猫娘(ゲゲゲの鬼太郎)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/04/09 Mon 13:06:30
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&sizex(5){&font(b,#ff3300){あたし 魚とかねずみを見ると ねこの顔になるの}}}



「猫娘」とは、[[水木しげる]]氏の漫画作品[[ゲゲゲの鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(原作)]]に登場するキャラクターである。

#contents

*&bold(){【プロフィール】}

[[身長]]:136cm / 体重:29kg
年齢:鬼太郎より1歳年長(昭和28年生まれ)
好物:魚、ねずみ、鰹節

*&bold(){【概要】}

前身は「[[墓場鬼太郎]]」における「寝子」。

「ゲゲゲの鬼太郎」におけるヒロインであり、鬼太郎のガールフレンド。
メディアによっては「ねこ娘」「ネコ娘」とも。
普段はおかっぱ頭にリボンが特徴的な人間とさほど変わらない美少女の姿をしているが、
ひとたび興奮したり魚やねずみなどを視認すると、&bold(){口が裂け目が金色に染まり大きく吊り上がった化け猫のような姿に豹変する。}

猫の妖怪と人間の間に生まれた&bold(){半妖怪}とされているが、ねずみ男と違ってそこまで掘り下げられたことはなく、
ねずみ男が半妖怪であることを蔑むなど完全な妖怪として描写されることも多々ある。というか&font(b){そっちの方が多い}。((血筋の描写は鬼太郎やねずみ男でさえ一定ではない))


**&bold(){【猫娘、進化の歴史】}
今でこそ鬼太郎ファミリーの一員として広く知られているが、実は原作初登場(1960年代の少年マガジン詩)の時は&bold(){一発限りのゲストキャラクターという扱いであった。}((ただし、砂掛けばばあ・児泣き爺・一反木綿・ぬりかべも最初はポッと出のキャラクターだった。というより、ベアードたち西洋妖怪の引き立て役として殺される役回りだった。))
原作でレギュラーとしての地位を確立するのは2期の放映前である「週刊少年サンデー」での連載時期((1971年9月26日。アニメ2期放送は10月7日))からであり、その時の名前も&bold(){猫子}であるほか服装と髪型が異なっており、
デザインが現在の水木先生のイラストや設定に固まったのは3期放送中に連載されていた頃であった。
つまり我々がよく知る猫娘は半ば&bold(){アニメからの逆輸入}のキャラクターなのである。


ただ、登場自体はかなり早く、雑誌初登場した「&bold(){[[猫娘とねずみ男>猫娘とねずみ男(ゲゲゲの鬼太郎)]]}」は1967年の少年マガジン別冊の初秋特大号。
砂かけ婆たちが唐突に表れて唐突に全滅した「妖怪大戦争」(1966年の春ごろ)からは一年ほどしか経っておらず、初めて一反木綿が本格的に参戦した「妖怪獣」が同時期に連載中だった((やや余談だが、この頃放送されていたアニメ第一期では砂かけ婆も設定が固まっておらず、出てくる度に顔が変わっていた。))。

そして四年後の1971年、マガジンからサンデーに移ってからの第一弾「釜なり」から、さっそく上述の「&bold(){猫子}」が登場。
服装と髪型こそマガジン時代の猫娘と大きく異なる((髪はボサボサで服装は花柄の和風。))ものの、「斜め上に吊り上がった目」「丸みを帯びた頬」「普段は小さい口」「猫化したときの顔」などの基礎デザインはマガジン版から引き継いで確立しており、&bold(){この時から準レギュラーとして登場するようになった}。


アニメ以後に描かれた『[[続ゲゲゲの鬼太郎]]』(1977~)では容姿がかなり異なっており、鬼太郎が高校生なのに対して大学生で、ねずみ男をとうとう本気で殺しにかかって刺客を雇うが逆襲に遭い(おそらく)死んだ。
しかしその彼女が死んだ後も、続編の『[[新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代]]』(1978~)で、猫子と同じ顔立ちをした「いつもの猫娘」が登場している。しかも鬼太郎の同級生。
髪型だけは二つ結びのおさげでリボンが無いが、これはもうファッションの範囲だろう。服装もマガジン初登場以来の、そして以後定着するタイプになる。

