はさみ

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はさみ - (2015/01/07 (水) 17:04:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/07/03 (木) 14:25:23
更新日:2023/06/03 Sat 16:03:58
所要時間:約 3 分で読めます




はさみには、
1.物を掴んで持つ道具を「挟み」
2.物を切断する道具「鋏」
の2種類がある。

ここでは主に2の方を説明する。


はさみ

漢字で書くと「鋏」、「剪刀」。
英語だとscissors(シザーズ)。

ジャンケンだとチョキを表す。


鋏には2種類あり、「X」の形状をした「洋鋏」と、「U」の形状をした「和鋏、握り鋏」がある。

尚、「和」鋏とあるが、実は紀元前からエジプトやギリシアで使われていたとされる鋏が和鋏で、
日本で使われるようになったのは6世紀頃と言われる。ただ、現在使っているのは実質日本人だけである。
そのため「和鋏」と呼ばれている。

握り鋏の名の通り、洋ばさみが開いて使うのに対して和ばさみは握って使う。
刃が既に開いているためワンタッチで使える便利さがあり、細かい作業に向いている。

ちなみに既製品と握り鋏の上物の差はかなり大きく、ちょっと使えば素人にも判別できる。
2枚の刃の擦れ合い方がかなり違うのである。


通常の洋鋏は、二本の金属板(ペーパーカットのような物)の中心を支点で固定して内側に刃をつけた構造になっている。
これにより、二本の刃に挟まれた所が「作用点」、刃を繋げた所が「支点」、反対側の持ち手が「力点」なることでてこの原理で物を切断する。
そのため理論上は、箸や定規の様な物でも「鋏」にすることが出来る。
とある医療漫画では眼鏡の弦を鋏にする荒業を見せた。



よく使う工作用の鋏は両方の利き手でも使えるユニバーサルデザインになっているが、「右利き」用と「左利き」用もある。
左利き用は持ち手の部分を左右逆にしたタイプと、完全に左右対称の構造で作られたものの2種類に分かれる。
持ち手だけ左右逆の鋏は主にユニバーサルデザインの鋏を使い慣れた人間が使い、
完全に左右逆の鋏はユニバーサルデザインの鋏だと力を上手く入れられない人間が使う。
刃の重なり方が変わるだけで力加減が変わり、鋏を上手に使える人でも刃が逆になると途端に鋏の使い方が下手くそになる。

また裁ちばさみなどになると左利き用右利き用を間違えたりして逆に使うと事故の原因になりかねない
正しく使おう。


現在は、工作・事務・理容だけでなく、料理、実験、医療用の様々な種類の鋏がある。
だが、実は刃の長さが8cmを超える鋏は法律上は「武器」として扱われ、下手すれば銃刀法違反で捕まる可能性があるので注意。


日常では非常に便利な反面、とにかく失くすことでも有名。
大抵は、鋏を使って片づけない→何処に置いたか忘れる→次に使いたいときに見つからない
のコンボで紛失する。

その度に何度も買い直し、大掃除の時に意外な場所から大量の鋏が見つかる、
何て経験をした人も多いだろう。


二次元では包丁カッターナイフ等と並んで「身近な凶器」として扱われる。
他と比べればマイナー気味で「武器」としては使い辛いが、用途によっては十分に人を殺傷出来る程の威力があったり、
子供でも簡単に手に入れて使える便利性から割と使われる。

また、「挟んで切る」という使い方で憎い恋敵の髪や服等を切り刻む修羅場やホラー展開にも使える。


鋏を使うキャラ
○OVER(ボボボーボ・ボーボボ)
○灰村切(断裁分離のクライムエッジ)
○ビノールト(HUNTER×HUNTER)
○百舌貴泰(魔人探偵脳噛ネウロ)
○蒼星石(ローゼンメイデン)
○ハサミジャガー(仮面ライダーV3)
○ハサミンブラッド(仮面ライダースーパー1)
武智乙哉(悪魔のリドル
纏流子(キルラキル


追記・修正は握り鋏の上物を買った人がお願いします。

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