碇ユイ

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&font(#6495ED){登録日}:2021/06/18Thu 04:41:24
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#center(){
&bold(){&font(#F7D358){&size(18){この子には}}}


&bold(){&font(#F7D358){&size(18){明るい未来を見せてあげたいんです。}}}
}


碇ユイとは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』シリーズ及び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するキャラクターである。

#region(目次)
#contents
#endregion

*プロフィール
生年月日:1977年
年齢:27歳没(肉体の消滅)
身長:不明
血液型:不明
声優:[[林原めぐみ]]

*人物
ショートカットと白衣が特徴的な清楚系の女性。
[[碇ゲンドウ]]の妻で[[碇シンジ>碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)]]の母。
そして[[秘密結社ゼーレ>ゼーレ(新世紀エヴァンゲリオン)]]と関わりを持つ最重要人物であり、物語の鍵を握る。

*劇中での活躍
**[[TVアニメ版>新世紀エヴァンゲリオン]]
***過去
物語が始まる前の1999年に京都大学で当時教授をやっていた[[冬月コウゾウ]]と他の教授を通して、冬月が自身の研究室に呼んだことで知り合う。
ゲンドウとの馴れ初め…もとい、ゲンドウと出会った経緯は明かされていないものの、元々彼女のバック、つまりゼーレに近づくためにユイを利用したのではないかという説がある。
冬月は初対面のゲンドウに良い印象を持っていなかったが、ユイは冬月に対して『(ゲンドウは)実は可愛い人。』と反論している。

2000年に起きたセカンドインパクト後、ゲンドウと結婚。
シンジも誕生し、2002年に南極でゲンドウと再会した冬月はこのことを知り意外な組み合わせに軽いショックを受けていた。

2004年、[[エヴァ初号機>エヴァンゲリオン初号機]]へのエントリー実験を行い、失敗。
シンジと夫であるゲンドウ、冬月といった人々の前でエヴァに取り込まれてしまい、&bold(){&font(red){人間としては死亡してしまった。}} 
ここから徐々にゲンドウは狂っていき、''『人類補完計画』''への道を進んでいくことになる。
取り込まれてしまったユイを助けるためにその後サルベージ計画が実行するものの、サルベージの結果、[[魂のないユイにそっくりなモノ>綾波レイ]]がでてきただけで失敗した。
これ以降、エヴァに残ったユイはエヴァ初号機のコアとして利用されることになる。

***本編
第壱話『使徒、襲来』に登場。
2015年にシンジが[[第3新東京市>第3新東京市(新世紀エヴァンゲリオン)]]に移住し、エヴァンゲリオン初号機に搭乗して[[第3使徒サキエル>サキエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]と戦った。
が、初搭乗にしてまだ14歳のシンジはサキエルにこっぴどくやられてしまう。
これまでかと思われた時にユイによってエヴァが再起動。
我が子に危機が迫っていると感じたユイによってエヴァは暴走状態となり、暴走した初号機はその勢いでサキエルを殲滅した。

その後も第拾弐話『死に至る病、そして』にて、[[第12使徒レリエル>レリエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]に取り込まれ、命の危機が迫ったシンジを助けるために暴走。
レリエルを内側から引き裂いて返り血を浴びながら叫ぶという非常にインパクトのある登場(?)の仕方をした。

第拾七話『男の戦い』でも引き続きエヴァを''覚醒''させる。
シンジの覚悟、意志、叫び、がコアの中の彼女に届き、エヴァを再起動させて覚醒。圧倒的な力で[[第14使徒ゼルエル>ゼルエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]を殲滅。

覚醒したエヴァ初号機を見た[[リツコ>赤木リツコ]]は、

&bold(){&font(#ffdc00){ついに目覚めた…彼女が…}}

といっているので、この覚醒はユイが行ったものとわかる。
そしてゼルエルを捕食してS2機関を自ら取り込んだ。ゼルエル戦後、シンクロ率が異常なほどまでに達してL.C.Lに溶けてしまったシンジと初号機の中で接触した。

**[[旧劇場版>新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]]
第25話『Air』の最終盤に登場。
戦略自衛隊によるNERV本部襲撃によってエヴァ初号機はベークライトで動けなくなっていたものの、シンジが[[ミサト>葛城ミサト(新世紀エヴァンゲリオン)]]に送り出され、ケイジに到着。
生きる気力をなくしたシンジに対して早く乗れと言わんばかりに手を伸ばして半強制的にエヴァに乗せた。