ついでに言うと、『続』と同時期の1977年には「漫画サンデー」の『地上絵の秘密』三部作でやはり猫娘が登場。
鬼太郎が少年であるなど「スポ狂」とは世界観が違うが、顔のみならず服装や髪形まで「スポ狂」の猫娘と同じく「いつもの猫娘」だった。
つまり、『続』で出てきた女子大生猫娘がさまざまな意味でイレギュラー(同族の別人?)であり、鬼太郎の幼馴染みという「いつもの猫娘」も猫子の頃から引き続いて存続していたのだ。
そしてアニメ3期を経た1986年からの「新編ゲゲゲの鬼太郎」からは現行の設定を完成させてレギュラー化。


本家Wikiなど、いたるところで「猫娘はアニメからの逆輸入」という意見が多いものの、実は彼女も鬼太郎シリーズ全般では割と古参の常連に属するのだ。
少なくとも、顔かたちなどの基本デザインは67年の初登場時と71年の「猫子」からすでに確立しており、それ以来変わったのは髪型と服装だけだともいえるのである。


ぶっちゃけ「ゲゲゲ」の妖怪たちは死んでも説明なく生き返ったり((上記の砂かけ・子泣き・ぬりかべ・一反木綿のほか、ベアードなどが有名か。))、同じ名前で設定が完全に変わっていたりする((命がけで封印するほどの強敵だったのになぜか味方モブになっている牛鬼、「工業排水で変異した人間」と「森の守護妖怪」の性質もデザインも全然違う二種類がいる土転びなど。鬼太郎すら例外ではない。))ので、猫娘がことさらおかしいというわけでは無い。
つまり&bold(){鬼太郎シリーズではよくあること}。


やや余談になるが、猫娘のデザインを初期に確立してくれた「猫子」の存在も人々の意識に残っているらしく、
アニメの2期19話・4期40話・6期1話などにはこっそり猫子さんが登場していたりする。探してみてはいかがかな?


**&bold(){【キャラクター性】}
性格は活発でおてんば。
ほぼ全シリーズ通して[[鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(キャラクター)]]に&font(b,#ff3300){淡い恋心を抱いているが、}
鬼太郎との恋ははっきり言ってなかなか進まない。
無論鬼太郎も猫娘のことは非常に大切に思っており、身の回りの世話をしてもらったり逆に食事を手配するなど良き友人として付き合っている。
彼女が妖怪の天敵「ヒ一族」に拉致されたときには、鬼太郎は&bold(){父親の「一生の願い」さえも無視して特攻同然の救出に向かった}ほどで、戦後には嬉しげに手をつないでデートに行ったこともある。
鬼太郎に対しては呼び捨てだったり[[さん付け>○○さん]]したり。
妖怪大裁判編をはじめとしてたまに全裸になる鬼太郎を見て顔を赤らめるのはシリーズ恒例のシーンと言える。%%鬼太郎自身は特に恥じらいなど感じなかったりする%%

一方で[[ねずみ男]]のことは&bold(){大嫌いであり}、ねずみ男が何か悪さをする度にボロボロになるまで引っ掻き回す。
原作ではアニメ以上の過激で、ガチ切れした時には腕一本まるごと食いちぎったこともある。
ねずみ男も猫娘のことは&bold(){「我が生涯の天敵」}と非常に恐れているものの、
一方で回やメディアによっては共に行動することも多く、実際のところは[[トムとジェリー]]よろしく「仲良くケンカしな」といった関係である。
怒った時などに「&bold(){ギギギ}」「&bold(){ギギのギー}」など奇声を発することもある。

