なのは死体を処理する時で、焼却あるいは粉砕などの手段で処理すると、周囲の人間に断末魔や悲鳴のような幻聴を起こさせるのだ。
同時により多くの死体を処理するほど、幻聴の範囲や強度はより高度なものになっていく。
第一次死体処理時は、範囲が際限なく広がったせいで一般住民が巻き込まれたり、処分の担当者が無期限休養に追い込まれたりした。
これによって出現するオオハナレイヨウには、
・生後1〜2歳の牝、死後まもない
・乱暴に心臓がむしり取られている
・円で構成されたシンボルが刻まれている
といった共通点が存在する。
財団がSCP-1300-JPを発見したのは、大量に現れた死体が聖堂の壁を破壊したため。
財団はシガスタン共和国政府と協力し、遺跡保護という名目でこのオブジェクトを収容、管理(死体を1匹ずつ処分)している。
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#right(){
SCP-1300-JP - Sへの供物
by y33r41
http://ja.scp-wiki.net/scp-1300-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
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&link_up(△)メニュー
&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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*………以上!
そう、この記事、数ある日本支部の報告書の中でも''最高レベルに短い''のである。
SCP財団の日本支部サイトでは管理者や有志によって日々たゆまぬ機能向上が目指されており、そのおかげで検索機能が充実している。
「複数タグ検索」のページを見つけたら、タグ「scp-jp」を入力して、「文字数の短い記事」順にして検索してみていただきたい。
このSCP-1300-JPが上から3番目に来ているのが見つかるだろう。(2017/06/03時点)
ところが第2位はジョーク区分であるSCウォオオアアアアアアアア-JP-Jであり、第1位の[[SCP-1111-JP]]は、記事が4ページに渡る関係で、投票モジュール部分しかカウントされていないのだ。
つまり、この記事は、''正規の「SCP-◯◯◯-JP」記事の中で、使用されている文字数が最も少ない''記事ということになる。
余談だが、次に短いのは[[例のSafeな仏像>SCP-209-JP]]。
ちなみに本家だと[[数行しかないやつ>SCP-____-J]]や[[そもそも一文字も使われてないやつ>SCP-2521]]があるので、それと比べたら普通(?)。
*…で、この報告書は何を言いたいんだ?
ざっと目を通した段階だと、このオブジェクトがいったい何を表しているのかさっぱり分からない可能性が高い。
ヒントは、報告書からちょっと外れたところに存在する。
まず、報告書のタグにある''「犀賀派」''。
次に、報告書の右にデンと張ってある野生のオオハナレイヨウの写真。&font(b){「学名:Saiga tatarica」}。
そう、このオブジェクト、日本支部の中でも極めて謎の多い要注意団体、「犀賀派」絡みの案件なのである。
この団体のトップに位置する犀賀六巳は、数々の並行世界を股にかける「救世主」で、常により多くの世界を救うことを考えて世界を飛び回っている。
だが、必要であれば一部の世界を切り捨てることも厭わないため、財団からは危険視されている。
そして、犀賀六巳の元には色々な世界から彼の思想に共感した信者が集まっている。この信者をひっくるめた全体が、「犀賀派」なのである。
この情報を踏まえてもう一度記事の冒頭を読んでみよう。
ある程度世界の国々の知識があるならば、「シガスタン共和国って何やねん!?」となるに違いない。
実はこの報告書が書かれたのは、基底次元(すなわち、我々が暮らしている世界)とはちょっと違う、並行次元の地球にある財団でのことなのだ。
その並行次元にはシガスタン共和国というのが存在するのである。
では、例のオオハナレイヨウは何なのか。
死体に刻まれている円で構成されたシンボルというのがポイントであり、このシンボルは「犀賀派」を象徴するマークなのである。
どういうマークかは「[["犀賀派"に関する一次調査報告>http://ja.scp-wiki.net/goi2015-saiga]]」(すなわち、犀賀派のハブページである)を参照されたし。
わざわざこんなマークをつけるということは、この現象は「犀賀派」の信者の仕業だということになる。
おそらく、どこかの並行次元にいる犀賀派の信者たちが、何らかの理由で犀賀六巳に対して生贄を捧げようと考えた。
その際に折角だからということで''サイガ(=オオハナレイヨウ)'!を使ったのだろう。
そして生贄は世界を繋ぐ穴に投げ込まれ、なぜか問題の次元のシガスタンに現れてしまった、というカラクリである。
生贄を使う次元が多ければ多いほど、シガスタンに落ちてくる生贄も増加する。
シガスタン側からすればいい迷惑である。犀賀派信者はこういうことがあるから厄介なのだ。
#center{&font(b){&size(30){SCP-1300-JP&br()&br()S}&size(6){aiga}&size(30){への供物}}}
*余談
「シガスタン共和国」の由来は、おそらく「滋賀県」。
滋賀県には犀賀派がらみのオブジェクトが多く、[[SCP-1233-JP]]「特別退避プロトコル"ノア"」、SCP-622-JP「枯れ庭」などが発見されている。
日本支部2周年GoIコンテストの際に初版が作成された合作Taleである「[[犀賀とSaigaの往復書簡>>http://ja.scp-wiki.net/tale-saiga-boatob]]」では、犀賀六巳が他の次元にいる「Saiga」たちに向けて連絡を取ろうとしている。
SCP-1300-JP投稿後にこのTaleにも追記がなされ、シガスタン共和国にいる「Saiga」である、Sarah I Galbraithなる人物が犀賀に返信している。
彼女によると、シガスタン共和国がある世界では国も人も殺し合いをし続けているという。
それを見ていて、彼女は全てを救うことは不可能であり、犠牲は必要である、例えそれが世界であろうと、という結論を出したようだ。
世界が違っても、考えていることは似通うものなのだろうか。
追記・修正はシガスタンの地で塩漬けにされる湖を守りながらお願いします。
#include(テンプレ3)
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#right(){
SCP-1300-JP - Sへの供物
by y33r41
http://ja.scp-wiki.net/scp-1300-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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