関西本線

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関西本線」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2013/03/29(金) 08:59:59
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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関西本線(かんさいほんせん)は、名古屋駅とJR難波駅を結んでいる[[JR東海]]及び[[JR西日本]]の鉄道路線である。
名古屋~亀山駅間が[[JR東海]]、亀山~JR難波駅間は[[JR西日本]]が保有している。

&footnote(出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha75mie.jpg 日時:2016/01/03) 
&blankimg(kiha75mie.jpg,width=400,height=300)

加茂~JR難波駅間は[[大和路線]]、名古屋~亀山間は関西線という愛称が付けられているが、本項では関西線を含めて説明する。
元は関西鉄道によって作られた路線で路線名もそこから来ている。
私鉄時代は名阪を最短で結ぶ超重要路線であり、国鉄買収後もそれなりの地位を占めていたが、&br()新幹線の登場や[[東海道線>東海道線(JR東海)]]の急激な発達、さらに名阪国道や[[近鉄>近畿日本鉄道]]といったライバルにその座を譲った後は、&br()1973年に奈良駅~湊町駅、1982年に名古屋~亀山駅間が電化された以外は時代の波に取り残されていた。
しかし、JR民営化後に止まっていた時間が加速し始め、&br()加茂駅~JR難波駅間が[[アーバンネットワーク]]に指定され近郊路線として生まれ変わる。
一方で、JR東海側も快速「みえ」を創設して遅れていた時間を取り戻しつつある。
とはいってもJR東海側は所々単線区間が残っている状態の為、全線複線化している近鉄に大きく差をつけられている。
え、加茂~亀山間? 
知りません。

[[山陰本線]]同様に単線・複線、電化・非電化の路線が全て存在する非常にカオスな路線になってしまっている。
また、現在は&font(#ff0000){起点から終点までを通して走る優等列車が存在しない} 。
ただし、山陰本線と違って国鉄時代には名古屋~湊町(現JR難波)間全線通しの列車が走っていた時期もあった。

なお名古屋と大阪を往復する時、関西本線・片町線(学研都市線)・大阪環状線・東海道本線/東海道新幹線で1周する形の乗車券を買うと東海道線経由で往復するより運賃が若干安くなる。その代償として片道の所要時間が4時間を超える上、えきねっとや指定席券売機・みどりの券売機で購入することは出来ないが…。
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#contents

*使用列車

加茂~JR難波駅間は[[大和路線]]を参照。

&font(b){▼313系}
[[JR東海]]では御馴染みの車両。
2両編成の1300番台と4両編成の1000・1100番台が使用されている。

&font(b){▼キハ85系}
特急「南紀」で使用。
河原田から伊勢鉄道直通。
2022年度以降に後継車のHC85系で置き換えられる。

&font(b){▼キハ75形}
快速「みえ」で使用。
こちらも河原田から伊勢鉄道直通。
名古屋~奈良間を走っていた急行「かすが」で運用されたこともある。
主に0番台と100番台が使用されている。

&font(b){▼キハ120形}
関西本線では亀山~加茂駅間でしか見る事が出来ない。というかJR西日本の近畿エリアでこの車両が見られるのは関西本線のこの区間のみ。
0番台と300番台が使用されている。

&font(b){▼イセIII形}
伊勢鉄道の気動車。
伊勢鉄道の運行が四日市~津間のため、四日市~河原田間のみ乗り入れてくる。

**過去の車両(JR化後)
&font(b){▼キハ58系}
急行型気動車。JR東海所有車は急行かすがと快速みえに、JR西日本所有車は亀山-加茂-奈良の普通列車に主に使用された。
JR東海所有車は座席の交換・エンジン/変速機の換装・台車の交換などを行って時速110km/h運転に対応する車両もあった。

&font(b){▼キハ65形}
キハ58系列の冷房電源と編成出力確保用のブースター。
急行かすが・快速みえに使用。台車と座席を交換し、最高110km/h運転に対応する車両もあった。

&font(b){▼キハ82系}
曲線を描くパノラミックウィンドウの美しい特急型気動車。特急南紀に使用。

&font(b){▼103系・113系・165系・211系・213系}
いずれもJR東海の車両で、名古屋-亀山間の普通列車に使用。103系・113系・165系は313系第1次車のデビュー時に、213系は119系の取替に伴う313系の増備時に、211系は315系デビューに伴う中央本線の8両編成統一時に撤退した。

