第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」

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第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」 - (2017/05/07 (日) 20:43:15) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/29(日) 23:38:50
更新日:2022/09/08 Thu 17:35:03
所要時間:約 8 分で読めます




ストライクウィッチーズの世界観において存在する部隊の一つで、本編の主役である 501「ストライクウィッチーズ」 に次いで発足となった統合戦闘航空団(以下JFW)。


欧州最大の激戦区、いわゆる「東部戦線」を担当戦区とし、ネウロイの占領下にあるカールスラント奪還を主目的とした攻性の部隊。

各国からエースが集まるJFWの中でも取り分け個性的なメンバーが集まった部隊で、
特に菅野カタヤイネンクルピンスキーの三名は、卓抜した戦果と裏腹なユニット損耗率の高さから部隊愛称をもじって「ブレイクウィッチーズ」などと呼ばれることも。
加えて激戦のためストライカー損耗率が高く、良好とは言い難い補給状態もあって、陸戦要員で構成された「ストライカー回収部隊」を擁している。
本拠地はペテルブルグだが、最前線にバラックを築いて寝泊まりする事も多い。

ネウロイに制圧されたオラーシャへ方面の逆侵攻「バルバロッサ作戦」の流れを受けて発足した部隊で、所属するウィッチにも同作戦に参加した者が多い。


長らく設定のみの存在で公式作品への登場が全くなかったが、2012年春、『ストライクウィッチーズ劇場版』にてついに陽の目を見ることに(チョイ役だけど)。

そして2016年10月より、彼女らを主人公としたTVアニメ『ブレイブウィッチーズ』が放送開始。
制作はSILVER LINK,
時系列はストライクウィッチーズ第1期と第2期の間。


《所属ウィッチ》(年齢は44年末時)

◆雁淵ひかり
CV:加隅亜衣

14歳。
アニメ版の主人公として設定され、アニメから登場したウィッチ。下記の雁淵孝美の妹である。
魔法力が低く、ウィッチの才能にはあまり恵まれていないが、慕っている姉のようになりたいという思いで続けてきた訓練により、
軍学校の同期どころか男性軍人にも負けないほどのずば抜けたスタミナを持ち、根性も中々に据わっている。
『ストライクウィッチーズ』の主人公宮藤芳佳とは、才能面でも性格面でも、対照的なキャラクターと言えよう。
ネウロイと物理的に接触することでその個体のコアの位置を見抜く「接触魔眼」らしき固有魔法を有するが、本人の力量不足や危険さから、ラルから使用禁止と口外無用を厳命された。
元ネタは鴛淵孝の妹『鴛淵光子


◆グンドュラ・ラル
CV:佐藤利奈

18歳。
カールスラント空軍所属。少佐。ブレイブウィッチーズ司令官。
ハルトマンバルクホルンに次ぐカールスラント第三位のグレートエース。多数のエースを排出した第52戦闘航空団(以下JG52)にて中隊長を務めていた。
豪放磊落な人物で「判断は部下に任せ、責任は自分が取る」というスタンスで隊をまとめる女傑。
「サトゥルヌス祭」等のイベント開催にも意欲を見せる茶目っ気や、「LNAF-OA」のミニドラマではエイラをしれっと引き抜こうとする抜け目のなさも持ち、
基本的に冷静沈着で表情もあまり変えないために堅物かと思いきや、なんだかんだで親しみやすい隊長である。
過去の激戦で被弾した際に深刻な重傷を負っており、回復した現在も後遺症を抑えるため魔法繊維のコルセットを着用している。
元ネタは旧ドイツ空軍のエースにして空軍総監『ギュンター・ラル


◆アレクサンドラ・イワーノヴナ・ポクルイーシキン
CV:原由実

16歳。
502JFW飛行隊長。大尉。
オラーシャ陸軍のトップエースの一人。愛称はサーシャ。司令のラルから戦闘における全般を一任された美女。固有魔法に「映像記憶能力」を持つ。
父が整備技師だった関係で機械関係に強く、また空戦技術の未熟だったオラーシャ陸軍にあって独自に戦術の分析を進め、
執筆した教本が正式に採用されるなど多方面に才能を持つ。
502でも固有魔法でストライカーの故障箇所を即座に把握し、自身の技術で簡易修理を行うなど、戦闘指揮以外でも部隊に貢献している。
生真面目な性格で、出撃の度に誰かのストライカーが破損する現状と無闇に鷹揚な上官に頭を痛めており、
ストライカーなどをよく壊す「ブレイクウィッチーズ」の面々には「正座!」と怒声を挙げているが、平時は仲間思いで優しい戦闘隊長である。
中でも自暴自棄な振る舞いをたまにするニパには気を配っており、よく修理している彼女のストライカーには「幸運を」という無事を祈る言葉をこっそり書き込んでいる。
元ネタは旧ソ連陸軍のエースにして航空元帥『アレクサンドル・ポクルィシュキン



