無限の剣製

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無限の剣製」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2009/06/21(日) 20:14:16
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 19 分で読めます

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&tags()
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#center(){&font(#ff0000){―――体は剣で出来ている}}



&ruby(アンリミテッド・ブレイドワークス){無限の剣製}
UNLIMITED BLADE WORKS

ランク:--(E~A++)

『[[Fate/stay night]]』に登場する[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]・[[アーチャー>アーチャー(Fate)]]の持つ「唯一」の[[宝具>宝具(Fate)]]。
また読みの「アンリミテッドブレイドワークス」は[[凛>遠坂凛]]√の副題ともなっている。さらに言うと開発段階のタイトルは『Fate/Unlimited Blade Works』だったとかなんとか。
ファンからの通称は読みの英語表記の頭文字をとって「UBW」。



※この項目は激しいネタバレを含みます











●目次
#contents

**【概要】
アーチャーこと英霊エミヤ、及び[[衛宮士郎]]が展開できる[[固有結界]]。

&blankimg(UBW.jpg,width=400,height=218)
&footnote(PS Vita版「Fate/stay night[Realta Nua] OP(製作:ufotable) ©TYPE-MOON/KADOKAWA SHOTEN)

厳密には宝具ではないが、彼の象徴という事で事実上アーチャーのものは彼の宝具とされている。
担い手のいない多数の剣の突き刺さった赤い荒野が展開される。現実世界との境界線は地を走る炎。

剣を構成するあらゆる要素を内包しており、一度オリジナルを視認して登録しておけば容易に複製することができる。ただし複製物は能力のランクが一つ落ちる。
ちなみに白兵戦で使う武器であれば結界内にストックされ、防具類も(使用時の魔力消費が激しかったり上手く複製できなかったりするが)ストックされる。
このランクが落ちるという説明は、本物に限りなく迫ることが出来るため実際のところ能力は本物と変わりない。
そのため、アテにならない。
(そうでなければ宝具の原典と相打ちになど持っていけない。仮に雑魚宝具ばかりだったとしても、コピー元を上回ると矛盾を起こして自動で崩壊する設定があるので同じことである)

また、投影時にオリジナルに宿る戦闘の経験や元の担い手の技量などを読み取るため、術者は一時的に元の担い手に近い戦闘能力を得ることができる。
セイバー√では、士郎は本来なら見切れるはずもない剣戟を、投影した『&ruby(カリバーン){勝利すべき黄金の剣}』に宿るセイバーの技量によって捌き、凌いでいた。

結界形成時に既に用意されている武器は魔力は消費しないが、結界の形成から維持まで魔力を消費し続けるのに加え、
破壊された物を再度複製する、もしくは結界を展開した後に新たに視認した武具を新調する場合は著しく魔力を消耗する。
ただ、凛√において士郎が凛からの魔力供給を受けてこれを発動した時、凛曰く「ちょっときつい」程度の消耗で済んでいるので、
少なくとも宝具の中では維持にかかる魔力消費量は少ないほうだと思われる(もっとも士郎とアーチャーで全く同じ消費量かは不明だが)。

[[きのこ>奈須きのこ]]曰わく、真っ当な方法での修行では基礎に10年、使いこなすのに更に10年かかる。

アーチャーと同じく士郎もこれを展開できる魔術回路は持っているが一人では魔力量が不足しているため、劇中では凛のバックアップ(魔力提供)を受けないと維持どころか起動すら不可能である。

前述の通り剣だけでなく、防具も複製可能だが、通常の2、3倍の魔力を消費する。
なお本来出来るわけない能力だが剣属性に特化しているから何とか実現できた、みたいな説明がされており、これはきのこによくある設定の矛盾である。
また後述の起源弾など例外もあるが基本的に白兵武器以外は投影できない。

