ARMORED CORE VERDICT DAY

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ARMORED CORE VERDICT DAY - (2021/04/21 (水) 14:03:42) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/12/21 Sun 10:16:06
更新日:2024/04/09 Tue 15:28:27
所要時間:約 6 分で読めます




最期』を告げる、評決の日

2013年9月26日にPlayStation3 / Xbox360にて発売されたアーマード・コアシリーズ最新作。略称は「ACVD」、ジャンルはメカカスタマイズアクション&リアルタイムストラテジー。
前作「アーマード・コアⅤ」から数世代後(あるいは数百年後)、シリウス・エグゼクティブスヴェニデEGF(エバー・グリーン・ファミリー)という三大勢力の争いにより地球全土が戦場と化した世界が舞台。

時間が大きく進んだためACVのキャラクターは登場しないが、血縁者や近親者、壊滅した筈の組織の存在、さらにナンバリングを超えた「とある世界」との繋がりを匂わす要素が存在している。


基本的なゲームシステムは変わらないため、以下は前作との変更点を列挙する。

  • ストーリーミッション
今作ではメインミッションを10個にサブミッションが50個の計60個。
演出面での強化や敵機の思考ルーチン、敵機バリエーションが改善されており、特にミッション07-4は新たに現れた「ヘンなの」が猛威を振るい、今作を代表する関門ミッションと言われている。
それ以外にも絶妙な連携を魅せる手ごわいACコンビも多数登場するため、前作と比較すると全体的な難易度は高め。


全てのミッションでCo-opが可能。

  • ハードコアモード
パラメーターに様々な縛りを付けた上でミッションに挑む、シリーズ初のやり込みモード。
最初にA~Jの10タイプから1つを選択し、それぞれのテーマに応じて与・被ダメージ、報酬、修理費等にバイアスがかかった状態で、1からストーリーミッションをプレイするというもの。
いずれのタイプにも「残機数」が設定されており、これが0になると問答無用でゲームオーバーとなる。
また、一度クリアしたミッションは二度と選択出来ないため、報酬やプレイヤーランク稼ぎは不可能。
被ダメージが大幅に増えるもの、跳弾ダメージが激減するもの、残機数が極端に少ないもの等条件は様々で、闇雲にプレイしているとクリアは難しい。
ハードコアモード専用のセーブデータが作られるため、通常のプレイ状況には一切影響は無い。


  • ワールドモード
前作の領地戦にあたる。
プレイヤーは三大勢力のいずれかに所属し、七つに区切られたエリアに存在する旧世界の遺産『タワー』の争奪戦へと身を投じることになる。
なお、マッチング関係が相当見直されたらしく、全体的な待ち時間はかなり短くなり、自身のチームランクも加味されるため比較的似通った実力の者同士が戦えるようになっている。マッチングしない場合、同勢力との模擬戦やNPC戦へと移行する。

また、勢力戦1シーズンが終了するたびに1時間のインターバルが挟まれるが、その間8種類の特殊兵器(勢力戦中はごく稀にしか遭遇しない)と自由に戦闘することが出来る。
特殊兵器に勝利することが条件となるトロフィー・実績も存在するため、コンプしたい人にとってはうれしい仕様である(勢力戦が終了する時間は不規則なので、常に状況を確認しておく必要があるが・・・)。


  • 武器腕
従来のシリーズで親しまれ、しかし前作ではリストラされてしまっていた武器腕が復活。
今までの武器腕は肘から先、もしくは肩から先が武器そのものであったが、今作は腕部が丸ごと変形して巨大な武器になる。そのため武器を持つための腕が存在し、これにより強力な構え武器をパージすることなく、また別の強力な武装へと切り替えることが可能となっている。
どのパーツもクセが強く扱いにくさがあるが、構え武器並の威力を構えなしでぶっ放せるため使いこなせば戦術の幅がぐっと広がる。

???「扱いづらいパーツとかって話だが、最新型が負けるわけねえだろ!」


ただしその代償として肩部武装、ハンガー武装搭載不可、オーバード・ウェポンも載せられなくなってしまう。さらに装甲を付ける余地がなかったのか防御性能は紙。

変形はどれも凝っており、素敵性能はかなり高め。
パーツを買ってはガレージに引きこもってガションガション変形させて愛でるミグラントも多かったのでないだろうか。


  • UNAC(UNmanned Armored Core)
今作の目玉。
劇中に登場する無人ACであり、機体構成や搭載する武装はもちろん、機体の挙動そのものを自分好みにカスタマイズ出来る。つまり『オリジナルの味方AC』を構成出来る。
基本コンセプトは『フォーミュラーフロント』に登場するu-ACと同じであるが、より精緻な機体制御や行動ルーチンを設定可能。しかしフロムスタッフが敵ACを作る際のツールをそのまま入れているため、思い通りの動きをさせるのにはかなり苦労する。だがその分、上手く作れば 単騎でラスボスすら屠る
テストモードで自分の構築したUNACとの対戦も出来るが、自分で造ったACにボコボコにされることも……。

なお、これはチームプレイを楽しんで欲しいのに肝心のチームの敷居が高くオペレーターなどの新規要素を体験出来ないユーザーのために用意されたもので、ようするに「チームメイトがいないなら作ってしまえばいいじゃない」ということ。

※社内プレゼンにて
(´神`)「なにがなんだか分からない。有り!」

  • カメラマンモード
撃墜後のパイロット(別名おっさん)モードに追加されたスクリーンショット撮影機能。
報道機関「ⅤoW(ボイス・オブ・ウォー)」への投稿という形でワールドモード内に表示される。
それではみなさん、楽しい戦場ライフを!




