スパルタカス(ゴルゴ13)

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スパルタカス(ゴルゴ13) - (2015/03/30 (月) 16:41:06) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/01/05(火) 05:10:13
更新日:2024/02/04 Sun 00:19:12
所要時間:約 4 分で読めます




「よう、お前さんもニグロを殺したくて参加したクチかい?」

「………」

「俺もニグロは大嫌いだぜ、汚くてオマケに臆病ときてる。
今までニグロに骨のある奴なんて一人もいなかったぜ」

「………」

「いや、一人だけいたっけ、ありゃコンゴ動乱のときだったな。
危うくこちらが殺られるところだったぜ」

「そいつがまた妙な名前でな、ローマの奴隷叛乱の首謀の名を名乗ってやがったのさ、えーっと…なんだったか」

「………スパルタカス」

「そう!そのスパルタカス!
へへっ、ニグロのくせにイキな名前をつけやがって。
アイツはきっと大物になるぜ!
いや、もうなっているかも知れねぇ」

「……」



ゴルゴ13』の登場人物。



「鬼畜の宴」に登場した。
長身の黒人で髪型は長めの角刈りでスーツをビシっと着こなしているイカしたガイ。

デューク東郷さえもプロと認める男。

老後の退屈しのぎに、南米で人狩りなどの非道を行う実業家二人。
しかしそれにも飽きてきてプロの殺し合いが見たい、とスパルタカスを雇う。
当初スパルタカスは報酬の低さから渋るも報酬を釣り上げられたため、
『この挑戦を受けなければゴルゴ13を二流とみなす』と挑戦状を送り付け、二人はコロッセオで対峙。
この際ゴルゴは「スパルタカス程のプロがなぜこのようなことをしたのか知りたかっただけ」と来た理由を説明している。

銃撃戦の末に腹をやられるがあのデューク東郷にトドメの弾を残させない程の素晴らしい動きを見せた。
「ま、あのゴルゴ13に止めを刺せないまで弾を使わせたんだ。上出来だろう」とスパルタカス本人も述べている。

まもなく半世紀に届くほどに永い連載期間において、補正抜きの真っ向勝負でゴルゴ13の弾槽を空にさせたのはスパルタカスのみ
これだけで彼の凄さが分かるだろう。


いまわの際に老醜二匹にハメられた事を知ったスパルタカスは二匹の始末を依頼、ゴルゴ13はそれを許諾した。

老醜のボディガードは空港でテロを偽装して他の飛行機が発着できないようにしてゴルゴ13を足止めし、鉄壁の守りを誇る鉱山へ逃げ込もうとするが、
到着先の空港に降り立った老醜は、傭兵部隊に紛れ、民間機と違い途中給油の無い輸送機で先回りしていたゴルゴ13に狙撃されるのだった。


なお上記のやり取りはデューク東郷が二匹を狙撃したあと傭兵カーゴに混ざって撤収する際に居会わせた、名も無き傭兵との会話である。


その潔く堂々とした男ぶりや、最後の『その名、スパルタカス』での味のある余韻からも人気も高い。
カリフォルニア軍団」のモランド大佐と並び、屈指の漢と言われている。




※モランド大佐…雇用主の為に軍隊でゴルゴを襲うが返り討ちに。最後、死を目前に

「断わっておくがこの襲撃とお前の依頼人、Mr.ハミルトンは何の関係もない」

「………」

「分かっただろうな? 彼は何も知らないのだ!」

「……よく分かったよモランド大佐
…この作戦は民間人が考えつくものじゃない。
歴戦を経た軍隊のものだからな……」


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