仮面ライダーアビス

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仮面ライダーアビス - (2013/11/28 (木) 22:30:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/13(金) 04:40:34
更新日:2024/02/12 Mon 21:16:20
所要時間:約 ? 分で読めます




「私に勝てるライダーはいませんよ」

「この場で私が…死刑を申し渡す!」


『仮面ライダーディケイド』の『龍騎の世界』に登場する龍騎タイプのディケイドオリジナルライダー。

変身するのは、鎌田・P・不二美(演:入江雅人)。



『仮面ライダー龍騎』がモチーフのライダーに変身する鎌田の正体は『仮面ライダー剣』の怪人〈アンデッド〉であり、“剣の怪人が変身する龍騎のライダー”というディケイドならではのコラボライダーと言える。


【鎌田】
『龍騎の世界』でシンジが勤める『ATASHIジャーナル』の副編集長。下の名前は不明。
その正体はパラドキサアンデッドであり、自身の正体に感づいた桃井レイコ編集長を殺害、夏海に罪を着せた。
アンデットの力を使ったおかげで完全犯罪だったが、警察が結構無能だったり裁判制度がアレな世界なのでそんなに意味はなさそうだった。

その後、夏海を有罪にするため仮面ライダーアビスとして仮面ライダー裁判『ライダーバトル』に参加するが、タイムベントにより犯人と暴かれ、ディケイドと龍騎相手に戦い敗北。『剣の世界』へ逃れた。
やはり緑色の血だった。

『剣の世界』ではBOARDの理事長になっており、ブレイド達のライダーシステムを集め〈ジョーカー〉誕生を目論んでいたが、ディケイドとブレイドにより完全に倒された。

鳴滝と手を組んでおり、ディケイドで4週に渡り士の前に立ちふさがる。結局鳴滝が何をしたかったのか、なぜ『龍騎の世界』に赴いていたのかは不明のまま。

戸籍がないであろう世界でジャーナリストになり、副編集長になったうえ自分の世界では理事長という職には恵まれたおっさん。



【仮面ライダーアビス】

スーツアクター:永徳

鎌田が『龍騎の世界』で変身する仮面ライダー。モチーフはサメで、カラーは水色。
顔はどことなく王蛇に似ている。
ゲストとはいえ、なかなか凝ったデザインをしている。

デザインは、ライダーや怪人でおなじみの篠原保氏。
補完的なライダーらしく、自分が担当したライダーとプレックスデザインのライダーの中間あたりのデザインにした、とのこと。
王蛇(プレックス)とシザース(自分)の間に置くと、なんとなく落ち着けるらしい。

龍騎系ライダー準拠のデザインだが、配色は異なる(龍騎、ナイト、ゾルダを除いたライダーは黒スーツだがアビスはその一部に水色が配色されている)。

能力は高く、ディケイド、龍騎、ナイトの三人を吹き飛ばし士に「強すぎる」と言わしめた。カードのAPだけならサバイブ、オーディン、オルタナティブのような強キャラには及ばないもののゾルダやユナイトベント込の王蛇並みで、リュウガとはアドベントと所持していないガードベントを除けば互角(つまり龍騎より上)。

龍騎の世界のライダーではリュウガ、王蛇を除いた11人とアビス、そして別世界からの参加者であるディケイドで13ライダーになる。

召還機はコバンザメ型の〈アビスバイザー〉で、龍騎やライア同様左腕に装着している。
口の中にカードを入れて読み込ませる。
先端から光刃を連射可能。

契約モンスターはサメ型の〈アビスハンマー〉と〈アビスラッシャー〉の二体を保有している。
カードはアビスラッシャー仕様。武装もアビスラッシャー由来なのでアビスハンマーはおまけ程度。

ストライクベントもしくはファイナルベルト時には契約モンスター二体が合体し、巨大なサメ型モンスター〈アビソドン〉(原典未登場)になる。
4つの形態があり、状況に応じて変形する。

DCDオリジナル設定なのか、アビソドンが倒されてもブランク体にならなかった。


ちなみに龍騎の世界でのライダーは基本支給品で裁判の道具であり、検事や弁護士といったポジションではなく関係者の鎌田が使用したことから、作品としてではなくあの世界だけで考えると特に鎌田専用のライダーや悪ライダーではないと思われる。


◇アドベント:〈アビスラッシャー〉 AP5000
使用するとアビスハンマーも一緒にくる。
これはインペラーに似ており、こちらはギガゼールを召喚すると大量のガゼル系モンスターを引き連れてくる。

どちらのモンスターも原典の『龍騎』の野良モンスターや海外リメイクの『ドラゴンナイト』に登場している。


◇ソードベント:〈アビスセイバー〉 AP3000
鮫の歯の形をした剣。アビスラッシャーが使うものと同形状
本来はアビスラッシャー同様二刀一対で、カードにも2本描かれている。ただし、バイザーを外さなければならないためか劇中では使用されず。
二刀流は『仮面ライダーディケイド 特写写真集』で確認できる。


◇ストライクベント:〈アビスクロー〉 AP3000
アビスラッシャーの頭部を模した手甲で、右腕で持つ。
鮫型の高圧水流を放つ《アビススマッシュ》を使用できる。
その際にできた水面からは、アビソドンを召喚できる。


◇FV:《アビスダイブ》 AP7000
アビソドンを召喚し、敵を攻撃させる。




そんなディケイドならではの強敵ライダーだったが、『オールライダー超スピンオフ』では悲しい扱いを受けた。


クイズで「サメがモチーフのライダーは?」と出題された時のことである。
もちろん、このアビスのモチーフこそサメなのだが……



















士「そんなのいたか?」




















そんなのいたか?





















