アンジェラ(聖剣伝説3)

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アンジェラ(聖剣伝説3) - (2020/05/16 (土) 15:15:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/04/26(木) 03:27:23
更新日:2024/04/29 Mon 22:05:57
所要時間:約 5 分で読めます







もうお城には、帰れない…

これからどうしたらいいんだろう…



アンジェラとは、ゲーム『聖剣伝説3』の登場人物。
6人の主人公のうちの1人。

■概要

年齢:19歳
身長:165cm
体重:48kg
武器:杖
CV:大久保瑠美(リメイク以降)


「魔法王国アルテナ」の王女にして、母に似て艶やかな色気を持つ美女。
王家の娘でありながら、全く魔法が使えないことにコンプレックスを抱いている。
自分を見てくれない母への反発や寂しさから、いつもいたずらをしては城内を騒がせ、教育係のホセやヴィクターを悩ませている。19歳でまだ反抗期ってどうなのよ
しかし、その潜在魔力は母を凌ぐと言われ、使いこなせば一国を傾けるなど容易い。
ゲーム中ではそれを裏付けるように、あるクラスになると世界を滅ぼす呪文を習得出来る。

ちなみに、若き日の母ヴァルダは、アルテナに攻めて来た敵に対してキレてアンジェラのように暴走。
雪原には巨大な【凶】字型の炎が浮かび上がり、敵である竜の軍団を一瞬で消し飛ばしてしまった。
そして、祖母は吹雪を起こし敵軍を一瞬凍りつかせて(雪だるま)いる。

なんなんだお前ら一族……。

見た目は色っぽいお姉さんキャラで、衣装もレオタードとかなり過激。
ゲーム内のグラフィックでも強調されたくびれや凹凸が、何ともなまめかしく、要塞都市ジャドでの脱獄イベントでは見張りのビースト兵を色仕掛けで誘い込み、閉じ込めている。
ショタ時代にプレイし、そのまま惚れた子も少なくないはずだ。精通した子もいたとかいなかったとか
だが、リースの異常な人気や、魔法がカウンターの格好の餌食になるシステムから、アンジェラが噛ませ化される二次創作も多い。

雪国であるはずのアルテナでこんな格好をしていることはよくネタにされる。
まあ国内は魔力により暖かく保たれているようなのだが、それにしたってレオタード一枚は中々。
そしてこの格好で雪降る王国の外に放り出されたのだからたまったものではない。そりゃ倒れるわ……と言うか、よく生きてたものである。

親からの愛情に飢えた影響か、性格は勝ち気で自由奔放であり、年齢にそぐわない稚拙な言動も目立つ。
だが、根は繊細で、所々でポツリと弱音を漏らす場面も。

リメイク版では各地の厳しい環境に愚痴を漏らしたり、
町では情報収集などを仲間に任せて自分は宿屋で休むなどお嬢様育ちでわがままな一面を見せるようになった。
一方で声優さんの演技や投げキッスや笑顔などの可愛らしいモーションにより
「大人っぽいけど子供っぽい」彼女のキャラクターがさらに魅力的に描かれている。
フォルセナ救出後、母国が攻め入ったことに対して申し訳なく思ったり、デュランとケヴィンが互いの腕前を評価し手合わせしたいと語るのを見て、男の友情はいいなと言ったりと成長を感じさせる描写も多い。

【旅立ち】

魔法の源たるマナの突然の減少。それは魔法王国の滅亡を意味する。
それを打開する為にマナの剣を手に入れようとする理の女王ヴァルダは、己が娘の命を犠牲にし禁断の呪法を用いると発言。
恐怖と絶望から絶叫したアンジェラは、魔力の暴走で瞬間移動し、王国の外に倒れていた。
なんとか近隣の村で保護してもらうも、*1自身が反逆者として指名手配中と知る。

どうしようも無くなった時に聞いた、占い師の導きで「聖都ウェンデル」を目指すことにした彼女は、
忍びよる暗殺者の影におびえながら世界の命運巡る旅に出る。

「……行ってみよう……きっと今よりマシなはずよ! 魔法が使えるようになれば、きっといつかお母様も、私をみとめてくれる……必ず……」


【余談】

主人公や仲間にせずNPCにした場合は、ジャド以降出番が最も少なく、行動に謎が多い。*2
デュランを主人公にした場合、終盤アルテナ城にて会う事ができるが、突如現れた事から推測するに旅の途中から城に囚われていたのではないだろうか。
このイベントで、母を救ってくれたデュランにホの字の様子のアンジェラが拝見できる。

