Five Nights at Freddy's4

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Five Nights at Freddy's4 - (2016/09/20 (火) 01:04:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/11/24(火) 00:31:11
更新日:2024/02/26 Mon 16:30:48
所要時間:約 10 分で読めます






Five Nights at Freddy’s4はPC・スマートフォン用ゲームの一つ。



概要

海外のScott Cawthon氏が開発した人気シリーズの最終作。
Scott氏も無印から続いてきたFNaFシリーズの一つの物語としては、これが最後だと発言している。


今回のプレイヤーはピザお化け屋敷の時みたいな夜間警備員ではない。
本作ではどことも知れない民家に住む一人の少年として、夜な夜なベッドルームに忍び寄る悪夢のような人形たちから身を守り続けることになる。
舞台が変わったことで前作までとは違う形の「恐怖」を提供しており、更に後述する人形たちのビジュアルや演出もあって歴代最恐のFNaFに仕上がっている。



本作には監視カメラの類が無く、終始真っ暗な部屋の中をライト1本で探ることになる(なおバッテリー切れの心配は無い)
しかし一箇所からだけでは全ての様子を見ることはできず、直接移動して左右外の廊下やクローゼットの中に何かがいないかを確認していく。
この「移動しての確認」という動作は従来の監視カメラを見る行動にあたるもので、移動中は隙が生じるためその間に人形が動く可能性がある。
廊下はライトを照らさない限り真っ暗であることもあり、確認作業はとてつもなく怖い。
というのも、今回は照らした時に人形が至近距離にいると即ゲームオーバーになるためである。
至近距離の場合、ライトではなく扉を数秒閉ざすことで撃退が成立する。
だが扉は全てを閉ざしておく事ができないようで、閉じておけるのも自分が扉の前に移動している間だけ。

廊下に潜む人形の有無を見分ける方法は、奴らの呼吸音や足音。
特に至近距離では呼吸音が聞こえるようになっているので、ライトを照らす前に聞き耳を立てて判断したい。
つまりホラーゲームをやる時に偶にある「脅かしが怖いから音量低くしてやろう」プレイが実質できない仕様になっている音量は最大でやろう
クローゼットの場合は照らしてもすぐに襲われるわけではない、が……(後述)


また、前々作のオルゴール、前作のシステムチェックに相当する要素も健在であり、
定期的に後ろのベッドをチェックしないと大変なことになる。



今回は初っ端からバックボーンらしいものが殆ど無く、時系列もよく分かっていない。
何故主人公が人形に襲われるのか、幕間のミニゲーム(と呼んでいいのかも怪しいもの)で泣いている子供やメッセージは何を意味しているのか…など、初めは謎だけが積もっていく。
しかし、最後の夜を過ごした時、これまでの謎を解き明かす準備が整うだろう。
あの忌まわしき恐怖の事件と共に…


もはや隠す必要も無いので先に言っておくが、タイトルは「Five Nights」でも第6夜以降は普通にある。
第5夜クリアで(一応の)エンディングなのはいつも通り。



Nightmare(ナイトメア)シリーズ

本作のアニマトロニクス達は歴代人形でも超凶悪な面構えをしているのが特徴。
殆どが初登場時の頃からボロボロ、かつ攻撃的な外見になっているのもそうだが、歯は総じて鋭く尖っており、目もより機械的な要素が色濃くなっている。
このビジュアルで暗闇の中から突然襲い掛かってくるのだから、その恐怖たるや筆舌に尽くし難い。

夜ごとに活動の激しさが増すのは従来と一緒だが、今回は一味違う…


  • Nightmare Freddy(ナイトメア フレディ)
早速だがこいつは他の人形と違い、出現条件が特殊。
ベッドの上には時間経過で小さなフレディ(ただし顔は怖い)が出現し、ライトを照らさないで放置すると3体に増えてからほどなく真打ちのナイトメアフレディが襲撃する…という仕組みになっている。
ナイトメアフレディが出現した瞬間に即ゲームオーバーとなるため、小さなフレディを最優先で散らすことが重要。
勿論、夜を重ねるごとに小さなフレディの沸き間隔は短くなっていくが、ある特定の状況下では一切出現しなくなる(後述)。


  • Nightmare Bonnie(ナイトメア ボニー/バニー)
無印ボニーを意識した行動パターンになっており、通常出現する人形の中では積極的に部屋へ近づく。
遠くにいる時はライトを照らせばいいが、至近距離では前述したようにライトを使うとゲームオーバーになってしまうため、扉を利用して追い払うこと。


  • Nightmare Chica(ナイトメア チカ)
もうヒヨコだか何だかわからない異形の怪物と化している。
ナイトメアボニーと比べてやや控え目だが、最終的には同じぐらい積極的に動く。
対処法は同じ。しかしこちらは呼吸音がやや静かなので判別しづらい。
ちなみに、部屋に侵入された場合はチカ本人ではなく手に持っていたカップケーキが襲撃してくる。
このカップケーキも逆にこっちが食われてしまいそうな怪物然とした外見である。


  • Nightmare Foxy(ナイトメア フォクシー)

悪  夢  の  如  き  盗  塁  王

今回も見ていない間に動くという特性は同じで、最初こそボニーやチカと同様に廊下から接近してくるが
部屋に侵入すると即座に正面のクローゼットに忍び込み、襲撃の準備を進めるようになる。
相変わらず盗塁王らしいやり方である。
侵入されたかどうかはクローゼットの扉が一瞬動いたか否かで判別可能。
ただ、一度忍び込まれると完全に撃退する術が無く、間近に迫るフォクシーに対して扉を閉め続け、一番奥に後退させる必要がある。
一番奥ではなぜか可愛らしいフォクシーぬいぐるみに変化するのが目安。