容姿が人間に近いこともあってか、アニメにおいても放映時の時代性・人間社会を反映するキャラクターでもあり、
5期(2007年)では秋葉原のような場所をはじめ様々なアルバイトをしており、スマホやSNS台頭の6期(2018年)ではスマホを見事に操り自分のSNSアカウントも所持している。


**&bold(){【能力】}
身体能力は人間を遥かに超越しているが、半妖怪ということもあって複雑な妖術的なものは殆ど身に着けておらず、強豪妖怪とは言えない。
しかしながらその能力を駆使して敵をかく乱したりサポートに徹したりするなど、鬼太郎ファミリーとして優秀な働きを見せることも多い。

彼女の名誉のために行っておくと、一口に「妖怪」といっても強さはピンキリで、
毛目玉やキジムナー、むじなや化け草履、そしてあまたのモブ妖怪のように、個々の能力では猫娘以下という妖怪はすごく多い。
ろくろ首も戦闘能力では下回る。
したがって、描写が存在する妖怪の中では目立って強くないというだけであり、妖怪全体からいうと中堅クラスである(名無しの雑兵妖怪まで含めると猫娘が蹴散らした妖怪も少なくない)。


&bold(){●爪牙}
猫娘の基本的にして最強の武器。
鬼太郎の髪の毛針と同じで強豪妖怪相手への決め手には欠けるが、タイヤや樹木、果てには&bold(){&color(red){鉄の鎧}}さえも切り裂くことが出来る等、並みの妖怪相手を倒すには十分な威力を持つ。ついでに手加減することでねずみ男への制裁も行える。

&bold(){●身体能力}
猫化した際の身体能力は目を見張るものがあり、特に脚力は凄まじいものを持つ。
本人が「鬼太郎にも負けない」というスピードや、&bold(){&color(red){[[ウルトラマン]]と同じほどの大きさの妖怪を軽く飛び越えはるか遠くに着地}}に成功など、その運動神経は鬼太郎をも上回る。


**&bold(){【アニメ版】}
アニメがリメイクされるたびに色々な変更点が目立つ鬼太郎シリーズであるが、猫娘は&bold(){特にその傾向が凄まじく、各世代ごとに&color(red){別人レベルでの外見、性格の変更が多い。}}
特に平成に入ってからはさらに顕著になっており度々批判されることもあるが、これは鬼太郎シリーズがその時代に合わせて制作されており、猫娘もそのニーズに応えるようにデザインされているからだと思われる。
まあぶっちゃけてしまえば原作の時点で猫娘の外見は度々変わっているので、原作ファンからは割と好意的に受け入れられている。
各シリーズの変更点の多さも、一面では描かれる頻度が多く、内面描写が細かいということでもある。1期を除けば、出演頻度はねずみ男に次ぐほどである。


***&bold(){【[[1期>ゲゲゲの鬼太郎(第1シリーズ)]]】}

#center(){&font(b,#333333,#efefef){「閻魔大王の命令で人を殺すとご褒美がもらえるのよ。アタシここのところ不景気なのよ」}}

[[CV>声優(職業)]]:山口奈々
今作ではまだゲストキャラクターの扱いで、「[[猫娘とねずみ男>猫娘とねずみ男(ゲゲゲの鬼太郎)]]」のみの登場((というより、1期のレギュラーキャラは鬼太郎親子を除けばねずみ男だけだった時代である。))。
歴代で唯一リボンをつけていない。
地獄行きが決まった人間やねずみ男を淡々と処理しようとするなど性格は結構ドライ。
鬼太郎とは旧知の仲であり、お互いに「鬼太郎ちゃん」「猫ちゃん」と呼び合っている。


