Tu-160ブラックジャック

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Tu-160ブラックジャック - (2022/06/14 (火) 23:26:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/04/13 Sun 12:59:30
更新日:2024/01/28 Sun 16:00:56
所要時間:約 3 分で読めます




Tu-160はロシア空軍の超音速爆撃機です。

開発はツポレフ設計局

B-1に似てる?気のせいだろ


□歴史

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時は冷戦の真っ只中。
Tu-160計画は複雑な過程を辿ったのでした。
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①フルシチョフ残念
フルシチョフ書記長は「ミサイルマン」とも呼ばれてたくらいのミサイル好きでした。
彼は冷戦の最中から「爆撃機に弾道ミサイル搭載しようよ」と言っていましたが、
新しい爆撃機はなかなか計画されませんでした。1965年、やっと計画されたと思ったら
そのころ彼はすでに辞職していました。

②3つの設計局
1954年に配備されたTu-16のおかげでソ★連の対空防衛は格段に良くなっていましたが、
さらに生存性を高めるために今度の爆撃機は「速くて地対空ミサイル積めるやつ」という計画が打ち出されました。
その計画に対してスホーイ、ツポレフ、ミヤシシチェフという3つの設計局が設計案を出しましたが
ソ★連が欲しかったのは、航続距離が16,000km以上で速度がマッハ3以上の核爆撃機という
とてつもないものだったので、どの設計局もそんなものは設計できませんでした。

③ツポレフ頑張る
提出された3つの設計案の内、一番現実的だったツポレフの設計案に合わせて「しょうがないからマッハ2.3でいいよ」
ということになり、また新しく競争が始まりました。結果、ミヤシシチェフ設計局の案が採用されましたが、

ミヤシシチェフ「やばいwww設計したのはいいけどこれ作れる設備無かったwww
ツポレフ「じゃあ、うちが引き継ぎますね☆」

ツポレフが作ることになりました。
試作機は1981年12月に初飛行しており、もちろんB-1より後である。

西側にこの機体がばれたのは偶然であり、近くの空港にいた旅行者が撮影した写真に試作機が写ってたというもの。
写真を解析した結果、

「やべぇ・・ソ★連アメリカ全土爆撃されるんじゃ・・」

不安で不安で仕方なかったでしょう。


□参加した作戦
もともとは核爆撃機として作られたが、東西緊張緩和によって実際に行動することはなかった。
目立った実戦経験はないが未だ現役であり、西側にとっては十分脅威となりうるだろう。






□兵装
種類
Kh-55SM(AS-15B)(ALCM…長距離巡航ミサイル・
Kh-555(上記の通常弾頭型)
Kh-101(開発中)
Kh-15(AS-16)(ALCM…短距離巡航ミサイル・)

最大搭載量
40,000kg


□データ
行動半径…2,000km(兵器を搭載して超音速時)12,300km(同亜音速時)
最大速度…約マッハ1.7
配備数…14(まだ増える可能性がある)


□おまけ
 ・ブラックジャックというのはNATOがつけた通称で、ロシアでは「ベールイ・レーベチ(白鳥)」と呼ばれる。
 ・発展型がいろいろ計画されたが、ほとんどが実際に作られる事はなかった。
 ・プーチン大統領がこれに乗って軍の視察に行ったことがある。


□アメリカから見たブラックジャック
どうみてもB-1そっくりなのでアメリカは抗議したが
「ちげーし、同じような目的だったから形が似ただけだし」と主張している。
形は確かにそっくりだが、Tu-160のほうが全長が9mくらいでかい。速度だってこっちのほうが速い。
もしアメリカのB-1が当初の計画通り進んでいたらTu-160のような機体になっていたのだろうか。

B-1とは存在感が違うのだよ。


□フィクションでの登場
エルジア空軍の保有する爆撃機として登場。
ミッション15終盤ではISAF軍により解放されつつあるサンサルバシオンを焼き払おうとするのか、Tu-160複数機が飛来する。撃墜目標。

  • エースコンバット アサルト・ホライゾン
ロシア空軍の爆撃機として登場。

04同様エルジア空軍の保有する爆撃機として登場。
複数のミッションで撃墜目標としてTu-95などとともに登場する。
ちなみにミッション17に登場するTu-160(撃墜目標)はエルジア軍保守派所属。



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