動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグ

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動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグ - (2016/10/27 (木) 21:32:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/09(日) 20:44:34
更新日:2024/04/17 Wed 01:14:23
所要時間:約 4 分で読めます




ドラえもんのひみつ道具の一つ。


劇場版第10作「ドラえもん のび太の日本誕生」で使われた道具。
というかこれ以外で使われたことのない、所謂「映画限定一発道具」の一つでもある。

名前通りセットになっており、


  • 動物の遺伝子アンプル
いろんな動物の遺伝子情報を詰めたアンプル。
後述のクローニングエッグに注入することで望む動物を誕生させられる。

と、

  • クローニングエッグ
遺伝子アンプルで注入された動物の情報から、その動物を孵化させる。
誕生直後は卵と同じ手乗りサイズだが、成長すると実物大になる。

の二つで一つ。


ペット大臣を任命されたのび太にドラえもんが与えた。


まぁぶっちゃけ、ペットが欲しいなら「ももたろう印のきびダンゴ」があるし、
原作準拠の「クローン製造器」や同じ映画限定道具の「タマゴコピーミラー」の方が使い勝手はいいので、全体としてみれば微妙なまさに一発道具といえよう。






















というのはこの道具の表向きの姿。

その真の能力は「遺伝子を混ぜ合わせられる」ことである。


クローニングエッグに遺伝子アンプルを注入する際、複数組み合わせて入れてもちゃんとその動物の特徴を持って誕生するのである。

作中ではのび太が

  • 白鳥+馬=ペガサス
  • 鷲+ライオン=グリフォン
  • ワニ+鹿+蝙蝠(原作ではトカゲ)=ドラゴン(龍)

という掛け合わせをやってみせた。
相変わらず、道具が絡んだ時のこの発想力はとんでもないと思う。


とにかく、たとえ幻想動物だろうと、それが複数の動物の特徴を組み合わせたものなら創造可能ということである。
当然遺伝子の拒絶反応や不具合もない、まさに夢の道具である。


想像してほしい。
雄々しいヒッポグリフに乗って空を飛び、縁起の良い麒麟(ジラフにあらず)の背に跨り街を闊歩する姿を。
その気になれば、四神やヤマタノオロチさえ作れるかも知れない。

数あるひみつ道具の中でも、この道具ほどそうした純粋な夢を叶えてくれる道具はそうないだろう。








まぁ、
各動物のパーツ配置が思った通りにならなければ、悲惨なことこのうえないが。

ついでに、作中では結局この3匹、タイムパトロールに保護されてしまったので、実際の所こういう使い方はダメらしい。
この三匹は後に架空動物(勿論、バイオテクノロジーで作られた人造生命体)が暮らす空想動物サファリパーク(単行本26巻参照)で
人魚やユニコーン、フェアリーなどと一緒に大切に育てられている。

ザ☆ドラえもんズスペシャル』では前日譚(?)が描かれており、サファリパークからスフィンクスが観光客のタイムカメラを盗み出し、
4000年前のエジプトに逃走するというエピソードがある。
ドラえもんズにより無事保護されるものの、その活躍を見たエジプト人たちが「スフィンクス」の伝説を思いつき、
砂漠に例の石像を建造した…という無限ループになっている。
ちなみにドラえもんズもエジプト人によって記録されることになった。「スフィンクスと戦う虹色のタヌキ」として…。






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