VenusBloodシリーズ

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VenusBloodシリーズ - (2015/08/24 (月) 13:26:41) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/13(木) 01:15:06
更新日:2023/05/25 Thu 00:38:11
所要時間:約 6 分で読めます




dualtail(旧:dualmage)から発売されているエロゲのシリーズであり、同社の看板シリーズ。現在までに六作が発売されている。
シリーズではあるが個々の作品は独立しており、関係性も薄いため、どれからやっても問題無い。

dualtail、と言われても聞き覚えが無いだろうが、アニヲタ的にはあの機械仕掛けのイヴを世に送り出したninetailの姉妹ブランドだと言えば解りやすいだろうか?


□シリーズ通しての特徴

dualtailはnaintail系列の中でも、凌辱調教に力を入れており、本シリーズにおいてもこの要素におもしが置かれている。
また、いわゆる「遊べる」ゲームでありながら、シリーズ通してシステムが結構変わるのも特徴。
シリーズ初期(無印、CHIMERA)は単なる調教ゲーだったが、DESIREからはSLG主体になっている。
シリーズを重ねる毎にシステムが洗練されて行っており、初期はそれこそ「兵数増やして殴ってゲージ溜まったら必殺技ぶっぱ」でクリア出来ていたが、最近の作品では師団の組み立て次第でどんなユニットでもユニークキャラを倒す事も出来る。
ただその分、新作から遡ってプレイすると少しつまらなく感じるため、プレイするならば無印か、SLGの要素が入ってきたDESIREから始めるのがオススメ。

そして最大の特徴が触手である。ぶっちゃけ全作品通して「触手使って姫様だったり聖女さまだったり女神さまだったりを堕とす」事が目的。
それ故か触手が結構な存在感を持ち、公式で触手=影の主役とまで言われている。
世界観は一貫してファンタジー。


□各作品紹介
○VenusBlood
記念すべき第一作。この頃はSLG要素も無く、完全な調教ゲーだった。
このころからハイスコアのシステムは存在し、それは最新作まで受け継がれる事になる。

  • ストーリー

ある日現れた女悪魔に国家転覆を唆されてそのために姫騎士だったり聖女だったりを堕とす話。触手で。

○VenusBlood -CHIMERA-
第二作目。このころもどちらかというと調教寄り。前作との違いはタイトルにもあるようにキメラ。
キメラを生み出す事によって、キメラの種類に合わせた調教シーンを見る事が出来る。

  • ストーリー

主人公はユピテル皇国にいけにえを求める悪魔「タラニス」。
タラニスは強大な悪魔であり、人間が束になっても敵わない。
そこでいけにえに選ばれた三人は王家の宝具でタラニスを殺っちゃおうと画策するが、当然のようにバレバレ。
怒ったタラニスがいけにえの姫将軍とか戦姫とか聖女を犯っちゃう話。無論触手で。

○VenusBlood -DESIRE-
三作目。この頃から方向性が見え始め、SLGにおもしが置かれるようになった。
本作の特徴はなんといっても「悪堕ち」。今回の調教対象は女神だが、女神は善悪二面を持つ存在であり、エロい事をして女神を悪堕ちさせると女神の外見が変わったりユニット能力が変わったりする。
また、ロウルート、カオスルートの区分が採用され、同じヒロインでも正義のルートと悪のルートが用意されている。

これらのシステムは後の作品に採用されたものも多く、実質このシリーズの基礎を作り上げた作品。

  • ストーリー

主人公ダンテスはかつて所属していた教団に一族郎党皆殺しにされ、自身も逃げるはめになる。
いろいろあってカオス側の女神「エリード」に出会ったダンテスは女神の力を使えるようになる仮面を貰う。
この仮面は女神を堕とせば堕とすほど力を増すため、復讐のために、女神を調教して悪堕ちさせるのだった。やっぱり触手で。

○VenusBlood -EMPIRE-
四作目。地域制圧型SLG。前作では主役となる女神が、普通の人間には干渉出来ないため、加護などを使うだけだったが、今作では女神や魔人がユニットとして使えるようになった。
ロウルート、カオスルートの区分も健在。

  • ストーリー

野心に燃える魔族の若き遊撃団長フリードは女王に、結界で隔てられた向こうにある「善の五国」の制圧と、魔族の国と善の五国を隔てる結界の破壊を命じる。
野心に燃えまくりなので取りあえず結界はガン無視で国取りを始めたフリードは、やがて魔族とコトを構える下準備として善の五国の女神を自らの配下に加えるため悪堕ちさせようとする。

○VenusBlood -ABYSS-
五作目。前作の国取りとは打って変わってこちらは、魔族を滅ぼそうと攻めて来る人間を、ダンジョンの仕掛けと作り出されたユニットを駆使して撃退するシステムとなっている。「ゆうしゃのくせになまいきだ」などが若干近いかもしれない。

今作のポイントはなんといっても産卵。
聖女だったり勇者だったりを捕まえて、ユニットとして戦場に出す他にも、産卵させる事によって新たなユニットを生み出す事が出来る。

  • ストーリー

人間に滅ぼされる寸前の魔族国家ロードリアに使える事になった主人公キルト。
ロードリアは「無の月の病」と呼ばれるものにより、新生児が生まれず緩やかな滅び迎えつつあった。
子供が生まれなければ兵士も出来ず国は退廃する。キルトはこの危機を乗り越えるため、錬金術の禁呪を使用した擬似生命を作り出し、それに兵士の変わりをさせることを思いつくのだった。

○VenusBlood -FRONTIER-
六作目。前作のようなダンジョン型ではなく、どちらかと言えば前々作-EMPIRE-に近い地域制圧型SLG。
前作では無くなっていた女神悪堕ちが復活している他、女神のロウルート、カオスルートに加え魔族ルートが存在している。
前作における産卵の変わりにメダリオンによって兵を雇う事が出来る。
メダリオンを追加で付ける事で、戦闘を有利に進めるためのスキルを追加出来、このシステムにより初期に出てくるような兵であっても思わぬ強キャラになる可能性がある。

  • ストーリー
かつて一つの大戦があった。
神と魔に人が反旗を翻した事に端を発した極夜大戦と呼ばれるその大戦は長く続いたが「人類の壊滅」という形で収束する。
極夜大戦により数を減らした人類は主神オーディンの作り出した浮遊樹大陸「ユグドラシル」でオーディンとその徒、四人の四季の女神の庇護の元、静かに暮らしていた。

だが、その平和も遂に破られる。
魔族の王スルトがユグドラシルの秘宝「ユグドラシルの心臓」の奪還を次の魔王の条件としたのだ。
魔王の座を求め、ユグドラシルへと攻め込む五人の魔王候補者達。その中の一人、魔王候補者でありながら父親の反逆により父は処刑、母は幽閉、自身は魔王候補の証の一つである「魔装」を奪われる憂き目にあったロキ・ムスペルヘイムもまた魔王となり、母を助け出すため春の女神ティルカの治めるエッダへと進攻を始めるのであった。


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