***&bold(){【[[2期>ゲゲゲの鬼太郎(第2シリーズ)]]】}

#center(){&font(b,#e7609e){「あたし、のんびりアジの干物なんか作っている鬼太郎さんなんか、嫌いよ!」}}

CV:小串容子
このシリーズから正式にレギュラーキャラとして登場するようになり、一般的に連想されるであろう猫娘の立ち位置になった。
原作準拠の回では猫子の役回りで登場するが、原作で猫子が登場しない回でも大幅に出番が増えている。
服装は主に黄色い水玉の赤いワンピースとリボンが特徴的。
2期が1期の正式な続編であるため1期の頃と同一人物であるが、性格はやや姉御肌な面が強く見えるようになった。
人間たちの醜い一面には嫌悪感を隠さない一方で、普段は「ドブネズミ」と蔑んでいるはずのねずみ男の口車にのって金儲けを企んだりするなどかなり俗っぽい一面も。

鬼太郎とはよき友人関係であり、一度鬼太郎に「猫ちゃん」と呼ばれて慌てる以外は恋愛感情を見せることはあまりなかった。
しかし普段の立ち居振る舞いや鬼太郎側の発言から、ファンの間ではむしろ恋愛云々をすっ飛ばして&bold(){所帯じみている}とも。
&font(b,#e7609e){「わたしたち、自己満足のために戦っているのね」}という、2期屈指の名台詞を発したこともある。


***&bold(){【[[3期>ゲゲゲの鬼太郎(第3シリーズ)]]】}

#center(){&font(b,#ff3300){「レディのお尻を何だと思ってんのよ!!」}}

CV:三田ゆう子
投身が上がり、ボーイッシュなやや大人の女性の雰囲気が出てきた。
因みに3サイズも今期では設定されており、胸のサイズは&bold(){Cカップあるらしい}。
服装は赤いワンピースにハイヒールを履いているのが特徴。
3期のどのキャラにも言えることだが、歴代でもかなり血の気の多い性格であり、子泣き爺から&bold(){「スケバン猫」}とまで呼ばれている。
鬼太郎に対して明確に好意を寄せるのは3期が初めてだが、今作には&bold(){天童ユメコという超強力なライバルが存在するため、ヒロインとしては三枚目な役回りがかなり多い。}
そして、&bold(){パンチラしたり、パンツをさらされたり、&font(b,#ff3300){パンツを奪われてノーパンで帰る羽目になる等}セクハラシーンは群を抜いて多い}。
しかし、鬼太郎のほっぺにキスした際はさすがに鬼太郎もデレデレになっていたりとヒロインとしての面目はしっかり守っているほか、大髪様に髪の毛を奪われてハゲてしまった際の鬼太郎とのやり取りは&bold(){ファンの間でも非常に有名である。}

#center(){&font(b,#ff3300){「こんな姿になって、私お嫁にいけない!!」}}

#center(){&font(b,#0000cd){「誰も貰ってくれないんだったら僕が貰ってやるよ!!」}}

ねずみ男への態度は歴代通り厳しいものの、「妖怪大戦争」では、
目的は金塊だったとはいえ敵地に潜り込んで逆転のきっかけをつくったねずみ男に&color(red){熱いキスをして激励する}といった他のシリーズでは考えられない行為を行っている。


***&bold(){【[[4期>ゲゲゲの鬼太郎(第4シリーズ)]]】}

#center(){&font(b,#9932cc){「あたしのこと……もっと好きになってよ、鬼太郎……!」}}

CV:西村ちなみ
歴代でも原作に最も近いキャラデザだが、全体的に丸っこくアレンジされかなり可愛らしくなった。髪の色は紫色。
性格はクールな鬼太郎とは正反対でかなり幼く健気だが、時折見せる&bold(){妖怪としてのブラックさは[[歴代随一>鬼太郎の地獄流し(ゲゲゲの鬼太郎)]]}。
体の成長が人間と比べてはるかに遅いのを気にしており、そこを[[ラクシャサ>羅刹]]に付け込まれて一度&bold(){[[妖艶な美女に成長したことがある>髪の毛地獄!ラクシャサ(ゲゲゲの鬼太郎)]]}。
この回はラクシャサの強さやアクションシーンは勿論のこと、猫娘の深層心理や表情が非常に細かく描写されており、ファン必見の&color(red){神回}として名高い。