◇ストーリー

神様は人間を救いたいと思ってた
だから、手を差し伸べた

でもその度に、人間の中から邪魔者が現れた
神様の作ろうとする秩序を壊してしまうもの

そいつは「黒い鳥」って呼ばれたらしいわ
何もかもを黒く焼き尽くす、死を告げる鳥――



かつての破滅から、どれほどの時間が流れたのか、知る者はもはやいない。
世界を覆っていた汚染は沈静化し、人類は再びその版図を世界へと広げていた。
それは人類の復興の端緒であると共に、かつて繰り返された戦いが
再び幕を開けようとしていることをも意味していた。
成長と格差。強者と弱者。繁栄と破滅。生と死。
この愚かな生き物は、今再び蛮行を繰り返そうとするのか。




◇キャラクター
ファットマンと組む傭兵。舞い込んでくるお仕事を黙々とこなしていただけなのに何時の間にかなんかとんでもない存在に目をつけられ狙われることになる。
前作主人公同様立ちふさがるものは全て粉砕していく規格外の実力者。
なお、パッケージ機体=主人公機というACシリーズでは珍しい人物である。

25歳。今作のオペレーター。元傭兵。
「あなたなら出来る」と此方を励ましてくれる。
が、実のところfAのセレン・ヘイズに次いで攻撃的なオペ娘。依頼人を脅迫したり、撃墜された味方を見て「いっそ死んでいたら良かったのに」と言い放ち、特攻思考な味方が撃破された時は「弾よけもいなくなった」と軽く流すなど過激な言動がそここに見られる。
元傭兵だけあって現場のことにはシビア。

速度上げ、低空で突入して切り離し
オペレーティングシステム、起動準備!


62歳。長らく戦場に身を置く歴戦の運び屋。飄々として気さくだが不真面目そうな印象のあるおっさんだが実力は確かであり、ミッション中で対峙する傭兵の中にはかつて組んでいた者も多く、その全員が好意的な評価を下している。
歴代初の男性オペレーター。その指示は明確かつ的確。
あとACシリーズ全体からみても屈指の良識人。

明日は雨らしい。辞めるなら、晴れた日って決めてる




◇登場組織
  • シリウス・エグゼクティブス
秩序による管理された恒久平和」を掲げる連合組織。
創設者は“コーデリア・ストラトフォード”
ACVにおける傭兵斡旋組織「MoH」が母体。
旧世界の遺産「タワー」は厳格な秩序のもとに管理運営すべきであり、それを為せるのは自分たちであるというスタンス。
支配圏は北米・南米。

変わんないわね、アンタも
大人しいフリして・・・ 一度欲しくなったものは絶対に諦めない


  • ヴェニデ
「暴力による支配圏の拡大」を進める世紀末覇者的思考の組織。
創設者は“セサル・ヴェニデ”。
徹底した実力主義社会であり、初代“ヴェニデ”は後継者に自身の側近を指名し、それに反対する実子を粛正したという逸話がある。
支配圏は欧州。

ちなみにセサル・ヴェニデは主人公(ACV)と互角の実力を持つ化物。「赤い鳥

だが、私は強い者が好きだ。そのACのパイロットのような、強者が好きだ
この世界で欲しいものを手に入れられるのは、力を持つ者のみ



  • EGF(エバー・グリーン・ファミリー)
最も汚染のひどかった極東から台頭してきた第三勢力。
創設者は“フランシス・バッティ・カーチス”。
三大勢力では最も少人数であるが、それを補うように技術力を高めている。
流浪の民「サンドリヨン」を母体に発展した組織。
現在は若干胡散臭さがただよう宗教国家を形成している。
創設当初から女性が指導者に収まることが多く、それ故か女性指揮官が多いらしい。

なお、洗脳専用BGMがやたらアレな感じで日々中毒者信者を増やしているともっぱらの噂。
ウィ!ラィ!エッヴァグリ!フォエバーハピネスメイカッドリム!

昔、貴方に似た人と出会ったことがあります、私たちの敵だった男
弱者を顧みないその男と、私たちは戦ったのです


三大勢力の何処にも属さない研究者集団。
既存のACの解析、開発、武器腕やUNACを提供する今作の“企業”ポジション。
基本的には中立の立場をとっている。

三大勢力どこにも属さず、ふらりと戦場に現れては無差別に攻撃を仕掛け去っていく謎のAC。
なお、呼称は戦場における圧倒的な戦闘力から付けられた通称であり、正確な名前は不明。

腕の立つ傭兵を狙い撃ちで抹殺している。





好きなように書き、好きなように追記・修正する
それが、俺らのやりかただったな



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