ちなみに、クローゼットの扉に一番近い状態でライトを照らすと脅かしてくる。
しかもこの時に思わず後退してしまうと高確率でそのまま襲われる。
一種のフェイントなのでライトを照らすだけでは襲われない。焦らず扉を閉じて対処しよう。


  • Nightmare Freadbear(ナイトメア フレッドベア)
第5夜に出現する新たなアニマトロニクスで、実質新キャラクター。
これまで名前だけの登場だったFredbearがついにお出ましとなる。
見た目はある程度フレディっぽさを微塵だけ残しつつ、まさに悪夢のようなおぞましいデザインが特徴。

その行動パターンはナイトメアフレディ~フォクシーの全てを模倣、かつ微妙に変化させたものとなっており、あらゆる場所から襲撃される可能性がある。
廊下は足音がする代わりに至近距離でも呼吸音を発さず、クローゼットは笑い声がすると廊下を介さずにいきなり潜み、ベッドに至っては同じく笑い声のあと巨大なフレッドベアの頭部が生える。
基本的に対処法は元の人形と同じだが、撃退したとしてもすぐに違う場所へワープして再度忍び寄ってくる。
笑い声がそれぞれの場所へと移動する予兆になっているため、やはり耳を澄まして聞くのが大事。

また、フレッドベアが登場する時間帯は他の人形が全て排除され、フレッドベア自身も1体しか登場しないという特徴がある。
そのぶん、行動頻度はかなり高く、積極的に攻めてくるので強く警戒したい。
第5夜では最初から最後までコイツしか登場しないこともあり、事実上のラスボスのような存在である。
だが、今までの人形にうまく対処できてきたなら、フレッドベアに対抗することも決して難しくはないだろう…




恒例の第6夜は今までより変則的な構成になっており、AM4:00までは通常の人形たちが、それ以降はナイトメアフレッドベアだけが登場するという一種の初見殺しになっている。
当然、行動間隔や襲われるまでの猶予も短縮されているので更に厳しい戦いが予想される。





ミニゲーム

歴代でも特異な難しさを誇る本作だが、実はシリーズ初の救済要素のミニゲームが存在する。

第2夜以降に必ず挑むその内容は、小さなウサギの人形「Prushtrap(プラッシュトラップ)」を制限時間内に×印の床の上に誘導して止める、というもの。
プラッシュトラップはライトを消している間に忍び寄る習性を持ち、×印よりも間近に迫ると襲撃されてしまう。
ただし襲われてもゲームオーバーにはならず、通常通り夜が始まる。

で、これをクリアするとAM2:00からゲームスタートになる。
人形に対処する時間が2時間分も減らせる(現実時間で4分相当)のでかなり有利になれる。
だが、プレイ可能なのは通しで本編をプレイしている時だけで、ゲームオーバーになると無駄に終わる。


NIGHTMAREクリア後はこのミニゲームを単体でプレイすることができ、しかもこちらはクリア後に第1~5夜を挑んだ際に同様のスキップ救済が発動するようになっている。


Halloween Edition(ハロウィン エディション)

2015年10月31日のアップデートで登場したモード。
ゲーム起動時に通常とこれのどちらかを選ぶことになる。

Halloweenを適用した場合、一部の装飾やキャラクターがハロウィン仕様になる。
更に特定の人形は全く別のキャラクターに置き換えられる。以下の3体がそれ。


  • Nightmare Mangle(ナイトメア マングル)
ナイトメアフォクシーを置き換えて登場の、より悪夢的なデザインになったマングル。実はナイトメアフォクシーのモデル流用なのは秘密だ
基本的にはフォクシーと同じ対処法が通じるが、こちらはクローゼットに潜むとノイズを発するため、他の人形の足音や呼吸音が聞こえ辛くなるので性質が悪い。


  • Nightmarionne(パペットのような何か)
ナイトメアを置き換えて登場の、ナイトメアシリーズっぽくなったパペット。だが実際はよく似た何かである。
口には歯が見え、相変わらず細長いがどのアニマトロニクスよりも巨大な体躯が特徴。
なんたって廊下に出てきた時点で膝を曲げた姿勢で立っているのだから、どれほど背が高いのかがよく分かる。
出現時には例のオルゴールが鳴り続ける。


  • Nightmare BB(ナイトメア バルーンボーイ)
プラッシュトラップを置き換えて登場の風船小僧。
だが、ナイトメアシリーズの例に漏れず口の中には鋭い歯がのぞかせている。
基本的にはプラッシュトラップとほぼ同じだが、移動時に不気味な笑い声を上げる。



余談

NIGHTMAREのクリア後、鍵が2個かけられた謎の箱が出現する。
どう操作しても開ける事ができず、画面上には「今は忘れておいたほうがいい物事がある(意訳)」というメッセージが表示される。
箱の正体については長らくファンの間で議論されていたが、ある時Scott氏がアップデートについて触れたコメントの中で、以下の発言をしたことによりますます謎が深まってしまった。

以下意訳

「今までのFNaFはプレイヤー達に驚くほどの速さで物語の謎が解かれてしまった。
でも今回は誰の一人も真相に辿り着けた人がいない。
そして、謎の箱の中には真相がある。
けど、僕は今回の光景を見て、ある判断を下した。





物事には忘れられたままにしておいた方がいいこともある、永遠に。





この発言内容から、少なくとも今後公式から核心(に繋がる情報)が明かされることは有り得ないと思われる。




追記・修正はベッドのフレディのぬいぐるみを押しながらお願いします。
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