ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(劇場版)

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ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(劇場版) - (2018/04/19 (木) 00:56:45) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/01/05(土) 22:23:52
更新日:2024/05/06 Mon 15:01:38
所要時間:約 4 分で読めます




石仮面の謎が明かされるとき、二人の物語は伝説となる-



ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッドとは、2007年2月17日に公開された劇場アニメーション映画。
名前のとおり、国民的漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のストーリーの原点である第一部「ファントムブラッド」を映画化したものである。
制作はかつてジョジョの初めてのアニメ作品である第三部「スターダストクルセイダース」のOVAを手がけたスタッフが再結集して手がけた。

ジョジョの初めての劇場版作品、それもシリーズの原点である第一部のアニメ化とあってファンの期待は高く、
原作者の荒木飛呂彦も「連載から20年も経って映画化されるというのは本当にうれしいことです。自分の娘を嫁にやるような気持ちで作品の幸せを願っています」、
というコメントを残している。



































ところが。

この作品のジョジョファンからの評価はすごぶる悪い。
理由としては以下のとおりである。
  • わずか90分という短い尺でジョジョ第一部の全てを網羅できるはずがなく、ストーリーが大幅に簡略化されてしまっている
  • そのために多くの主要人物の出番がカットされたり、存在そのものが無かったことにされている(特にスピードワゴンのカットは多くのファンを激怒させた)。
    またそのため二部以降のストーリーと矛盾する部分が多い
  • 尺が無いにも関わらず意図のわからないオリジナルシーン(ディオがジョナサンの枕に針を仕込む、ペンダントのエピソード等)が多数挿入されている
  • 意味のわからない設定改変(ディオが能力で城を生やす、カナリア諸島が太平洋と表記される等)
  • そこにしびれる あこがれるゥ!をはじめとした名セリフがほとんどカットされる(しかもシーン自体があるのにセリフだけ変更されたり無言になっていたりする)
    etc...

以上の理由からジョジョファンからはほぼ黒歴史のような扱いを受けてしまっている。

また劇場版公開から5年後、同じく第一部がテレビアニメ化され、こちらは逆にファンからの評価も高いため余計今作の評価は低くなってしまった。

しかしながら、
  • 豪華声優陣による熱演
  • 壮大なBGM
  • 美麗なる作画
  • 後述するが本作の雰囲気と非常にマッチした主題歌
など評価される部分も多数ある。

なお、今作は制作したスタジオが以前制作した3部OVAの表現問題が原因で、OVAが絶盤となり、さらに原作も回収となる騒動が起きたため、
この事態を重く見た集英社側がこのスタジオに対しジョジョシリーズ関連のDVDなどのソフト化を一切を認めない措置を取ったために現在でもDVD化されておらず、
この措置はテレビアニメ開始となった2015年現在も解除されていないため現在では視聴することはほぼ不可能となっている。
また、映画の公式サイト及びURLはドメイン料を払ってまで維持する必要がないと判断されたのか、第三者の手にドメインが渡りジョジョの名前をもじったアダルトサイトに変わってしまっている。

主題歌「VOODOO KINGDOM」
歌:SOUL'd OUT
作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnnosuke 編曲:Shinnnosuke

主要キャラのディオ・ブランドーの視点から描かれた曲で、否定的な意見が多い今作にあって非常に評価が高い主題歌である。
全編英語に聞こえるが実はところどころ日本語の歌詞も混じっている。













追記・修正は人間をやめてからお願いします。

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