主人公のひとりのデュランとは敵対国ということもあり、
パーティに二人ともいるとストーリー中で度々衝突する。
基本的にはデュランのデリカシーのない台詞にアンジェラが怒って喧嘩になるのだが。
フォルセナでデュランの家の前でのイベントが起こる頃にはアンジェラがデュランをからかったりする。

また、大体誰に対しても「マナの女神様なら何とかしてくれるはず(要約)」と投げやりな助言しかしないフェアリーであったが、
一応彼女に限って言えば「マナストーンの近くには必ず精霊がいるから、彼らの力を借りれば魔法が使えるようになる」と至極真面目なアドバイスをくれる。
初めの精霊であるウィル・オ・ウィスプと出会った際にも「後は『知性』が上がればアンジェラも魔法が使えるようになるはずだよ」と少々メタなフォローまでしてくれる。
この辺りは若干ヒロイン補正のようなものを感じなくもない。

自身を主人公にした時のエンディングで*3パーティ内に男キャラがいる場合、
〆で「魔法より素敵なもの見つけちゃったもんね!」と特定の男性に向けた発言が出る。*4
好意を向けられた男キャラもアンジェラの気持ちには気づいていない様子だった。

■性能

【初期ステータス】

力:2
素早さ:2
体力:2
知性:6
精神:5
運:4

魔法の威力に関わる「知性」が全キャラクター中トップ。連動して「魔法防御」も高い。
本作では属性のついた攻撃魔法の大半は彼女だけが習得でき、戦闘では攻撃魔法が主な戦法となる。
魔法の威力は「知性」の数値に影響されるが、光属性等の一部の魔法は「精神」の数値が影響するので、
レベルアップは「知性」「精神」「体力」を中心に上げていくとよい。
「精神」の数値も高いので、パーティにシャルロットを入れていない場合は「ポトの油」要員にもなる。

大半の攻撃魔法を覚えられ、敵を一掃できるので心強いが、武器の攻撃力や防御力はシャルロット同様に脆弱。
また、アンジェラを使用する上で注意したい点が、
一部のボスと雑魚敵に攻撃魔法や敵が対象の補助魔法、クラス2以降の必殺技を使うと、
敵がそれに反応して強力な必殺技や魔法でこちらに反撃してくるルーチンを持つという点
攻撃魔法を主力とするアンジェラにとって、カウンター持ちの敵は不利な相手となり苦戦を強いられる。*5
この点は彼女以外の使い手達と攻撃アイテムの使用も同じなので留意しておきたい。
ストーリーの後半は物理攻撃がインフレし易いので少々肩身は狭いが、ド派手な魔法の演出は見て損は無い。


リメイク版(A〜E評価、Aが最高)
力:E
守:E
知性:A
精神:A
運:C

相変わらずの魔法は最高、物理は最低というわかりやすいステータス。
攻撃モーションも遅く攻撃力も低いため殴り合いは文句なしの最弱。
MPを節約したい場面でなければ殴り合いに参加すべき人材ではない。
シャルロットのような自衛力もないためひたすら後衛に徹するべきだろう。
代わりに魔法が大幅に強化されており、MPさえあれば敵を圧倒することができる。
最序盤はMPがすぐ切れるためかなり弱いが、クラス3以降のアビリティが強力で
魔法のクルミが買いやすくなってくると欠点が解消されて一気に強くなる晩成型。

ただしパーティーで最も脆いため、ボスの大技などを食らえばまずダウンは免れない。
NPC操作だと「予告が出ている間に離脱する」タイプの攻撃を得意とするボスと致命的に相性が悪いのが難点。
プレイヤー操作だと安全地帯を見つけてひたすら魔法を唱える別ゲー状態になる。
非常に強いがゲームの楽しみ方としては変則的なので初周ではおすすめしない。