一応気晴らしに雑貨品を複製したり、アニメでは寝ている凛のために赤いコートを作りかけているなど、魔術礼装などではないごく普通の物なら複製は比較的容易のようだが、士郎曰く
「中身の伴わないハリボテ」だとかなんとか。
不出来な陶芸品を投影していたのでその延長上…と言いたいがこれも剣からかけ離れた物質だったから失敗していたという流れだったので……よくある矛盾である。

この結界の中にはこれまでに視認した剣が既存しており、発動すれば全ての投影のプロセスを省略して使用可能である。

また、莫大な魔力を内包した宝具を無限に投影できることから、本来英霊に取っては禁じ手といっていい[[壊れた幻想]]を躊躇いなく使用することもできる。

コンマテ3によると神造兵装の投影は”原則”不可能。
そのため、後付けで強化された『&ruby(エクスカリバー){[[約束された勝利の剣]]}』も不可能となる。
同じくコンマテ3で似たような性能の型落ち品は存在するかもしれないと語られている。
しかし、当然ながら威力はセイバーの持つオリジナルに比べ劣るとされており、さらには公式曰く魔力不足で全性能を引き出すこともできないため、
セイバー√でセイバーが行った[[ライダー>ライダー(Fate)]]の『&ruby(ベルレフォーン){[[騎英の手綱]]}』の迎撃は難しいとされる。
但し、『約束された勝利の剣』ですら本人曰わく「完全な複製はできないが真に迫ることはできる」と語っており、桜√でも黒化したこれと思われる剣を士郎が使用している。
更に例えエクスカリバーを撃ちあっても相打ちにはもっていけるとまで言っているため、後の設定と矛盾している。

『EXTRA CCC』では『&ruby(エクスカリバー・イマージュ){永久に遥か黄金の剣}』というエクスカリバーの模造品が登場したが、こちらはマテ曰く本編時より錬鉄可能条件がアップしてるため可能になったためであるとのこと。

エクストラマテによるとランクEXの宝具も投影は不可能だが、例外として持ち主の協力さえあれば可能になる物もあるとのこと。
そして近代兵器は投影できないとされている……その割に電動リール付き釣竿は投影できたりするが、そこは突っ込んではいけない部分なのだろう。ギャグシーンだし、きのこも忘れてくれって言ってるしね!

もしも[[衛宮切嗣]]が士郎にきちんとした魔術鍛錬を施し、起源弾を士郎に見せていたら起源弾も投影できたらしい。
きのこ曰わく対策を取られないようにここぞという時に使うべき、との事。


なお、この二人の投影はあくまで固有結界からこぼれ落ちたものであり、厳密には本来の「投影魔術」とは性質が異なる。
そのため、本来の投影魔術を知っている切嗣や凛は士郎の投影に何か異質なものを感じ取り、切嗣は士郎に投影を使わないように誘導し、凛は殺意を覚えている。
かつての稀代の魔術師である[[キャスター>キャスター(Fate)]]ですら士郎の魔術の特異性に興味を持ち、
あるBAD ENDではわざわざ魔術標本にしているのを鑑みるに、相当異質且つキャスターでも独力では使えない代物の模様。
魔術協会の魔術師も士郎の魔術を見れば良くて[[封印指定>封印指定(TYPE-MOON)]]、下手するとキャスターと同じ行動に出てる可能性まであるため、凛は士郎の魔術及び固有結界については決して知られないように気をつけている。
凛曰くこの二人が行った投影で出来たものを『偽物』と判断できる魔術師は少ない(魔術的に見れば本物と相違ない)ため、悪用すれば富を築くこともできるとか。

この能力に必要とされる、士郎が物の構造の把握が得意で、更に対象の歴史・使い方・伝承・製作者のことまで把握してしまう超解析能力(少なくとも凛には不可能)については、
解析出来ないと複製出来ないから解析するという「鶏が先か、卵が先か」の様な表現しか作中ではされていない。