15歳。
スオムス空軍所属。曹長。愛称は「ニパ」。501のエイラと同じ飛行24戦隊の所属。
「ついてないカタヤイネン」の通称で呼ばれる。ブレイクウィッチーズの一角。項目参照のこと。


◆管野直枝
CV:村川梨衣

15歳。
扶桑皇国海軍所属。少尉。
遣欧艦隊の若きエース。訓練生時代から乱暴な機動で多数のユニットを破壊し、「デストロイヤー」の異名で呼ばれていた。固有魔法に「圧縮式超硬度魔法陣」を持つ。
「弾が切れたら刀で、刀が折れたら拳で」を体現する苛烈な戦法で撃墜数とユニット損耗率の双方を稼ぐピュア・ファイター。ブレイクウィッチーズの一角。
部隊一の小柄な体格に見合わぬ闘争心の塊のような性格で、一人称は「オレ」。協調性に欠けた一匹狼だが、姉の面影が重なるサーシャには頭が上がらない。
ニパとはよく一緒に正座させられる仲。また、同郷のウィッチである雁淵孝美とは仲が良いらしく、自分たちの関係を「マブ」と言っていた。
ひかりに対しては特にあたりがキツイが、彼女の特訓を見守ったり発破をかけたり、危険と聞いて真っ先にストライカーを履くなど、内心では彼女のことを気にかけている様子。
幼い頃は物静かな文学少女だったらしい。
元ネタは大日本帝国海軍のエース「ブルドッグ」「イエローファイター」「菅野デストロイヤー」こと『菅野直


◆ヴァルトルート・クルピンスキー
CV:石川駕代

18歳。
カールスラント空軍JG52所属。中尉。
愛称は「伯爵」(実際に爵位を持つ訳ではない)。
カールスラントでもトップクラスのエースだが、防御より攻撃を最優先する苛烈な戦法から原隊でも「ユニット壊し」として有名だった。ブレイクウィッチーズの一角。
酒と女と軍紀違反をこよなく愛する自由人で、JG52時代の新人だったハルトマンの性格に大きな影響を与えた。
一方で隊員の個性の強さから時にギスギスしがちな502では緩衝役を務める一面もあり、また何かと上官受けの悪い菅野、ニパ両名の保護者のような役割を担っている。
元ネタは旧ドイツ空軍のエース「プンスキー伯爵」こと『ヴァルター・クルピンスキー
恐らく日本では「ルーデル・スキャンダルで国防大臣を退任に追い込んだパイロット二人の片割れ」として有名。ルーデルの大ファン。
ちなみに視聴者から「ハマってる」という声が続々と挙がるほど、この偽伯爵もといクルピンスキーを見事に演じた石川氏だが、実は声優陣からも「ピッタリ」と絶賛されていたそうで、
オーディションでクルピンスキー役も受けていた佐藤利奈氏は、石川氏の演技を耳にするなり「ああ、クルピンだね!」と即座に納得してしまったとか。


◆エディータ・ロスマン
CV:五十嵐裕美

19歳。
カールスラントJG52から配属されたベテランウィッチ。曹長。一撃離脱戦法の先駆者と言われ、502では教官役も務めている。
愛称は「先生」で、アニメで実際に教えを受けるひかりはもちろん、502の面々からもそう呼ばれ、一目置かれている。
幼少時に大病を患い身体の発育が遅れており、一見すると子供のような容姿だが、大らかでしっかり者の部隊のお姉さん役。
自分の育てた部下が自分の階級を追い抜くのが楽しみという人格者。
JG52ではハルトマンの長機と教育役も務めており、彼女にとって珍しい「頭が上がらない」人物。
また原隊からの付き合いである自由人クルピンスキーにはしょっちゅう噛みついているが、裏では深い信頼で結ばれている。演じた五十嵐氏曰く「元カノみたいな距離感」。
元ネタは旧ドイツ空軍のエース『エドムント・ロスマン