また、アーマー持ちの雑魚は魔法ダメージが通りにくく相性が悪い。
まず強攻撃や必殺技でアーマーを剥がしてから魔法を撃つなどの工夫が必要となる。
詠唱の短い下級魔法を連発してゴリ押すのも手だが。



今回は育成ポイントの箇所によって取得できる魔法の属性が変わってくる(力に振ると炎、運に振ると風、等)ため、
向かうべきダンジョンやボスに応じてポイントの振り直しを駆使するのも重要になってくる。

【クラス1】

  • マジシャン
必殺技:ダブルアタック

初歩的な魔法を使う駆け出しの魔術師。
魔法使いらしく、杖で殴って攻撃する。しかし、攻撃力は他のキャラと比べると弱め。
しかし、ゲームを進めて精霊を仲間にすると基本の攻撃魔法(対象は単体/全体)を覚えられるようになり、そこから本領発揮となる。
詠唱破棄のテクニック*6を使うことで魔法が発動するまでの待ち時間をキャンセルできるので、
うまく活用したい。

ちなみに、敵としてもマジシャンとその上位種であるウィザードおよびハイウィザードが登場するが、
どういうわけか彼ら、上位種になっても下位の魔法ばかりで上級魔法をまったく使ってこない。
純粋にステータスが高いので当然魔法の威力は上がってくるのだが、上位の魔法を使わない理由は不明。

リメイク版では振り分けたステータスに応じて魔法が使えるようになる。
最初に入る精霊はウィスプなので、まずは精神にポイントを回そう。
アビリティは強攻撃ヒットでMPが回復するリンクアビリティ「アブソーブ」が強力。
強攻撃が複数ヒットするホークアイと特に相性が良いが、
ヒールライト使いのシャルロットや光デュラン・ケヴィンにつければボス戦以外で消費アイテムを使うことはなくなるだろう。
脆さを補うため、敵に狙われにくくなる「隠密」も必ず取っておきたい。
必殺技は杖で飛び込みつつ脳天唐竹割りを叩き込み、横殴りで吹き飛ばす。
相手を複数巻き込める上に見た目以上に攻撃範囲が広く自分の後方以外はほぼカバーできる扱い易い技。
ぶっちゃけアンジェラ版十文字斬りであり、特にデルヴァーにクラスチェンジする場合は長くお世話になるだろう。
また相手のアーマーを剥がす場合にも積極的に使って行ける。

【クラス2】

  • ソーサレス(光)
必殺技:ピンクタイフーン

厳しい修行と鍛錬により多くの精霊魔法を使う魔術師。
闇属性以外の上位の攻撃魔法(対象は単体のみ)を覚えられる。
上級魔法は状態異常の追加効果がついており、敵を無力化させやすい。
必殺技では投げキッスで敵にダメージを与える。敵を魅了する効果はない。

リメイク版での追加アビリティはMP100%時に与ダメージが15%上昇する「マジックバースト」。
こちらは下級魔法の範囲増加版に加え、闇属性以外の上級魔法を覚えられる。
上級魔法は状態異常の追加効果がついているため敵を無力化させやすい。
同属性魔法を連続で唱えるたびに威力が上がる「エレメントコンボ」を生かすため弱点属性を狙っていきたい。
また戦闘中のMP消費を30%軽減する「特技MPセーブ」、20%の確率でMP消費を0にする「ブレッシング」など
MP切れ対策となるアビリティも覚えるため魔法のクルミの出費を抑えやすい。

リメイク版のピンクタイフーンは鈍足のハートが飛んでいき当たった敵単体をロック後に大爆発する範囲攻撃。
自分が操作する場合は相手にロックして大ダメージを与える技としてボス戦で頼りになる。
弾速の遅さも零距離で使えば良いだけなのでこの場合は問題は無い。
また最後の大爆発で周囲の敵にもダメージを与えるので雑魚を一掃する範囲攻撃としても使えるが、ダメージを与える範囲はあまり広くないので相手をなるだけ密集させた状態で使うのが望ましい。
欠点としてNPCに操作を任せていると明後日の方向に飛ばしがち。
そのうえ飛んでいったハートが消滅するまで硬直し続けている。危険なので撃たないように作戦を設定しておいた方がいい。