そ ん な の い た か ?











なかった事にされている。あるいは忘れられている。
ユウスケも夏みかんも海東も首を傾げ、アビスをなかったかのように扱った。


そして、クイズの正解は『ファイズ』だった……(初期はサメモチーフだったらしい)。

哀れアビス……。



ちなみにSPカードとしてガンバライドに参戦している。
効果は1/3の確率でコウゲキ+800、失敗するとボウギョ-400
というロマン溢れる代物。
敵が使うとやたら成功するから困る



【過去と未来の鎌田が…ひとつに!】
第7話(後編)で士が言った言葉。
タイムベントにより士とシンジが過去へ飛んだ際、一緒に飛んできた鎌田が過去にいた鎌田と一体化した時に発した。

まぁ言葉通り一つになっているのだが、見たまんまの状況を言葉にするという、あまりのシュールさからネタにされる。
余談だが、士とシンジにも同じことが起きているはずである。

その後、鎌田は再び「変ん身!」した。

また、『Double-Action Abyss form』やら『KAMATA form』やら言われていて、動画まで作られている。



【真空波】
生身の鎌田が繰り出したアンデッドの技。
これを遠くから放って桃井編集長を殺害したが、タイムベントで過去に跳んできた士たちによって阻止された。
ファンからは『鎌田カッター』と呼ばれることもある。

OPのPVではGACKTが真空波を放っており、これも『鎌田カッター』と呼ばれたりする。
ちなみに、このPVでは何故かパラドキサアンデッドが敵として登場している。
GACKTの扱いが曖昧な描写のせいで鎌田=パラドキサ≒GACKTという捉え方もできなくはない。



【ファンからの扱い】
原典『仮面ライダー剣』において、ハートのカテゴリーKのアンデッドはすでに封印済みで登場しなかったため、ファンの間ではハートのカテゴリーKのアンデッドの人間の姿について度々議論されていた。

そしてついにディケイドにてベールを脱いだハートのカテゴリーKは、鎌田というまさかのくたびれたおっさんだった。
このことに剣ファンはいろんな意味で衝撃を受けた。

しかも、龍騎の世界のオリジナルライダーとして、続いて剣の世界ではBOARDの理事長として士と敵対するというボスキャラとしての風格を見せた。

以上のことからディケイドのキャラでは、ニ-サンこと海東純一と並んでカルト的な人気を誇り、某大手BBSでは彼をネタにして盛り上がっていた。

ちなみにこれでカテゴリーKはすべて通常フォームに倒されてしまったことになる。上級アンデッドェ…

演じた入江雅人氏は『サラリーマンNEO』等でおなじみのベテラン。
ブログでは『「仮面ライダー」直撃世代で、「変身」と言えて良かった』と喜んでいて、子供の頃の思い出についても語っている。

何だかんだでファンにも中の人にも愛されているのだった。



【グッズ】
出番の少ないゲストライダーなので、多くはない。
バックルやカードは仕方ないとして、ソフビも発売されてない。まあゲストだしね…
その分、マスコレやガシャポン等では出ている。

大人向けアイテムに関しては、魂ネイション2011にてS.H.Figuartsが参考展示された。
カッコいいのだが、いずれ出ると思われる契約モンスター共々、限定になる可能性が高い………と思いきや、まさかの一般化。同時に発売されたのは放送中のウィザードのインフィニティ
13ライダーですら限定行だというのに破格の扱いである。また、パッケージは他の龍騎ライダーと同じような配置。
素体はfigmaドラゴンナイトに負けじと作られた龍騎アーツと同じなので可動造形含め良好である。
また、ゲスト怪人と同じくくりでスーツが作られたアビスだが(しかも龍騎たちはドラゴンナイトでリニューアルされたスーツである)、こちらでは同じ様に作られているため、かっちりした出来に。更に水色もメタリック塗装。各部武装に加え前述の設定だけの二刀流も可能。
これは契約モンスターが限定だろうか。

また、魂ネイション2009では『RIDER WARS』というS.I.C.の巨大なジオラマが展示され、ディケイドを囲む30人以上のライダーの中にアビスが含まれている。
こちらもカッコいい。
このジオラマの様子は『S.I.C. HERO SAGA vol.3』に掲載された。

ラウズカードセットがプレミアムバンダイで受注されていたので、アビスを含めたアドベントカードもいずれ限定で出すと思われる。
後に「仮面ライダー龍騎 アドベントカードアーカイブス」としてプレバンで商品化され、アビスのカードは「仮面ライダーシリーズ カードアーカイブス対応バインダー(カード同梱版)」に付属した。


余談だが、『仮面ライダー OFFICIAL DATA FILE』104号はアビスが表紙を飾っている。




士「鎌田とアビスの項目が…アニヲタWikiに!」

鎌田「編ん集!」


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  • まさかの一般発売 -- 名無しさん (2013-06-04 22:03:27)
  • 特別扱いなリュウガが存在しなかったら、こいつが13ライダーに入ってても違和感ないな。 -- 名無しさん (2013-06-29 20:25:22)
  • パラドキサアンデッドはワイルドカリスのクリソツでよかったろ… -- 名無しさん (2013-07-16 14:42:39)
  • ちなみに同じ龍騎ライダーのライアは、エイの仮面ライダーで、ある意味近縁。  -- 名無し (2013-07-16 15:18:15)
  • 元々はワイルドカリスみたく真っ赤な体色になる筈が、ミスで通常アンデッド同様の黒になったそうな -- 名無しさん (2013-11-28 22:27:43)
  • 鎌田もアビスも好きなんだが、浅倉とやり合って勝つイメージが浮かばない -- 名無しさん (2013-11-28 22:30:22)
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