◆下原定子
CV:水谷麻鈴

17歳。
扶桑皇国海軍所属。少尉。
固有魔法に魔眼の一種(遠距離視+夜間視)を持つ。遣欧艦隊・リバウ航空隊の一員で、501JFWの坂本美緒に師事していた。
温厚で落ち着きのある性格で、似た性格のジョゼとは仲良し。また苦労人のサーシャからは相談を持ちかけられることもしばしば。
料理が得意で、気難しい菅野を「餌付け」してしまったことは隊内の冗談の種となっている。
扶桑文化をこよなく愛しており、部隊に「正座」の風習を持ち込んだ結果懲罰として定着してしまったという一幕も。
父親はフィールドワークも行う学者であり、そんな父の影響でサバイバル技術が高く、知識も豊富という一面を持つ。
実は可愛いものに目がない抱きつき魔という一面がある。逃げてナオちゃん逃げて。
扶桑の淫獣第三号。
元ネタは大日本帝国海軍のエース『上原定夫


◆ジョーゼット・ルマール
CV:照井春佳

17歳。
自由ガリア空軍所属。少尉。
愛称は「ジョゼ」。固有魔法に治癒魔法(応急処置レベル)を持つが、使いすぎると発熱する欠点がある。
ガリア陥落後の混乱期にはペリーヌとは異なる「南方正統ガリア政府」に所属していた。
小説『ケイズ・リポート3』ではその時期「ダガール軍港に滞在していた唯一のウィッチ」としてネウロイの襲来に立ち向かい、軍からの後方・火砲支援を受けながら応戦。
ストライカーユニット3機を一人で使い潰し、重火器の他偶然あったM1911まで使いながら援軍が来るまで耐え凌ぎ、終了後自由ガリアに参加した。
頼りなさげな風貌とは裏腹に豊富な戦歴を持ち、粘り強い防衛戦術を得手とする。貴重な治癒魔法を持つこともあってサーシャから直々に502へと招聘された。
大人しく家庭的な常識人で、個性的な面々の集う502では苦労が絶えない。
年齢、性格が近い下原とは仲良し。また実家が宿屋を営んでおり、掃除等の家事を進んでやっている(掃除中は性格が変わる)。
なにげに食いしん坊キャラで、アニメでは調理中の定子の横に立ってつまみ食いを繰り返し、苦笑されていた。特に魔法を使うとお腹が空くらしい。
元ネタはフランス空軍のエース『ジョルジュ・ルマール


◆アウロラ・E・ユーティライネン
CV:???

スオムス陸軍から配属された陸戦ウィッチ。中尉。
補給状況の切迫した502において、破損・投棄されたユニットとついでに墜落したニパを回収する「ストライカー回収班」を率い、戦場を闊歩する歴戦の女傑。
戦場で弾が切れたとき、腰に差し込んでいたのは手榴弾でも火炎瓶でもなく、酒。そんな人。
501に所属するエイラの実の姉。エイラを溺愛している他、彼女の親友であるニパも可愛がっているという。
元ネタはエイノの実兄であり、白い死神シモ・ヘイヘを従え「コラー河の奇跡」を起こしたフィンランド軍の狙撃手部隊指揮官「モロッコの恐怖」こと『アールネ・エドヴァルド・ユーティライネン


◆雁淵孝美
CV:末柄里枝

扶桑皇国海軍所属。大尉。アニメ版の主人公、雁淵ひかりの自慢の姉であり、姉妹仲はかなり良い。
第508統合戦闘航空団マイティウィッチーズに所属していた。
非常に隊員思いな性格で、部隊の不和は見逃さずにすぐに解決しようと手を差しのべるような責任感・実行力を兼ね備えた非常に頼りになる人物。
更には戦場での活躍も並大抵ではなく、陸上部隊に所属していたにもかかわらず、508発足時は隊長の新藤美枝少佐から直々に召集されたほど。
(※508JSFは空母翔鶴を起点とする部隊)
ますます激化するネウロイの侵攻に精神面でも戦闘面でも大きく貢献してくれると期待される人物である。
元ネタは大日本帝国海軍のエース『鴛淵孝




アニメ放送開始に歓喜しつつ追記・修正よろしくお願いします

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