  • デルヴァー(闇)
必殺技:スターアタック

魔法を役立てることよりも、魔法の力そのものを追い求める魔女。
「ソーサレス」と違い、新たに覚えるのは闇の上位攻撃魔法「ダークフォース」(対象は単体のみ)だけ。
しかし、闇魔法は「???の種」や「武器防具の種」を集める時に重宝するので元は取れる。
「ダークフォース」は他属性の上位魔法と比べ、基本威力も高い。
敵に使えば下記の「デス・スペル」が発動する「ルーンの書」が集められるのもこのクラスの特権。
必殺技は星を飛ばして攻撃する技だが、某コレクターとは無関係である。

リメイク版の追加アビリティは味方が戦闘不能になると自身に魔法攻撃力・魔法防御力アップの効果がかかる「ラース」。
本作は戦闘中の復活手段が限られているため、基本的に戦闘不能は避けたいところだが、
プレイヤー操作でシューティングするならNPCを犠牲にパワーアップするのもありだろう。

魔法を唱えるたびにHPを消費するようになるが、威力が大幅に上がる「ペインマジック」が最大のウリ。
デメリットと引き換えに圧倒的な強化効率を誇り、弱点を突けばボスすらあっという間に削り取れる。
その代わりに魔法は下級魔法の強化版は光と共通ながら、上級魔法はダークフォースのみしか覚えられない。
火力全振りのクラスであり、脆さも全キャラ最高峰。NPC操作ならボス戦では蘇生させないほうが良いことも。
必殺技は前方に星を4発飛ばし、とどめに爆発する星を飛ばす。
見た目に反して完全な単体攻撃技。星を投げつけてる進行上に敵がいても当たらないので注意。
複数を攻撃したい場合はダブルアタックを使う事になる。
ピンクタイフーンと違いロック技ではないので外しても攻撃し続けてくれるが、命中率はイマイチ。
判定の大きい巨大ボスには近づかずとも当てやすく、長い無敵で回避にも使えるが
NPC操作だと瀕死の敵に撃ったりして一番威力のある最後の星を外しがちとやっぱり使いづらい。

【クラス3】

  • グランデヴィナ(光光)
必殺技:スパイラルロッド

マジシャンからもっとも純粋な成長を遂げた魔術師。
このクラスになるには「奥義の書」が必要。
光のクラス2「ソーサレス」で覚えられる上位の攻撃魔法が敵全体に使用できるようになり、
己の分身を生み出して多重魔法攻撃を仕掛ける「ダブルスペル」を覚える。
また、アンジェラのクラス3の中で、物理攻撃力がもっとも強くなる。
公式イラストは若き日の母に似ており、表情も大人しめになっている。
衣装のカラーリングは攻略本共々真っ赤なドレスであるが、ゲーム画面ではなぜか青い衣装を着ている。
必殺技は杖をブーメランのように回転させ、そのまま敵に投げ付けて攻撃する。他の必殺技と比べてちょっと地味。

リメイク版での追加アビリティは戦闘終了時にMPが15%回復する「リフレッシュ」。
ダンジョン攻略時の快適性に特化したアビリティで、道中でのMP回復の必要はほぼなくなる。
各種上級魔法の範囲強化版を覚えるほか、オリジナル魔法「ダブルスペル」を覚える。
アビリティはボス以外への与ダメージを20%上昇させる「強者」で雑魚狩りに強く、
全属性のダメージを軽減する「全属性軽減」で耐久面を補っており
耐久性と長期戦の弱さというアンジェラの扱いづらい部分を補った利便性に特化したクラスとなっている。
必殺技は原作同様杖を投げつけるのは同じだが、なんと竜巻を巻き起こし複数の敵に命中するようになっている。
ピンクタイフーンより当てやすいのでSPはこれに使っていこう。


  • アークメイジ(光闇)
必殺技:ダンシングロッド

精霊の力を借りて、強力な魔法を行使する魔術師。
このクラスになるには「秘伝の書」が必要。
「グランデヴィナ」と同じく、上位の攻撃魔法の対象が敵全体に広がるほか、
全ての精霊の力を融合して発動する魔法「レインボーダスト」を覚える。
「ダブルスペル」より消費MPが1高く威力も少し高め(最終的にはダメージ量で抜かれるけど)。
性能面で比べると上記「グランデヴィナ」とあまり大きな違いはない。
必殺技はアンジェラに魔法をかけられた杖が勝手に動き出し、敵にすっ飛んで行ってボコボコにする。
鳩時計のような効果音が結構シュール。

