魔人探偵脳噛ネウロ

登録日:2011/01/23(日) 00:49:06
更新日:2019/04/21 Sun 12:06:45
所要時間:約 9 分で読めます




週刊少年ジャンプで2005年から2009年まで連載していた作品。
作者は松井優征。コミックスは全23巻。ドラマCDと小説も出ている。

2007年にはマッドハウス制作でアニメ化した。


タイトルから推理漫画と思われがちだが、実は「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」(作者談)。
そのため推理要素は薄いが常識外れな思想を持つキャラクターを売りにしており、時折痛烈な風刺ネタも混じる。
後半はストーリーを畳むというメタ的な都合もあってややバトル要素が強かったが、それでも異常者のオンパレードは変わらずに続き、要所要所に人間ドラマを差し挟んで完全なバトル漫画化は回避していた。

お世辞にも綺麗とは言えない絵、癖の強い内容から連載順位は低空飛行だったが無事に完結した。

なお、作者はこの作品を連載するにあたって「商品として成立する責任ある終わらせ方」をすることを目標としており、
打ち切られたときのストーリーを何パターンか考えて連載に臨んだという。


◆あらすじ
食料を求め魔界からやってきた魔人、脳噛ネウロに無理矢理探偵にさせられた桂木弥子が魔界探偵事務所を立ち上げ、
ネウロの力で事件を解決したり世界を牛耳る巨悪と戦ったり。


◆主要登場人物
CVはアニメ/ドラマCD

CV:子安武人
主人公。魔界から来た魔人。
主食は『謎』を解いた時に放出されるエネルギー。
人目を避けるために弥子を探偵にし、自身は助手を演じる。
常人を超越した身体と魔界777ツ能力を操り強引に謎を解くドS。

CV:植田佳奈
もう一人の主人公。私立女子高生。かわいい
好物は毎週増える。というか口に入れば大体好き。
ネウロに探偵に仕立てられ、SMプレイの相手にされる。
人間の深い感情を読み取れないネウロの代わりに活躍する事もある。かわいい。

  • あかねちゃん
魔界探偵事務所の壁に埋まっている死体。ネウロの障気で中途半端に蘇生し、壁からはみだしていた一房の三つ編みヘアのみが活動する。
マネジメント、お茶入れ、学力優秀など高い能力から秘書として雇われている。
魔力を蓄えている、ネウロと色ちがいの髪飾りをもらったことで髪の毛のみ壁から離れて活動可能になり、
弥子と合体すると髪型や髪色が自由自在な"弥かねちゃん"となる。長時間合体していると弥子と人格が入れ替わるらしい。

CV:吉野祐行/谷山紀章
チンピラ。事務所の雑用になり、後に調査機関の連絡役に人事異動する。
義理堅く、几帳面だが学力は無い。吾代曰く、義務教育は六年間。

  • 笹塚衛士
CV:遊佐浩二
警視庁捜査一課所属の刑事。小説の主役。
弥子の父親の事件を担当し、犯人が上司だったことと弥子(ネウロ)の推理力を目の当たりにしたことから、彼女らが事件に介入することを許している。
低いテンションと高い実力でネウロと弥子はもとより、警察内部でも厚く信頼されている。
葉緑素持ち疑惑、存在するだけで室温が2℃下がるなどネタ要素まで完備。
過去に家族を何者かに殺されている。

  • 石垣筍
CV:鳥海浩輔
警視庁捜査一課所属の刑事。笹塚に憧れている。
今時の若者にありがちな軽いノリと低いプライドと組織票の持ち主。
弥子にすら見下されるような人物だが、ある事件をきっかけに成長する。
オタク気質で手先が器用。

  • 等々力志津香
警視庁捜査一課所属の刑事。笹塚、石垣の後輩。
優秀で真面目だが、笹塚曰く「100回に一回損をする性格」。石垣とは凸凹コンビ。

  • 笛吹直大
CV:木内秀信
警視庁刑事部。笹塚のライバルで上司。
潔癖な完璧主義者で、最初は弥子らを現場の不純物扱いして排除しようとする嫌な奴だったが徐々に成長する。
魚肉ソーセージとかわいいものが好き。タバコは吸えない。

  • 筑紫候平
CV:安元洋貴
警視庁刑事部。笹塚、笛吹の後輩で笛吹の理解者。
特技は解説とフォロー。極度のチョコレートアレルギーであり食べてしまうと神々しくも切なそうな撃墜された天使のような顔になる。
尊敬する人は「初めてピロリ菌を食べた人」。
ちなみにアニメでは最終回間際までまったく台詞が無く、むしろ最終回間際になってちゃんと個別の声優が配役されていた事に驚いた視聴者も多いとか

  • 匪口結也
※匪は上に竹冠
CV:佐々木望
警視庁情報犯罪課の刑事。
19歳にしてその腕を買われ、警視庁のコンピュータ犯罪対策の切り札。

CV:大塚明夫/伊藤健太郎
至高にして究極の料理人。彼の存在がネウロを打ち切りから救ったとかなんとか。
ゴシカァン

  • アヤ・エイジア
CV:高山みなみ(歌は加賀美セイラ)/大原さやか
大人気シンガーソングライター。本名は逢沢綾。
「世界でひとりきり」と感じる沢山の人間の脳を歌で揺さぶれる。

CV:朴ロ美/斎賀みつき
世界的犯罪者。人呼んで「怪」物強「盗」。
細胞を変化させ他人に成りすます。
人を「赤い箱」に加工して観察し自分の正体を知ろうとする。


【みどころ】
普通、探偵モノの見所と言えば様々なヒントを散りばめた推理パートだが、
この作品に限っては「魔界777ツ能力」というチート能力をはじめ強引に推理を進めるため、かなりアッサリしている。
中には解決編を「(犯行現場を)全部見ていましたよ」で片付けた事件まであるほど。
ヒントらしいヒントも、作画ミスと思うような細かい所に存在している。
しかも本当の作画ミスも多いのでほとんどアテにできない(特に手が逆だったり指が増えたり)。


この作品の見所はやはり、

犯人の自白である


こちらも通常の探偵モノとは異なり、

まるで同情できない動機を吐き散らす
 ↓
人間じゃない何かに豹変する
 ↓
襲いかかって返り討ちに合う
 ↓
時々さらに酷い姿になる

といった流れになる。
ちなみに事実上のラスボスにあたるシックスの外道さはもはやジャンプに載せてよいレベルではない。




我が項目の不足を
この魔界(せかい)は満たしてはくれなかった

地上(うえ)だ
地上に求めよう。

最も複雑で
最も深遠で
そして最も美味な――


究極の追記・修正を

この項目が面白かったなら……\ポチッと/