鬼太郎に対して好意を寄せるのは変わらないが、本作の鬼太郎は美女に弱い設定が無く、また鬼太郎・猫娘ともにかなり落ち着いて大人びた性格の為、歴代では定番だったやきもちを焼くシーンがほとんど存在せず、友達以上恋人未満の付き合いをしている。どちらかというと鬼太郎とは兄妹のような関係に近い。
とはいえ、彼女が[[輪入道にやられたとき>ダイヤ妖怪・輪入道(ゲゲゲの鬼太郎)]]には鬼太郎が[[鉄パイプ]]を以って殴りかかるなど、ちゃんと好意を向けられているシーンはある。
また、上記のラクシャサ編では(ラクシャサ憑依時とはいえ)鬼太郎への愛情を吐露するような場面もあり、心の奥底では……

ねずみ男に対する態度は歴代通りだが、彼が[[夜叉に魂を奪われて病院に搬送された>ギターの戦慄!夜叉(ゲゲゲの鬼太郎)]]際には血相を変えて鬼太郎に知らせに行ったり、結果死亡しても他の妖怪が全く悲しまず冷淡な反応(&bold(){「あまり惜しくない奴だった」等さんざん言われていた})の中、「ねずみ男が死んじゃうなんて…ウソでしょ…」と&bold(){&color(red){ただ1人涙を流してその死を惜しむ}}等、内心非常に大切に思っている。

本シリーズではなんと「紫の猫を抱いた少女」が[[本当の姿である>言霊使いの罠!(ゲゲゲの鬼太郎)]]ことが発覚。
その少女が何者かなどは不明だが、原作ですらほぼ触れられない「半妖怪」という設定に踏み込んだ数少ない例である。
(人間から変異した妖怪もいるので、厳密に「半妖怪」とも決められないが。ねずみ男のような人妖のハーフでないことは確定したようなものだし……)


***&bold(){【[[5期>ゲゲゲの鬼太郎(第5シリーズ)]]】}

#center(){&font(b,#ea5506){「食い殺す!!」}}

CV:今野宏美 

#center(){&color(red){&bold(){&size(25){容姿激変}}}}

良く言えば控えめな往年の和風テイスト中心の風貌、少々指摘するとすればどことなく地味でちんちくりんさが抜けきれてなかった今までの猫娘とは一変。
猫目や八重歯といった猫要素を残しつつ、&bold(){まさしく美少女と言っても過言ではないレベルの萌え萌えな見た目に変身した}。
普段の服装は歴代とあまり変わらないものの、必要に応じてキャンギャルやメイド姿、水着姿やゴスロリなど様々な衣装を着こなしている。
ただし、規制の都合か本作以降パンチラシーンは一切無くなった。
今作では様々なアルバイトを掛け持ちしており、歴代でも特に人間社会に溶け込んでいる。履歴書などで名前が必要な場合は「宏美」と名乗る事が多い(由来はおそらく中の人の名前からだろう)。

活発で母性の強い性格だが、悪辣な人間を前にすると&bold(){上記のセリフを牙をむき出しにして言い放ったり、}そうでなくとも人間が自分に色目を使ったりバカにされたりすると自慢の化け猫顔を披露して黙らせる等割と凶暴。
その一方で、歴代でもトップクラスに人間に厳しい態度をとる鬼太郎には苦言を呈するなど、どちらかというと人間よりの考えを持っている。