リメイク版での固有アビリティはHPが10%以下になるとMPが40%回復する「デスパレード」。
覚える魔法はグランデヴィナとほぼ同じであり、ダブルスペルがやや威力が高いレインボーダストになっている。代わりにレインボーダストと必殺技の範囲が狭くなっており、対応力ではやや落ちるといった具合。
同じ属性魔法を連続で唱えるたびに威力が10%上がる「エレメントコンボII」を覚え弱点属性を突くことでリスクなく高火力を出せる。
グランデヴィナの「強者」と違い、こちらはボスへの与ダメージを20%上昇させる「裁定者」を覚える。
これはリンクアビリティであるため、他キャラにつけられるうえ引き継ぎもできるという優れもの。自分につけてももちろん強い。
必殺技は杖を飛ばし、ヒットした後ロックして飛び回る杖がひたすら敵を叩き続ける。
ファンシーなエフェクトが出るようになりシュール感は減った。
ロック技なのでボス戦での他キャラの攻撃の援護に使える。

利便性ではグランデヴィナ、瞬間火力では闇クラスのほうが高く、どっちつかずな印象を受けるかもしれないが、
ぶっちゃけ光クラスは基本的に広範囲上位魔法連打(特にセイントビーム+)で雑魚もボスもどんどん溶けていくので、
利便性とボス戦火力を両立したいならば悪い選択肢ではない。

  • ルーンマスター(闇光)
必殺技:10t

魔法そのものの暗黒面を術に反映させる魔術師。
このクラスになるには「ルーンの書」が必要。本作の中で壊れ性能を持つクラスのひとつ。
敵単体に大ダメージ+ステータス異常にする攻撃魔法を覚えられ、
さらに自分より低いレベルの敵に999のダメージを与える即死魔法「デス・スぺル」を覚える。実はアンジェラがレベル50以上であればラスボスにも通用する。
他の魔法も石化、沈黙、雪だるま、黒焦げ*7と、敵単体を無力化させる能力はピカイチ。MP補給のクルミか金の女神像さえあれば、例えカウンター持ちだろうとどんどん雑魚敵が片付いていく。
実は、消費MPの少ない石化魔法「ストーンクラウド」でほぼ事足りるのは内緒(敵が石化状態になると即死となるため)。
また「デルヴァー」で覚えられる「ダークフォース」の対象が敵全体に広がるのはこのクラスだけ。
必殺技は杖を画面外に投げ飛ばして10tの錘に変化させ、敵の頭上に落とす。

リメイク版の固有アビリティは状態異常耐性を30%上げる「加護のルーン」。
全状態異常耐性のアクセサリが存在するToMではイマイチ使いどころが薄い。
自分より低レベルの相手を即死させる「デス・スペル」は同レベル以上のメイガスの魔法を
食らった雑魚はほぼ死ぬor瀕死なのでちょっと迂遠さが過ぎる面が否めない。
代わりにアビリティが充実しており、自分より低レベルの相手への与ダメージが20%増加する「アンフェア」がリンクアビリティなため極めて強力。
特に周回時は「マナの愛」で経験値4倍の恩恵が得られるため常にアンフェア状態を維持できる。
アンジェラを入れた周では引き継ぎ前にクラスリセットしてルーンマスターかアークメイジにしておこう。メインアタッカーの火力が違ってくる。

状態異常を誘発する上級魔法を覚えるうえに状態異常を受けた敵への与ダメージを上げる「状態異常特効Ⅱ」、
状態異常の付与率を上げる「状態異常アップオール」と状態異常に関わるアビリティを覚え、
状態異常で敵を無力化する性能はアンジェラのクラスで最も強力。
同じく状態異常関連を得意とするホークアイなどと組み合わせると良いだろう。

