登録日:2018/04/09 Mon 13:06:30
更新日:2025/04/20 Sun 17:06:31
所要時間:約 7 分で読めます
【プロフィール】
身長:136cm / 体重:29kg
年齢:鬼太郎より1歳年長(昭和28年生まれ)
好物:魚、ねずみ、鰹節
【概要】
「ゲゲゲの鬼太郎」におけるヒロインであり、鬼太郎のガールフレンド。
メディアによっては「ねこ娘」「ネコ娘」とも。
普段はおかっぱ頭にリボンが特徴的な人間とさほど変わらない美少女の姿をしているが、
ひとたび興奮したり魚やねずみなどを視認すると、口が裂け目が金色に染まり大きく吊り上がった化け猫のような姿に豹変する。
猫の妖怪と人間の間に生まれた半妖怪とされているが、ねずみ男と違ってそこまで掘り下げられたことはなく、
ねずみ男が半妖怪であることを蔑むなど完全な妖怪として描写されることも多々ある。というかそっちの方が多い。
【猫娘、進化の歴史】
今でこそ鬼太郎ファミリーの一員として広く知られているが、実は原作初登場(1960年代の少年マガジン詩)の時は
一発限りのゲストキャラクターという扱いであった。
原作でレギュラーとしての地位を確立するのは2期の放映前である「週刊少年サンデー」での連載時期からであり、その時の名前も
猫子であるほか服装と髪型が異なっており、
デザインが現在の水木先生のイラストや設定に固まったのは3期放送中に連載されていた頃であった。
つまり我々がよく知る猫娘は半ば
アニメからの逆輸入のキャラクターなのである。
ただ、登場自体はかなり早く、雑誌初登場した「猫娘とねずみ男」は1967年の少年マガジン別冊の初秋特大号。
砂かけ婆たちが唐突に表れて唐突に全滅した「妖怪大戦争」(1966年の春ごろ)からは一年ほどしか経っておらず、初めて一反木綿が本格的に参戦した「妖怪獣」が同時期に連載中だった。
そして四年後の1971年、マガジンからサンデーに移ってからの第一弾「釜なり」から、さっそく上述の「猫子」が登場。
服装と髪型こそマガジン時代の猫娘と大きく異なるものの、「斜め上に吊り上がった目」「丸みを帯びた頬」「普段は小さい口」「猫化したときの顔」などの基礎デザインはマガジン版から引き継いで確立しており、この時から準レギュラーとして登場するようになった。
アニメ以後に描かれた『
続ゲゲゲの鬼太郎』(1977~)では容姿がかなり異なっており、鬼太郎が高校生なのに対して大学生で、ねずみ男をとうとう本気で殺しにかかって刺客を雇うが逆襲に遭い(おそらく)死んだ。
しかしその彼女が死んだ後も、続編の『
新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代』(1978~)で、猫子と同じ顔立ちをした「いつもの猫娘」が登場している。しかも鬼太郎の同級生。
髪型だけは二つ結びのおさげでリボンが無いが、これはもうファッションの範囲だろう。服装もマガジン初登場以来の、そして以後定着するタイプになる。
ついでに言うと、『続』と同時期の1977年には「漫画サンデー」の『地上絵の秘密』三部作でやはり猫娘が登場。
鬼太郎が少年であるなど「スポ狂」とは世界観が違うが、顔のみならず服装や髪形まで「スポ狂」の猫娘と同じく「いつもの猫娘」だった。
つまり、『続』で出てきた女子大生猫娘がさまざまな意味でイレギュラー(同族の別人?)であり、鬼太郎の幼馴染みという「いつもの猫娘」も猫子の頃から引き続いて存続していたのだ。
そしてアニメ3期を経た1986年からの「新編ゲゲゲの鬼太郎」からは現行の設定を完成させてレギュラー化。
本家Wikiなど、いたるところで「猫娘はアニメからの逆輸入」という意見が多いものの、実は彼女も鬼太郎シリーズ全般では割と古参の常連に属するのだ。
少なくとも、顔かたちなどの基本デザインは67年の初登場時と71年の「猫子」からすでに確立しており、それ以来変わったのは髪型と服装だけだともいえるのである。
ぶっちゃけ「ゲゲゲ」の妖怪たちは死んでも説明なく生き返ったり、同じ名前で設定が完全に変わっていたりするので、猫娘がことさらおかしいというわけでは無い。
つまり鬼太郎シリーズではよくあること。
やや余談になるが、猫娘のデザインを初期に確立してくれた「猫子」の存在も人々の意識に残っているらしく、
アニメの2期19話・4期40話・6期1話などにはこっそり猫子さんが登場していたりする。探してみてはいかがかな?