鬼太郎に対してはシリーズ1分かりやすいレベルで好意を寄せているが、当の鬼太郎が猫娘&bold(){のみ}に対して朴念仁ぶりを発揮しているため全く進展しない。

#center(){&font(b,#e83929){[[目玉おやじ]]「猫娘を嫁に貰ったらどうじゃ?」}}

#center(){&font(b,#ea5506){「やだもーお父さんったらー///!」}}

#center(){&font(b,#0095d9){「悪い冗談はよしてください(即答)」}}

こんな具合である。&font(l){鬼太郎爆発しろ}
だが、鬼太郎も猫娘のことは非常に大切に思っており、彼女の危機には何が何でも助けに向かうほか、危険な戦いには絶対に連れて行こうとしなかったり、
友人を鬼太郎に倒された雪女が猫娘を人質にとった際は、&font(b,#0095d9){「僕も猫娘が誰かに倒されたら、君と同じ怒りに襲われるだろう」}}ときっぱり言い切るなど、友人以上の感情は持っている。
特にエンディングの一つ「スターフルーツ」は一見の価値あり。
後に猫娘のコスプレエピソードと激闘エピソードを抜粋した「ニャニャニャのネコ娘」が発売された。

ちなみに少し前から[[コミックボンボン]]で連載されていたほしの竜一の『妖怪千物語』では
&bold(){黒いセミロングの髪、エプロンドレスの首に大きな鈴}というこれまた斬新な容姿となっていた。
(5期放送開始に合わせて5期準拠の容姿に変更)

***&bold(){【[[墓場鬼太郎]]】}

#center(){&font(b,#d9333f){「鬼太郎さん……、あなたが食べているのはドブネズミでしょう……?」}}
#center(){&font(b,#d9333f){「なんでそんなものを学校に持ってくるのですか……!」}}

CV:[[中川翔子]]
鬼太郎たちが下宿していた「ねこや」の手伝いをしている少女。名前は「寝子」。
前述の5期や後述の6期とは違い、原作準拠のロングヘアーの美少女であるが、猫化した時の表情は&bold(){トップクラスに恐ろしい。}
歴代とは違い純粋な人間だが、ねずみや魚、血の臭いを嗅ぐと猫になってしまう「獣憑き」の一種であり、それをずっと隠して生活してきた。
鬼太郎が小学校に持ってきたドブネズミのせいで((目玉親父が鬼太郎の弁当として入れたものであり、鬼太郎はドブネズミを入れられた事に顔をしかめていた))学校中に本性を現してしまい意気消沈してしまうが、鬼太郎の必死の慰めによって、今度は歌手として大成功を収める。
しかし、鬼太郎の存在を疎む偽鬼太郎と彼女に襲われた恨みを持つねずみ男の策略で今度は舞台上で猫化してしまい、その後偽鬼太郎にそそのかされる形で&color(red){&bold(){入水自殺してしまう。}}

その後、改心した偽鬼太郎からちゃんちゃんこを取り戻した本物の鬼太郎が地獄まで迎えに行ったが、「いじめられるから」という理由で地獄に留まることに決めた。

歴代の猫娘のなかで唯一&color(red){&bold(){鬼太郎が恋した猫娘である。}}
寝子の方も秘密を共有できる鬼太郎のことは憎からず思っていたようで、必死に自分を連れ戻そうとする鬼太郎のことを想って&bold(){涙を流しており、}彼女もまた鬼太郎に恋をしていたのではないかと思われる。
ちなみに設定上は小学一年生なのだが、&bold(){ありえん}。


***&bold(){【[[6期>ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ) ]]】}

#center(){&font(b,#8b008b){「あんな奴に苦労するなんて、鬼太郎もまだまだね」}}

CV:庄司宇芽香

#center(){&color(red){&bold(){&size(25){再び容姿激変}}}}

可愛らしい萌えキャラだった5期とはまた一転し、&font(b,#8b008b){八頭身のスタイリッシュな美少女に生まれ変わった}。
見た目の特徴はクールな雰囲気を醸し出す整った顔に、髪の色が4期以来の紫に戻ったほか、3期で履いていたハイヒールが復活。きれいなおみ足によく似合っている。
季節に合わせてストッキングを履いたり、白いコートやジャンパーを羽織ることもある。
ちなみに23話の回想シーンにおいて、80年代にはバブル時代に合わせて赤いスーツを着用していた。
鬼太郎の顔が胸に埋まるぐらいの身長差のある[[犬山まな]]と比べても明らかに長身。
脚が非常に長いのだが、実際のネコと同じように「ふくらはぎに見える部分が実は踵なのではないか」と言う説もある。
スマホを所持してSNSを使いこなすなど、5期と同じく人間社会に上手く溶け込んでいる様子。