必殺技は少し前方の上空に10tの錘を発生させ、重みと衝撃波で範囲攻撃を行う。
攻撃判定は自身の前方に大きめの円範囲と比較的使いやすい範囲だが発生の遅さが難。
シャルロットの「どか~ん」と同じく自身前方円範囲で一発威力重視かつ発生遅めと見事に似たような性能をしている。
離れた位置から攻撃できるのでプレイヤー操作だとMP節約に使っていける。

  • メイガス(闇闇)
必殺技:ホットショット

魔法の知識を追い求めるあまり、道を踏み外した魔女。
このクラスになるには「禁呪の書」が必要。
太古の昔に世界を滅ぼす直前まで追いやった魔女と同じ力と姿。アンジェラのクラス3の中で「知性」が最高値に達する。
闇クラスは物理攻撃面がより強く成長することが多いが、彼女のみ逆。
新たに覚えるのは光以外の上位攻撃魔法(対象は敵単体のみ)と、作中最強の攻撃魔法「エインシャント」。
ちなみに「エインシャント」は一帯に巨大な隕石を落とし爆発を起こす魔法。
城だろうが、ジャングルだろうが、フラミーの背中で使おうがお構い無し。更に言うとあの紅蓮の魔導師や竜帝の切り札もこの魔法。そりゃ世界も滅ぶわ。
公式イラストでは、マントの下に鋼鉄のビスチェパンツというかほぼ股間隠し同然の紐パンと、
高い露出度のイケイケ女王様なアンジェラが描かれている。挑発的な目つきと微笑みがM心を震わせる。

「フフッ、こっちこっち」チュッ

必殺技は構えた杖の先から銃弾の如く火の玉が飛び出し、敵に4連射を撃ち込む。

リメイク版での固有アビリティは味方が戦闘不能になると30秒間魔法攻撃力が20%上昇する「ソウルハント」。
クラス2の「ラース」もあるので味方が死ぬとただでさえ高い火力が大幅に跳ね上がる。
リメイク版最大のバランスブレイカー。最大ダメージが999以上になったためエインシャントの火力が生きる環境になったことに加え、
ぶっ壊れアビリティ「ペインマジックオール」が彼女を最強アタッカーたらしめている。
ペインマジック同様魔法を使用するとHPが2%減る代わりに威力が30%アップするというものなのだが、
これが「生存している人数分」適用される。つまり、全員のほんの少しのHPと引き換えに威力が90%アップするのである。
90%というのは他のアビリティとは隔絶した倍率であり、ただでさえ高いアンジェラの火力がとてつもないことになってしまう。
難点と言えば操作キャラのHPが戦闘中減らないまま勝利することで得られる
ノーダメージ勝利ボーナスの経験値+10%が得られないことぐらいだが、
戦闘を速く終わらせて2回戦うほうがよっぽど効率が良いのでリスクになっていない。
むしろ「反撃」などのアビリティを安全に発動する利点にすらなる、クラス3全体でも最凶クラスのアビリティになっている。
覚える魔法も追加効果がない代わりに威力が高い上級魔法なので相性は良い。
さらに詠唱中90%の確率でのけぞり無効にする「スペルレジスト」まであり、
ボスを無理矢理大魔法で押し切ることすら可能。クラス3最強は揺らがないだろう。

必殺技は4連射どころじゃない超多段攻撃(低ダメージ)を行いラストに高威力の一撃を叩きこむ。
総ダメージは高いのだが、スターアタックと同様明後日に連射しがちで、
フィニッシュの前に隙があるので大ボス以外には基本的にフルヒットは望めない。

なおリメイクにあたって流石に色々マズかったのか、公式イラストから若干パンツの面積が増えた。ちくせう。

【クラス4】

  • ウィッチクイーン(光)
必殺技:ヘブンマリアージュ

あらゆる精霊を従える魔女の王。
リメイク版で追加された光の最終クラス。

固有アビリティは無効属性を無視してダメージを与えられる「エレメントマスター」。
弱点がなく属性耐性がありがちな後半のボスに対しても「エレメントコンボ」を決めにいける。

アビリティはボス以外への与ダメージが30%上昇する「強者II」が
リンクアビリティであるため周回時の雑魚瞬殺に貢献してくれる。
ボスが対象の「裁定者II」もあるが残念ながらリンクアビリティではない。