【キャラクター性】
性格は活発でおてんば。
ほぼ全シリーズ通して
鬼太郎に
淡い恋心を抱いているが、
鬼太郎との恋ははっきり言ってなかなか進まない。
無論鬼太郎も猫娘のことは非常に大切に思っており、身の回りの世話をしてもらったり逆に食事を手配するなど良き友人として付き合っている。
彼女が妖怪の天敵「ヒ一族」に拉致されたときには、鬼太郎は
父親の「一生の願い」さえも無視して特攻同然の救出に向かったほどで、戦後には嬉しげに手をつないでデートに行ったこともある。
鬼太郎に対しては呼び捨てだったり
さん付けしたり。
妖怪大裁判編をはじめとしてたまに全裸になる鬼太郎を見て顔を赤らめるのはシリーズ恒例のシーンと言える。
鬼太郎自身は特に恥じらいなど感じなかったりする
一方で
ねずみ男のことは
大嫌いであり、ねずみ男が何か悪さをする度にボロボロになるまで引っ掻き回す。
原作ではアニメ以上の過激で、ガチ切れした時には腕一本まるごと食いちぎったこともある。
ねずみ男も猫娘のことは
「我が生涯の天敵」と非常に恐れているものの、
一方で回やメディアによっては共に行動することも多く、実際のところは
トムとジェリーよろしく「仲良くケンカしな」といった関係である。
怒った時などに「
ギギギ」「
ギギのギー」など奇声を発することもある。
容姿が人間に近いこともあってか、アニメにおいても放映時の時代性・人間社会を反映するキャラクターでもあり、
5期(2007年)では秋葉原のような場所をはじめ様々なアルバイトをしており、スマホやSNS台頭の6期(2018年)ではスマホを見事に操り自分のSNSアカウントも所持している。
【能力】
身体能力は人間を遥かに超越しているが、半妖怪ということもあって複雑な妖術的なものは殆ど身に着けておらず、強豪妖怪とは言えない。
しかしながらその能力を駆使して敵をかく乱したりサポートに徹したりするなど、鬼太郎ファミリーとして優秀な働きを見せることも多い。
彼女の名誉のために行っておくと、一口に「妖怪」といっても強さはピンキリで、
毛目玉やキジムナー、むじなや化け草履、そしてあまたのモブ妖怪のように、個々の能力では猫娘以下という妖怪はすごく多い。
ろくろ首も戦闘能力では下回る。
したがって、描写が存在する妖怪の中では目立って強くないというだけであり、妖怪全体からいうと中堅クラスである(名無しの雑兵妖怪まで含めると猫娘が蹴散らした妖怪も少なくない)。
●爪牙
猫娘の基本的にして最強の武器。
鬼太郎の髪の毛針と同じで強豪妖怪相手への決め手には欠けるが、タイヤや樹木、果てには鉄の鎧さえも切り裂くことが出来る等、並みの妖怪相手を倒すには十分な威力を持つ。ついでに手加減することでねずみ男への制裁も行える。
●身体能力
猫化した際の身体能力は目を見張るものがあり、特に脚力は凄まじいものを持つ。
本人が「鬼太郎にも負けない」というスピードや、
ウルトラマンと同じほどの大きさの妖怪を軽く飛び越えはるか遠くに着地に成功など、その運動神経は鬼太郎をも上回る。
【アニメ版】
アニメがリメイクされるたびに色々な変更点が目立つ鬼太郎シリーズであるが、猫娘は特にその傾向が凄まじく、各世代ごとに別人レベルでの外見、性格の変更が多い。
特に平成に入ってからはさらに顕著になっており度々批判されることもあるが、これは鬼太郎シリーズがその時代に合わせて制作されており、猫娘もそのニーズに応えるようにデザインされているからだと思われる。
まあぶっちゃけてしまえば原作の時点で猫娘の外見は度々変わっているので、原作ファンからは割と好意的に受け入れられている。
各シリーズの変更点の多さも、一面では描かれる頻度が多く、内面描写が細かいということでもある。1期を除けば、出演頻度はねずみ男に次ぐほどである。