そして今期最大の特徴は&color(red){&bold(){「ツンデレ」}}であり、普段は誰に対してもツンケンしているが、
鬼太郎が死んだと思われた際には血相を変えてゲゲゲハウスに飛び込むなど彼女もまた鬼太郎に想いを寄せている。
鬼太郎と深く関わったまなを当初は警戒していたようだが、見上げ入道との戦いでまなを守りつつも獰猛な戦いぶりを見せた事でまなから&bold(){「猫姉さん」}と慕われ劇的に関係は変化し、友人となった。
[[花子さん>トイレの花子さん(6期鬼太郎)]]や[[ゆき>雪女純白恋愛白書(ゲゲゲの鬼太郎)]]といった妖怪の女友達も多く、相談に乗ることもある。
美少女化したデザインもさることながら、猫化した際の形相は墓場鬼太郎版を彷彿とさせるかなり凶悪で禍々しい形相。


尚その雰囲気から放送前は6期鬼太郎と同じく感情が乏しいと思われていたが、
キャラクター設定画の時点で&bold(){それは素晴らしい驚いた顔・喜んだ顔・恥ずかしがる顔を描かれていたり、}
アニメディアの描き下ろしでは&bold(){それは素晴らしい笑顔で猫ポーズを披露していたり、}
鬼太郎に助けられた際は&bold(){それは素晴らしいツンデレ顔を見せたりと}感情表現は豊か。
特にまなに「超カッコよかった」と言われた際の&color(red){&bold(){破壊力満点のニヤけ顔は必見}}。&font(l){キマシタワー}

戦闘能力は今までの猫娘とは一線を画しており、
&bold(){・自分よりはるかに巨大な見上げ入道の顔に瞬時に駆け上がり目を集中攻撃}
&bold(){・巨大な拳を空中で難なくかわし顔面に蹴りをぶち込む}
&bold(){・突風攻撃で吹き飛ばされてお瞬時に体勢を立て直し反撃に転じる}
といった具合で、&color(red){&bold(){歴代最強の猫娘}}との呼び声高い。

ビジュアル変更で話題にはなっていたものの、1話から登場したまなが正統派ヒロインとして高い評価を得ていたこともあってヒロインとして活躍できるか若干の不安の声が上がったものの、
いざ2話で本格登場してみれば&bold(){ツンとデレのギャップが凄まじい強烈なキャラで&color(red){視聴者の心を鷲掴みにした}}。

*&bold(){【その他作品での担当声優・俳優】}

・ゲーム『ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚』:宮村優子
・実写映画版:田中麗奈
・『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』:皆口裕子
・パチスロ『ゲゲゲの鬼太郎〜ブラック鬼太郎の野望〜』:佐藤聡美
・オムニバスドラマ『水木しげるのゲゲゲの怪談』:森川葵
・2022年舞台版:[[上坂すみれ]]

*&bold(){【余談】}

猫娘のキャラの前身は、水木先生が鬼太郎以前に執筆していた貸本漫画&bold(){「怪奇猫娘」}に登場する「みどり」という女の子である。
この作品は父親が殺した猫の祟りによって「獣憑き」となってしまった少女の苦悩と悲劇を描いた非常に重い作品である。
また、この作品の主人公のみどりは死んで埋められた母の腹から生まれたという、後の鬼太郎に共通する設定の持ち主でもある。

御大は、とあるインタビューにて猫娘の姿の移り変わりについて質問された時、開口一番に「ねこむすびが何だって?」とお聞き返しになられた。



追記、修正は猫化してからお願いします。


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