**【発動詠唱】
同じ固有結界とはいえ士郎とアーチャーのものを比べると、発動の際の詠唱に差異があり、士郎が詠唱する呪文が日本語であるのに対しアーチャーは英語。
士郎の物と比べるとアーチャーは呪文の内容に悲壮感が漂う。

***呪文
-アーチャーver
#blockquote(){I am the bone of my sword.
(体は剣で出来ている。)


Steel is my body, and fire is my blood.
(血潮は鉄で、心は硝子。)


I have created over a thousand blades.
(幾たびの戦場を越えて不敗。)


Unknown to Death.
(ただの一度も敗走はなく、)


Nor known to Life.
(ただの一度も理解されない。)


Have withstood pain to create many weapons.
(彼の者は常に独り剣の丘で勝利に酔う。)


Yet, those hands will never hold anything.
(故に、その生涯に意味はなく、)


So as I pray,UNLIMITED BLADE WORKS.
(その体は、きっと剣で出来ていた。)
}

-士郎ver
#blockquote(){体は剣で出来ている。
(I am the bone of my sword.)


血潮は鉄で心は硝子。
(Steel is my body,and fire is my blood.)


幾たびの戦場を越えて不敗。
(I have created over a thousand blades.)


ただ一度の敗走もなく、
(Unaware of loss.)


ただ一度の勝利もなし。
(Nor aware of gain.)


担い手はここに独り。
(Withstood pain to create weapons,)


剣の丘で鉄を鍛つ。
(waiting for one's arrival.)


ならば我が生涯に意味は不要ず。
(I have no regrets.This is the only path.)


この体は、
(My whole life was)


無限の剣で出来ていた。
( "unlimited blade works")
}

***士郎とエミヤの違い
呪文詠唱に加え、二人の”無限の剣製”には結界内の風景にも差違がある。

どちらも地面が荒野なのは共通しているが、アーチャーの固有結界は&bold(){空を巨大な歯車がひしめいている}もの。
対して士郎は&bold(){何も遮る物のない燃えるような赤い空}となっている。
これは固有結界が心象風景ということが要因であり、士郎とアーチャーの内面の違いからである。

また、HF(桜)ルートでは士郎は移植したアーチャーの腕から記憶を読み取って宝具を投影していたが、固有結界は使用できないと判断している。
これは腕から入ってくるのはあくまで「英霊エミヤの『無限の剣製』」であるため、エミヤならぬ衛宮士郎には彼の世界は作れないから。((忘れられがちだが「英霊エミヤ」と「衛宮士郎」は違う世界、違う人生を歩んだ(またはこれから歩む)「別人」である。固有結界が心象風景の具現化である以上、たとえ起点が同じであろうが、たとえどれほど似通った性質であろうが、別人とまったく同じ心を持ち合わせることは不可能。))
後日談では修行しなおせば固有結界を使えるようになると凛が推測しており、それによって展開される『無限の剣製』はまた違った景色のものになると思われる。


**【主な投影品】
◇&ruby(かんしょう){干将}・&ruby(ばくや){莫耶}
◇&ruby(カリバーン){[[勝利すべき黄金の剣>カリバーン]]}
◇&ruby(アヴァロン){[[全て遠き理想郷]]}
◇&ruby(カラドボルグⅡ){偽・螺旋剣}
◇&ruby(ロー・アイアス){[[熾天覆う七つの円環]]}
◇&ruby(デュランダル){[[絶世の名剣]]}
◇&ruby(ナインライブス・ブレイドワークス){[[是・射殺す百頭>射殺す百頭]]}
◇[[宝石剣ゼルレッチ]]
◇&ruby(ルールブレイカー){[[破戒すべき全ての符]]}
◇&ruby(エクスカリバー){[[約束された勝利の剣]]}/&ruby(エクスカリバー・イマージュ){永久に遙か黄金の剣}
◇&ruby(フルンティング){赤原猟犬}
◇&ruby(ザリチェ){右歯噛咬}・&ruby(タルウィ){左歯噛咬}
◇黒い洋弓