「閻魔大王の命令で人を殺すとご褒美がもらえるのよ。アタシここのところ不景気なのよ」
CV:山口奈々
今作ではまだゲストキャラクターの扱いで、「猫娘とねずみ男」のみの登場。
歴代で唯一リボンをつけていない。
地獄行きが決まった人間やねずみ男を淡々と処理しようとするなど性格は結構ドライ。
鬼太郎とは旧知の仲であり、お互いに「鬼太郎ちゃん」「猫ちゃん」と呼び合っている。
「あたし、のんびりアジの干物なんか作っている鬼太郎さんなんか、嫌いよ!」
CV:小串容子
このシリーズから正式にレギュラーキャラとして登場するようになり、一般的に連想されるであろう猫娘の立ち位置になった。
ただしこの頃は鬼太郎のことを「鬼太郎さん」と呼び、慕っている姿が描かれており、1期と比べて妹分のような目線の同じ友人のような関係になっている。
ねずみ男のことも回によってさん付けしたりしなかったり。
原作準拠の回では猫子の役回りで登場するが、原作で猫子が登場しない回でも大幅に出番が増えている。
ただ、2話の妖怪大裁判からいきなり出番がもらえないなど、未登場の回自体は他に比べて多い。
服装は主に黄色い水玉の赤いワンピースとリボンが特徴的。
2期の猫娘と同一人物…とされている文献もあるが、現在では微妙とされている。
というのも、1期と声優が違う点については放送当時のキャスティングの適当さを鑑みれば「時代だから」で済む話だが、
性格や等身はもちろん、鬼太郎との関係性すらまったく違い、あまりにも矛盾が多いことから、現在では公式サイドからすらその説を怪しむ言及がなされている。
よって今ではほぼファンの間で解釈が分かれている状態。
人間たちの醜い一面には嫌悪感を隠さない一方で、普段は「ドブネズミ」と蔑んでいるはずのねずみ男の口車にのって
人間の手に渡らないよう隠すはずの危険なアイテムを何の変哲もない焼き魚と引き換えに譲ってしまったり、
仕事を斡旋してもらってバイトするなどかなり俗っぽい一面も。
鬼太郎とはよき友人関係であり、一度鬼太郎に「猫ちゃん」と呼ばれて慌てる以外は恋愛感情を見せることはあまりなかった。
しかし普段の立ち居振る舞いや鬼太郎側の発言から、ファンの間ではむしろ恋愛云々をすっ飛ばして所帯じみているとも。
「わたしたち、自己満足のために戦っているのね」という、2期屈指の名台詞を発したこともある。
CV:三田ゆう子
投身が上がり、ボーイッシュなやや大人の女性の雰囲気が出てきた。
因みに3サイズも今期では設定されており、胸のサイズはCカップあるらしい。
服装は赤いワンピースにハイヒールを履いているのが特徴。
3期のどのキャラにも言えることだが、歴代でもかなり血の気の多い性格であり、子泣き爺から「スケバン猫」とまで呼ばれている。
鬼太郎に対して明確に好意を寄せるのは3期が初めてだが、今作には天童ユメコという超強力なライバルが存在するため、ヒロインとしては三枚目な役回りがかなり多い。
そして、パンチラしたり、パンツをさらされたり、パンツを奪われてノーパンで帰る羽目になる等セクハラシーンは群を抜いて多い。
しかし、鬼太郎のほっぺにキスした際はさすがに鬼太郎もデレデレになっていたりとヒロインとしての面目はしっかり守っているほか、大髪様に髪の毛を奪われてハゲてしまった際の鬼太郎とのやり取りはファンの間でも非常に有名である。
「誰も貰ってくれないんだったら僕が貰ってやるよ!!」
ねずみ男への態度は歴代通り厳しいものの、「妖怪大戦争」では、
目的は金塊だったとはいえ敵地に潜り込んで逆転のきっかけをつくったねずみ男に熱いキスをして激励するといった他のシリーズでは考えられない行為を行っている。
「あたしのこと……もっと好きになってよ、鬼太郎……!」
CV:
西村ちなみ