&font(b){▼イセI形・イセII形}
伊勢鉄道の気動車。イセII形のみ廃車後にミャンマーへと輸出された。

*停車駅
|BGCOLOR(gray):~種別|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#00a968):~&color(black){関西本線}&color(#FF4500){(JR東海)}|>|BGCOLOR(gray):~最長運転区間|
|~|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()00|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()01|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()02|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()03|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()04|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()05|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()06|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()07|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()08|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()09|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()10|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()11|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()12|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()13|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()14|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()15|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()16|BGCOLOR(#00a968):COLOR(white):SIZE(12):~CJ&br()17|~|~|
|~|~名&br()古&br()屋|~八&br()田|~春&br()田|~蟹&br()江|~永&br()和|~弥&br()富|~長&br()島|~桑&br()名|~朝&br()日|~富&br()田|~富&br()田&br()浜|~四&br()日&br()市|~南&br()四&br()日&br()市|~河&br()原&br()田|~河&br()曲|~加&br()佐&br()登|~井&br()田&br()川|~亀&br()山|~|~|
|BGCOLOR(white):~&color(red){特急}&color(red){南紀}|COLOR(red):~■|~━|~━|~━|~━|~━|~━|COLOR(red):~■|~━|~━|~━|COLOR(red):~■|~━|~━|~=|~=|~=|~=|&color(white,#1E90FF){伊勢鉄道}&color(white,#00BFFF){紀勢本線}直通|&bold(){名古屋⇔紀伊勝浦}|
|BGCOLOR(#FF4500):~&color(white){快速みえ}|COLOR(#FF4500):~■|~━|~━|~━|~━|~━|~━|COLOR(#FF4500):~■|~━|~━|~━|COLOR(#FF4500):~■|~━|~━|~=|~=|~=|~=|&color(white,#1E90FF){伊勢鉄道}&color(white,#00BFFF){紀勢本線}&color(black,white){参宮線}直通|&bold(){名古屋⇔鳥羽}|
|BGCOLOR(#003399):COLOR(white):~快速|COLOR(#003399):~●|~━|~━|~━|~━|~━|~━|COLOR(#003399):~●|~━|~━|~━|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●|COLOR(#003399):~●||&bold(){名古屋⇔亀山}|
|BGCOLOR(#006600):COLOR(white):~区間快速|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|~━|COLOR(#006600):~●|~━|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●|COLOR(#006600):~●||&bold(){名古屋⇔亀山}|

*主な駅一覧

言うまでもないが運転系統はJR東海区間、JR西日本非電化区間、JR西日本電化区間の3つに分かれている。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 00}&font(b){名古屋}
[[東海道新幹線]]・[[東海道本線>東海道線(JR東海)]]・[[中央本線]]、[[名古屋市営地下鉄東山線]]・[[名古屋市営地下鉄桜通線]]、&br()名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)、[[名古屋鉄道名古屋本線>名鉄名古屋本線]]、[[近鉄名古屋線]]乗り換え。
愛知県第一の都市にして日本第三位の大都市ターミナル駅。
関西本線は11~13番線。
因みに名古屋駅を出てすぐの笹島信号場から弥富駅までいきなり&font(#ff0000){単線区間}に突入する…。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 01}&font(b){八田}
名古屋市営地下鉄東山線、[[近鉄名古屋線]]乗り換え。(近鉄八田駅)
高架駅だが単線で、国鉄配線のため貨物列車が中線で待避していることが多い。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 04}&font(b){永和}
周囲が田園地帯で、&font(#008000){亀}がポイントに挟まって止まったりするユーモラスに溢れた駅。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 05}&font(b){弥富}
ここから複線区間。
名古屋鉄道尾西線乗り換え。
南側に100m程歩けば近鉄名古屋線(近鉄弥富駅)へも乗り換え可能。
因みに名古屋駅以外でJR・名鉄・近鉄3社が利用出来る唯一の駅である。
ちなみにこの駅は「日本で一番低い場所にある地上駅(海抜マイナス0.93m)」と言われているが、&br()実際は隣接する近鉄弥富駅の方が低い位置にあるのではないかという意見も出ている。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 06}&font(b){長島}
近鉄名古屋線(近鉄長島駅)乗り換え。
この駅の東側(愛知県と三重県の県境)で木曽川、西側で長良川と揖斐川の3つの大きい川を一気に渡る。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 07}&font(b){桑名}
近鉄名古屋線、養老鉄道養老線、[[三岐鉄道北勢線]](西桑名駅)乗り換え。
三重県内のJR・養老鉄道の駅では最も利用者が多い駅。ここから隣駅(朝明信号場)までの間に僅かだけ単線区間が存在する((三岐鉄道北勢線の橋脚があるため、複線化用地が確保できていない。運行上もかなりネックになっている))。
かつてはJR、近鉄、養老鉄道は改札が3社共用となっていた。特にJRと近鉄は中間改札なしで乗り換えが可能だった(養老鉄道は近鉄ホーム上に中間改札がある)。
が、2020年の改修工事にて遂に3社の改札が共用でなくなり、それぞれの改札を利用して乗車出来るように。