◇20万3000円相当の釣り竿&リール
◇いつもの赤いコート
◇綿飴機


この他にもアーチャーは千を超える宝具を貯蔵しており、その宝具から様々な戦闘技術を獲得しているという。
ただし『全て遠き理想郷』はアーチャーは既に記憶が摩耗したために正確なイメージができず、またセイバーとの契約も絶たれているため投影出来ない。



**【相性】
一見ものすごく強そうに見えるが、強力な[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]相手だと「多少厄介」程度のモノとされている。

なぜなら、投影した贋作では一つの武器を究極まで極めた担い手には対抗出来ない為。
作中では「千の武器も究極の一には及ばない」と表現されている。((原作での士郎曰くギルガメッシュにはあるが自分にはそれだけの身体能力がないとのこと。実際同じ戦法で筋力以外はエミヤとステータスに差がない冬木でのギルガメッシュは英霊殺しと言われるまでの強さを見せている。投影宝具と原典宝具の違いも含めてもあくまで人間である士郎の戦法にのみ当てはまるものだろう。))

しかし劇中ではFate(セイバー)ルートにて、
『生前のセイバーですら1回殺すだけでも困難な難敵』であり、『Aランク以上の攻撃しか通用しない上に12回殺さないと消滅せず、しかも同じ攻撃は効かない((ただし、これを忠実に再現すると強すぎるため、Fate原作一つを取って見ても描写には非常にブレがある))』というデタラメなスペックの[[バーサーカー>バーサーカー(Fate)]]をアーチャーは&bold(){6回も殺している}。
また、マスターが凛になることによって万全な状態のセイバー相手であっても、「マスターの機転のみが勝敗を左右する」つまり「サーヴァント同士は互角」と言っていい状態に持ち込むことが可能とされている。

そのため、「多少厄介な程度」という解説に対して、「性能詐欺」「七不思議レベルの謎設定」等と言う突っ込みがファンから多々入っている。
この矛盾に関しては、「闇雲に使うと多少厄介な代物止まりだが、状況に合わせて宝具を適切に使う事で真価を発揮する宝具である」という解釈が存在する。


ただし[[ギルガメッシュ>黄金のサーヴァント]]に対しては例外的なまでに有効とされており、それは『[[王の財宝]]』にとって『無限の剣製』が天敵と言えるほど相性が悪いことに由来する。

大雑把に言うと、「大量の宝具を操る」という点は同じだが、目当ての宝具を探して引っ張り出す必要のある『王の財宝』とは違い、『無限の剣製』は「既にそこにある」ので、宝具を出すタイムラグが無い。
また無限の剣製特有の長所として、ギルガメッシュはあくまで「所持」しているだけなのに対して、アーチャー(と士郎)は「宝具の培ってきた憑依経験」を読み取ることで、ある程度使いこなせる(本来の担い手には及ばないが)。


原作ではアーチャーよりも未熟な士郎の展開した『無限の剣製』ですら、ギルガメッシュと互角以上に立ち回れた。このことからも、その相性の悪さが伺える。((新たに発売されたアニメのビジュアルガイドでは、「音速の斬撃を繰り出すのが当然のサーヴァントが相手」で、かつ「セイバーですら通常の斬撃では仕留められない腕前のギルガメッシュ」に士郎が勝利を納めた理由の一つとして『士郎が十年前の言峰同様、人生で最も輝いていた瞬間(サーヴァントでいう「全盛期」)であり、通常より遥かに身体能力が向上していた』という無理のある説明がされた。))

もっとも、これはギルガメッシュが想定外の事態に焦っていたことなども勝利の要因らしく、士郎曰く「相手が冷静になったら敗ける」とされている。((2015年時点で、「音速域で斬りかかる英霊の攻撃に対して、無手の状態から後出しで武器を出して防御しても十分間に合う程、『王の財宝』のタイムラグも短い」「ギルガメッシュが本気を出せば、千を優に超える宝具を瞬時に展開してのけた」等の設定(どちらも別の土地での話ではあるが)から、現在ではこの相性論に関しては疑問の声も挙がっている。))