歴代でも原作に最も近いキャラデザだが、全体的に丸っこくアレンジされかなり可愛らしくなった。髪の色は紫色。
性格はクールな鬼太郎とは正反対でかなり幼く健気だが、時折見せる
妖怪としてのブラックさは歴代随一。
体の成長が人間と比べてはるかに遅いのを気にしており、そこを
ラクシャサに付け込まれて一度
妖艶な美女に成長したことがある。
この回はラクシャサの強さやアクションシーンは勿論のこと、猫娘の深層心理や表情が非常に細かく描写されており、ファン必見の
神回として名高い。
鬼太郎に対して好意を寄せるのは変わらないが、本作の鬼太郎は美女に弱い設定が無く、また鬼太郎・猫娘ともにかなり落ち着いて大人びた性格の為、歴代では定番だったやきもちを焼くシーンがほとんど存在せず、友達以上恋人未満の付き合いをしている。どちらかというと鬼太郎とは兄妹のような関係に近い。
とはいえ、彼女が輪入道にやられたときには鬼太郎が
鉄パイプを以って殴りかかるなど、ちゃんと好意を向けられているシーンはある。
また、上記のラクシャサ編では(ラクシャサ憑依時とはいえ)鬼太郎への愛情を吐露するような場面もあり、心の奥底では……
ねずみ男に対する態度は歴代通りだが、彼が夜叉に魂を奪われて病院に搬送された際には血相を変えて鬼太郎に知らせに行ったり、結果死亡しても他の妖怪が全く悲しまず冷淡な反応(「あまり惜しくない奴だった」等さんざん言われていた)の中、「ねずみ男が死んじゃうなんて…ウソでしょ…」とただ1人涙を流してその死を惜しむ等、内心非常に大切に思っている。
本シリーズではなんと「紫の猫を抱いた少女」が本当の姿であることが発覚。
その少女が何者かなどは不明だが、原作ですらほぼ触れられない「半妖怪」という設定に踏み込んだ数少ない例である。
(人間から変異した妖怪もいるので、厳密に「半妖怪」とも決められないが。ねずみ男のような人妖のハーフでないことは確定したようなものだし……)
「あたしは、あんたのことなんてどうでもいいって思ったよ。でもね、鬼太郎はそうじゃない。あんたを仲間だと思ってる!…………それ以上かもしれない!」
「羨ましいよ…あたしだってあんたくらい……!……バカッ……!」
CV:今野宏美
良く言えば控えめな往年の和風テイスト中心の風貌、少々指摘するとすればどことなく地味でちんちくりんさが抜けきれてなかった今までの猫娘とは一変。
猫目や八重歯といった猫要素を残しつつ、まさしく美少女と言っても過言ではないレベルの萌え萌えな見た目に変身した。
普段の服装は歴代とあまり変わらないものの、必要に応じてキャンギャルやメイド姿、水着姿やゴスロリなど様々な衣装を着こなしている。
ただし、規制の都合か本作以降パンチラシーンは一切無くなった。持ち込んだ下着が描かれたシーンはあったが…。
今作では様々なアルバイトを掛け持ちしており、歴代でも特に人間社会に溶け込んでいる。履歴書などで名前が必要な場合は「宏美」と名乗る事が多い(由来はおそらく中の人の名前からだろう)。
ちなみに外見年齢がどう見繕っても中学生くらいである事を面接で突っ込まれた際は、「童顔低身長だから」で押し通している模様。それで何とかなるんだ……。
活発で母性の強い性格だが、悪辣な人間を前にすると上記のセリフを牙をむき出しにして言い放ったり、そうでなくとも人間が自分に色目を使ったりバカにされたりすると自慢の化け猫顔を披露して黙らせる等割と凶暴。
その一方で、歴代でもトップクラスに人間に厳しい態度をとる鬼太郎には苦言を呈するなど、どちらかというと人間寄りの考えを持っている。
鬼太郎に対してはシリーズ1で分かりやすいレベルで好意を寄せているが、当の鬼太郎が猫娘のみに対して朴念仁ぶりを発揮しているため全く進展しない。
こんな具合である。鬼太郎爆発しろ