そして[[エヴァ量産機>エヴァンゲリオン量産機]]に捕食され、無惨な姿となった[[アスカ>惣流・アスカ・ラングレー]]と[[エヴァ弐号機>エヴァンゲリオン弐号機]]を見たシンジは絶叫。ここで25話が終わる。

続く第26話『まごころを、君に』にでも登場。
初号機は光の翼を展開し、エヴァ量産機によって拘引され、人類補完計画のトリガーとされてしまう。
シンジは既に生きる気力を失っていたのと、[[第2使徒リリス>リリス(新世紀エヴァンゲリオン)]]の復活、そしてオリジナルのロンギヌスの槍が帰還したことで遂に補完計画が発動される。

全人類がL.C.Lへ還元され、リリスへと還っていく。
冬月がL.C.Lへと還元される時にはユイが幻影となって登場した他、ついにゲンドウの前にユイが現れる。
久しぶりに会った夫と少し話をし、ゲンドウに対して『バカね。私はずっとここにいたのに。』と返した。

リリス(レイ)と再開したシンジはリリスと話していく中、徐々に生きる気力を取り戻していき、ついに

&bold(){&font(Blue){『もう一度会いたいと思ったんだ。}}

&bold(){&font(Blue){その時の気持ちは本当だから。』}}

と言い、人類の補完を否定。
リリスの肉体も崩壊し、エヴァ量産機も石化して落下。
その中で、ユイとシンジはついに再会する。
赤い海の中で、ユイがシンジの頬にそっと手を当てる。

&bold(){&font(#F7D358){『もういいのね?』}}

&bold(){&font(Blue){『幸せがどこにあるのか、まだ判らない。}}

&bold(){&font(Blue){だけど、ここにいて…生まれてきてどうだったのかは}}

&bold(){&font(Blue){これからも考え続ける。}}

&bold(){&font(Blue){だけどそれも当たり前のことに何度も気づくだけなんだ。}}

&bold(){&font(Blue){自分が自分でいるために…。』}}

最後の会話をしたシンジは赤い海から地上へ、ユイは初号機の中に留まってロンギヌスの槍と共に宇宙へと旅立ったのだった。


**[[漫画版> 新世紀エヴァンゲリオン(漫画)]]
基本的には同じ。
だが、再開したゲンドウとの会話が増えていたり、シンジを見送る際にはゲンドウと共に&bold(){&font(red){生きろ。}}と言っていたり、夫と子に対する愛情は非常に深い。

単行本14巻に収録されている『夏色のエデン』にも登場。
冬月ゼミの生徒として登場しているが、旧劇やアニメなどの回想シーンとはだいぶ変わって&bold(){&font(red){非常に天然である。}}
研究室でネズミのケージをひっくり返して追いかけっこしてたり、メガネを無くしたりとドジなシーンが多いものの、研究者としては非常に優秀らしく、国が争うレベルらしい。

[[マリ>真希波・マリ・イラストリアス]]との出会いも書かれている。
マリが掛けているメガネはユイからの贈り物であると判明した。
そしてゲンドウと初めてあったシーンも描かれているのでぜひ見て欲しい。

**[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]
基本的に原作アニメと同様。初号機を第4の使徒戦で暴走させる。
精神世界でも声だけだが登場しており、ゲンドウに対して

&bold(){&font(#F7D358){『名前、決めてくれた?』}}

&bold(){&font(Blue){『男だったら、シンジ}}

&bold(){&font(Blue){女だったら、レイと名付ける。}}

という会話をしている。


**[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]
エヴァ初号機として登場。
レイとゲンドウの食事会シーンで(幻影として)登場する。
レイがゲンドウにみんなとの食事会を持ちかけた際、レイの姿がゲンドウにはいつの日かのユイの姿に映っていたようだ。

最終盤の第10の使徒戦で初号機が覚醒するが、これはユイの意思ではない。
シンジ自身の意志と力がエヴァ初号機を覚醒させたのである。
その後、ニアサードインパクトを起こすものの、カシウスの槍で貫かれ、初号機は取り込まれたレイ、シンジ(とユイ)を乗せたまま宇宙へ放置されてしまうことになる。