近年のアニメのビジュアルガイドでは、ギルガメッシュは意地を張って、士郎相手ではCランクの宝具しか使おうとしないためだとされている(なお士郎の見立てではそのランクならば、アーチャーなら同じ物をぶつけずとも双剣で切り払えるとのこと)。
高位の宝具にもなればなるほど複製に時間がかかり、さらには宝具が高位になればその分使用の際の消費もかかってしまい、もしバーサーカーの時と同様にAランクなどを使用していた場合、ビジュアルガイド曰く複製に時間が掛かってしまい、追いつかなかったとのこと。((尤も、投影に要する時間に関しては昔からゲームの中で本人が指摘していたことであり、だからこそ、莫大な消費がかかっても所要時間の問題を全て取り払える結界を展開する必要があった。))
もっともこれはアニメでの話で原作でも同じかは不明。

他にも「普通乖離剣を抜く前に上位の宝具を撃つだろう」とか、「投影出来る物は剣に類するもの(とせいぜいが防具程度)なので、ギルガメッシュの方は投影出来ない宝具の原典を多数所持しているはずである」とか、色々突っ込みどころがある解説だが、
&font(#ff0000){きのこの設定や解説があてにならない・なかったことになる・本人が忘れるのはよくあることなので話半分に聞いていたほうがよい}。


また、あの慢心が体の一部である英雄王ではまずありえないが、切り札たる乖離剣は投影不可能なこともあり、最初から持ち出されたらまず勝てない。

しかし使用した場合は敗北より遥かに重い屈辱を味わうとのことであり、UBWルートでは士郎の優勢に焦ったギルガメッシュが『王の財宝』から乖離剣の柄を取り出したが、
それを見た士郎が咄嗟に柄を掴んだ手を腕ごと断ち切って使用を阻止している((UFO版アニメでは、ギルガメッシュがとりだした乖離剣を一瞬掴む(使う)か躊躇っている。))。

%%後付けでどんどんとんでもないことになっている%%『[[王の財宝]]』の多種多様な宝具ならば、『無限の剣製』の打破自体は可能と思われるが、
「格下」の「雑種ですらない贋作」である士郎相手にギルガメッシュが本気をだすこと自体がほぼあり得ないことであることが、ギルガメッシュにとって相性の悪い相手である理由と言える。


**『エミヤ』
”無限の剣製”を使用する際に流れるBGMは『エミヤ』という曲で、神曲と名高く、アニメや劇場版、『[[Fate/EXTRA]]』等、士郎やアーチャーが関係する作品でほぼ毎回アレンジが作られている。
もちろん展開時でなくとも流れるが、ほとんど士郎の投影魔術の使用時やクライマックス。

幾度もアレンジが作られているが、この曲が流れると英霊エミヤは誰が相手であっても『必ず負ける』ある種の処刑BGM。EXTRAでは真名も曲のタイトルも変わっているのでノーカン。
一方で彼以外の戦闘、例えば士郎の戦闘時で流れた場合はほぼ勝ちが確定する、『約束された勝利の曲』。逃したのはUBWの最後の金ぴか戦でハプニングが起こったぐらい。

&font(#ff0000){何故かNHKのスパコン特集の終盤にこの曲が流れた事がある。}


**【メディア展開において】
***アニメ「Fate/Staynight」
VSバーサーカーにて発動。
発動後、バーサーカーと相対すると同時に暗転、凛の令呪が消え去りアーチャーの運命が暗に描写される。敗北したものの、バーサーカーのライフストックを6つ奪う事に成功した。