おかげで上のセリフのように、特に友情関係を大事にされているねずみ男にすら嫉妬するシーンがあるくらいである。ここまで来るとむしろおやじや周囲の妖怪が気を遣っているレベル。
だが、鬼太郎も猫娘のことは非常に大切に思っており、彼女の危機には何が何でも助けに向かうほか、危険な戦いには絶対に連れて行こうとしなかったり、
友人を鬼太郎に倒された雪女が猫娘を人質にとった際は、「僕も猫娘が誰かに倒されたら、君と同じ怒りに襲われるだろう」ときっぱり言い切るなど、友人以上の感情は持っている。
特にエンディングの一つ「スターフルーツ」は一見の価値あり。
なお他の妖怪と比べれば若手らしく、西洋妖怪との妖怪大戦争の前大戦には参加していなかった。
後に猫娘のコスプレエピソードと激闘エピソードを抜粋した「ニャニャニャのネコ娘」が発売された。
ちなみに少し前から
コミックボンボンで連載されていたほしの竜一の『妖怪千物語』では
黒いセミロングの髪、エプロンドレスの首に大きな鈴というこれまた斬新な容姿となっていた。
(5期放送開始に合わせて5期準拠の容姿に変更)
「鬼太郎さん……、あなたが食べているのはドブネズミでしょう……?」
「なんでそんなものを学校に持ってくるのですか……!」
CV:
中川翔子
鬼太郎たちが下宿していた「ねこや」の手伝いをしている少女。名前は「寝子」。
前述の5期や後述の6期とは違い、原作準拠のロングヘアーの美少女であるが、猫化した時の表情は
トップクラスに恐ろしい。
歴代とは違い純粋な人間だが、ねずみや魚、血の臭いを嗅ぐと猫になってしまう「獣憑き」の一種であり、それをずっと隠して生活してきた。
鬼太郎が小学校に持ってきたドブネズミのせいで学校中に本性を現してしまい意気消沈してしまうが、鬼太郎の必死の慰めによって、今度は歌手として大成功を収める。
しかし、鬼太郎の存在を疎む偽鬼太郎と彼女に襲われた恨みを持つねずみ男の策略で今度は舞台上で猫化してしまい、その後偽鬼太郎にそそのかされる形で
入水自殺してしまう。
その後、改心した偽鬼太郎からちゃんちゃんこを取り戻した本物の鬼太郎が地獄まで迎えに行ったが、「いじめられるから」という理由で地獄に留まることに決めた。
歴代の猫娘のなかで唯一鬼太郎が恋した猫娘である。
寝子の方も秘密を共有できる鬼太郎のことは憎からず思っていたようで、必死に自分を連れ戻そうとする鬼太郎のことを想って涙を流しており、彼女もまた鬼太郎に恋をしていたのではないかと思われる。
ちなみに設定上は小学一年生なのだが、ありえん。
CV:庄司宇芽香
可愛らしい萌えキャラだった5期とはまた一転し、
八頭身のスタイリッシュな美少女に生まれ変わった。
見た目の特徴はクールな雰囲気を醸し出す整った顔に、髪の色が4期以来の紫に戻ったほか、3期で履いていたハイヒールが復活。きれいなおみ足によく似合っている。
季節に合わせてストッキングを履いたり、白いコートやジャンパーを羽織ることもある。
ちなみに23話の回想シーンにおいて、80年代にはバブル時代に合わせて赤いスーツを着用していた。
鬼太郎の顔が胸に埋まるぐらいの身長差のある
犬山まなと比べても明らかに長身。
脚が非常に長いのだが、実際のネコと同じように「ふくらはぎに見える部分が実は踵なのではないか」と言う説もある。
スマホを所持してSNSを使いこなすなど、5期と同じく人間社会に上手く溶け込んでいる様子。
そして今期最大の特徴は
「ツンデレ」であり、普段は誰に対してもツンケンしているが、
鬼太郎が死んだと思われた際には血相を変えてゲゲゲハウスに飛び込むなど彼女もまた鬼太郎に想いを寄せている。
鬼太郎と深く関わったまなを当初は警戒していたようだが、見上げ入道との戦いでまなを守りつつも獰猛な戦いぶりを見せた事でまなから