この桑名駅西側には「3種類の線路幅の線路が通る踏切」がある。
これは全国でもここだけで、北から近鉄(1435mm)、JR(1067mm)、三岐鉄道(762mm)という順番になっている。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 09}&font(b){富田}
近鉄名古屋線(近鉄富田駅)乗り換え。
三岐鉄道三岐線は近鉄富田駅だけでなく当駅でも乗り換えできたが、現在は旅客列車が全て近鉄側に行ってしまう為、乗り換えには300m程歩く必要がある。
(貨物列車は現在もこちらに来る)

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 11}&font(b){四日市}
平日は1日491本の列車が発着する三重県最大にして最も利用者が多いのターミナル駅である&font(#ff0000){近鉄四日市駅}は&font(#ff0000){ここでは乗り換え不可能}…!
(厳密に言うと徒歩で約20分ほど離れた場所に位置する)
近鉄と比べて寂れていることをよくネタにされるが、貨物では三重県最大のターミナル駅であり、石油やセメントのタンク車からコンテナ車まで様々な列車が発着する。貨物専用の支線もここから延びている。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 13}&font(b){河原田}
伊勢鉄道伊勢線乗り換え。
ここで関西本線のJR東海区間での複線区間は終了する。
特急「南紀」と快速「みえ」はここから伊勢鉄道へ直通。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){CJ 17}&font(b){亀山}
[[紀勢本線]]・関西本線(JR西日本区間)乗り換え。
JR東海とJR西日本の境界駅で、電化区間も一旦終了。
駅舎はリニューアルされているが実は大正時代の建築。
三重県で唯一城郭建築物が残る亀山城の最寄駅。
かつては機関区があり、現在もJR西日本の車両基地があるため構内は広く、使われてこそいないものの転車台も現存。

&font(b){▼}&font(b,#4B0082){加太}
関西本線非電化区間では唯一の終日完全無人駅。駅名は「かぶと」と読む。
ゴミ箱もない、けど灰皿はある。

&font(b){▼}&font(b,#4B0082){柘植}
[[草津線]]乗り換え。
三重県で初めて出来た駅にして三重県内にある駅としては唯一、JR西日本の「&font(#ffdc00){電車}」がやって来る駅でもある。ランプ小屋や便所、ホームなどは明治時代の開業当時のものが残っており、駅舎も建築年こそ不明だが昔ながらの木造駅舎が残る。
かつては機関支区があったため構内はやや広く、跡地は草津線用の留置線に転用されている。転車台も残っている。

&font(b){▼}&font(b,#4B0082){伊賀上野}
伊賀鉄道伊賀線乗り換え。共同使用駅で、伊賀鉄道の駅名標もJR使用となっている。
開業当初の明治時代に建築された駅舎が、130年以上経った今なお使われている貴重な駅。
伊賀上野の市街地は伊賀鉄道の上野市駅周辺にあり、駅名に反して周辺はかなり田舎。

&font(b){▼}&font(b,#4B0082){月ケ瀬口}
[[京都府]]最東端の駅。
戦後に設置された、この区間では新しい駅で、駅舎もモダンなコンクリート建築。梅の時期には月ヶ瀬へ向かうバスが発着する。

&font(b){▼}&font(b,#4B0082){笠置}
跨線橋・駅本屋・待合室・8両編成対応のホーム等を完備した駅。
かつての栄光を偲ばせる。
桜の名所として有名で、SLブームの時代から知られる撮影地。

&font(b){▼}&font(b,white,#00a968){Q 39}&font(b){加茂}
[[大和路線]]乗り換え。
ここから再び電化区間に入る。



追記・修正宜しくお願いします。

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- JRの黎明期を支えた221とキハ120系の並びを見られる唯一の駅、加茂  -- 名無しさん  (2022-05-20 22:48:29)
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