***アニメ「Fate/Staynight[UBW]」
放映当時、アニメオリジナル要素として士郎の心象風景は青空らしき描写が存在したが、BDでは修正されている。

***『[[Fate/EXTRA]]』
アーチャーの宝具として登場。詠唱はフルボイスではないが、演出はかっこいい。 
その効果は、『投影スキル(投影宝具での攻撃)』の威力を引き上げるというもの。展開中に放たれる『偽・螺旋剣』や『鶴翼三連』の威力は半端ではなく、まさにトドメ専用宝具。
展開して投影宝具を連発し、『錬鉄の英雄』の本懐を魅せてやろう。

ただ、[[キャス狐>キャスター(EXTRA)]]の宝具と違ってスキルに必要なMPはしっかり消費する。下手すると展開したのにMPが足りなくて投影スキルが使えない、なんてことも。
また、この宝具を使った手では相手も普通に行動をとる。
相手のガードに合わせるなり、スタンで補助するなりしてやらないと、下手をすればBGMが流れて敗けるなんていう無駄な原作再現をするハメになる。ご利用は計画的に。

ちなみに続編の『CCC』では、上記のとおり無限の剣製発動中のみ使用できる新技『永久に遥か黄金の剣』を取得する。
名前で察しがつくと思われるが、エクスカリバーを投影して敵を斬りつけるという超火力技。
夢とロマンにあふれ、性能も申し分ないが、MP消費量はギルガメッシュの『乖離剣・エア』(消費MP150)に次ぐ120。キャスターもびっくりである。
ギルガメッシュのようにMPの時限回復スキルも、キャスターのように消費MPをチャラにする宝具も持たない上にMP量も普通のアーチャーには重すぎる消費量なので、使う際にはマスターによる補助が必要不可欠。
…必殺技を誰かに補助してもらわないと出せないとか、こんなところで士郎っぽさを出さなくても…


***『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』
アーチャーのクラスカードとしてエミヤ(の能力)が登場。
『&ruby(インストール){夢幻召喚}』によってアーチャーのクラスカードと一体化した[[イリヤ>イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(プリズマ☆イリヤ)]]と、アーチャーのクラスカードを寄り代にイリヤから分離した[[クロ>クロエ・フォン・アインツベルン]]が使用している。
クロはクラスカードと常に一体化しているために使えてもおかしくはないが、アーチャーの「真名」を知らないためか『無限の剣製』は使用していない。

後に登場した、[[原作に近い並行世界の衛宮士郎>衛宮士郎(プリズマ☆イリヤ)]](ファンからの通称は美遊兄)は投影魔術に加え、彼自身のモノローグや敵のセリフから『無限の剣製』の展開も可能なようだが、魔力不足により展開できなかった。

……しかし、妹を送り出したのち、アンジェリカとの対決にてついに使用。「&bold(){無数に剣が突き刺さる月も星もない闇夜の雪原}」という、詠唱もエミヤや本編士郎のものとは違う、非常に衝撃的な光景であった。

使用できたのは[[美遊>美遊・エーデルフェルト]]から魔力の供給(に似たもの)があったためで、後に自力で使用しようとした際には魔力不足などから失敗している。


呪文
-美遊兄ver
#blockquote(){体は剣で出来ている。
(I am the bone of my sword.)


血潮は鉄で心は硝子。
(Steel is my body,and fire is my blood.)


幾たびの戦場を越えて不敗。
(I have created over a thousand blades.)


たった一度の敗北もなく、
(Unaware of begining.)


たった一度の勝利もなし。
(Nor aware of the end.)


遺子はまた独り。
(Stood pain with inconsitent weapons.)


剣の丘で細氷を砕く。
(My hands will never hold anything.)


けれど、
(――――yet,)


この生涯はいまだ果てず
(my flame never ends.)