「猫姉さん」と慕われ劇的に関係は変化し、友人となった。
花子さんやゆきといった妖怪の女友達も多く、相談に乗ることもある。
美少女化したデザインもさることながら、猫化した際の形相は墓場鬼太郎版を彷彿とさせるかなり凶悪で禍々しい形相。
尚その雰囲気から放送前は6期鬼太郎と同じく感情が乏しいと思われていたが、
キャラクター設定画の時点でそれは素晴らしい驚いた顔・喜んだ顔・恥ずかしがる顔を描かれていたり、
アニメディアの描き下ろしではそれは素晴らしい笑顔で猫ポーズを披露していたり、
鬼太郎に助けられた際はそれは素晴らしいツンデレ顔を見せたりと感情表現は豊か。
特にまなに「超カッコよかった」と言われた際の破壊力満点のニヤけ顔は必見。キマシタワー
戦闘能力は今までの猫娘とは一線を画しており、
・自分よりはるかに巨大な見上げ入道の顔に瞬時に駆け上がり目を集中攻撃
・巨大な拳を空中で難なくかわし顔面に蹴りをぶち込む
・突風攻撃で吹き飛ばされてお瞬時に体勢を立て直し反撃に転じる
といった具合で、歴代最強の猫娘との呼び声高い。
ビジュアル変更で話題にはなっていたとはいえ、1話から登場したまなが正統派ヒロインとして高い評価を得ていたこともあってヒロインとして活躍できるか若干の不安の声が上がったものの、
いざ2話で本格登場してみればツンとデレのギャップが凄まじい強烈なキャラで視聴者の心を鷲掴みにした。
【その他作品での担当声優・俳優】
【余談】
猫娘のキャラの前身は、水木しげるが鬼太郎以前に執筆していた貸本漫画「怪奇猫娘」に登場する「みどり」という女の子である。
この作品は父親が殺した猫の祟りによって「獣憑き」となってしまった少女の苦悩と悲劇を描いた非常に重い作品である。
また、この作品の主人公のみどりは死んで埋められた母の腹から生まれたという、後の鬼太郎に共通する設定の持ち主でもある。
なお当の水木しげる御大は、とあるインタビューにて猫娘の姿の移り変わりについて質問された時、開口一番に「ねこむすびが何だって?」と聞き返された。
一方で5期の時はどんな姿になろうがお金を運んできてくれるからOKと身も蓋もない発言をしたことも。
追記、修正は猫化してからお願いします。
- まさかの子猫娘になって復活して驚いた -- 名無しさん (2019-04-06 10:50:57)
- ↑9単に閻魔大王がロリコンなだけだろう -- 名無しさん (2019-04-07 02:22:05)
- こねこ娘、単純に妖力不足で幼児化&今までの記憶を無くした状態であり、妖力が戻れば元の姿に戻れる模様。OP、EDではねこ姉さんの姿のままだったから、案外早い段階で元に戻るかもな。それと、案の定タダで生き返らせてもらったわけじゃないようだな(恐らく、地獄の四将に関する依頼か何か受けたっぽい?) -- 名無しさん (2019-04-08 00:05:36)
- こねこ娘の姿の方が従来のねこ娘に近い感じはするよね。ねこ娘って基本的にはロリ系だったし -- 名無しさん (2019-04-08 17:08:22)
- 温泉につかって元に戻ったという展開に「らんま1/2」を思い出した人はどれ位か。 -- 名無しさん (2019-04-24 20:35:01)
- 大きくなってから心なしか鬼太郎と前より仲良くなったように見える。ほとんど一緒にいるし -- 名無しさん (2019-05-31 10:31:27)
- 今週さらっとまなちゃんにキスをした猫姉さん -- 名無しさん (2019-09-08 18:08:13)
- 今週の話は猫娘ファン必見の回だった(というか特定のファンじゃなくて十分に楽しめる回だが)。素晴らしいの一言 -- 名無しさん (2019-09-08 19:29:55)
