DPS(ゲーム用語)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/04/07 Sat 15:30:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- DPSとは、Damage Per Secondの略で、「単位時間当たりの火力」を指すゲーム用語。 日本語に訳すと「秒間火力」だが、DPSで通じるのであまり使われない。 これに対して一発当たりの火力は「単発火力」「瞬間火力」と呼ばれる。 基本的にはアクションゲームで多く使われる用語で、ターン制のRPGなどではまた考え方が異なる。 *概要 例えば、次のような例を挙げよう。 -30秒間に5回20ダメージを与えた。 -30秒間に1回100ダメージを与えた。 -30秒間に3回10ダメージ、2回35ダメージを与えた。 これらは内訳はそれぞれ異なるが、30秒当たりのダメージは全て100なのでDPSは同じである。 これがDPSの基本的な考え方となる。 「倒される前に倒してしまえばいい」というのは大抵のゲームで通じることなので、''基本的に''DPSを重視して職業、武器、戦法を選ぶのは間違いではない。 「DPSの高い戦法=有効打」というのは一つの真理である。 特にオンラインゲームは、基本プレイだけで有料である場合が多く、「効率よくプレイしなければならない」という考え方は多くのプレイヤーが共有している。 ただし、「個人DPSよりもパーティーDPS」という考え方もある。 例えば、「4人パーティーで1人がバフを行う」とした場合、1人分攻撃の手数が少なくなるのを他の3人をバフすることで上回れるか、という問題である。 この場合、バフ係のDPSはゼロだが、他3人の火力がそれを上回るほど上がっているなら、決してDPSの観点から見て損はしていない。 一方で、「DPS最重視」というのはあくまで机上論という一面もある。 例えば、「10秒間に20ダメージを3回与えるチャンスがある戦法A」と「10秒間に50ダメージを1回与えるチャンスがある戦法B」を比べよう。 DPSはAの方が上であるが、Aは10秒間に理想的に3回攻撃しなければならないのに対し、Bは10秒間で一度攻撃チャンスを掴めればそれでOKなのである。 また、DPSを重視する考え方は「効率厨」と呼ばれがちなのも事実である。 防御力を上げるバフなどは、DPSを上げる観点では役に立たないが、だからと言ってパーティーに貢献していないわけではない。 「効率最重視」だと軽視されがちなのは事実だが。 大事なことは、''ゲームと言うのはあくまで娯楽であり、楽しんだものが勝ち''であるということである。 「DPSを最重視し、最も効率よく勝てる手段を模索する」のも楽しみ方。 「DPSなんて気にしない、自分の気に入った戦い方をできればそれでいい」というのも楽しみ方。 唯一の真理は、''自分と考え方が合わないからと言って、自分のやり方を押し付ける''のは、どんなゲームだろうとNGである、ということぐらいだろう。 *DPT Damage Per Turn。1ターン当たりの火力である。 RPGでは、そこまで瞬間火力を重視しなくてもじっくりキャラクターを育てて挑めばクリアはできるバランスになっているので、さほど一般的ではない考え方。 だが、タイムアタックなどをやろうと思うと途端に重要な概念になる。 ドラクエVで「エスターク最短撃破」などに血道を上げた人も少なくないのではないだろうか。そう言う場合にはDPTを可能な限り上げる必要がある。 *どちらのバフが有効なのか? 攻撃力アップと攻撃速度アップ。DPSの観点から見るとどちらのバフが有効になってくるのだろうか? ゲームによってこの辺は色々だが、ここでは簡略化して考えてみよう。 「攻撃力100、攻撃速度10秒に1回」のプレイヤーが「防御力50」の敵を10秒間攻撃したとする。 この際、「攻撃力2倍」「攻撃速度2倍」の2種類をそれぞれかけるとどうなるのだろうか? なお、ダメージ計算式はシンプルに「攻撃力-防御力」とする。 -そのまま…(100-50)×1=50ダメージ -攻撃力2倍…(200-50)×1=150ダメージ -攻撃速度2倍…(100-50)×2=100ダメージ このぐらいだと、攻撃力2倍が最も有効であることがわかる。 では、プレイヤーのスペックはそのままに、相手を「防御力10」にするとどうなるだろうか? -そのまま…(100-10)×1=90ダメージ -攻撃力2倍…(200-10)×1=190ダメージ -攻撃速度2倍…(100-10)×2=180ダメージ 相手の防御力が下がると、攻撃速度アップの効果が高まることがわかる。 では、逆に相手を「防御力100」にした場合。 -そのまま…(100-100)×1=0ダメージ -攻撃力2倍…(200-100)×1=100ダメージ -攻撃速度2倍…(100-100)×2=0ダメージ この場合、攻撃速度アップには何の意味もないことがわかる。 ゲームによってシステムもバランスも様々なので、一概にこう、とは言えないが、基本的には「硬い相手ほど攻撃力アップが有効に機能する」というのは覚えておいて損はないかもしれない。 バランス取りの観点もあって、攻撃力アップの方が効果が制限されたり、コストが高くなっていることも多いので、使い分けを意識するとより有利になるはずだ。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - クッキー毎秒みたいな派生単位もあるよね -- 名無しさん (2018-04-07 15:33:19) #comment #areaedit(end) }
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