偽りの体は、
(My whole body was)


それでも
(still)


剣で出来ていた――――!!
(“unlimited blade works”)
}

***『[[Fate/Grand Order]]』
[[エミヤ>アーチャー(Fate)]]の宝具。詠唱はやはり省略版だが、使用時にはちゃんと『エミヤ』が流れる特別仕様。
ゲーム内ではBuster属性の防御無視の全体攻撃で、相手の攻撃がダウンする。宝具強化があるので忘れずに強化しておこう。

ちなみにモーション改修時に宝具演出も変わっており、改修後はアニメUBWのような豪華演出に変わっている一方、旧モーションでは投影した剣の中にしれっと『偽・螺旋剣』が混ざっていた。

後に追加された[[エミヤ・オルタ]]の宝具も同様に"無限の剣製"だが&bold(){"&ruby(アンリミテッド・ロストワークス){無&font(l){限}の剣製}"}と読みが異なるほか、『限』の部分に傷のようなものが入っている。
この宝具は「固有結界を内包した銃弾を敵に撃ち、内部で破裂させる」という凄惨なもの。
また一瞬だけ映る固有結界の心象風景は「&bold(){黒い荒野と血のように赤く染まった空、そしてひしめく巨大な歯車の動きを鎖が縛っている}」という、これまでの三人とはまた違う光景。
こちらはArts属性の防御無視の単体攻撃である。


**【余談】
-他者が”無限の剣製”は使えるのか?
ロマンに溢れる性能や詠唱のせいか、web小説では「ぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこう」に付加される能力の最右翼にあげられる。

…これについて設定上、固有結界は、桜ルートで矯正された士郎にも問題なく使えるように人格などは関係ないが、
個人の心象風景、すなわち魂のあり方そのものであるため、衛宮士郎以外が『無限の剣製』を使えるということは設定上あり得ないと言われることが多い。

ただし、[[Fate/Zero]]において[[イスカンダル>ライダー(Zero)]]の宝具[[王の軍勢]]は軍団全員が共通の心象風景を持つが故に軍団全員の力で展開できるとされるような例外もあり、
ホロウのミニゲームの花札道中記においてイリヤが「固有結界は継承可能」という言葉を発しており(その中身(無限の剣製や[[枯渇庭園]]など)は別として、あくまで固有結界という魔術は継承可能、という程度の趣旨の可能性も高いので何とも言えない)、
ファンの間では解釈が分かれている。











#center(){
――そうだ、剣を作るんじゃない――

――俺は、無限に剣を内包した世界を作る――

――それだけが、衛宮士郎に許された魔術だった――
}




この項目は、無限の編集で出来ていた!