必殺技は前方に杖を飛ばし、ヒットした相手をロック。
両手から赤と青の魔法弾を連射し、最後に両方を融合させた紫の魔法弾を叩き込む。
どう見てもメドローア。25年の間にスクウェアとエニックスは合併したから問題ないけど。

  • スペルキャスター(闇)
必殺技:1000t

魔道を極めし呪文の紡ぎ手。
リメイク版で追加された闇の最終クラス。

固有アビリティは味方が戦闘不能になるとMPが8%回復する「グリード」。
ここまでくるともはやMPに困る事態はほぼ無いので無用の長物になりがち。

メイガスの項でも説明したぶっ壊れアビリティの上位版「ペインマジックオールII」が習得可能。
HP5%消費で40%威力アップとHP→威力の効率だけなら劣化しているが、
与ダメージ120%は他のアビリティ4~6個相当というイカれた強化率。
併用すればHP7%×3消費で与ダメージ210%上昇である。こんな魔法連打されたらそりゃ世界滅ぶよ…

自分より低レベルの相手への与ダメージを30%上げる「アンフェアII」もあり、
瞬間的なダメージ出力に関しては全キャラクター・全クラスでもぶっちぎり最強。
他にも詠唱中ののけぞりを完全無効化する「スペルレジストII」がなんとリンクアビリティ。
つまり引き継ぎ可能。回復役が殴られて中断することがなくなるため非常に強力。

必殺技は地面を氷結させ、10tの錘を落とす…が、氷に弾かれ失敗。
「これならどう!」と今度は1000tの錘を発生させ、氷ごと敵を砕く。
氷に当たった敵はロックされるうえ、1000tの錘の衝撃波の範囲は広い。
性能うんぬんよりも最初に失敗したところで「もう!」と怒るのが可愛すぎる技。


なお、クラス4になるために各キャラに対応したオーブが必要であり、それらを手に入れる前にボスとの戦闘がある。
その中でもアンジェラのボスは、アンジェラ一人で戦わなければいけない*8上、アンジェラが光クラスで向かうと作中屈指の強敵となり、無策で挑むとあっという間に全滅させられてしまう。
一方、闇で向かうとボスの 1000tの隙が凄まじい為、適当に回避して殴るだけで楽勝 とかなり極端な結果になる。

■小ネタ

プロローグのシーンで彼女が保護された「雪の都エルランド」から、すぐ南に行くと「零下の雪原」がある。
序盤でアルテナから逃げやむを得ずうろついた時とは違い、この時点で現れる敵のレベルは18。間違いなく即死レベル。

本来はストーリーの中盤に来る場所なのだが、ヒット&アウェイを繰り返し敵一体につき最低100回以上の打撃攻撃を与えながら、
ドロップで手に入るコインを集めて進むと、本来中盤で起こるイベントの発生エリアの前の場所まで行く事が出来る。
残念ながら、それより先に進めないように道が閉ざされているが、やり込む自信があるなら試してみるのも一興だ。
その後、しばらくゲームに触れたくなくなるだろうけど……。



↓以下、アンジェラに関するちょっとしたネタバレあり



















アンジェラの実の父親は、実は「草原の国フォルセナ」の英雄王ことリチャード。
彼女は2大国の王家の血を引く、とんでもないVIPだった。(加えて6人で唯一両親が存命である。)
本作の過去の時代の物語が描かれた『聖剣伝説 HEROES of MANA』でこの事実が判明する。
本作ではそのことははっきりと描写されていないが、それを匂わす場面はあり、
パーティにアンジェラを入れていると、ヴァルダに一人娘がいたことをリチャードが驚くシーンを見ることができる。
ヴァルダが一人で産んだことは、どうやらリチャードは知らなかったようだ。

リメイク版ではアンジェラの顔がよく見えるようになったため、
アルテナ人としては唯一瞳が緑色をしていることがよくわかる。
緑はフォルセナのイメージカラーであり、リチャードも同じ瞳の色である。
また、リメイク版ではアンジェラ主人公デュランなしのパーティの場合
黒曜の騎士と戦う時にアンジェラを見てリチャードの存在を感じている。


追記・修正はホセの説教に聞き飽きてからお願いします。

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