- 4,5,6期はどれもそれぞれ違った魅力がある。3分くらいでいいから共演する話作ってくれないかな -- 名無しさん (2020-01-18 22:49:34)
- どれもかわいいけど世代だった5期の猫娘が一番すきかなぁ -- 名無しさん (2020-01-18 23:10:05)
- ↑2 中の人なら6期で共演したぞ -- 名無しさん (2020-01-18 23:33:51)
- 突然だけど、猫姉さんがおばあさんになってしまう話があった。あれは、「猫姉さん」より「猫ばあさん」だな。あと、コックリさんのタマ(CVアデル)にあったら、どんな反応するの。 -- 名無しさん (2020-02-04 19:13:57)
- 今更だけど、六期93話の記事を作ってほしいなぁ。それくらいかっこよかった -- 名無しさん (2020-02-24 12:38:08)
- デザインを大きく変えるかなりの賭けに出た6期猫娘だったが結果的には見事に当てて見せた。より一層彼女の魅力が上がったと思うわ -- 名無しさん (2020-03-29 13:58:09)
- ↑2 私はぬりかべと星華さんの話と裕太くんとぶるぶるの話を。あと、猫娘みたいに1発キャラって夏目友人帳の笹田みたい(アニメにはたびたび登場)。声優は鬼太郎。 -- 名無しさん (2020-04-05 17:35:10)
- 水木御大は最古の猫娘ヒロインCメルを知っていたかなあ。 -- 名無しさん (2020-10-08 23:40:24)
- ログ化を提案します -- 名無しさん (2020-10-25 07:25:35)
- クータル「この子は僕や弟と妹と同じく同胞なんだな~?」5期猫娘「あなた子泣きじじいに声が似てない?」クータル「え?」5期猫娘「あと、マシュラって男の子は鬼太郎に声が似ているし」6期猫娘「あと、ヤクモって人間はまなのお母さんに声が似ているわね」クータル「ぐ、偶然なんだな~(汗)」 -- 名無しさん (2021-01-04 11:39:52)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2021-12-08 19:40:07
- 今度の映画では出てくるのかなあ。出てほしいがなあ…… -- (名無しさん) 2021-12-29 16:15:09
- 六期の幼児化猫娘ググったらめちゃ可愛いやん… -- (名無しさん) 2023-10-28 22:58:14
- 舞台版gaすみれ7期は木村千咲 -- (名無しさん) 2024-06-05 14:46:01
- ↑にやって欲しい(ウマ娘) -- (名無しさん) 2024-06-05 14:46:50
- 5期だと1回一反木綿もズタズタにしてたエピソードあったような… -- (名無しさん) 2024-06-05 16:15:01
- 百合ではないというけど、まなともども百合姫の表紙飾った時点で手遅れだよ -- (名無しさん) 2024-07-06 22:53:06
- 実は原作ではことごとく死亡してる -- (名無しさん) 2024-09-04 07:19:55
- 5期で容姿が現代風になって6期で頭身も変化した。 -- (名無しさん) 2024-09-04 08:12:24
- 猫娘の前身が墓場鬼太郎の寝子さんなら美少女化ってむしろ先祖返りな気がする。 -- (名無しさん) 2024-11-01 18:23:09
- 鬼太郎に対して好意を抱いてるのは歴代と同じだけど六代目はツンデレ気味。 -- (名無しさん) 2024-11-01 18:33:54
- なんだけ本命なんだけど女の子に迫られるのは弱そう猫ねーさん -- (名無しさん) 2024-11-01 20:03:16
最終更新:2025年04月20日 17:06