**[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]
本人は登場せず。エヴァ初号機もAAAヴンダーの主機として使用される有様。
が、冬月から彼女の過去が明かされる。
旧姓は&bold(){&font(red){綾波ユイ}}であり、彼女が初号機の中にいる理由はエヴァ初号機へのダイレクトエントリー実験が失敗したからであった。
(当時のプラグスーツと思われるようなものを着て文字通りダイレクトにエントリーしている彼女の回想シーンが見れる。)

また彼女の情報だけがクローンである''『アヤナミシリーズ』''に残されたと言う。

**[[シン・エヴァンゲリオン劇場版:||]]
満を持して本人がご登場。
ゲンドウの回想シーンにて彼女が直々登場する。

#region(ゲンドウとの関係とネタバレ)
ゲンドウは子供の頃から1人であった。
1人が好きだった彼は『1人』が普通であった。

彼は成長し、冬月、マリといった人達と出会う。
その中にはユイもいた。
ユイはありのままのゲンドウを受け入れてくれた。
シンジも生まれ、ゲンドウは初めて『1人』ではないことを知った。

しかしユイは消えてしまった。
彼は生まれて初めて『独り』になってしまった。
親に愛されたことの無いゲンドウはシンジとどう接すればいいか分からない、近づかないことがシンジの為になると思っていた。

ユイを失ったゲンドウは徐々に狂い、ユイを元にしたクローンであるアヤナミシリーズのL.C.L水槽を両手で眺めるほどであった。

ゲンドウはたった一つの願い『ユイに会うこと』のために、最後に残された2本の槍を[[エヴァンゲリオン・イマジナリー>リリス(新世紀エヴァンゲリオン)]]へと刺す。

人類補完計画が発動され、アディショナルインパクトが起きる。
しかしユイに会えない。ゲンドウはシンジを見た。
そしてミサトの決死の特攻によって届けられた人類の意志でつくられた''『ガイウスの槍』''が届く。


&bold(){&font(Blue){『ユイ…そこにいたのか…』}}


ゲンドウはユイはシンジの中にいたということを知る。
精神世界でゲンドウは幼きシンジを抱きしめる。


&bold(){&font(Blue){『すまなかった…シンジ…』}}


そしてゲンドウからシンジへとトリガーが移る。
[[カヲル>渚カヲル]]、アスカ、レイといった仲間を助け、見送るシンジ。
ゲンドウの起こしたことの落とし前を付けるため、自分の落とし前を付けるため、シンジは自分にガイウスの槍を刺そうとする。
後ろから誰かが刺そうとした槍からシンジを庇う。

&bold(){&font(Blue){『誰…?綾波…?いや違う。}}

&bold(){&font(Blue){『そうか…父さんは、母さんを見送りたかったんだね。}}

&bold(){&font(Blue){『それが父さんの"神殺し"。』}}

ユイがシンジの身代わりとなり、ゲンドウもユイと共に自身に槍を刺す。そして今までの全てのエヴァンゲリオンに槍が刺され、エヴァの無い世界が誕生したのであった。

新劇場版におけるユイの目的は『シンジの身代わり』である。
シンジが最終的に自分に槍を刺すことを見越して、彼女は初号機にダイレクトエントリーして初号機のコアとなっていたのである。


#endregion



*余談
『シン』にて判明したが、人間ではない何者かが、ゴルゴダオブジェクトには6本の槍、そしてアダムスを残したとされる。
しかしゲンドウは''『ユイもここにいた。』''と言っている。

つまり、ユイはアダムスと同等の存在、人間ではないとも推測できる。

漫画版や旧劇で彼女の目的が明かされる。
それは''『人間がいたという証拠を残すこと。』''である。
そのためにエヴァに自分から取り込まれたのであった。これ冬月しか知らないことであり、ゲンドウは知らなかった。

#center(){
&bold(){生きていこうとすれば…}}
#center(){
&bold(){どこだって天国になるわ。だって生きてるんですもの。}}
#include(テンプレ2)
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#vote3(time=600,21)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 全ての元凶だけど、シンエヴァであんな理由されたら嫌いになれないって……  -- 名無しさん  (2021-06-18 06:30:45)
- ゲンドウの心を開かせた魅力や、夫と息子に対する愛情は本物だったんだろうが、エヴァのテストパイロットという重要なポストを任されてたんだから、人類補完計画推進派だった可能性もあるよね・・・  -- 名無しさん  (2021-06-18 07:44:35)
#comment
#areaedit(end)
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