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました  -- 名無しさん  (2017-01-25 22:15:21)
- 雪原のUBWはEmiyaの曲じゃなくてローレライの曲が流れそうなくらい悲壮感凄まじいのう  -- 名無しさん  (2017-01-27 10:06:55)
- ゲイボルグやガラティーンも投影できるようになってただの万能宝具って感じ。もうあんまり縛りもないんかな  -- 名無しさん  (2017-01-27 11:55:12)
- ↑ゲイボルクは剣じゃなく魔力消費が多いのであまり使わないだけで前から投影は出来たはず。あとガラティーンについてはエクスカリバーイマージュと同じく無銘だから出来るだけでエミヤには出来ない縛りは健在でしょ  -- 名無しさん  (2017-02-05 21:30:58)
- 双剣を銃に改造もできるんだな  -- 名無しさん  (2017-03-04 21:26:55)
- ロストワークスも書きたいな  -- 名無しさん  (2017-03-10 15:34:48)
- 王の軍勢は全員が共通した心象風景を持っているから登場・維持出来るだけであって起動はあくまで心象風景の要であるイスカンダルしか出来ないので例外どころかまさに説明どおりじゃないかね  -- 名無しさん  (2017-03-10 16:11:20)
- ロストワークスの詠唱とかめっちゃ悲惨なことになってそう  -- 名無しさん  (2017-03-13 22:46:23)
- ↑最初の三節は今まで共通だったけどロストの場合どうなってるだろうね  -- 名無しさん  (2017-05-17 22:18:25)
- FGOのラインスタンプにこれの詠唱の一説あったけど、使い所がなさすぎませんかねぇ...  -- 名無しさん  (2017-06-04 21:03:52)
- 結果以内にあるから出すタイムラグが無いのはいいけど、取りに走る分のラグはどうしても生じるんじゃあ  -- 名無しさん  (2017-06-14 16:22:41)
- 士郎の結界は青空が良かった  -- 名無しさん  (2017-06-14 22:25:00)
- ↑2よ。取りに走る必要も無く手元に手繰り寄せられるぞ。  -- 名無しさん  (2017-06-14 23:45:07)
- ↑2 だってそりゃあ「澄み渡った青空」って程未来が明るい訳じゃないしなぁ。「今は晴れてるけどいつか曇るかもしれない朝焼け」ってくらいが妥当な気がする  -- 名無しさん  (2017-09-22 01:45:39)
- ↑ちなみに朝焼けがきれいだとその日は雨になるっていう昔ながらの天気の予測法があってな…  -- 名無しさん  (2017-09-22 02:49:08)
- 繧ャ繧ュ縺ッ髱堤ゥコ縺悟・ス縺坂擘?  -- 名無しさん  (2017-10-02 23:43:47)
- そもそも自分の未来が澄み切った青空のように輝かしいものになると何の疑いもなく信じられる人間なんているのだろうかね?そういう意味では、士郎以外だろうと固有結界の空が雲一つない青空になるような人間はいないと思う  -- 名無しさん  (2017-10-02 23:56:25)
- 無元の方の読みってどうなるんだろう。リミテッドゼロオーバーとか?  -- 名無しさん  (2018-04-05 10:35:33)
- ↑2 澄み切った青空してた王様と愉快な仲間達がいましたね・・・  -- 名無しさん  (2018-04-05 12:01:11)
- 体はエプロンでできている。血潮は包丁で心はしゃもじ。幾度の厨房を超えて三ツ星。ただ一度の手抜きはなく、ただ一度の飯マズもなし。作り手はここに独り。キッチンにて飯を作る。ならば我が料理に失敗は不要ず。この体は無限のエプロンで出来ていた。  -- 名無しさん  (2018-05-03 23:22:51)
- 幾たびの洗浄を越えて腐敗…  -- 名無しさん  (2018-06-27 11:03:28)
- ディスガイアにどう見てもパクリな剣技がある。いやまぁあのシリーズでパロネタは定番なんじゃが…  -- 名無しさん  (2018-09-01 19:27:44)
- 性能読み取るだけで何で身体能力まで上がるのか謎だったが突っ込んだ人いるのか。そりゃそうか。  -- 名無しさん  (2018-09-27 13:25:00)
- 起源弾は投影中に自爆したりしないんだろうかって無駄な心配をずっとしてる  -- 名無しさん  (2018-11-05 14:53:46)
- バーサーカーはバーサーカーだから本来の卓越した武技や宝具等の本領を発揮できないし、ギルガメッシュはギルガメッシュだから言うほど「強力なサーヴァントに対しては多少厄介な程度」も嘘じゃないと思う。ここで言う強力なサーヴァントってのが自らの宝具の担い手として卓越した技量と経験のある英霊と考えれば、相手の戦闘スタイルや生前の逸話に対してよほど有利なものを繰り出せない限りエミヤ側は不利だろう。  -- 名無しさん  (2018-12-16 00:40:21)
- ↑それでなお五次内どころかカルデア勢が出張っても一回殺すのに大苦戦するのがバサクレスやぞ  -- 名無しさん  (2019-02-08 12:55:33)
- ↑グランドや神霊、ビーストが山程いる変態勢力はNG。それは置いといてエミヤでバサクレス6回殺すって相当な壊れよな  -- 名無しさん  (2019-04-24 12:04:48)
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