MW-ムウ-

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&font(#6495ED){登録日}:2009/07/03(金) 01:20:40
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[[&font(#0000ff){手塚治虫の漫画作品}>手塚治虫]]で、1976年から1978年にかけて連載。

2008年に映画化。
だが、オリジナル要素が強く、同性愛表現も控えめ。
主題歌はflumpoolの~Dear Mr. & Ms.ピカレスク~



■あらすじ

梨園(歌舞伎界)に生まれた甘いマスクを持つエリート銀行マンの結城美知夫には冷酷な犯罪者としての裏の顔があった。
犯罪を犯すたびに旧知の賀来神父のところに懺悔に行くことが彼の日常である。


▲主要人物

◆結城美知夫
[映画版―結城美智夫(玉木宏)]

両刀使いのメンヘルイケメン。獣k(ryも……。
悪魔的な魅力を持ち冷徹な犯罪に身を染める男が望むものは……。


◇賀来巌
[映画版―賀来裕太郎(山田孝之)]

神父。
過去に美知夫をレイプしたことがあり、いまでも肉体関係を継続している。
美知夫の救済のために邁進するのだが……。




▲ネタバレ
 
二人は16年前、ある島でMWという毒ガスが発生する事件に巻き込まれた人々の中の唯一無二の生き残り。

その毒ガス事件は政府の隠蔽により抹消され世間では知られていない。
その避難先にて少年時代、美知夫を強引に犯した賀来はその負い目と美知夫の懺悔から、
彼を&font(#0000ff){救済}すべく犯罪をやめさせようとするのだが、美知夫の悪魔的魅力に翻弄され、彼の計画に協力してしまうことに。

美知夫は毒ガスを吸ったショックとトラウマから心身ともに蝕まれ、
一切の理性を失い、またその後遺症から時折ひどい発作に襲われ余命わずかであった。

美知夫は自分の心身の健康を奪った毒ガス事件の当事者たちへの&font(#ff0000){復讐}として、
数々の誘拐事件と猟奇殺人を繰り返した末にMW(毒ガス)を奪い、全世界を自分の最期の道連れにしようとたくらむのである。









更にネタバレ







毒ガスの保管庫の場所を知るために、サティ中尉と肉体関係を結んだ美知夫。
まんまとMWを手に入れ、今度は空軍大佐の子供を人質をとり賀来と共にハイジャックする。
機内では人質である子供に毒ガスMWを袋をもたせていた。

警察は美知夫が飛行機を乗り換える際に、
美知夫にそっくりな兄を使い、ガスの入った袋を摩り替える作戦に出る。

結果もみ合いになり、どさくさに紛れ賀来がガスの袋をとりあげ、そのまま飛行機から身を投げた。
(賀来は海に落ち死亡。ガスの袋が開いている描写があるが、水で中和されるのか謎)

賀来を失ったことで落胆する美知夫だが、とっさの判断で兄とすりかわりまんまと逃げ延びるのであった。



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- 映画の出来映えがなぁ…、う~ん…、かなり惜しい…。  -- シルバーヘッド  (2013-07-29 13:17:58)
- 今じゃ珍しくもなんともない兄弟入れ替わりだけど、当時は衝撃的だったんだろうな  -- 名無しさん  (2013-09-01 00:19:13)
- 御大の先見性には恐れ入る。しかも、ただの同性愛漫画じゃないってのもスゴイ。  -- 名無しさん  (2014-10-14 22:28:53)
- スリル、サスペンスの傑作なんだが、唯一不満なのは、取って付けたように終盤で唐突に現れた双子の兄弟。伏線も何も無かったからご都合主義に思えた。  -- 名無しさん  (2014-10-14 23:11:10)
- 先生が「同性愛」テーマに描いてしかもただそれだけじゃないってのが凄かった。(犯罪性とか葛藤とか)  -- 名無しさん  (2014-11-08 22:37:43)
- 手塚先生はあらゆる悪を描こうとしたけどどの悪も中途半端になって終わってしまったと後悔したらしいな  -- 名無しさん  (2014-12-27 06:43:47)
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